JPH0545800A - 写真フイルムパトローネ - Google Patents

写真フイルムパトローネ

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JPH0545800A
JPH0545800A JP3293624A JP29362491A JPH0545800A JP H0545800 A JPH0545800 A JP H0545800A JP 3293624 A JP3293624 A JP 3293624A JP 29362491 A JP29362491 A JP 29362491A JP H0545800 A JPH0545800 A JP H0545800A
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JP
Japan
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photographic film
pile yarn
pile
light
yarn
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Application number
JP3293624A
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English (en)
Inventor
Kazunori Mizuno
和則 水野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真フイルム送出時の給送トルクを低減し、
スムーズかつ確実に写真フイルム頭出しを行える写真フ
イルムパトローネを提供する。 【構成】 パイル糸24が接触する一方の経糸22aが
緯糸23の上を通りパイル糸24を側面から押し、他方
の経糸22bが緯糸23の下を通ってパイル糸24の倒
れる空間を形成するとともに、経糸22の密度を100
本/インチ以上,パイル糸24の傾斜角度θが地布に対
して一定方向に35度以上80度以下となるように遮光
部材を形成し、この遮光部材をパイル糸24の各先端が
外部側を向くようにポート口に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプール回転により写
真フイルムを外部へ送り出すことができるようにした写
真フイルムパトローネに関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムパトローネは、写真フイル
ムをスプールにロール状に巻付け、これをパトローネ本
体内に収納したものであり、パトローネ本体に形成した
写真フイルムを出し入れするためのポート口には、内部
の写真フイルムを感光させないようにテレンプと称され
る遮光用の布が設けられている。
【0003】このようなテレンプとしては、実公昭37
−21388号公報に記載されているように、織物構造
の地布にパイル糸を織り込んで形成されたものや、実公
昭61−34526号公報に開示されているように、編
み物構造の地布にパイル糸を織り込んで形成されたもの
や、実公昭37−4453号,特開昭53−10522
2号,特開昭57−190948号各公報に開示されて
いるように、パトローネ出口部にパイル糸を静電植毛し
たもの等や、実開昭51−127737号公報のように
不織シートで形成されたもの等種々の形態のものがあ
る。
【0004】また、例えば米国特許4834306号公
報や米国特許4846418号公報等に記載されている
ように、スプールを回転させることによってポート口か
ら写真フイルムを送り出すようにした写真フイルムパト
ローネが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記遮
光用テレンプはポート口で写真フイルムを押さえ込むよ
うに貼られ、またパイル糸を用いたテレンプにおいて
は、当該パイル糸の向きが染色,ブラッシング等の工程
で乱れ、時には写真フイルム給送方向の逆の方向に倒れ
ることがある。このため、当該遮光部材が写真フイルム
給送の際に大きな抵抗となり、写真フイルムをスムーズ
に送り出せないという問題点があった。
【0006】また、例えば米国特許4832275号,
同4834306号,同4848693号,同4846
418号の如く近年開発途上にあり、スプールの回転に
よって写真フイルムを送り出す方式のパトローネにおい
ては、写真フイルムを先端まで全てパトローネ内に収納
しているため、上記のように写真フイルム給送に対する
抵抗が大きいと、パトローネ内部で写真フイルムが折れ
曲がって写真フイルムが排出されないという問題もあっ
た。
【0007】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、スプール回転により写真フイルムの頭
出しを行うことができる写真フイルムパトローネを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の写真フイルムパ
トローネは上記目的を達成するために、パイル糸を織り
込んだ位置でパイル糸に接触する一方の経糸が緯糸の上
を通り、他方の経糸が緯糸の下を通るようにし、かつ経
糸の密度が100本/インチ以上,地布に対するパイル
糸の傾斜角度が一定方向に35度以上80度以下となる
ように遮光部材を形成し、この遮光部材をパイル糸の各
先端が外部側を向くように、パトローネ本体のポート口
に配置したものである。
【0009】また、別の本発明の写真フイルムパトロー
ネは、遮光部材は、ポート口に取り付ける幅に予め製織
してある材料を使用してパイル糸が地布に対して傾斜す
るように加工した後、パイル糸の各先端が外部側を向く
ように、ポート口に配置したものである。
【0010】
【実施例】本発明の実施例1を示す図2において、写真
フイルムパトローネ10のパトローネ本体11は2つの
上・下ケース11a,11bから構成され、これらが超
音波溶着等によって光密に固着されている。パトローネ
本体11内には写真フイルム12,例えばフジカラース
ーパーHG400(商品名)がスプール13に巻回され
て収納されている。また、写真フイルム12の先端部
は、図3に示すように、最先端から一方は角度α(例え
ば30度)、他方は角度β(例えば45度)の傾斜でカ
ットした。
【0011】前記パトローネ本体11は例えば遮光性プ
ラスチック等の樹脂,例えばカーボンブラック0.5%
入ハイインパクトポリスチレン(HIPS)樹脂で成形
されており、その内壁には写真フイルム12との摩擦を
減少させるとともに写真フイルム12の巻き緩みを防止
するために2本のリブ14a,14bが形成されてい
る。なお、符号15は写真フイルム12の先端をロール
状の下層写真フイルムから分離させる分離爪である。
【0012】前記パトローネ本体11には写真フイルム
12を送り出すためのポート口16が形成されている。
このポート口16に向かう写真フイルム通路17の上下
壁17a,17bの内面には、パトローネ本体11内に
光が漏れないように遮光部材20,21が各々取り付け
られている。また、ポート口16の隙間寸法Dは、2.
