JPH0545883A - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JPH0545883A
JPH0545883A JP3353015A JP35301591A JPH0545883A JP H0545883 A JPH0545883 A JP H0545883A JP 3353015 A JP3353015 A JP 3353015A JP 35301591 A JP35301591 A JP 35301591A JP H0545883 A JPH0545883 A JP H0545883A
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JP
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atom
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substituted
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Application number
JP3353015A
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English (en)
Inventor
Yoshihito Kobayashi
嘉仁 小林
Kiyonobu Onishi
廉伸 大西
Hiroichi Niki
博一 仁木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0545883A publication Critical patent/JPH0545883A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、deepUV等の波長の短い放射線
での露光を適用でき、かつドライエッチング耐性に優
れ、更に露光後にアルカリ水溶液による現像での許容性
を大きくでき、良好な断面形状を有する微細なパタ―ン
を形成が可能な感光性組成物を提供しようとするもので
ある。 【構成】(A)アルカリ可溶性重合体と、(B)酸によ
り分解する置換基を有する有機化合物からなる溶解抑止
剤と、(C)光照射により酸を発生する化合物と、
(D)光照射により発生した酸の拡散を抑制する化合物
とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性組成物に関し、
特にdeepUVおよび電離放射線に感光する感光性組
成物に係わる。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路を始めとする各種の微細
加工を必要とする電子部品の分野では、感光性樹脂が広
く用いられている。特に、電子機器の多機能化、高密度
化にに伴う高密度集積化を図るためには、パタ―ンの微
細化が要求されている。パタ―ン形成に使用される露光
装置としては、通常ステッパとよばれいるステップアン
ドリピ―トの縮小投影形マスクアライナ―がある。かか
る装置に用いる光源としては、水銀ランプのg線(波長
436nm)、h線(波長405nm)、i線(波長3
65nm)、エキシマレ―ザとしてのXeF(波長35
1nm)、XeCl(波長308nm)、KrF(波長
248nm)、KrCl(波長222nm)、ArF
(波長193nm)、F2 (波長157nm)等が挙げ
られる。微細なパタ―ンを形成するためには、光源の波
長が短い程よく、エキシマレ―ザなどのdeepUVに
感光する感光性樹脂が望まれている。
【0003】上述したエキシマレ―ザ用の感光性樹脂と
しては、従来よりポリメチルメタクリレ―ト(PMM
A)、ポリグルタ―ルマレイミド(PGMI)等のアク
リル系のポリマ―やフェノ―ルを有するポリマ―とアジ
ド系感光剤からなる感光性組成物が知られている。しか
しながら、前者の感光性樹脂ではエキシマレ―ザに対す
る感度が低く、かつドライエッチング耐性にも劣るとい
う問題があった。また、後者の感光性組成物では感度、
ドライエッチンク耐性に優れているものの、形成された
パタ―ンが逆三角形となり、露光、現像工程の管理が難
しいという問題があった。
【0004】一方、各種の露光方法においても最小寸法
の縮小化に伴って別の問題が生じてきている。例えば、
光による露光では半導体基板上の段差に基づいく反射光
の干渉作用が寸法精度に大きな影響を与える。また、電
子ビーム露光においては電子の後方散乱によって生じる
近接効果により微細なレジストパターンの高さと幅の比
を大きくすることができない問題があった。
【0005】上述した問題点を解決する一方法として、
多層レジストプロセスが開発されている。かかる多層レ
ジストプロセスについては、ソリッドステ―ト・テクノ
ロジ―、[Solid State Technology]74(1981)に概説
が掲載されているが、この他にも前記システムに関する
多くの研究が発表されている。現在、一般的に多く試み
られている方法は、3層構造のレジストシステムであ
り、半導体基板の段差の平坦化及び基板からの反射防止
の役割を有する最下層と、該最下層をエッチングするた
めのマスクとして機能する中間層と、感光層としての最
上層とからなっている。
【0006】しかしながら、前記3層レジストプロセス
は単層レジスト法に比べて微細なパタ―ニングを行なう
ことができる利点を有するものの、反面パタ―ン形成ま
での工程数が増加するという問題があった。即ち、de
epUVなどの放射線に対する感光性と酸素プラズマに
よるリアクティブイオンエッチングに対するる耐性を共
に満足するようなレジストがないため、これらの機能を
別々の層で持たせており、その結果工程数が増加すると
いう問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、de
epUV、電離放射線に対して良好に感光し、かつドラ
イエッチング耐性に優れ、更に露光後のアルカリ水溶液
による現像での許容性を大きくでき、良好な断面形状を
有する微細なパタ―ンを形成が可能な感光性組成物を提
供しようとするものである。
【0008】本発明の別の目的は、deepUV、電離
放射線に対して良好に感光し、更にアルカリ水溶液によ
る現像が可能で、現像後において酸素リアクティブイオ
ンエッチングに対するる耐性(耐酸素RIE性)に優れ
たパターンを形成でき、二層レジストシステムに好適な
感光性組成物を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下、本発明に係わる感
光性組成物(1)〜(4)を詳細に説明する。なお、感
光性組成物(1)、(3)は後述する単層プロセスによ
るパターン形成方法に適用され、感光性組成物(2)、
(4)は後述する二層リソグラフィープロセスによるパ
ターン形成方法に適用される。
【0010】感光性組成物(1) この感光性組成物は、(A)アルカリ可溶性重合体と、
(B)酸により分解する置換基を有する有機化合物から
なる溶解抑止剤と、(C)光照射により酸を発生する化
合物と、(D)下記化11、化12、化13の一般式
(I) 、(II)、(III) にて表される化合物と、を含む組成
からなるものである。
【0011】
【化11】 ただし、式(I) 中のX1 はO原子又はS原子、X2 はN
原子又はCR4 基を示す。R1 〜R3 及び前記CR4
のR4 は、同一であっても異なってもよく、それぞれ非
置換もしくは置換複素環基、非置換もしくは置換芳香族
炭化水素基、非置換もしくは置換脂肪族炭化水素基、非
置換もしくは置換脂環式炭化水素基、その他種々の特性
基、又は水素原子を示す。なお、R2 とR3 で炭化水素
環基又は複素環基を形成してもよい。
【0012】
【化12】 ただし、式(II)中のX3 はO原子又はS原子、X4 はN
原子又はCR7 基を示す。R5 、R6 及び前記CR7
のR7 は、同一であっても異なってもよく、それぞれ非
置換もしくは置換複素環基、非置換もしくは置換芳香族
炭化水素基、非置換もしくは置換脂肪族炭化水素基、非
置換もしくは置換脂環式炭化水素基、その他種々の特性
基、又は水素原子を示す。
【0013】
【化13】 ただし、式(III) 中のX5 はO原子又はS原子、X6
N原子又はCR11基を示す。R8 〜R10及び前記CR11
基のR11は、同一であっても異なってもよく、それぞれ
非置換もしくは置換複素環基、非置換もしくは置換芳香
族炭化水素基、非置換もしくは置換脂肪族炭化水素基、
非置換もしくは置換脂環式炭化水素基、その他種々の特
性基、又は水素原子を示す。なお、R9 とR10で炭化水
素環基又は複素環基を形成してもよい。
【0014】前記(A)成分であるアルカリ可溶性重合
体としては、ヒドロキシ基が導入されたアリール基また
はカルボキシ基を服務重合体が望ましい。具体的には、
フェノ―ルノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹
脂、キシレゾールノボラック樹脂、ビニルフェノール樹
脂、イソプロペニルフェノール樹脂、ビニルフェノール
とアクリル酸、メタクリル酸誘導体、アクリロニトリ
ル、スチレン誘導体などとの共重合体、イソプロペニル
フェノールとアクリル酸、メタクリル酸誘導体、アクリ
ロニトリル、スチレン誘導体などとの共重合体、アクリ
ル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル酸又はメタクリル酸
とアクリロニトリル、スチレン誘導体との共重合体、マ
ロン酸とビニルエーテルとの共重合体等を挙げることが
できる。より具体的には、ポリ(p-ビニルフェノ―
ル)、p-イソプロペニルフェノ―ルとアクリロニトリル
の共重合体(共重合比1:1)、p-イソプロペニルフェ
ノ―ルとスチレンの共重合体(共重合比1:1)、p-ビ
ニルフェノ―ルとメチルメタクリレ―トの共重合体(共
重合比1:1)、p-ビニルフェノ―ルとスチレンの共重
合体(共重合比1:1)等を挙げることができる。
【0015】前記(B)成分である酸により分解する置
換基を有する有機化合物からなる溶解抑止剤としては、
例えば米国特許第4491628号明細書中に記載され
たポリ-t- ブチルビニルベンゾール、ポリ-t- ブトキシ
カルボニルオキシスチレン及びそれに対応するα−メチ
ルスチレン重合体;米国特許第4603101号明細書
中に記載されたポリ-t- ブトキシスチレン、ポリ-t- ブ
トキシ−α−メチルスチレン;t-ブチルエステル基又は
ベンジルエステル基を有するポリアクリレート及びかか
る酸不安定基を主鎖中又は主鎖に対応する側基として有
する重合体;t-ブトキシカルボニル基などのカーボネー
ト側基やトリメチルシリルエーテル側基を有する芳香族
重合体等を挙げることができる。かかる有機化合物を下
記表1〜表12に具体的に例示する。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】
【表5】
【0021】
【表6】
【0022】
【表7】
【0023】
【表8】
【0024】
【表9】
【0025】
【表10】
【0026】
【表11】
【0027】
【表12】 前記(C)成分である光(deepUV、電離放射線)
照射により酸を発生する化合物は、各種の公知化合物及
び混合物を用いることができる。例えば、ジアゾニウム
塩、ホスホニウム塩、スルホニウム塩、ヨードニウム塩
のCF3 SO3 - 、p−CH3 PhSO3 - 、p−NO2
PhSO3 - (ただし、Phはフェニル基)等の塩、有機ハ
ロゲン化合物、オルトキノン−ジアジドスルホニルクロ
リ、又はスルホン酸エステルド等を挙げることができ
る。前記有機ハロゲン化合物は、ハロゲン化水素酸を形
成する化合物であり、かかる化合物は米国特許第351
5552号、米国特許第3536489号、米国特許第
3779778号及び西ドイツ特許公開公報第2243
621号に開示されたものが挙げられる。前記記載の他
の光照射により酸を発生する化合物は、特開昭54−7
4728号、特開昭55−24113号、特開昭55−
77742号、特開昭60−3626号、特開昭60−
138539号、特開昭56−17345号及び特開昭
50−36209号に開示されている。このような化合
物を具体的に例示すると、ジ(p-ターシャリーブチルベ
ンゼン)ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンス
ルホネート、ベンゾイントシレート、オルトニトロベン
ジルパラトルエンスルホネート、トリフェニルスルホニ
ウムトリフルオロメタンスルホネート、トリ(ターシャ
リーブチルフェニル)スルホニウムトリフルオロメタン
スルホネート、ベンゼンジアゾニウムパラトルエンスル
ホネート、4-(ジ-nプロピルアミノ)-ベンソニウムテト
