JPH0547684U - 樹脂パイプの接続用金具 - Google Patents

樹脂パイプの接続用金具

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JPH0547684U
JPH0547684U JP10002091U JP10002091U JPH0547684U JP H0547684 U JPH0547684 U JP H0547684U JP 10002091 U JP10002091 U JP 10002091U JP 10002091 U JP10002091 U JP 10002091U JP H0547684 U JPH0547684 U JP H0547684U
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JP
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split ring
resin pipe
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fitted
peripheral surface
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JP10002091U
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Inventor
由紀 恩田
Original Assignee
株式会社オンダ製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続部分における樹脂パイプのシール性に優
れ、樹脂パイプの抜け止め防止に有効な樹脂パイプの接
続用金具を提供することにある。 【構成】 外周部にねじ部4を有し、内周面にテーパ面
5を有する筒状の本体1と、この本体1内に突出形成さ
れ、外周部が樹脂パイプPの内周面に嵌合される内筒部
3と、この内筒部3の外周に形成された環状溝6と、前
記テーパ面5と係合するテーパ状の割りリング8と、こ
の割りリング8の内周面に設けられ、前記内筒部3の環
状溝6と対応するように形成された突条9と、割りリン
グ8の外端部を押圧する係止部12aを有し、前記本体
1のねじ部4に螺合される袋状ナット12とを備えてい
る。また、前記割りリング8内端部の内周面にはさらに
突条10が設けられていてもよい。さらに、前記割りリ
ング8と袋状ナット12の係止部12aとの間に介在さ
れる座金11を備えていてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は架橋ポリエチレンパイプなどの樹脂パイプを接続するための接続用 金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、樹脂パイプを接続するための金具としては種々の構造のものが知られて いる。例えば、金具本体と、その本体に設けられたニップル部と、ニップル部に 嵌挿されるリングと、このリングを包み込んで前記本体のねじ部に螺合される袋 ナットとからなっている。そして、前記ニップル部の外周に樹脂パイプを嵌挿し 、さらにその外周にリングを嵌挿した後、袋ナットを締付けることにより樹脂パ イプが本体に接続される。
【0003】 この接続用金具はニップル部に樹脂パイプを嵌挿し、リングを介して袋ナット を締付け、樹脂パイプをニップル部に密着させてその密着力で両者間のシールを 図る構造である。そのため、リングが介在されたことにより耐圧性は良好となる 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記接続用金具では、リングは耐圧性を保持するために介在されて いるにすぎないため、樹脂パイプには袋ナットによる十分な締付力が加わらない 。このため、樹脂パイプとニップル部との間のシール性が不十分となり、しかも 樹脂パイプの抜け止めが確実でないという問題点があった。
【0005】 この考案は上記従来の問題点に着目してなされたものであって、その目的は接 続部分における樹脂パイプのシール性に優れ、樹脂パイプの抜け止め防止に有効 な樹脂パイプの接続用金具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の考案では筒状をなし、外周部にねじ部を有 し、内周部にテーパ面を有する本体と、この本体内に突出形成され、外周部が樹 脂パイプの内周面に嵌合される内筒部と、この内筒部の外周に形成された環状溝 と、樹脂パイプに外嵌された状態で前記本体内に嵌入され、前記テーパ面と係合 するテーパ状の割りリングと、この割りリングの内周面に設けられ、前記内筒部 の環状溝と対応するように形成された突条と、樹脂パイプに割りリングが外嵌さ れて前記内筒部の外周に嵌合された状態で割りリングの外端部を押圧する係止部 を有し、前記本体のねじ部に螺合される袋状ナットとを備えた樹脂パイプの接続 用金具をその要旨としている。