3mmであった。
【0013】前記遮光部材20,21には、次のように
製織したベルベット織物を使用した。地布は経糸22
(図1を参照)として120デニール/30フィラメン
トのレーヨン糸,緯糸23(図1を参照)として120
デニール/24フィラメントのポリエステル熱収縮糸を
使用し、緯糸打ち込み回数を90回/インチ,経糸密度
120本/インチとし、パイル糸24(図1を参照)は
100デニール/40フィラメントのキュプラ糸を用い
てシャットル織機で織物幅を50mm,パイル部分の織幅
を45mm,織構造を図4に示す組織図のとおりに織り、
この布をパイル高さが2.0mmとなるようにシャーリン
グ機でカットした。そして、これをウインス型染色機で
黒色に染色した後、ブラッシングロール付きの乾燥機で
パイル糸24の毛を起こしながら150℃で熱処理し、
緯糸23を収縮させて経糸密度を150本/インチにア
ップした。更に、地布の裏面に目止剤としてアクリル系
樹脂を40g/m2 で塗布した後、同じくアクリル系の
接着剤を70g/m2 で付着した。このように製織した
ベルベット織物を幅5mmに裁断して上下壁17a,17
bの内面に置き、加熱シーラーで加熱して図2に示すよ
うに貼り付けた。
【0014】この結果、図1に示すように、パイル糸2
4が接触する一方の経糸22aが緯糸23の上に出てパ
イル糸24を側面から押し、他方の経糸22bが緯糸2
3の下を通ってパイル糸24の倒れる空間を形成すると
ともに、緯糸23の熱収縮により経糸密度を150本/
インチにしたので、パイル糸24は根元から倒れ、地布
に対するパイル糸24の傾斜角度θは約45度となっ
た。
【0015】実施例2の写真フイルムパトローネは、遮
光部材20,21の材料として、経糸,緯糸に各々12
0デニール/20フィラメント,150デニール/24
フィラメントのレーヨン糸を使用し、図5に示す組織図
に従って製織した以外は実施例1と同様に作成し、経糸
密度を200本/インチ,パイル糸の傾斜角度θを約4
0度としたものである。なお、図4,図5において、符
号Wは経糸,Fは緯糸,Pはパイル糸を示し、斜線部分
は経糸が緯糸の上に出ている部分,×印部分はパイル糸
が緯糸の上に浮いている部分をそれぞれ示している。即
ち、×部分をシャーリングすることにより、図1に示す
ようなパイル糸24が形成される。
【0016】これらの写真フイルムパトローネについて
写真フイルム頭出し時のスプールにかかるトルクを給送
トルクメーターで測定した。測定値は、写真フイルム先
端部の全幅がポート口から突出するまでのピーク値とし
た。そして、この写真フイルム頭出し操作を30回繰り
返し、写真フイルム頭出しができた回数を計測して頭出
し率を求め、その結果を下記の表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】なお、表中の比較例1は、実施例1で経糸
密度を75本/インチ,緯糸密度73本/インチとした
ものである。
【0019】この結果から明らかなように、本発明の実
施例1,2は、いずれも給送トルクが小さく、写真フイ
ルム頭出し率も100%で確実に写真フイルム先端部を
パトローネ本体11内から送り出すことができる。一
方、比較例1は給送トルクが高くなり過ぎて写真フイル
ム頭出し率が低い。
【0020】以上説明したように、本発明に係る遮光部
材20,21をパイル糸24が根元から傾斜する織構造
とし、糸同志がさらに重なりあうように緯糸23に熱収
縮性の糸を使用したので、遮光部材20,21の圧縮抵
抗が小さくなり、その結果写真フイルム12の給送トル
クを下げることができた。
【0021】なお、糸が細いと製織時に切れやすくな
り、太いと製織時にほつれを引き起こす原因となるの
で、地布に使用する経糸,緯糸の太さは70デニールか
ら180デニール程度とし、好ましくは100デニール
から150デニール程度とする。また、フィラメント数
は、8から50フィラメント程度とし、好ましくは12
から36フィラメント程度とする。
【0022】パイル糸の太さは、細いと多方向に屈曲し
やすくなり、太いと地布を構成する糸の間隔が広がって
密度が粗くなるとともにパイルが抜けやすくなるので、
50デニールから120デニール程度とするのが好まし
い。また、パイルに使用する糸は、フィラメント数が少
ないと遮光性能が悪化するし、多過ぎると単繊維太さが
細くなってパイルが多方向に屈曲しやすくなるので、3
0フィラメントから90フィラメント程度のものを使用
する。また、写真フイルム12の先端部は、図3に示す
ように、傾斜をもって裁断されていることが好ましい。
さらに、遮光部材の表面の滑り性を向上させるために
は、帯電防止剤や潤滑剤で表面処理してもよい。