ラフルオロボレート、4-p-トリル−メルカプト-2,5- ジ
エトキシ−ベンゼンジアゾニウムヘキサフルオロホスフ
ェート、テトラフルオロボレート、ジフェニルアミン-4
- ジアゾニウムサルフェート、4-メチル-6- トリクロロ
メチル-2- ピロン、4-(3,4,5- トリメトキシ−スチリ
ル)-6- トリクロロメチル-2- ピロン、4-(4- メトキシ
−スチリル)-6-(3,3,3-トリクロロ−プロペニル)-2-ピ
ロン、2-トリクロロメチル−ベンズイミダゾール、2-ト
リブロモメチル−キノリン、2,4-ジメチル-1- トリブロ
モアセチル−ベンゼン、4-ジブロモアセチル−安息香
酸、1,4-ビス−ジブロモメチル−ベンゼン、トリス−ジ
ブロモメチル-S- トリアジン、2-(6-メトキシ−ナフチ
ル-2- イル)-4,6-ビス−トリクロロメチル-S- トリアジ
ン、2-(ナフチル-1- イル)-4,6-ビス−トリクロロメチ
ル-S- トリアジン、2-(ナフチル-2- イル)-4,6-ビス−
トリクロロメチル-S- トリアジン、2-(4-エトキシエチ
ル−ナフチル-1- イル)-4,6-ビス−トリクロロメチル-S
-トリアジン、2-(ベンゾピラニ-3- イル)-4,6-ビス−
トリクロロメチル-S- トリアジン、2-(4-メトキシ−ア
ントラシ-1- イル)-4,6-ビス−トリクロロメチル-S- ト
リアジン、2-(フェナンチ-9- イル)-4,6-ビス−トリク
ロロメチル-S- トリアジン、o-ナフトキノンジアジド-4
- スルホン酸クロリド等がある。スルホン酸エステルと
しては、ナフトキノンジアジド-4- スルホン酸エステ
ル、ナフトキノンジアジド-5- スルホン酸エステル、p-
トルエンスルホン酸-o- ニトロベンジルエステル、p-ト
ルエンスルホン酸-2,6- ジニトロベンジルエステル等を
挙げることができる。
【0028】前記一般式(I) 、(II)、(III) にR1 〜R
11として導入される複素環基としては、非置換複素環
基、置換複素環を挙げることができる。非置換複素環を
下記(1) に、複素環基を置換する置換基を下記(2) に具
体的に列挙する。
【0029】(1) 非置換複素環 ピロール環基、ピロリン環基、ピロリジン環基、インド
ール環基、イソインドール環基、インドリン環基、イソ
インドリン環基、インドリジン環基、カルバゾール環
基、カルボリン環基、フラン環基、オキソラン環基、ク
ロマン環基、クマラン環基、イソベンゾフラン環基、フ
タラン環基、ジベンゾフラン環基、チオフェン環基、チ
オラン環基、ベンゾチオフェン環基、ジベンゾチオフェ
ン環基、ピラゾール環基、ピラゾリン環基、インダゾー
ル環基、イミダゾール環基、イミダリゾン環基、ベンゾ
イミダゾール環基、ナフトイミダゾール環基、オキサゾ
ール環基、オキソザリン環基、オキソザリジン環基、ベ
ンゾオキサゾール環基、ベンゾオキサゾリジン環基、ナ
フトオキサゾール環基、イソオキサゾール環基、ベンゾ
オキサゾール環基、チアゾール環基、チアゾリン環基、
チアゾリジン環基、ベンゾチアゾリン環基、ナフトチア
ゾール環基、イソチアゾール環基、ベンゾイソチアゾー
ル環基、トリアゾール環基、ベンゾトリアゾール環基、
オキサジアゾール環基、チアジアゾール環基、ベンゾオ
キサジアゾール環基、ベンゾチアジゾール環基、テトラ
ゾール環基、プリン環基、ピリジンン環基、ピペリジン
環基、キノリン環基、イソキノリン環基、アクリジン環
基、フェナントリジン環基、ベンゾキノリン環基、ナフ
トキノリン環基、ナフチリジン環基、フェナントロリン
環基、ピリダジン環基、ピリミジン環基、ピラジン環
基、フタラジン環基、キノキサリン環基、キナゾリン環
基、シンノリン環基、フェナジン環基、ペリミジン環
基、トリアジン環基、テトラジン環基、プテリンジン環
基、オキサジン環基、ベンゾオキサジン環基、フェノキ
サジン環基、チアジン環基、ベンゾチアジン環基、フェ
ノチアジン環基、オキサジアジン環基、チアジアジン環
基、ジオキソラン環基、ベンゾイオキソール環基、ジオ
キサン環基、ベンゾジオキサン環基、ジチオソラン環
基、ベンゾジチオソール環基、ジチアン環基、ベンゾジ
チアン環基、ピラン環基、クロメン環基、キサンテン環
基、オキサン環基、クロマン環基、イソクロマン環基、
キサンテン環基、トリオキサン環基、、チオラン環基、
チアン環基、トリチアン環基、モルホリン環基、キヌク
リジン環基、セレナゾール環基、ベンゾセレナゾール環
基、ナフトセレナゾール環基、テルラゾール環基、ベン
ゾテルラゾール環基。
【0030】(2) 置換基 ジ置換アミノ基(例えばジメチルアミノ基、ジエチルア
ミノ基、ジブチルアミノ基、メチルエチルアミノ基、メ
チルブチルアミノ基、ジアミルアミノ基、ジベンジルア
ミノ基、ジフェネチルアミノ基、ジフェニルアミノ基、
ジトリルアミノ基、ジキシリルアミノ基等)、モノ置換
アミノ基(例えばメチルアミノ基、エチルアミノ基、プ
ロピルアミノ基、イソプロピルアミノ基、tert- ブチル
アミノ基、アニノリン基、アニシジノ基、フェネチジノ
基、トルイジノ基、キシリジノ基、ビリジルアミノ基、
ベンジリデンアミノ基等)、アシルアミノ基(例えばホ
ルミルアミノ基、アセチルアミノ基、ベンゾイルアミノ
基、シンナモイルアミノ基、ピリジンカルボニルアミノ
基、トリフルオロアセチルアミノ基等)、第三アミノ基
(例えばトリメチルアミノ基、エチルジメチルアミノ
基、ジメチルフェニルアミノ基等)、アミノ基、ヒドロ
キシアミノ基、ウレイド基、セミカルバジド基、ジ置換
ヒドラジノ基(例えばジメチルヒドラジノ基、ジフェニ
ルヒドラジノ基、メチルフェニルヒドラジノ基等)、モ
ノ置換ヒドラジノ基(例えばメチルヒラジノ基、フェニ
ルヒドラジノ基、ビリジルヒドラジノ基、ベンジリデン
ヒドラジノ基等)、ヒドラジノ基、アゾ基(例えばフェ
ニルアゾ基、ピリジルアゾ基、チアゾリルアゾ基等)、
アゾキシ基、アミジノ基、アモイル基(例えばカルバモ
イル基、オキサモイル基、スクシンアモイル基等)、シ
アノ基、シアナト基、チオシアナト基、ニトロ基、ニト
ロソ基、オキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、プ
ロポキシ基、ブトキシ基、ヒドロキシエトキシ基、フェ
ノキシ基、ナフトキシ基、ピリジルオキシ基、チアゾリ
ルオキシ基、ネアセトキシ基等)、ヒドロキシ基、チオ
基(例えばメチルチオ基、エチルチオ基、フェニルチオ
基、ピリジルチオ基、チアゾリンチオ基等)、メルカプ
ト基、ハロゲン基(フルオロ基、ブロモ基、ヨード
基)、カルボキシ基、エステル基(例えばメチルエステ
ル基、エチルエステル基、フェニルエステル基、ビリジ
ルエステル基等)、チオカルボキシ基、ジチオカルボキ
シ基、チオエステル基(例えばメトキシカルボニル基、
メチルチオカルボニル基等)、アシル基(例えばホルミ
ル基、アセチル基、プロピオルニル基、アクリロイル
基、ベンゾイル基、シンナモイル基、ピリジンカルボニ
ル基、チアゾールカルボニル基等)、チオアシル基(例
えばチオホルミル基、チオアセチル基、チオベンゾイル
基、チオピリジンカルボニル基等)、スルホン酸基、ス
ルフィニル基(例えばメチルスルフィニル基、エチルス
ルフィニル基、フェニルスルフィニル基等)、スルホニ
ル基(例えばメシル基、エチルスルホニル基、フェニル
スルホニル基、ピリジルスルホニル基、トシル基、タウ
リル基、トリメチルスルホニル基、アミノスルホニル基
等)、炭化水素基(例えばアルキル基、アリール基、ア
ルケニル基、アルキニル基等)、複素環基、ケイ化水素
基(例えばシリル基、ジシラニル基、トリメチルシリル
基等)。
【0031】前記一般式(I) 、(II)、(III) にR1 〜R
11として導入される芳香族炭化水素基としては、下記
(3) に示す非置換芳香族炭化水素基、下記(3) に列挙す
る芳香族炭化水素基を前述した(2) 置換基で置換した置
換芳香族炭化水素基を挙げることができる。
【0032】(3) 非置換芳香族炭化水素基 フェニル基、ナフチル基、アントリル基、フェナントリ
ル基、テトラリニル基、アズレニル基、ビフェニレニル
基、アセトナフチレニル基、アセトナフテニル基、フル
オレニル基、トリフェニレニル基、ピレニル基、クリセ
ニル基、ピセニル基、ペリレニル基、ベンゾピレニル
基、ルビセニル基、オバレニル基、インデニル基、ペン
タレニル基、ヘプタレニル基、インダセニル基、フェナ
レニル基、フルオランテニル基、アセフェナントリレニ
ル基、アセアントリレニル基、ナフタセニル基、プレイ
アデニル基、ペンタフェニル基、ペンタセニル基、テト
ラフェニレニル基、ヘキサフェニル基、ヘキサセニル
基、トリナフエレニル基、ヘプタフェニル基、ヘプタセ
ニル基、ピラントレニル基。
【0033】前記一般式(I) 、(II)、(III) にR1 〜R
11として導入される脂肪族炭化水素基としては、下記
(4) に示す非置換脂肪族炭化水素基、下記(4) に列挙す
る脂肪族炭化水素基を前述した(2) の置換基で置換した
置換脂肪族炭化水素基を挙げることができる。
【0034】(4) 非置換脂肪族炭化水素基 メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert- ブチル
基、ペンチル基、tert-ペンチル基、イソペンチル基、
ネオペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、ヘプチ
ル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ビニル基、ア
リル基、イソプロペニル基、プロペニル基、メタリル
基、クロチル基、エチニル基、プロピニル基、ペンテニ
ニル基、ベンジル基、トリチル基、フェモチル基、スチ
リル基、シンナミル基、ベンズヒドリル基。
【0035】前記一般式(I) 、(II)、(III) にR1 〜R
11として導入される脂環式炭化水素基としては、下記
(5) に示す非置換脂環式炭化水素基、下記(5) に列挙す
る脂環式炭化水素基を前述した(2) の置換基で置換した
置換脂環式炭化水素基を挙げることができる。
【0036】(5) 非置換脂環式炭化水素基 シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオク
チル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基、シ
クロヘプテニル基、シクロオクテニル基、シクロペンタ
ジエニル基、シクロヘキサジエニル基。
【0037】前記一般式(I) 、(II)、(III) にR1 〜R
11として導入される特性基としては、例えばジメチルア
ミノ基、ジエチルアミノ基、ジブチルアミノ基、メチル
エチルアミノ基、メチルブチルアミノ基、ジアミルアミ
ノ基、ジベンジルアミノ基、ジフェネチルアミノ基、ジ
フェニルアミノ基、ジトリルアミノ基、ジキシリルアミ
ノ基などのジ置換アミノ基;メチルアミノ基、エチルア
ミノ基、プロピルアミノ基、イソプロピルアミノ基、te
rt- ブチルアミノ基、アニノリン基、アニシジノ基、フ
ェネチジノ基、トルイジノ基、キシリジノ基、ビリジル
アミノ基、ベンジリデンアミノ基などのモノ置換アミノ
基;ホルミルアミノ基、アセチルアミノ基、ベンゾイル
アミノ基、シンナモイルアミノ基、ピリジンカルボニル
アミノ基、トリフルオロアセチルアミノ基などのアシル
アミノ基;トリメチルアミノ基、エチルジメチルアミノ
基、ジメチルフェニルアミノ基などの第三アミノ基;ア
ミノ基;ヒドロキシアミノ基;ウレイド基;セミカルバ
ジド基;ジメチルヒドラジノ基、ジフェニルヒドラジノ
基、メチルフェニルヒドラジノ基などのジ置換ヒドラジ
ノ基;メチルヒラジノ基、フェニルヒドラジノ基、ビリ
ジルヒドラジノ基、ベンジリデンヒドラジノ基などのモ
ノ置換ヒドラジノ基;ヒドラジノ基;フェニルアゾ基、
ピリジルアゾ基、チアゾリルアゾ基などのアゾ基;アゾ
キシ基;アミジノ基;カルバモイル基、オキサモイル
基、スクシンアモイル基などのアモイル基;シアノ基;
シアナト基;チオシアナト基;ニトロ基;ニトロソ基;
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、
ヒドロキシエトキシ基、フェノキシ基、ナフトキシ基、
ピリジルオキシ基、チアゾリルオキシ基、ネアセトキシ
基などのオキシ基;ヒドロキシ基;メチルチオ基、エチ
ルチオ基、フェニルチオ基、ピリジルチオ基、チアゾリ
ンチオ基などのチオ基;メルカプト基;フルオロ基、ブ
ロモ基、ヨード基などのハロゲン基;カルボキシ基;メ
チルエステル基、エチルエステル基、フェニルエステル
基、ビリジルエステル基などのエステル基;チオカルボ
キシ基;ジチオカルボキシ基;メトキシカルボニル基、
メチルチオカルボニル基、メチルチオチオカルボニル基
などのチオエステル基;ホルミル基、アセチル基、プロ
ピオルニル基、アクリロイル基、ベンゾイル基、シンナ
