JPH0548334Y2 - - Google Patents

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JPH0548334Y2
JPH0548334Y2 JP1983126500U JP12650083U JPH0548334Y2 JP H0548334 Y2 JPH0548334 Y2 JP H0548334Y2 JP 1983126500 U JP1983126500 U JP 1983126500U JP 12650083 U JP12650083 U JP 12650083U JP H0548334 Y2 JPH0548334 Y2 JP H0548334Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は直流電磁接触器、特に消弧装置を有し
つつ直流負荷を開閉する直流電磁接触器の改良に
関するものである。
〔従来技術〕
従来より提供されていた直流電磁接触器は、そ
の多くが交流電磁接触器の定格を下げて用いてい
る場合が多かつた。
その様な、従来より用いられていた交流電磁接
触器の構造を、第1図に従つて説明する。
ベース10には、ネジにて端子12が一部をベ
ース10外部に突出させる様に固定され、この端
子12に、上面に固定接点14が固定された全体
形状略コ字状の固定接触子16がネジ止固定され
ている。更にこの固定接触子16には、先端を上
部に突出させたアークランナー18が固定してあ
る。又このベース10には、可動鉄心ピン20に
連結された可動鉄心22が内装されている。この
可動鉄心22は、可動緩衝ゴム24を介してクロ
スバー26に連結固定されている。このクロスバ
ー26は、ベース10に固定されたアークボツク
ス28側に突出しており、その先端には可動接触
子30が装着(配設)してある。又この可動接触
子30の前記固定接点14の対応位置には、可動
接点32が設けてある。なおこの可動接触子30
は、ストツパー34と押しばね支え36との間の
接触子ばね38によつて、固定接触子16側に付
勢されている。なおアークボツクス28には、磁
性材料より成るアーク消弧用グリツド40及び、
非磁性材料より成る転流板42がカシメ等により
固定してある。
次にこの従来の電磁接触器の作動について説明
する。
駆動部(図示せず)に電圧が印加されると、可
動鉄心22が固定鉄心(図示せず)に吸着する様
に移動する。するとこの可動鉄心22に連結され
たクロスバー26及び、このクロスバー26に配
設された可動接触子30も移動し、可動接点32
と固定接点14とが接触して電流を通電すること
になる。次に駆動部に印加されていた電圧を取除
くと、可動鉄心22及びクロスバー26は、引き
外しばね(図示せず)により元の位置に復帰する
様に作動する。このとき可動接点32と固定接点
14との間にアークが発生することになる。とこ
ろがこのアークは、可動接点32から転流板42
に、又固定接点14からアークランナー18にそ
れぞれ転位し、更にアーク電流と接触子電流との
電磁反発力により、グリツド40内に引き込まれ
て冷却、分断され、やがて消弧されることにな
る。
ところがこの様に交流電磁接触器を用いて直流
負荷を開閉する場合、以下の様な欠点があつた。
その第1の欠点としては、アークランナー18と
転流板42との形状を工夫することにより、アー
ク電流と接触子電流とによる電磁反発力を利用し
た自己駆動のため、電流が数A〜100A付近の小
電流域において駆動力が弱く、アーク時間が非常
に長くなる点にあつた。又更に第2の欠点として
は、上記小電流域において回路電圧が高くなる
と、交流の様に電流零点通過がないために遮断条
件が厳しくなり、遮断不能になる傾向を生じ、い
きおい定格を下げて用いざるを得ない点にあつ
た。
〔考案の概要〕
本考案は前述した従来の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的は、永久磁石による磁気吹消
作用と、デイアイオン消弧方式による消弧作用を
組合せることにより、両消弧方式の利点を生か
し、小電流から大電流、更には高電圧の遮断が行
なえる小型で安価な高性能直流電磁接触器を提供
することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、直流負
荷を開閉する直流電磁接触器において、固定接触
子に設けられたアークランナーと、互いに接点を
対向させるようにして前記固定接触子と対設され
た可動接触子と、該可動接触子の接点と背中合わ
せの裏面及び前記アークランナーに対向して設け
られ、非磁性金属で形成された転流板と、該転流
板と前記アークランナーとの間に配置されたグリ
ツドと、該グリツド近傍のアークボツクスに前記
転流板の両端部によつて個々に固定され、互いに
対向した接点対毎に設けた永久磁石と、を具備す
ることを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
本考案は第2図、第3図に示してあり、第1図
