JPH0545981Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0545981Y2
JPH0545981Y2 JP13053689U JP13053689U JPH0545981Y2 JP H0545981 Y2 JPH0545981 Y2 JP H0545981Y2 JP 13053689 U JP13053689 U JP 13053689U JP 13053689 U JP13053689 U JP 13053689U JP H0545981 Y2 JPH0545981 Y2 JP H0545981Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
slider
belt
rotating
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13053689U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0370379U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13053689U priority Critical patent/JPH0545981Y2/ja
Publication of JPH0370379U publication Critical patent/JPH0370379U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0545981Y2 publication Critical patent/JPH0545981Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はアンテナを昇降させる装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、例えば電子機器から発生し、空間へ放射
される電磁波の強度を測定する為、測定物から所
定の距離をおいてアンテナを対向させ、アンテナ
を昇降させたり水平位置から垂直位置までの間を
回動させたりするアンテナ昇降機器が知られてい
る(実開昭63−144707号公報参照)。
従来のアンテナ昇降装置を示す第3図におい
て、例えば電子機器等の測定物1に対向するよう
にしてアンテナ2はアンテナアダプタ3を介して
軸を中心にして回動可能なステー4の先端に取り
つけられ、このステー4は支柱5に沿つて移動可
能なスライダ6に支持されている。支柱5の上下
方向の両側には1対のベルト7が張架し、1対の
ベルト7のうち1本はスライダ6の昇降用であ
り、もう1本はステー4の回動用になつている。
そしてスライダ6の昇降、ステー4の回動によつ
てアンテナ2が昇降及び回動する。支柱5はベー
ス8の上に固定され、2本のベルト7に対応する
2つのモータ、回転軸等は駆動部9内に収納され
ている。このモータ、回転軸等には金属等が使用
されているので電磁波測定においてこの金属によ
る影響を極力少なくする為、駆動部9はアンテナ
2から出来るだけ遠くなるように測定物1に対し
て支柱5の左右に設置されている。
アンテナ2を昇降させる場合は1対のベルトを
同期して駆動し、アンテナ2を回動させる場合は
スライダ6昇降用のベルトの駆動を停止し、ステ
ー4回動用のベルトを駆動する。このベルト7の
操作は2つのモータの回転の組み合わせによつて
行われる。
尚、モータ等の駆動部9以外の部材であるアン
テナアダプタ3、ステー4、支柱5、スライダ
6、ベルト7、ベース8等には電磁波の測定に影
響しないように、例えばプラスチツクス等の材料
が使用されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、従来のアンテナ昇降装置ではスライ
ダ6の昇降用ステー4の回動用のベルト7に対応
して2つのモータを使用し、極力電磁波の強度の
測定に影響しないように駆動部9を測定物1から
見て支柱5の左右に配置していた。しかしアンテ
ナ2を支柱5の下方に位置させた場合、金属材料
が使われているモータ等が格納されている駆動部
9の近くにアンテナ2が位置することになり、測
定物1から放射される電磁波が駆動部9に反射
し、反射波をアンテナ2が受信してしまい、正確
な電磁波の強度を測定出来ないおそれがあつた。
本考案ではこのような従来の課題に鑑みてなさ
れたもので、正確な電磁波の強度を測定出来るア
ンテナ昇降装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため本考案では、基台に垂直な支柱と、前
記支柱に上下方向移動可能なスライダと、前記ス
ライダに軸中心に回動可能に支持されて前記支柱