モイル基、ピリジンカルボニル基、チアゾールカルボニ
ル基などのアシル基;チオホルミル基、チオアセチル
基、チオベンゾイル基、チオピリジンカルボニル基など
のチオアシル基;スルフィニル基、メチルスルフィニル
基、エチルスルフィニル基、フェニルスルフィニル基な
どのスルホン酸基;メシル基、エチルスルホニル基、フ
ェニルスルホニル基、ピリジルスルホニル基、トシル
基、タウリル基、トリメチルスルホニル基、アミノスル
ホニル基などのスルホニル基;シリル基、ジシラニル
基、トリメチルシリル基などのケイ化水素基等をを挙げ
ることができる。
【0038】前記一般式(I) にて表わされる化合物を下
記表13〜表21に、一般式(II)にて表わされる化合物
を下記表22〜表29に、一般式(III) にて表わされる
化合物を下記表30〜表38に、それぞれ具体的に例示
する。
【0039】
【表13】
【0040】
【表14】
【0041】
【表15】
【0042】
【表16】
【0043】
【表17】
【0044】
【表18】
【0045】
【表19】
【0046】
【表20】
【0047】
【表21】
【0048】
【表22】
【0049】
【表23】
【0050】
【表24】
【0051】
【表25】
【0052】
【表26】
【0053】
【表27】
【0054】
【表28】
【0055】
【表29】
【0056】
【表30】
【0057】
【表31】
【0058】
【表32】
【0059】
【表33】
【0060】
【表34】
【0061】
【表35】
【0062】
【表36】
【0063】
【表37】
【0064】
【表38】 前記アルカリ可溶性重合体(A)に対する前記酸により
分解する置換基を有する有機化合物からなる溶解抑止剤
(B)の配合割合は、前記重合体樹脂100重量部に1
〜300重量部、より好ましくは5〜100重量部とす
ることが望ましい。この理由は、前記溶解抑止剤の配合
量を1重量部未満にすると現像液に対する十分な溶解抑
止効果を得ることが困難となり、パターン形成に支障き
たす恐れがあり、一方その配合量が300重量部を越え
ると塗布性が悪化して均一な膜厚のレジスト膜の形成が
困難となる恐れがあるからである。
【0065】前記光照射により酸を発生する化合物
(C)の配合量は、感光性組成物の固形分の全重量に対
して0.01〜15重量%、よりの好ましくは0.5〜
10重量%の範囲とすることが望ましい。この理由は、
前記化合物の配合量を0.01重量%未満にすると酸触
媒として十分な作用を発揮することが困難となり、一方
その配合量が15重量%を越えると塗膜性が悪化して均
一な感光性組成物膜の形成が困難となる恐れがある。
【0066】前記アルカリ可溶性重合体に対する前記一
般式(I) 、(II)、(III) の化合物(D)の配合割合は、
前記重合体100重量部に対して0.01〜100重量
部、より好ましくは0.3〜20重量部とすることが望
ましい。この理由は、前記化合物の配合量を0.01重
量部未満にすると前記化合物の配合による十分な作用を
発揮することが困難となり、一方その配合量が100重
量部を越えると塗布性が悪化して均一な膜厚の感光性組
成物膜の形成が困難となる恐れがあるからである。
【0067】前記感光性組成物(1)は、前述した
(A)〜(D)の4成分の他に必要に応じて紫外線吸収
剤、増感剤、貯蔵安定性を図るための安定化剤、基板か
らのハレーションを防止するためのハレーション防止
剤、基板との密着性を向上するための密着性向上剤、塗
膜の表面を平滑化するための界面活性剤、或いは塗膜の
改質のための他のポリマー、例えばエポキシ樹脂、ポリ
メチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、プロ
ピレンオキシド−エチレンオキシド共重合体、ポリスチ
レン又等を配合することも可能である。
【0068】前記感光性組成物(1)は、前記アルカリ
可溶性重合体(A)と、溶解抑止剤(B)と、光照射に
より酸を発生する化合物(C)と、前記一般式(I) 、(I
I)、(III) の化合物(D)を有機溶剤に溶解し、濾過す
ることにより調製される。かかる有機溶剤としては、例
えばシクロヘキサノン、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、メチル
セロソルブ、メチルセロソルブアセテ―ト、エチルセロ
ソルブアセテ―ト、ブチルセロソルブアセテ―ト等のセ
ロソルブ系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソア
ミル、γ−ブチルラクトン等のエステル系溶媒、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミドN−メチルピロ
リドン等を挙げることができる。これらの溶剤は、単独
で使用しても、混合物の形で使用してもよい。但し、こ
れらにキシレン、トルエン又はイソプロピルアルコール
等の脂肪族アルコールを適量含んでいてもよい。
【0069】次に、前述した感光性組成物(1)を用い
た単層プロセスによるパターン形成方法を説明する。
【0070】まず、基板上に有機溶媒で溶解された前述
した感光性組成物(1)を回転塗布法やディピング法に
より塗布した後、乾燥して感光性組成物膜(レジスト
膜)を形成する。ここに用いる基板としては、例えばシ
リコンウェハ、表面に各種の絶縁膜や電極、配線が形成
された段差を有するシリコンウェハ、ブランクマスク、
GaAs、AlGaAsなどのIII-V 化合物半導体ウェ
ハ等を挙げることができる。
【0071】次いで、前記レジスト膜に所望のパタ―ン
を有するマスクを通してdeepUVを選択的に照射し
てパターン露光を行なう。このパターン露光に際しての
光源としては、例えばXeF(波長351nm)、Xe
Cl(波長308nm)、KrF(波長248nm)、
KrCl(波長222nm)、ArF(波長193n
m)、F2 (波長157nm)などのエキシマレ―ザ等
のdeepUVを用いることができる。つづいて、パタ
ーン露光後のレジスト膜をアルカリ水溶液を用いて浸漬
法、スプレー法等により現像処理する。これにより、レ
ジスト膜の未露光部分が溶解除去されて所望のレジスト
パタ―ンが形成される。ここに用いるアルカリ水溶液と
しては、レジスト膜の未露光部分を速やかに溶解除去
し、他の露光部分に対する溶解速度が極端に低い性質を
有するものであればいずれでもよく、例えばテトラメチ
ルアンモニウムハイドロオキシド水溶液などの有機アル
カリ水溶液、又は水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等
の無機アルカリ水溶液等を挙げることができる。これら
のアルカリ水溶液は、通常15重量%以下の濃度で使用
される。また、現像後において水等によりリンス処理を
施してもよい。
【0072】なお、前記露光工程後で現像処理前におい
て前記レジスト膜を80〜160℃の温度で加熱するこ
とを許容する。
【0073】感光性組成物(2) この感光性組成物は、(A)ケイ素含有アルカリ可溶性
重合体と、前述した感光性組成物(1)で用いたのと同
様な(B)溶解抑止剤と、(C)光照射により酸を発生
する化合物と、(D)一般式(I) 、(II)、(III)の化合
物とを含む組成からなるものである。
【0074】前記(A)成分であるケイ素含有アルカリ
可溶性重合体としては、(a) フェノールを側鎖に有する
ポリシロキサン、(b) フェノールを側鎖に有するポリシ
ラン、(c) ケイ素を側鎖に有するフェノールから合成さ
れたノボラック樹脂等を挙げることができる。前記(a)
のポリシロキサンを下記表39〜表43に、前記(b)の
ポリシランを下記表44〜表45表に、それぞれ具体的
に例示する。前記(c)のノボラック樹脂は、下記表46
〜表57のケイ素含有フェノールモノマーとフェノール
類とをホルマリン又はアルデヒドで縮合させることによ
り得られるものが挙げられる。ここに用いるフェノール
類としては、例えばフェノール、o-クロロフェノール、
m-クロロフェノール、p-クロロフェノール、m-クレゾー
ル、p-クレゾール、キシレゾール、ビスフェノールA、
4-クロロ-3- クレゾール、ジヒドロキシベンゼン、トリ
ヒドロキシベンゼン等を挙げることができる。更に、ケ
イ素含有アルカリ可溶性重合体としてはアクリル樹脂、
メタクリル樹脂、メタクリル酸とアクリルニトリルとス
チレン誘導体との共重合体、マロン酸とビニルエーテル
との共重合体にケイ素を導入したものを用いることがで
きる。かかるケイ素含有アルカリ可溶性重合体を、下記
表58に具体的に例示する。
【0075】
【表39】
【0076】
【表40】
【0077】
【表41】
【0078】
【表42】
【0079】
【表43】
【0080】
【表44】
【0081】
【表45】
【0082】
【表46】
【0083】
【表47】
【0084】
【表48】
【0085】
【表49】
【0086】
【表50】
【0087】
【表51】
【0088】
【表52】
【0089】
【表53】
【0090】
【表54】
【0091】
【表55】
【0092】
【表56】
【0093】
【表57】
【0094】
【表58】 前記感光性組成物(2)を構成する各成分であるケイ素
含有アルカリ可溶性重合体、溶解抑止剤、光照射により
酸を発生する化合物および一般式(I) 、(II)、(III) の
化合物は、前述した感光性組成物(1)と同様なの配合
割合にすることが望ましい。また、前記感光性組成物
(2)は前記各成分の他に必要に応じて前述した感光性
組成物(1)と同様な添加物が配合され、かつ有機溶剤
に溶解し、濾過することにより調製される。
【0095】次に、前述した感光性組成物(2)を用い
た二層リソグラフィープロセスによるパターン形成方法
を説明する。
【0096】まず、前述した単層プロセスで用いたのと
同様な基板上に高分子材料を塗布した後、100〜25
0℃で30〜150分間ベ―キングを行なって所望厚さ
の高分子材料層(平坦化層)を形成する。ここに用いる
高分子材料は、半導体素子等の製造において支障を生じ
ない純度を有するものであればいかなるものでもよい。
かかる高分子材料としては、例えば置換o-キノンジアジ
ドとノボラック樹脂かならるポジ型レジスト、ポリスチ
レン、ポリメチルメタクリレ―ト、ポリビニルフェノ―
ル、ノボラック樹脂、ポリエステル、ポリビニルアルコ
―ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミド、ポ
リブタジエン、ポリ酢酸ビニル及びポリビニルブチラ―
ル等を挙げることができる。これらの樹脂は、単独又は
混合物の形で用いられる。
【0097】次いで、前記高分子材料層上に前述した感
光性組成物(2)を例えば回転塗布法やディツピング法
により塗布した後、乾燥して感光性組成物膜(レジスト
膜)を形成する。
【0098】次いで、前記レジスト膜に所望のパタ―ン
を有するマスクを通して前述した光源からdeepUV
を選択的に照射してパターン露光を行なう。露光にあた
っては、密着露光、投影露光のいずれの方式を採用して
もよい。ひきつづき、アルカリ水溶液を用いて浸漬法、
スプレー法等により現像処理する。これにより、レジス
ト膜の未露光部分が溶解除去されて所望のレジストパタ
―ンが形成される。ここに用いるアルカリ水溶液として
は、レジスト膜の未露光部分を速やかに溶解除去し、他
の露光部分に対する溶解速度が極端に低い性質を有する
ものであればいずれでもよく、例えばテトラメチルアン
モニウムハイドロオキシド水溶液などの有機アルカリ水
溶液、又は水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の無機
アルカリ水溶液等を挙げることができる。これらのアル
カリ水溶液は、通常15重量%以下の濃度で使用される。
現像後においては、水等によりリンス処理を施してもよ
い。
【0099】次いで、前記レジストパターンをマスクと
して露出する高分子材料層を酸素リアクティブイオンエ
ッチング法(酸素RIE法)によりエッチングする。こ
の時、前記レジストパターンを構成する感光性組成物
(2)は既述したようにケイ素含有アルカリリ可溶性重
合体が配合されているため、該レジストパタ―ンは酸素
RIEに曝されることによって、表面層に二酸化ケイ素
(SiO2 )乃至それに類似した膜が形成され、露出し
た高分子材料層の10〜100倍の耐酸素RIE性を有
するようになる。このため、レジストパタ―ンから露出
した高分子材料層部分が酸素RIE法により選択的に除
去され、最適なパタ―ンプロファイルが得られる。
【0100】このような工程により形成されたパタ―ン
をマスクとして基板等のエッチングを行なう。エッチン
グ手段としては、ウェットエッチング法、ドライエッチ
ング法が採用され、3μm以下の微細なパタ―ンを形成
する場合にはドライエッチング法が好ましい。ウェット