と同一部材には同一符号を付して説明を省略す
る。
本考案にあつては、バリヤ部44,46,4
8,50によつて位置が規制された永久磁石52
を、非磁性金属で形成された転流板42の両端部
によつて個々にアークボツクス28にカシメ等の
手段で固定してある。
次に動作について説明する。従来技術において
説明した可動鉄心22の作動により、可動接点3
2と固定接点14間にアークが発生すると、この
発生したアークは永久磁石52の磁束を直角に受
け、フレミングの左手の法則により外側(矢印
A)へ強制駆動される。この強制駆動により移動
したアークは、さらにグリツド40内に引込ま
れ、冷却、分断、消弧される。つまり、小電流域
に対しては、永久磁石52による駆動力によりア
ークが消弧されることになる。又、中電流域にお
いては、永久磁石52による作用と、アークラン
ナー18及び転流板42の効果的形状により発生
する接触子電流と、アーク電流とによる電磁反発
力による駆動力により、アーク時間を短縮してア
ークが消弧されることになる。更に大電流域にお
いては、アークランナー18と転流板42の効果
的形状により発生する接触子電流と、アーク電流
による電磁反発力による強力な駆動力により、速
やかにアークがグリツド内に引込まれ、冷却、分
断され、消弧されることになる。
上記実施例においては、永久磁石52のみ配設
したが、永久磁石52の両極(両端)より接触子
の両側または片側に対し磁極板を付加すれば、永
久磁石52による接点間の有効磁束が増大し、さ
らに遮断性能の向上を計ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、小、中電流域
に対しては、永久磁石52による磁気吹消作用に
より優れた遮断性能を発揮し、中、大電流域に対
しては、グリツド40、アークランナー18、転
流板42によるデイアイオン消弧方式による消弧
作用により、アーク長をあまり引き延ばさなくと
もグリツド40でアークを分断し、アーク電圧を
高め、その結果限界効果を高めることにより、小
型で遮断性能の優れたものが得られ、かつ小電流
から大電流域、高電圧に対して同一に適用できる
ものである。又更に生産台数の多い交流電磁接触
器の部品を多く流用でき、更に電磁石の取り付け
部品点数が少なくてすむので、安価なものが得ら
れるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の交流電磁接触器の断面図、第2
図は本考案の一実施例を示す断面図、第3図はア
ークボツクスの内部を示す構造図である。 各図中同一部材には同一符号を付し、16は固
定接触子、18はアークランナー、30は可動接
触子、40はグリツド、42は転流板、52は永
久磁石である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直流負荷を開閉する直流電磁接触器において、
    固定接触子に設けられたアークランナーと、互い
    に接点を対向させるようにして前記固定接触子と
    対設された可動接触子と、該可動接触子の接点と
    背中合わせの裏面及び前記アークランナーに対向
    して設けられ、非磁性金属で形成された転流板
    と、該転流板と前記アークランナーとの間に配置
    されたグリツドと、該グリツド近傍のアークボツ
    クスに前記転流板の両端部によつて個々に固定さ
    れ、互いに対向した接点対毎に設けた永久磁石
    と、を具備することを特徴とする直流電磁接触
    器。
JP12650083U 1983-08-16 1983-08-16 直流電磁接触器 Granted JPS6033719U (ja)

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JP12650083U JPS6033719U (ja) 1983-08-16 1983-08-16 直流電磁接触器

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JP12650083U JPS6033719U (ja) 1983-08-16 1983-08-16 直流電磁接触器

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Publication Number Publication Date
JPS6033719U JPS6033719U (ja) 1985-03-07
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JP3949179B2 (ja) * 1994-03-31 2007-07-25 三菱電機株式会社 開閉器

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JPS6033719U (ja) 1985-03-07

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