と略直角方向に伸びて電磁波を入力するアンテナ
を支持する支持棒と、前記支柱の上下方向に其々
張架した前記支持棒回動用と前記スライダ昇降用
との一対のベルトと、を備え、モータの回転を前
記ベルトに伝達して前記アンテナを昇降及び回動
させるアンテナ昇降装置において、前記一対のベ
ルトの支持棒回動用のベルトをアンテナ側に支柱
外面に設け、スライダ昇降用のベルトをアンテナ
と反対側の前記支柱外面に設け、前記支柱のアン
テナ側にある支持棒回動用のベルトの駆動軸であ
つて前記支柱のアンテナと反対側に設けたモータ
の回転軸と常時連結する内軸と、前記支柱のアン
テナと反対側にある前記スライダ昇降用のベルト
の駆動軸であつて前記内軸を貫通させた外軸と、
前記外軸へのモータの回転の伝達を断接する、前
記支柱のアンテナと反対側にある動力伝達手段
と、同じくアンテナと反対側にあつて前記外軸に
制動力付与可能な制動手段と、を設けた。
〈作用〉 上記の構成によれば、アンテナを昇降させる場
合、制動手段による制動力を外軸にかけずに動力
伝達手段を接にしてモータを回転させると、モー
タの回転は動力伝達手段を介して内軸と外軸に伝
達され、内軸と外軸が回転して1対のベルトが駆
動されてスライダが昇降し、スライダに取りつけ
られた支持棒を介してアンテナも昇降する。
アンテナを回動させる場合、制動手段によつて
外軸に制動力をかけ、動力伝達手段を断にしてモ
ータを回転させると、外軸は制動手段によつて回
転停止し、モータの回転は内軸にだけ伝達されて
支持棒回動用のベルトのみが駆動され、支持棒が
軸を中心にして回動し、支持棒を介してアンテナ
も回動する。
アンテナを任意の位置に停止させる場合、制動
手段によつて外軸に制動力をかけ、動力伝達手段
を接にすると、制動手段により外軸と内軸とが停
止し、1対のベルトによつてスライダ、支持棒も
停止してアンテナは任意の位置で停止する。
したがつて制動手段と動力伝達手段とを操作す
ることによつて1つのモータでアンテナを昇降及
び回動させ、また内軸の大部分、外軸、モータ、
動力伝達手段、制動手段をアンテナに対して支柱
の反対側に配置させるので電磁波のアンテナへの
入力に影響を極力少なくすることが出来る。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。尚、第3図と同一要素のものについて同一
符号を付して説明は省略する。
本実施例を示す第1図において、一対のベルト
7は基台であるベース8に垂直な支柱5の上下方
向且つ外面に位置し、スライダ6昇降用のベルト
7aは支柱5に対して電磁波を入力して強度を測
定するアンテナ2の反対側にプーリ12a,12
cを介して張架し、ステー4回動用のベルト7b
は支柱5のアンテナ2側にプーリ12b,12d
を介して張架している。尚、プーリ12aと12
b、プーリ12cと12dとは同径である。内軸
11bは支柱5の貫通孔13を通り、先端でプー
リ12bに連結し、反対端でカツプリング16を
介してモータ17の回転軸15に常時接続し、プ
ーリ12bを介してステー4回動用のベルト7b
を駆動する。内軸11bを貫通させた外軸11a
は先端に連結されたプーリ12aを介してスライ
ダ6昇降用のベルト7aを駆動する。動力伝達手
段であるクラツチ14は内軸11bに連結された
クラツチ板14bと、クラツチ板14bに対面し
て外軸11aに連結されたクラツチ板14aとに
よつて構成され、クラツチ14をきつたりつない
だりして外軸11aへのモータ17の回転の伝達
を断接する。ギア18aは外軸11aの外周に接
続され、ギア18bと連結している制動手段であ
るブレーキ19は例えば電磁ブレーキ等が使用さ
れ、外軸11aに制動力をかけて回転を停止させ
る。内軸11bの外周にはギア20aが連結さ
れ、モータ17が回転するとギア20aと噛み合
つているギア20bが回転し、エンコーダ21が
ギア20bの回転を読み取ることによつて内軸1
1bの回転角を測定する。なお、内軸11bはプ
ーリ12bが取りつけてある先端から貫通孔13
までは支柱5のアンテナ側に配置されているが、
内軸11bのその他の部分、そして外軸11a、
クラツチ14、ブレーキ19、エンコーダ21、
カツプリング16、モータ17は支柱5のアンテ
ナ2の反対側に配置され、これらは第1図の点線
で示すように駆動部22としてカバーされてい
る。
第2図Aにおいて、ベルトホルダ23bでステ
ー4回動用のベルト7bを固定している移動板2
4はスライダ6のアンテナ側の側面でスライダ6
に対して上下に移動が出来るように取りつけられ
ている。移動板24に固定されたピン25はステ
ー4を固定している連結板26の切り欠き部26
aに挿入され、移動板24が上下に移動すると、
ステー4は回動するスライダ6昇降用のベルト7