エッチング剤としては、シリコン酸化膜をエッチング対
象とする場合にはフッ酸水溶液、フッ化アンモニウム水
溶液等が、アルミニウムをエッチング対象とする場合に
は、リン酸水溶液、酢酸水溶液、硝酸水溶液等が、クロ
ム系膜をエッチング対象とする場合には硝酸セリウムア
ンモニウム水溶液等が、夫々用いられる。ドライエッチ
ング用ガスとしては、CF4 、C2 6 、CCl4 、B
Cl3 、Cl2 、HCl、H2 等を挙げることができ、
必要に応じてこれらのガスを組合わせて使用される。エ
ッチングの条件は、微細パタ―ンが形成される物質の種
類と感光性樹脂の組合わせに基づいて反応槽内のウェッ
トエッチング剤の濃度、ドラエッチング用ガスの濃度、
反応温度、反応時間等を決定するが、特にその方法等に
制限されない。
【0101】上述したエッチング後には、前記基板上に
残存する高分子材料及びレジストからなるパタ―ンを、
例えばナガセ化成社製商品名:J−100等の剥離剤、
酸素ガスプラズマ等によって除去する。
【0102】以上の工程以外に、その目的に応じて更に
工程を付加することも何等差支えない。例えば、現像後
において現像液を洗浄除去する目的で行なうリンス(通
常は水を使用する)工程、感光性組成物からなるレジス
ト膜と平坦化層又は平坦化層と基板との密着製を向上さ
せる目的から各液の塗布前に行なう前処理工程、現像前
又は後に行なうベ―ク工程、ドライエッチングの前に行
なう紫外線の再照射工程等を挙げることができる。
【0103】感光性組成物(3) この感光性組成物は、(C)下記化14、化15、化1
6、化17の一般式(IV)、(V) 、(VI)、(VII) にて表さ
れる光照射により酸を発生する化合物と、前述した感光
性組成物(1)で用いたのと同様な(A)アルカリ可溶
性重合体と、(B)溶解抑止剤と、(D)一般式(I) 、
(II)、(III) の化合物とを含む組成からなるものであ
る。
【0104】
【化14】 ただし、式(IV)中のR12、R13、R14は同一でも異なっ
てもよく、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、シリル
基、又は1価の有機基を示す。R15は、1価以上の有機
基を示し、nは1〜7の整数を示す。なお、R13とR14
で炭化水素環基又は複素環基を形成してもよい。
【0105】
【化15】 ただし、式(V) 中のR16、R17は同一でも異なってもよ
く、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基シリル基、又は
1価の有機基を示す。R18は、1価以上の有機基をを示
す。X7 は、−O−、−S−、−SO2 −、−CO−、
−CR1 2 −、>N−COR3 (R1 、R2 、R3
水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、シリル基または一
価の有機基を示し、これらは互いに同一であっても異な
ってもよい)、nは1〜7の整数を示す。
【0106】
【化16】 ただし、式(VI)中のR19、R20は同一でも異なってもよ
く、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基シリル基、又は
1価の有機基を示す。R21は、1価以上の有機基をを示
す。X8 は、−O−、−S−、−SO2 −、−CO−、
−CR1 2 −、>N−COR3 (R1 、R2 、R3
水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、シリル基または一
価の有機基を示し、これらは互いに同一であっても異な
ってもよい)、nは1〜7の整数を示す。
【0107】
【化17】 ただし、式(VII) 中のR22、R23、R24、R25は同一で
も異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子、シアノ
基、シリル基、又は1価の有機基を示す。R26は、1価
以上の有機基を示し、nは1〜7の整数を示す。
【0108】前記一般式(IV)〜(VII) にR12、R13、R
14、R16、R17、R19、R20、R22、R23、R24、R25
として導入される基としては、水素、又は塩素、臭素な
どのハロゲン、シアノ基、トリメチルシレル、トリフェ
ニレンシリルなどのシリル基、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、sec-ブチル、tert-ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル
などのアルキル基、置換又は非置換のフェニル基、ナフ
チル基などのアリール基、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、ブトキシ、フェトキシなどのアルコキシ基、ジメ
チルアミノ、ジフェニルアミノなどのアミノ基、また以
下に示す置換又は非置換の複素環基が挙げられる。前記
複素環基としては、例えばピロール環基、ピロリン環
基、ピロリジン環基、インドール環基、イソインドール
環基、インドリン環基、イソインドリン環基、インドリ
ジン環基、カルバゾール環基、カルボリン環基、フラン
環基、オキソラン環基、クロマン環基、クマラン環基、
イソベンゾフラン環基、フタラン環基、ジベンゾフラン
環基、チオフェン環基、チオラン環基、ベンゾチオフェ
ン環基、ジベンゾチオフェン環基、ピラゾール環基、ピ
ラゾリン環基、インダゾール環基、イミダゾールル環
基、イミダリゾン環基、ベンゾイミダゾール環基、ナフ
トイミダゾール環基、オキサゾール環基、オキソザリン
環基、オキソザリジン環基、ベンゾオキサゾール環基、
ベンゾオキサゾリジン環基、ナフトオキサゾール環基、
イソオキサゾール環基、ベンゾオキサゾール環基、チア
ゾール環基、チアゾリン環基、チアゾリジン環基、ベン
ゾチアゾリン環基、ナフトチアゾール環基、イソチアゾ
ール環基、ベンゾイソチアゾール環基、トリアゾール環
基、ベンゾトリアゾール環基、オキサジアゾール環基、
チアジアゾール環基、ベンゾオキサジアゾール環基、ベ
ンゾチアジゾール環基、テトラゾール環基、プリン環
基、ピリジンン環基、ピペリジン環基、キノリン環基、
イソキノリン環基、アクリジン環基、フェナントリジン
環基、ベンゾキノリン環基、ナフトキノリン環基、ナフ
チリジン環基、フェナントロリン環基、ピリダジン環
基、ピリミジン環基、ピラジン環基、フタラジン環基、
キノキサリン環基、キナゾリン環基、シンノリン環基、
フェナジン環基、ペリミジン環基、トリアジン環基、テ
トラジン環基、プテリンジン環基、オキサジン環基、ベ
ンゾオキサジン環基、フェノキサジン環基、チアジン環
基、ベンゾチアジン環基、フェノチアジン環基、オキサ
ジアジン環基、チアジアジン環基、ジオキソラン環基、
ベンゾイオキソール環基、ジオキサン環基、ベンゾジオ
キサン環基、ジチオソラン環基、ベンゾジチオソールル
環基、ジチアン環基、ベンゾジチアン環基、ピラン環
基、クロメン環基、キサンテン環基、オキサン環基、ク
ロマン環基、イソクロマン環基、キサンテン環基、トリ
オキサン環基、、チオラン環基、チアン環基、トリチア
ン環基、モルホリン環基、キヌクリジン環基、セレナゾ
ール環基、ベンゾセレナゾール環基、ナフトセレナゾー
ル環基、テルラゾール環基、ベンゾテルラゾール環基等
が挙げられる。
【0109】前記一般式(IV)〜(VII) のR15、R18、R
21、R26として導入される基としては、前記R12
13、R14、R16、R17、R19、R20、R22、R23、R
24、R25と同様な1価の置換基の他、2価以上の有機基
が挙げられる。2価以上の基としては、例えばメチレ
ン、メチン、エチレン、プロピレンなどの置換もしくは
非置換のアルキレン、置換もしくは非置換の芳香族環、
複素環、或いはフエニレン、ジフェニレンエーテル、ジ
フェニレンエーテル、ジフェニレンメタン、ジフェニレ
ンプロパン、ビスフェニレンジメチルシラン、又は下記
化18に示す構造のもの等を挙げることができる。
【0110】
【化18】 前記(C)成分である一般式(IV)〜(VII) で表される酸
を発生する化合物を下記表59〜表74に具体的に例示
する。
【0111】
【表59】
【0112】
【表60】
【0113】
【表61】
【0114】
【表62】
【0115】
【表63】
【0116】
【表64】
【0117】
【表65】
【0118】
【表66】
【0119】
【表67】
【0120】
【表68】
【0121】
【表69】
【0122】
【表70】
【0123】
【表71】
【0124】
【表72】
【0125】
【表73】
【0126】
【表74】 前記感光性組成物(3)を構成する各成分であるアルカ
リ可溶性重合体、溶解抑止剤、一般式(IV)〜(VII) にて
表される光照射により酸を発生する化合物および一般式
(I) 、(II)、(III) の化合物は、前述した感光性組成物
(1)と同様なの配合割合にすることが望ましい。ま
た、前記感光性組成物(3)は前記各成分の他に必要に
応じて前述した感光性組成物(1)と同様な添加物が配
合され、かつ有機溶剤に溶解し、濾過することにより調
製される。さらに、前記感光性組成物(3)は前述した
単層プロセスによるパターン形成方法に適用される。
【0127】感光性樹脂組成物(4) この感光性樹脂組成物は、前述した感光性樹脂組成物
(2)で用いたのと同様な(A)ケイ素含有アルカリ可
溶性重合体と、前述した感光性組成物(1)で用いたの
と同様な(B)溶解抑止剤と、(D)一般式(I) 、(I
I)、(III) の化合物と、前述した感光性樹脂組成物
(3)で用いたのと同様な(C)一般式(IV)〜(VII) に
て表される光照射により酸を発生する化合物とを含む組
成からなるものである。
【0128】前記感光性組成物(4)を構成する各成分
であるケイ素含有アルカリ可溶性重合体、溶解抑止剤、
一般式(IV)〜(VII) にて表される光照射により酸を発生
する化合物および一般式(I) 、(II)、(III) の化合物
は、前述した感光性組成物(1)と同様なの配合割合に
することが望ましい。また、前記感光性組成物(4)は
前記各成分の他に必要に応じて前述した感光性組成物
(1)と同様な添加物が配合され、かつ有機溶剤に溶解
し、濾過することにより調製される。さらに、前記感光
性組成物(4)は前述した二層リソグラフィープロセス
によるパターン形成方法に適用される。
【0129】
【作用】本発明に係わる感光性組成物(1)、(3)に
よれば、deepUV、電離放射線などの光照射を行う
ことによって、前記組成物中の(C)成分である酸を発
生する化合物または一般式(IV)〜(VII) にて表される酸
を発生する化合物から発生した、前記酸により前記組成
物中の(B)成分である酸により分解する置換基を有す
る有機化合物からなる溶解抑止剤が分解し、その溶解抑
止力が消滅してパターン潜像を形成できる。また、前記
各組成物中の(D)成分である一般式(I)〜(III) にて
表される化合物は前記光照射により発生した酸の拡散を
抑制する作用を有するため、前記潜像の解像性を向上で
きる。その結果、現像処理により前記潜像を優先的に溶
解、除去できるため、パターン(ポジ型パターン)を形
成できる。しかも、前記各感光性樹脂組成物中には
(A)成分であるアルカリ可溶性樹脂が配合されている
ため、露光後にアルカリ水溶液による現像が可能とな
り、膨潤等を抑制できる。従って、deepUV、電離
放射線などの光に対して良好に感光し、高精度かつ前記
工程時での許容性の大きい断面矩形状をなし、さらにド
ライエッチング耐性の優れた微細なポジ型パターンを形
成できる。
【0130】また、本発明に係わる感光性組成物
(2)、(4)によれば前述した感光性組成物(1)、
(3)で説明したのと同様な作用によりポジ型パターン
を形成できる。しかも、前記各組成物中には(A)成分
であるケイ素含有アルカリ可溶性樹脂が配合されている
ため、露光後にアルカリ水溶液による現像が可能とな
り、膨潤等を抑制できると共に、耐酸素RIE性を有す
る微細なパターンを形成できる。従って、前記パターン
を下層の高分子材料層(平坦下層)に対する耐酸素RI
E性マスクとして酸素プラズマによるドライエッチング
を行なうことにより、高アスペクト比で良好な断面矩形
状を有する微細な二層パターンを形成できる。
【0131】
【実施例】
実施例1〜3 まず、下記表75に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射に
より酸を発生する化合物、下記表76に示す溶解抑止
剤、一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表7
5、表76に示す割合で配合し、エチルセロソルブアセ
テート250gに溶解させ、0.2μmのフッ素樹脂製