【0023】次に、実施例3,4を説明する。実施例3
の写真フイルムパトローネは、遮光部材の作成にあた
り、その材料としてポート口16の取付幅に対応して予
めニードル織機で幅を5.0mmに製織した細長いベルベ
ットを使用したものである。このベルベットは、地布の
経糸として50デニール/10フィラメント2本を撚り
合わせた制電性ナイロン糸,緯糸として75デニール/
24フィラメントの制電性ナイロン糸を使用するととも
に、パイル糸として100デニール/48フィラメント
のナイロン糸を使用して図4に示す組織図のとおりに織
った。そして、酸性染料で黒色に染色した後、ブラッシ
ングしながら乾燥して、毛並みを整えたものである。
【0024】このように製織した細長いベルベット30
を、図6に示すような傾斜付与装置にかけ、搬送方向と
直角に回転する豚毛のローラーブラシ31でブラッシン
グした後、180℃に加熱したフェルトプレス32に挟
み込み、約1分間プレスした。なお、符号34は熱ドラ
ムで、35はエンドレスの帯状フェルトである。この結
果、地布に対するパイル糸の傾斜角度θは約50度とな
るとともに、ベルベット30の幅は4.5mmになり、パ
イル糸の植え込まれている部分の幅は3.5mmになっ
た。これをポート口16の写真フイルム幅方向の長さに
合わせて切断し、半粘着性のホットメルト接着剤でポー
ト口16の上下に貼り付けた。また、遮光部材の厚み
は、荷重5g/cm2 でピーコック厚み計で測定して1.
7mmであり、また片側のパイル糸の潰れ量の値は0.5
5mmであった。
【0025】実施例4は、パイル糸を100デニール/
40フィラメントのレーヨン糸を使用し、その他の材料
は、実施例3と同一で幅5.0mmに製織した。これを地
布は酸性染料で、パイル糸は直接染料で一浴二段染で黒
色に染色した。この細長いベルベットを、図6に示した
装置にかけ、搬送方向と直角に回転する豚毛のローラー
ブラシ31でブラッシングした後、150℃に加熱した
フェルトプレス32に挟み込み、約30秒間プレスし
た。そして、以下の工程は実施例3と同様に行った。こ
の結果、地布に対するパイル糸の傾斜角度θは約30度
になった。また、遮光部材の厚みは、ピーコック厚み計
により荷重5g/cm2 で測定して1.5mmとなり、また
片側のパイル糸の潰れ量の値は0.35mmであった。
【0026】実施例5は、実施例3の傾斜付与装置を通
さないで加工した他は、実施例3と同様に実施した。こ
のときの厚みは1.8mm,パイルの潰れ量は0.65m
m,パイル糸の傾斜角度θは約65度であった。
【0027】実施例3,4と比較するために用意した比
較例2は、幅35mmに製織したベルベットを使用して実
施例3と同様に作成した遮光部材を、傾斜付与装置にか
けた後で幅4.5mmとなるように超音波スリッターで裁
断した後、ポート口16に貼り付けたものである。ま
た、比較例3は、幅35mmに製織したベルベットを使用
して実施例4と同様に作成した遮光部材を、傾斜付与装
置にかけた後で幅4.5mmとなるように超音波スリッタ
ーで裁断し、ポート口16に貼り付けたものである。
【0028】これらの写真フイルムパトローネについ
て、給送トルク,頭出し率の測定結果と、遮光性,パイ
ル屑の良否を下記の表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】なお、給送トルクは、写真フイルム送出時
のスプールにかかるトルクをトルクメーターで測定した
もので、写真フイルム12の先端部がポート口16から
突出するまでの間の最大値である。また、頭出し率は、
50個用意した写真フイルムパトローネについて写真フ
イルム12の先端部をポート口16から送り出す実験を
行い、成功した個数を50で除算して%表示したもので
ある。また、遮光性は、10万ルクス下でポート口16
を光源に向けて3分間曝光した後、現像して写真フイル
ム12の光被りを観察し、その結果、全く光被りが認め
られないものに関しては○,1周目より奥に光被りが認
められるものに関しては×としたものである。また、パ
イル屑は、パイル表面に粘着テープを貼り付け、これを
剥がした後白紙に貼り付けて、粘着テープに付着したパ
イルの量を観察し、1cm2 に10本以下のとき○,1cm
2 に10本以上100本以下のとき△,1cm2 に100
本以上のとき×としたものである。
【0031】この表2から分かるように、実施例3,
4,5はいずれも頭出し率100%で給送トルクが低
く、遮光性も良好であった。これに対して比較例2,3
は、部分的に傾斜不良の部分が含まれるために給送トル
クの高いものが発生した。また、パイル屑も多く、遮光
性の良否に関してバラツキが多かった。