aは第2図Bのようにスライダ6に取りつけられ
たベルトホルダ23aに固定されている。
次に動作を説明する。
アンテナ2を昇降させる場合、ブレーキ19を
かけずにクラツチ14をつないでモータ17を回
転させると、モータ17の回転はカツプリング1
6、内軸11b、クラツチ14を介して外軸11
aとに伝達され、外軸11aと内軸11bとは同
期して回転し、それにしたがつて一対のベルト7
も同期して駆動される。一対のベルト7が駆動さ
れると、スライダ6は昇降し、スライダ6に支持
されたステー4を介してアンテナ2も昇降する。
この時一対のベルト7は同期して駆動されるので
移動板24はスライダ6に対して一定位置を保ち
ながらスライダ6と一体になつて昇降する。
アンテナ2を回動させる場合、ブレーキ19を
かけてクラツチ14をきり、モータ17を回転さ
せると外軸11aの回転はブレーキ19により停
止して保持され、モータ17の回転は内軸11b
だけに伝達される。外軸11aの停止によつてス
ライダ6昇降用のベルト7aも停止し、内軸11
bの回転によつてステー4回動用のベルト7bは
駆動される。スライダ6昇降用のベルト7aが停
止してステー4回動用のベルト7bが駆動される
ので移動板24は上下に移動し、ピン25を挿入
している切り欠き部26aによつて連結板26が
回動し、ステー4、そしてステー4の先端で支持
されているアンテナ2も回動する。尚、アンテナ
2を回動させる時、ギア20bの回転角をエンコ
ーダ21が読み取つて制御することによりアンテ
ナ2を任意の角度で停止させることが出来る。
アンテナ2を任意の高さ及び角度に固定して電
磁波の強度を測定する場合、モータ17の回転を
停止させ、ブレーキ19をかけてクラツチ14を
つなぐと、ブレーキ19により外軸11aと内軸
11bとが固定され、一対のベルト7が停止し、
スライダ6、ステー4が停止し、アンテナ2は任
意の位置で停止する。
かかる構成によれば、モータ17を1つにして
ブレーキ19とクラツチ14とを操作することに
よつて一対のベルト7を駆動してアンテナ2を昇
降及び回動させ、内軸11bのプーリ12bが取
りつけてある先端から貫通孔13まで以外の部分
と、外軸11a,クラツチ14、ブレーキ19、
エンコーダ21、カツプリング16、モータ17
とを支柱5のアンテナ2の反対側に配置させるの
で、駆動部22からの反射波が少なく、電磁波測
定の際の影響を少なくすることが出来る。またモ
ータ17、回転軸15、クラツチ14、ブレー
キ、19、エンコーダ21等を収納している駆動
部22は従来のモータを2個使用する場合よりも
小型化され、且つ軽量化されるので持ち運びが簡
単になり、コストも低減する。また一対のベルト
7を張架するプーリを支柱の外面に設けたので、
ベルト7の取り付けが容易且つ組み立てが簡単で
作業性が良い。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、制動手段
と動力伝達手段とを操作することによつて、1つ
のモータで一対のベルトを駆動制御してアンテナ
を昇降及び回動させ、また内軸の大部分、外軸、
動力伝達手段及び制動手段を支柱のアンテナと反
対側に配置したので、電磁波の反射波の影響を極
力少なくすることが出来、正確な電磁波の測定を
することが出来、アンテナ昇降装置の性能が向上
する。また小型軽量化することが出来、コストを
低減させることも出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による一実施例を示す斜視図、
第2図は第1図の矢視図、第3図は従来の斜視図
である。 2……アンテナ、4……ステー、5……支柱、
6……スライダ、7……ベルト、11a……外
軸、11b……内軸、14……クラツチ、17…
…モータ、19……ブレーキ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基台に垂直な支柱と、 前記支柱に上下方向移動可能なスライダと、 前記スライダに軸中心に回動可能に支持されて
    前記支柱と略直角方向に伸びて電磁波を入力する
    アンテナを支持する支持棒と、 前記支柱の上下方向に其々張架した前記支持棒
    回動用と前記スライダ昇降用との一対のベルト
    と、 を備え、モータの回転を前記ベルトに伝達して
    前記アンテナを昇降及び回動させるアンテナ昇降
    装置において、 前記一対のベルトの支持棒回動用のベルトをア
    ンテナ側に支柱外面に設け、スライダ昇降用のベ
    ルトをアンテナと反対側の前記支柱外面に設け、 前記支柱のアンテナ側にある支持棒回動用のベ
    ルトの駆動軸であつて前記支柱のアンテナと反対
    側に設けたモータの回転軸と常時連結する内軸
    と、 前記支柱のアンテナと反対側にある前記スライ