メンブランフィルタを用いて濾過することにより3種の
感光性樹脂組成物を調製した。
【0132】
【表75】
【0133】
【表76】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、90℃で5分間ホットプレート上で乾燥することに
より厚さ1.0μmの感光性樹脂組成物膜(レジスト
膜)を形成した。つづいて、これらレジスト膜にKrF
エキシマレ―ザ光を用いた縮小投影露光機でパターン露
光(100mJ/cm2 )を行なった。この後1.8重
量%濃度のテトラメチルアンモニウムハイドロオキシド
水溶液(以下、TMAH水溶液と略す)に1分間浸漬し
て現像し、3種のポジ型パターンを形成した。
【0134】実施例4〜7 まず、下記表77に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射に
より酸を発生する化合物、下記表78に示す溶解抑止
剤、一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表7
7、表78に示す割合で配合し、実施例1と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して4種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0135】
【表77】
【0136】
【表78】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例1と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジス
ト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を用
いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液で
の現像を行なうことにより4種のポジ型パターンを形成
した。
【0137】実施例8〜10 まず、下記表79に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射に
より酸を発生する化合物、下記表80に示す溶解抑止
剤、一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表7
9、表80に示す割合で配合し、実施例1と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して3種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0138】
【表79】
【0139】
【表80】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例1と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジス
ト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を用
いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液で
の現像を行なうことにより3種のポジ型パターンを形成
した。
【0140】実施例11〜13 まず、下記表81に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射に
より酸を発生する化合物、下記表82に示す溶解抑止
剤、一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表8
1、表82に示す割合で配合し、実施例1と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して3種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0141】
【表81】
【0142】
【表82】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例1と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジス
ト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を用
いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液で
の現像を行なうことにより3種のポジ型パターンを形成
した。
【0143】実施例14〜16 まず、下記表83に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射に
より酸を発生する化合物、下記表84に示す溶解抑止
剤、一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表8
3、表84に示す割合で配合し、実施例1と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して3種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0144】
【表83】
【0145】
【表84】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例1と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジス
ト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を用
いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液で
の現像を行なうことにより3種のポジ型パターンを形成
した。
【0146】実施例17〜19 まず、下記表85に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射に
より酸を発生する化合物、下記表86に示す溶解抑止
剤、一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表8
5、表86に示す割合で配合し、実施例1と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して3種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0147】
【表85】
【0148】
【表86】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例1と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジス
ト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を用
いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液で
の現像を行なうことにより3種のポジ型パターンを形成
した。
【0149】実施例20〜22 まず、下記表87に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射に
より酸を発生する化合物、下記表88に示す溶解抑止
剤、一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表8
7、表88に示す割合で配合し、実施例1と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して3種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0150】
【表87】
【0151】
【表88】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例1と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジス
ト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を用
いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液で
の現像を行なうことにより3種のポジ型パターンを形成
した。
【0152】実施例23〜25 まず、下記表89に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射に
より酸を発生する化合物、下記表90に示す溶解抑止
剤、一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表8
9、表90に示す割合で配合し、実施例1と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して3種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0153】
【表89】
【0154】
【表90】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例1と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジス
ト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を用
いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液で
の現像を行なうことにより3種のポジ型パターンを形成
した。
【0155】本実施例1〜25のポジ型パターンの形状
を調べた。その結果、いずれも0.35μmの急峻なパ
ターンプロファイルを有し、微細かつ矩形状をなす高精
度のポジ型パターンを形成できることが確認された。
【0156】実施例26、27 まず、下記表91に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射に
より酸を発生する化合物、下記表92に示す溶解抑止
剤、一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表9
1、表92に示す割合で配合し、エチルセロソルブアセ
テート250gに溶解させ、0.2μmのフッ素樹脂製
メンブランフィルタを用いて濾過することにより2種の
感光性樹脂組成物を調製した。
【0157】
【表91】
【0158】
【表92】 次いで、シリコン基板上に市販のノボラック樹脂からな
る高分子材料溶液を2.0μmの厚さに塗布した後、2
20℃で30分間加熱処理して高分子材料層(平坦化
層)を形成した。つづいて、この平坦化層上に前記各感
光性組成物を塗布し、90℃、5分間ホットプレ―ト上
で乾燥して厚さ0.6μmの感光性組成物膜(レジスト
膜)を形成した。ひきつづき、これらレジスト膜にKr
Fエキシマレ―ザ光を用いた縮小投影露光機でパターン
露光(100mJ/cm2 )を行なった。この後1.8
重量%濃度のTMAH水溶液に1分間浸漬して現像し、
ホジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成した。
【0159】次いで、前記上層パタ―ンが形成されたシ
リコン基板をドライエッチング装置(徳田製作所社製商
品名;HIRRIE)に設置し、出力0.8W/cm2
酸素ガス圧4pa、流量50sccmの条件で酸素プラ
ズマによるリアクティブイオンエッチング(RIE)を
2分間行ない、上層パタ―ンをマスクとして下層の平坦
化層をエッチングした。
【0160】実施例28、29 下記表93に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射により酸
を発生する化合物、下記表94に示す溶解抑止剤、一般
式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表93、表94
に示す割合で配合し、実施例26と同様にエチルセロソ
ルブアセテートに溶解させ、更に濾過して2種の感光性
樹脂組成物を調製した。
【0161】
【表93】
【0162】
【表94】 次いで、実施例26と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0163】実施例30、31 下記表95に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射により酸
を発生する化合物、下記表96に示す溶解抑止剤、一般
式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表95、表96