【0007】 第2の考案では、第1の考案において、前記割りリング内端部の内周面にはさ らに突条が設けられている樹脂パイプの接続用金具をその要旨としている。 第3の考案では、第1の考案において、前記割りリングと袋状ナットの係止部 との間に座金を備えた樹脂パイプの接続用金具をその要旨としている。
【0008】
【作用】
第1の考案では、樹脂パイプに割りリングと袋状ナットがこの順で本体側から 位置するように外嵌した状態で、割りリングを内筒の外周に嵌挿する。そして、 袋状ナットを本体外周部のねじ部に螺合して締付ける。このとき、割りリングは テーパ状に形成されているため、外方から袋状ナットの係止部によって押し込ま れると、本体内周面のテーパ面と係合し内周側へ押圧される。そのため、割りリ ングの突条が樹脂パイプに食い込むとともに、樹脂パイプは内筒部の環状溝内に 入り込む。従って、樹脂パイプと接続用金具との間のシール性が確保されると同 時に、樹脂パイプの抜けが防止される。
【0009】 第2の考案では、割りリング内端部の内周面にはさらに突条が設けられている ので、割りリングが袋状ナットの係止部によって外方から押し込まれたとき、突 条は樹脂パイプに食い込みながら押し込まれる。従って、この突条はそれより内 端側の樹脂パイプを押し込め、かつ内周側へ押圧する。その結果、シール性がよ り向上する。
【0010】 第3の考案では、割りリングと袋状ナットの係止部との間に座金が介在されて いるので、割りリングが袋状ナットの係止部によって外方から押し込まれたとき 、袋状ナットの回転トルクは座金を介して割りリング、樹脂パイプへと伝達され る。従って、樹脂パイプの回転が防止される。
【0011】
【実施例】
以下にこの考案を具体化した一実施例について図1〜4に従って説明する。 図1〜3に示すように、筒状に形成された真鍮製の金具本体1の一端側には、 外筒部2とその内部に突設された内筒部3が設けられている。これら外筒部2と 内筒部3とによって樹脂パイプPが嵌挿される嵌合部7が形成されている。樹脂 パイプPは耐圧性、耐熱性及び伸縮性を有する架橋ポリエチレンパイプであるが 、通常のポリエチレンパイプやポリブテンパイプ等であってもよい。なお、本体 1は青銅等の銅合金であってもよい。外筒部2の外周面はねじ部4となり、内周 面の開口部はテーパ面5となっている。また、内筒部3の外周面は樹脂パイプP の内周面に摺接するようにほぼ同一の直径を有するとともに、外周面の開口側に は環状溝6が凹設されている。
【0012】 図2,4に示すように、前記樹脂パイプPに外嵌される割りリング8の外周面 はテーパ部8aとなるとともに、1箇所に割り部8bが設けられている。そして 、この割りリング8は外方から力が加わったとき縮径可能となっている。この割 りリング8内周面の外端部及び内端部にはそれぞれ環状のシール用突条9,10 が設けられている。外端部のシール用突条9は、割りリング8が樹脂パイプPに 外嵌された状態で内筒部3に嵌挿されたとき環状溝6とほぼ対応する位置となる ように設定されている。
【0013】 また、図2に示すように、座金11は円環状に形成され、割りリング8の外方 位置に配置される。袋状ナット12は座金11の外方位置に配置され、その外端 部には環状係止部12aが設けられ、割りリング8を包み込むようにして外方か ら押圧するようになっている。
【0014】 上記のように構成された接続用金具について作用を説明する。 図2に示すように、割りリング8、座金11、袋状ナット12が金具本体1側 からこの順で位置するように、これらを樹脂パイプPに外嵌する。そして、この 樹脂パイプPを本体1の内筒部3に嵌挿するとともに、割りリング8と座金11 を嵌合部7に嵌入する。次に、袋状ナット12を外筒部2のねじ部4に螺合させ て締付ける。すると、袋状ナット12の環状係止部12aが座金11の外端面を 押圧し、割りリング8を嵌合部7内へ進入させる。このとき、袋状ナット12の 回転トルクは座金11、割りリング8を介して樹脂パイプPに伝達されるので、 樹脂パイプPが回転するおそれはほとんどない。従って、樹脂パイプPの接続作 業時における作業性が良好となる。
【0015】 そして、図1に示すように、割りリング8のテーパ部8aが外筒部2のテーパ 面5に係合すると、割りリング8には割り部8bが設けられているため、自身は 押し縮められながら樹脂パイプPを内周方向へ押しつける。そして、図1の状態 から割りリング8が袋状ナット12によってさらに押込まれると、割りリング8 内端部の内周面に設けられたシール用突条10は、この突条10より嵌合部7の 内奥部にある樹脂パイプPをさらに奥へ、かつ内周側へ押し込む。従って、樹脂 パイプPが内筒部3に密着して両者間のシール性が向上する。