    ダ昇降用のベルトの駆動軸であつて前記内軸を貫
    通させた外軸と、 前記外軸へのモータの回転の伝達を断接する、
    前記支柱のアンテナと反対側にある動力伝達手段
    と、 同じくアンテナと反対側にあつて前記外軸に制
    動力を付与可能な制動手段と、 を設けたことを特徴とするアンテナ昇降装置。
JP13053689U 1989-11-10 1989-11-10 Expired - Lifetime JPH0545981Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13053689U JPH0545981Y2 (ja) 1989-11-10 1989-11-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13053689U JPH0545981Y2 (ja) 1989-11-10 1989-11-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0370379U JPH0370379U (ja) 1991-07-15
JPH0545981Y2 true JPH0545981Y2 (ja) 1993-11-30

Family

ID=31678107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13053689U Expired - Lifetime JPH0545981Y2 (ja) 1989-11-10 1989-11-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0545981Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4579720B2 (ja) * 2005-03-03 2010-11-10 株式会社デバイス アンテナ昇降装置
JP5217926B2 (ja) * 2008-11-11 2013-06-19 ソニー株式会社 電磁波測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0370379U (ja) 1991-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100612834B1 (ko) 3차원 위치 측정 센서
US4501011A (en) Angulating lateral fluoroscopic suspension
JP2602872B2 (ja) 放射電磁界特性測定装置
KR910000468B1 (ko) 관절형 수평아암을 가진 산업로보트의 제 1 아암구조
JPH0545981Y2 (ja)
US4322198A (en) Coil handling device
US5274213A (en) Electric welding robot and a method for welding by using the robot
US4832425A (en) Rotation system for a rotating, tilting reflector
JP3349689B2 (ja) アンテナ測定器
US4750195A (en) Gantry for CT scanner
CN107589313A (zh) 一种谐振腔轴向电场测量装置以及测量方法
US4236072A (en) Adjusting mechanism
CN109374984B (zh) 一种可调高度的紧凑型高精度极化转台
EP1126266B1 (en) Roller pair for a roller testing stand
US5717138A (en) Arrangement for driving a measuring spindle of a balancing machine
JP2004233249A (ja) 無線機器の電磁波放射パターン測定用2軸ポジショナー
JP3439151B2 (ja) 多自由度機構
JPH036013Y2 (ja)
CN111336373A (zh) 用于无线终端测量的测试转台
JPS6116539Y2 (ja)
JP2877319B2 (ja) アンテナ地上展開試験装置
JPS63181503A (ja) アンテナ駆動装置
CN219632820U (zh) 一种镭射多向定位装置
KR102515500B1 (ko) 안테나 마스트 및 이를 이용한 전자기기의 불요전자파 측정 시스템
JP2877220B2 (ja) シリンダドラムの振れ測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term