に示す割合で配合し、実施例26と同様にエチルセロソ
ルブアセテートに溶解させ、更に濾過して2種の感光性
樹脂組成物を調製した。
【0164】
【表95】
【0165】
【表96】 次いで、実施例26と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0166】実施例32、33 下記表97に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射により酸
を発生する化合物、下記表98に示す溶解抑止剤、一般
式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表97、表98
に示す割合で配合し、実施例26と同様にエチルセロソ
ルブアセテートに溶解させ、更に濾過して2種の感光性
樹脂組成物を調製した。
【0167】
【表97】
【0168】
【表98】 次いで、実施例26と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0169】実施例34、35 下記表99に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射により酸
を発生する化合物、下記表100に示す溶解抑止剤、一
般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表99、表1
00に示す割合で配合し、実施例26と同様にエチルセ
ロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して2種の感
光性樹脂組成物を調製した。
【0170】
【表99】
【0171】
【表100】 次いで、実施例26と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0172】実施例36、37 下記表101に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射により
酸を発生する化合物、下記表102に示す溶解抑止剤、
一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表101、
表102に示す割合で配合し、実施例26と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して2種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0173】
【表101】
【0174】
【表102】 次いで、実施例26と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0175】実施例38、39 下記表103に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射により
酸を発生する化合物、下記表104に示す溶解抑止剤、
一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表103、
表104に示す割合で配合し、実施例26と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して2種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0176】
【表103】
【0177】
【表104】 次いで、実施例26と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0178】実施例40、41 下記表105に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射により
酸を発生する化合物、下記表106に示す溶解抑止剤、
一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表105、
表106に示す割合で配合し、実施例26と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して2種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0179】
【表105】
【0180】
【表106】 次いで、実施例26と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0181】実施例42、43 下記表107に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射により
酸を発生する化合物、下記表108に示す溶解抑止剤、
一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表107、
表108に示す割合で配合し、実施例26と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して2種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0182】
【表107】
【0183】
【表108】 次いで、実施例26と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0184】実施例44、45 下記表109に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射により
酸を発生する化合物、下記表110に示す溶解抑止剤、
一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表109、
表110に示す割合で配合し、実施例26と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して2種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0185】
【表109】
【0186】
【表110】 次いで、実施例26と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0187】実施例46、47 下記表111に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射により
酸を発生する化合物、下記表112に示す溶解抑止剤、
一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表111、
表112に示す割合で配合し、実施例26と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して2種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0188】
【表111】
【0189】
【表112】 次いで、実施例26と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0190】実施例48、49 下記表113に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射により
酸を発生する化合物、下記表114に示す溶解抑止剤、
一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表113、
表114に示す割合で配合し、実施例26と同様にエチ
ルセロソルブアセテートに溶解させ、更に濾過して2種
の感光性樹脂組成物を調製した。
【0191】
【表113】
【0192】
【表114】 次いで、実施例26と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0193】本実施例26〜49の酸素RIE後の平坦
化層のパターン形状を走査型電子顕微鏡で観察した。そ
の結果を、いずれも0.35μmの急峻なパターンプロ
ファイルを有し、微細かつ矩形状をなす高精度の二層パ
ターンを形成できることが確認された。
【0194】実施例50〜52 まず、下記表115に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式
(IV)〜(VII) にて表される光照射により酸を発生する化
合物、下記表116に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(I
II) にて表される化合物を同表115、表116に示す
割合で配合し、エチルセロソルブアセテート250gに
溶解させ、0.2μmのフッ素樹脂製メンブランフィル
タを用いて濾過して3種の感光性樹脂組成物を調製し
た。
【0195】
【表115】
【0196】
【表116】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、90℃で5分間ホットプレート上で乾燥することに
より厚さ1.0μmの感光性樹脂組成物膜(レジスト
膜)を形成した。つづいて、これらレジスト膜にKrF
エキシマレ―ザ光を用いた縮小投影露光機でパターン露
光(100mJ/cm2 )を行なった。この後1.8重
量%濃度のテトラメチルアンモニウムハイドロオキシド
水溶液(以下、TMAH水溶液と略す)に1分間浸漬し
て現像し、3種のポジ型パターンを形成した。
【0197】実施例53〜56 まず、下記表117に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式
(IV)〜(VII) にて表される光照射により酸を発生する化
合物、下記表118に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(I
II) にて表される化合物を同表117、表118に示す
割合で配合し、実施例50と同様にエチルセロソルブア
セテートに溶解させ、更に濾過することにより4種の感
光性樹脂組成物を調製した。
【0198】
【表117】
【0199】
【表118】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例50と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジ
スト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を
用いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液
での現像を行なうことにより4種のポジ型パターンを形
成した。
【0200】実施例57〜59 まず、下記表119に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式
(IV)〜(VII) にて表される光照射により酸を発生する化
合物、下記表120に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(I
II) にて表される化合物を同表119、表120に示す
割合で配合し、実施例50と同様にエチルセロソルブア
セテートに溶解させ、更に濾過することにより3種の感
光性樹脂組成物を調製した。
【0201】
【表119】
【0202】
【表120】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例50と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジ
スト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を
用いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液
での現像を行なうことにより3種のポジ型パターンを形
成した。
【0203】実施例60〜62 まず、下記表121に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式
(IV)〜(VII) にて表される光照射により酸を発生する化
合物、下記表122に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(I
II) にて表される化合物を同表121、表122に示す
割合で配合し、実施例50と同様にエチルセロソルブア
セテートに溶解させ、更に濾過することにより3種の感
光性樹脂組成物を調製した。
【0204】
【表121】
【0205】
【表122】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例50と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジ
スト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を
用いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液
での現像を行なうことにより3種のポジ型パターンを形
成した。
【0206】実施例63〜65 まず、下記表123に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式
(IV)〜(VII) にて表される光照射により酸を発生する化
合物、下記表124に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(I
II) にて表される化合物を同表123、表124に示す
割合で配合し、実施例50と同様にエチルセロソルブア
セテートに溶解させ、更に濾過することにより3種の感
光性樹脂組成物を調製した。
【0207】
【表123】
【0208】
【表124】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例50と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジ
スト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を
用いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液
での現像を行なうことにより3種のポジ型パターンを形
成した。
【0209】実施例66〜68 まず、下記表125に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式
(IV)〜(VII) にて表される光照射により酸を発生する化
合物、下記表126に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(I
II) にて表される化合物を同表125、表126に示す
割合で配合し、実施例50と同様にエチルセロソルブア
セテートに溶解させ、更に濾過することにより3種の感
光性樹脂組成物を調製した。
【0210】
【表125】
【0211】
【表126】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例20と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジ
スト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を
用いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液
での現像を行なうことにより3種のポジ型パターンを形
成した。
【0212】実施例69〜71 まず、下記表127に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式
(IV)〜(VII) にて表される光照射により酸を発生する化
合物、下記表128に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(I
II) にて表される化合物を同表87、表88に示す割合
で配合し、実施例50と同様にエチルセロソルブアセテ
ートに溶解させ、更に濾過することにより3種の感光性
樹脂組成物を調製した。
【0213】
【表127】
【0214】
【表128】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例50と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジ
スト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を
用いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液
での現像を行なうことにより3種のポジ型パターンを形
成した。
【0215】実施例72〜74 まず、下記表129に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式
(IV)〜(VII) にて表される光照射により酸を発生する化
合物、下記表130に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(I
II) にて表される化合物を同表129、表130に示す
割合で配合し、実施例50と同様にエチルセロソルブア
セテートに溶解させ、更に濾過することにより3種の感
光性樹脂組成物を調製した。
【0216】
【表129】
【0217】
【表130】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、実施例50と同様に乾燥して厚さ1.0μmのレジ
スト膜を形成し、ひきつづきKrFエキシマレ―ザ光を
用いた縮小投影露光機でパターン露光、TMAH水溶液
での現像を行なうことにより3種のポジ型パターンを形
成した。
【0218】本実施例50〜74のポジ型パターンの形
状を調べた。その結果、いずれも0.35μmの急峻な
パターンプロファイルを有し、微細かつ矩形状をなす高
精度のポジ型パターンを形成できることが確認された。
【0219】実施例75、76 まず、下記表131に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式
(IV)〜(VII) にて表される光照射により酸を発生する化
合物、下記表132に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(I
II) にて表される化合物を同表131、表132に示す
割合で配合し、エチルセロソルブアセテート250gに
溶解させ、0.2μmのフッ素樹脂製メンブランフィル
タを用いて濾過して2種の感光性樹脂組成物を調製し
た。
【0220】
【表131】
【0221】
【表132】 次いで、シリコン基板上に市販のノボラック樹脂からな
る高分子材料溶液を2.0μmの厚さに塗布した後、2
20℃で30分間加熱処理して高分子材料層(平坦化
層)を形成した。つづいて、この平坦化層上に前記各感
光性組成物を塗布し、90℃、5分間ホットプレ―ト上
で乾燥して厚さ0.6μmの感光性組成物膜(レジスト
膜)を形成した。ひきつづき、これらレジスト膜にKr
Fエキシマレ―ザ光を用いた縮小投影露光機でパターン
露光(100mJ/cm2 )を行なった。この後1.8
重量%濃度のTMAH水溶液に1分間浸漬して現像し、
ホジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成した。
【0222】次いで、前記上層パタ―ンが形成されたシ
リコン基板をドライエッチング装置(徳田製作所社製商
品名;HIRRIE)に設置し、出力0.8W/cm2
酸素ガス圧4pa、流量50sccmの条件で酸素プラ
ズマによるリアクティブイオンエッチング(RIE)を
2分間行ない、上層パタ―ンをマスクとして下層の平坦
化層をエッチングした。
【0223】実施例77、78 下記表133に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式(IV)〜
(VII) にて表される光照射により酸を発生する化合物、
下記表134に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(III) に
て表される化合物を同表133、表134に示す割合で
配合し、実施例75と同様にエチルセロソルブアセテー
トに溶解させ、更に濾過して2種の感光性樹脂組成物を
調製した。
【0224】
【表133】
【0225】
【表134】 次いで、実施例75と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0226】実施例79、80 下記表135に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式(IV)〜
(VII) にて表される光照射により酸を発生する化合物、
下記表136に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(III) に
て表される化合物を同表135、表136に示す割合で
配合し、実施例75と同様にエチルセロソルブアセテー
トに溶解させ、更に濾過して2種の感光性樹脂組成物を
調製した。
【0227】
【表135】
【0228】
【表136】 次いで、実施例75と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0229】実施例81、82 下記表137に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式(IV)〜
(VII) にて表される光照射により酸を発生する化合物、
下記表138に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(III) に
て表される化合物を同表137、表138に示す割合で
配合し、実施例75と同様にエチルセロソルブアセテー
トに溶解させ、更に濾過して2種の感光性樹脂組成物を
調製した。
【0230】
【表137】
【0231】
【表138】 次いで、実施例75と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0232】実施例81、82 下記表139に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式(IV)〜
(VII) にて表される光照射により酸を発生する化合物、
下記表140に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(III) に
て表される化合物を同表139、表140に示す割合で
配合し、実施例75と同様にエチルセロソルブアセテー
トに溶解させ、更に濾過して2種の感光性樹脂組成物を
調製した。
【0233】
【表139】
【0234】
【表140】 次いで、実施例75と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0235】実施例83、84 下記表141に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式(IV)〜
(VII) にて表される光照射により酸を発生する化合物、
下記表142に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(III) に
て表される化合物を同表141、表142に示す割合で
配合し、実施例75と同様にエチルセロソルブアセテー
トに溶解させ、更に濾過して2種の感光性樹脂組成物を
調製した。
【0236】
【表141】
【0237】
【表142】 次いで、実施例75と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0238】実施例85、86 下記表104に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式(IV)〜
(VII) にて表される光照射により酸を発生する化合物、
下記表144に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(III) に
て表される化合物を同表143、表144に示す割合で
配合し、実施例75と同様にエチルセロソルブアセテー
トに溶解させ、更に濾過して2種の感光性樹脂組成物を
調製した。
【0239】
【表143】
【0240】
【表144】 次いで、実施例75と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0241】実施例87、88 下記表145に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式(IV)〜
(VII) にて表される光照射により酸を発生する化合物、
下記表146に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(III) に
て表される化合物を同表145、表146に示す割合で
配合し、実施例75と同様にエチルセロソルブアセテー
トに溶解させ、更に濾過して2種の感光性樹脂組成物を
調製した。
【0242】
【表145】
【0243】
【表146】 次いで、実施例75と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0244】実施例89、90 下記表147に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式(IV)〜