【0016】 同時に、割りリング8内周面の外端部に設けられたシール用突条9も樹脂パイ プPをさらに奥へ、かつ内周側へ押し込む。そのため、このシール用突条9が樹 脂パイプPに食い込むとともに、樹脂パイプPはシール用突条9と対応する位置 にある環状溝6内へ押し込まれる。従って、このシール用突条9によってもシー ル性が向上する。しかも、樹脂パイプPの内外周の対応する位置に割りリング8 のシール用突条9と内筒部3の環状溝6とがあることから、シール用突条9の樹 脂パイプPへの食い込みにより、樹脂パイプPが環状溝6に入り込みやすい。従 って、樹脂パイプPに引き抜き力が働いても樹脂パイプPの内筒部3からの抜け が防止される。
【0017】 このように、この実施例では接続部分における樹脂パイプPと内筒部3とのシ ール性に優れている。しかも、樹脂パイプPの抜け止めや回り止めの防止に有効 である。
【0018】 この考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えばシール用突条9,1 0の高さを変更したり、数を増やしたり、外筒部2のテーパ面5と割りリング8 のテーパ部8aの傾斜角度や長さを変化させたり等、考案の趣旨を逸脱しない範 囲で適宜変更してもよい。
【0019】
【考案の効果】
第1の考案によれば、接続部分における樹脂パイプのシール性に優れ、樹脂パ イプの抜け止め防止に有効であるという優れた効果を奏する。
【0020】 第2の考案によれば、さらに設けられた突条によって、それより内端側の樹脂 パイプが押し込められてシール性がより向上するという優れた効果を奏する。 第3の考案では、袋状ナットの係止部によって割りリングが外方から押し込ま れたとき、この押し込み力は座金を介して割りリング、樹脂パイプへと伝達され るため、樹脂パイプの回転が有効に防止されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す接続用金具の部分破断
正面図である。
【図2】接続用金具を示す分解斜視図である。
【図3】金具本体を示す側面図である。
【図4】割りリングを示す正面図である。
【符号の説明】
1…金具本体、3…内筒部、4…ねじ部、5…テーパ
面、6…環状溝、8…割りリング、9…シール用突条、
10…シール用突条、11…座金、12…袋状ナット、
12a…環状係止部、P…樹脂パイプ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなし、外周部にねじ部(4)を有
    し、内周部にテーパ面(5)を有する本体(1)と、 この本体(1)内に突出形成され、外周部が樹脂パイプ
    (P)の内周面に嵌合される内筒部(3)と、 この内筒部(3)の外周に形成された環状溝(6)と、 樹脂パイプ(P)に外嵌された状態で前記本体(1)内
    に嵌入され、前記テーパ面(5)と係合するテーパ状の
    割りリング(8)と、 この割りリング(8)の内周面に設けられ、前記内筒部
    (3)の環状溝(6)と対応するように形成された突条
    (9)と、 樹脂パイプ(P)に割りリング(8)が外嵌されて前記
    内筒部(3)の外周に嵌合された状態で割りリング
    (8)の外端部を押圧する係止部(12a)を有し、前
    記本体(1)のねじ部(4)に螺合される袋状ナット
    (12)とを備えたことを特徴とする樹脂パイプの接続
    用金具。
  2. 【請求項2】 前記割りリング(8)内端部の内周面に
    はさらに突条(10)が設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の樹脂パイプの接続用金具。
  3. 【請求項3】 前記割りリング(8)と袋状ナット(1
    2)の係止部(12a)との間に座金(11)を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂パイプの接続用
    金具。
JP10002091U 1991-12-04 1991-12-04 樹脂パイプの接続用金具 Pending JPH0547684U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015129580A (ja) * 2013-12-04 2015-07-16 積水化学工業株式会社 ユニオン継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5945391B2 (ja) * 1980-07-25 1984-11-06 帝人株式会社 梳毛調編物

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