【0032】以上説明した実施例3,4において、パイ
ル糸に付与した傾斜を安定させるためにフェルトプレス
32でベルベット30を加熱しているが、このフェルト
プレス32の代わりに、図6に点線で示した傾斜付与ゾ
ーン37で、ローラーブラシ31による傾斜の付与と同
時にベルベット30を加熱するようにしてもよい。ま
た、傾斜付与装置を通さなかった実施例5は、組織的に
傾斜が付与されており、やや給送トルクは高かったもの
の頭出し率,遮光性とも全く問題ないレベルであった。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の写真フイ
ルムパトローネによれば、パイル糸を織り込んだ位置で
パイル糸が接触する一方の経糸が緯糸の上を通り、他方
の経糸が緯糸の下を通るようにし、かつ経糸の密度を1
00本/インチ以上,パイル糸の傾斜角度が地布に対し
て一定方向に35度以上80度以下となるように遮光部
材を形成するとともに、この遮光部材をパイル糸の先端
が外側を向くようにポート口に配置したので、写真フイ
ルム送出時の給送トルクが低減し、スムーズかつ確実に
写真フイルムの頭出しを行うことができる。
【0034】また、別の発明の写真フイルムパトローネ
によれば、ポート口に取り付ける幅に予め製織してある
材料を使用して遮光部材を作成したので、パイル糸に均
一に傾斜を付与することが容易になる。また、遮光材料
を細い幅に裁断する装置が不要になって設備費を低減で
きるとともに、傾斜したパイル糸の先端を切断すること
がなくパイル屑が出なくなり、生産効率が高くなるとい
う効果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパイル糸と経糸,緯糸と
の関係を示す斜視図である。
【図2】写真フイルムパトローネの端面図である。
【図3】実施例1ないし5に係る写真フイルムの先端部
の形状を示す部分平面図である。
【図4】実施例1,3,4,5の織構造を示す組織図で
ある。
【図5】実施例2の織構造を示す組織図である。
【図6】実施例1ないし5に係る細長い遮光材料のパイ
ル糸に傾斜を付与する装置を示す概略図である。
【符号の説明】
10 写真フイルムパトローネ 11 パトローネ本体 12 写真フイルム 16 ポート口 17 写真フイルム通路 20,21 遮光部材 22 経糸 23 緯糸 24 パイル糸 30 ベルベット 31 ローラーブラシ 32 フェルトプレス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイル糸が織り込まれた織物構造の遮光
    部材をパトローネ本体に形成したポート口に配置すると
    ともに、写真フイルムを巻きつけたスプールをパトロー
    ネ本体内に回動自在に収納し、スプールを回転させるこ
    とにより写真フイルムをポート口から外部に送り出すよ
    うにした写真フイルムパトローネにおいて、前記遮光部
    材はパイル糸を織り込んだ位置でパイル糸に接触する一
    方の経糸が緯糸の上を通り、他方の経糸が緯糸の下を通
    るようにし、かつ経糸の密度が100本/インチ以上,
    地布に対するパイル糸の傾斜角度が一定方向に35度以
    上80度以下となるように形成し、この遮光部材をパイ
    ル糸の各先端が外部側を向くように、前記ポート口に配
    置したことを特徴とする写真フイルムパトローネ。
  2. 【請求項2】 パイル糸が織り込まれた織物構造の遮光
    部材をパトローネ本体に形成したポート口に配置すると
    ともに、写真フイルムを巻きつけたスプールをパトロー
    ネ本体内に回動自在に収納し、スプールを回転させるこ
    とにより写真フイルムをポート口から外部に送り出すよ
    うにした写真フイルムパトローネにおいて、前記遮光部
    材は、前記ポート口に取り付ける幅に予め製織してある
    材料を使用してパイル糸が地布に対して傾斜するように
    加工した後、パイル糸の各先端が外部側を向くように、
    前記ポート口に配置したことを特徴とする写真フイルム
    パトローネ。
JP3293624A 1991-01-18 1991-10-14 写真フイルムパトローネ Pending JPH0545800A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007129656A1 (ja) * 2006-05-10 2007-11-15 Somacho Co., Ltd. 液晶パネル製造用ラビング布材
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