(VII) にて表される光照射により酸を発生する化合物、
下記表148に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(III) に
て表される化合物を同表147、表148に示す割合で
配合し、実施例75と同様にエチルセロソルブアセテー
トに溶解させ、更に濾過して2種の感光性樹脂組成物を
調製した。
【0245】
【表147】
【0246】
【表148】 次いで、実施例75と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0247】実施例91、92 下記表149に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式(IV)〜
(VII) にて表される光照射により酸を発生する化合物、
下記表150に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(III) に
て表される化合物を同表149、表150に示す割合で
配合し、実施例75と同様にエチルセロソルブアセテー
トに溶解させ、更に濾過して2種の感光性樹脂組成物を
調製した。
【0248】
【表149】
【0249】
【表150】 次いで、実施例75と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0250】実施例93、94 下記表151に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式(IV)〜
(VII) にて表される光照射により酸を発生する化合物、
下記表152に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(III) に
て表される化合物を同表151、表152に示す割合で
配合し、実施例75と同様にエチルセロソルブアセテー
トに溶解させ、更に濾過して2種の感光性樹脂組成物を
調製した。
【0251】
【表151】
【0252】
【表152】 次いで、実施例75と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0253】実施例95、96 下記表153に示すアルカリ可溶性樹脂、一般式(IV)〜
(VII) にて表される光照射により酸を発生する化合物、
下記表154に示す溶解抑止剤、一般式(I) 〜(III) に
て表される化合物を同表153、表154に示す割合で
配合し、実施例75と同様にエチルセロソルブアセテー
トに溶解させ、更に濾過して2種の感光性樹脂組成物を
調製した。
【0254】
【表153】
【0255】
【表154】 次いで、実施例75と同様にシリコン基板上に平坦下層
を形成し、この平坦下層上に前記各感光性樹脂組成物を
塗布、乾燥、露光を行った後、TMAH水溶液で現像し
てポジ型パタ―ン(上層パタ―ン)を形成し、更に上層
パターンをマスクとして下層の平坦下層を酸素RIEを
行った。
【0256】本実施例75〜96の酸素RIE後の平坦
化層のパターン形状を走査型電子顕微鏡で観察した。そ
の結果を、いずれも0.35μmの急峻なパターンプロ
ファイルを有し、微細かつ矩形状をなす高精度の二層パ
ターンを形成できることが確認された。
【0257】実施例99〜101 まず、下記表155に示すアルカリ可溶性樹脂、光照射
により酸を発生する化合物、下記表156に示す溶解抑
止剤、一般式(I) 〜(III) にて表される化合物を同表1
55、表156に示す割合で配合し、エチルセロソルブ
アセテート250gに溶解させ、0.2μmのフッ素樹
脂製メンブランフィルタを用いて濾過することにより3
種の感光性樹脂組成物を調製した。
【0258】
【表155】
【0259】
【表156】 次いで、シリコンウェハ上に前記各感光性組成物を塗布
し、90℃で5分間ホットプレート上で乾燥することに
より厚さ1.0μmの感光性樹脂組成物膜(レジスト
膜)を形成した。つづいて、これらレジスト膜にKrF
エキシマレ―ザ光を用いた縮小投影露光機でパターン露
光(100mJ/cm2 )を行なった。ひきつづき、ホ
ットプレート上で110℃、1分間加熱処理を行った。
この後、TMAH水溶液に1分間浸漬して現像し、3種
のポジ型パターンを形成した。なお、実施例99では
2.0重量%濃度のTMAH水溶液を用い、実施例10
0、101では2.38重量%濃度のTMAH水溶液を
用いた。
【0260】本実施例99〜101のポジ型パターンの
形状を調べた。その結果、いずれも0.35μmの急峻
なパターンプロファイルを有し、微細かつ矩形状をなす
高精度のポジ型パターンを形成できることが確認され
た。
【0261】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の感光性組成
物によればdeepUV、電離放射線に対して良好に感
光し、かつドライエッチング耐性に優れ、更に露光後に
アルカリ水溶液による現像が可能となり、膨潤等が抑制
された高精度かつ許容性の大きい断面矩形状を有する微
細なポジ型パタ―ンを形成でき、ひいては半導体装置の
ドライエッチング工程でのマスクとして有効に利用でき
る等顕著な効果を奏する。また、本発明の感光性組成物
によればdeepUV、電離放射線に対して良好に感光
し、更に露光後にアルカリ水溶液による現像が可能とな
り現像後において耐酸素RIE性を有する微細なポジ型
パターンを形成でき、ひいては二層レジストシステムへ
の適用が可能であると共に、微細加工に極めて好都合で
ある等顕著な効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/54 KCD 7167−4J C08L 101/00 G03F 7/004 7124−2H 503 7124−2H 7/029 9019−2H 7/038 7124−2H 7/075 511 7124−2H H01L 21/00 8518−4M 21/027

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)アルカリ可溶性重合体と、 (B)酸により分解する置換基を有する有機化合物から
    なる溶解抑止剤と、 (C)光照射により酸を発生する化合物と、 (D)下記化1、化2、化3の一般式(I) 、(II)、(II
    I) にて表される化合物と、 を含むことを特徴とする感光性組成物。 【化1】 ただし、式(I) 中のX1 はO原子又はS原子、X2 はN
    原子又はCR4 基を示す。R1 〜R3 及び前記CR4
    のR4 は、同一であっても異なってもよく、それぞれ非
    置換もしくは置換複素環基、非置換もしくは置換芳香族
    炭化水素基、非置換もしくは置換脂肪族炭化水素基、非
    置換もしくは置換脂環式炭化水素基、その他種々の特性
    基、又は水素原子を示す。なお、R2 とR3 で炭化水素
    環基又は複素環基を形成してもよい。 【化2】 ただし、式(II)中のX3 はO原子又はS原子、X4 はN
    原子又はCR7 基を示す。R5 、R6 及び前記CR7
    のR7 は、同一であっても異なってもよく、それぞれ非
    置換もしくは置換複素環基、非置換もしくは置換芳香族
    炭化水素基、非置換もしくは置換脂肪族炭化水素基、非
    置換もしくは置換脂環式炭化水素基、その他種々の特性
    基、又は水素原子を示す。 【化3】 ただし、式(III) 中のX5 はO原子又はS原子、X6
    N原子又はCR11基を示す。R8 〜R10及び前記CR11
    基のR11は、同一であっても異なってもよく、それぞれ
    非置換もしくは置換複素環基、非置換もしくは置換芳香
    族炭化水素基、非置換もしくは置換脂肪族炭化水素基、
    非置換もしくは置換脂環式炭化水素基、その他種々の特
    性基、又は水素原子を示す。なお、R9 とR10で炭化水
    素環基又は複素環基を形成してもよい。
  2. 【請求項2】 前記アルカリ可溶性重合体は、ケイ素を
    含有するものであることを特徴とする請求項1記載の感
    光性組成物。
  3. 【請求項3】 (A)アルカリ可溶性重合体と、 (B)酸により分解する置換基を有する有機化合物から
    なる溶解抑止剤と、 (C)下記化4、化5、化6、化7の一般式(IV)、(V)
    、(VI)、(VII) にて表される光照射により酸を発生す
    る化合物と、 (D)下記化8、化9、化10の一般式(I) 、(II)、(I
    II) にて表される化合物と、 を含むことを特徴とする感光性組成物。 【化4】 ただし、式(IV)中のR12、R13、R14は同一でも異なっ
    てもよく、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、シリル
    基、又は1価の有機基を示す。R15は、1価以上の有機
    基を示し、nは1〜7の整数を示す。なお、R13とR14
    で炭化水素環基又は複素環基を形成してもよい。 【化5】 ただし、式(V) 中のR16、R17は同一でも異なってもよ
    く、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基シリル基、又は
    1価の有機基を示す。R18は、1価以上の有機基をを示
    す。X7 は、−O−、−S−、−SO2 −、−CO−、
    −CR1 2 −、>N−COR3 (R1 、R2 、R3
    水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、シリル基または一
    価の有機基を示し、これらは互いに同一であっても異な
    ってもよい)、nは1〜7の整数を示す。 【化6】 ただし、式(VI)中のR19、R20は同一でも異なってもよ
    く、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基シリル基、又は
    1価の有機基を示す。R21は、1価以上の有機基をを示
    す。X8 は、−O−、−S−、−SO2 −、−CO−、
    −CR1 2 −、>N−COR3 (R1 、R2 、R3
    水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、シリル基または一
    価の有機基を示し、これらは互いに同一であっても異な
    ってもよい)、nは1〜7の整数を示す。 【化7】 ただし、式(VII) 中のR22、R23、R24、R25は同一で
    も異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子、シアノ
    基、シリル基、又は1価の有機基を示す。R26は、1価
    以上の有機基を示し、nは1〜7の整数を示す。 【化8】 ただし、式(I) 中のX1 はO原子又はS原子、X2 はN
    原子又はCR4 基を示す。R1 〜R3 及び前記CR4
    のR4 は、同一であっても異なってもよく、それぞれ非
    置換もしくは置換複素環基、非置換もしくは置換芳香族
    炭化水素基、非置換もしくは置換脂肪族炭化水素基、非
    置換もしくは置換脂環式炭化水素基、その他種々の特性
    基、又は水素原子を示す。なお、R2 とR3 で炭化水素
    環基又は複素環基を形成してもよい。 【化9】 ただし、式(II)中のX3 はO原子又はS原子、X4 はN
    原子又はCR7 基を示す。R5 、R6 及び前記CR7
    のR7 は、同一であっても異なってもよく、それぞれ非
    置換もしくは置換複素環基、非置換もしくは置換芳香族
    炭化水素基、非置換もしくは置換脂肪族炭化水素基、非
    置換もしくは置換脂環式炭化水素基、その他種々の特性
    基、又は水素原子を示す。 【化10】 ただし、式(III) 中のX5 はO原子又はS原子、X6
    N原子又はCR11基を示す。R8 〜R10及び前記CR11
    基のR11は、同一であっても異なってもよく、それぞれ
    非置換もしくは置換複素環基、非置換もしくは置換芳香
    族炭化水素基、非置換もしくは置換脂肪族炭化水素基、
    非置換もしくは置換脂環式炭化水素基、その他種々の特
    性基、又は水素原子を示す。なお、R9 とR10で炭化水
    素環基又は複素環基を形成してもよい。
  4. 【請求項4】 前記アルカリ可溶性重合体は、ケイ素を
    含有するものであることを特徴とする請求項3記載の感
    光性組成物。
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