JPH0545703Y2 - - Google Patents

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JPH0545703Y2
JPH0545703Y2 JP1987012391U JP1239187U JPH0545703Y2 JP H0545703 Y2 JPH0545703 Y2 JP H0545703Y2 JP 1987012391 U JP1987012391 U JP 1987012391U JP 1239187 U JP1239187 U JP 1239187U JP H0545703 Y2 JPH0545703 Y2 JP H0545703Y2
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floor
stopper
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support
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の目的》 〈産業上の利用分野〉 本考案は例えば木造建築における床つか等の支
承装置に関するものであつて、特に床つかを支承
する玉石部の地盤が沈下したような場合にも床つ
かを浮き上がり状態とさせることなく、常時支承
できるようにし、更にこれを取り外すときの操作
も容易に行うことのできる新規な装置に関するも
のである。
〈考案の背景〉 木造建築物の基礎の一つである玉石は床面下で
短寸の柱状に形成されている床つかを支承してい
るが、地盤沈下等の現象が生ずると床つかが玉石
から浮き上がつてしまい、充分な支承作用がなし
得ない。このため従来は玉石部分の沈下によつて
床つかが浮き上がつてしまつた状態が発見されれ
ば、その対策として玉石と床つかとの間に更に別
途木片等を差し込んだり、あるいは床つか上に更
にモルタルを重ねて塗るようにし、その対策をと
つていた。
しかしながらこのような玉石部分の地盤沈下傾
向が止まればともかくとして、更に進行してゆく
ような場合には、たとえ補修したとしてもいずれ
はまた沈下によつて床つかが浮き上がることが予
想され、再度補修しなければならなかつた。
〈開発を試みた技術的事項〉 本考案はこのような背景に鑑みなされたもので
あつて、常時沈下傾向があるような場所であつて
も、常にその沈下の進行に伴い自動的に支承作用
を発揮させられるように調整できるようにした新
規な支承装置の開発を試みたものである。
《考案の構成》 〈目的達成の手段〉 即ち本考案たる床つか等の支承装置は、本体に
対し常時伸長傾向を有する可動支承体を設け、こ
のうち本体には摺動自在にストツパが設けられ、
一方、可動支承体には多段にわたつて係止フラン
ジが設けられており、更に前記ストツパは、この
係止フランジ間の溝に係合するとともに、一定角
度の範囲で回動し、これによりストツパ先端に形
成される傾斜案内面の係合位置を切り替えるよう
にしたことを特徴として成るものであり、もつて
前記目的を達成しようとするものである。
〈実施例〉 以下本考案を図示の実施例に基づいて具体的に
説明する。符号1は本考案たる床つか等の支承装
置であつて、このものは例えば木造建築物におけ
る床つか2の下面においてこれを支承する玉石3
に代え、あるいは玉石3と床つか2との間に設置
して用いる。以下この床つか等の支承装置1につ
いて詳述すると、このものは一例として円筒状を
成す本体5を有するものであつて、この本体5は
底板6によつて底部が閉鎖されるとともに、上方
部は開放した構造をとる。勿論この床つか等の支
承装置1の使用形態はいずれの端部をも上方とし
て用いることもでき、必ずしも本体5の底板6側
を下方にすることを限定しない。しかしながら多
くは底板6を地盤面側におくことから便宜上、底
板6側を下方として以下説明する。この本体5内
には摺動自在に可動支障体7が設けられるもので
あつて、この可動支承体7はその周囲に多段にわ
たつて係止フランジ8を有するとともに、更にそ
の最下方には係止フランジ8より径を大きくした
底部フランジ9を設ける。そしてこの底部フラン
ジ9に対応して本体5の上端部には内フランジ状
に突出したストツパフランジ10を設けるもので
あつて、この底部フランジ9とストツパフランジ
10とが当接することにより本体5からの可動支
承体7の上方への抜け出しを防止している。そし
て可動支承体7の上端面には可動支承体7との取
付位置を調節自在とした支承頭部11が設けられ
るものであつて、一例として両者はネジによる相
互の位置調整を図つている。更にこの可動支承体
7の底部と本体5の底板6との間には突上スプリ
ング12を縮設するものであつて、これによつて
可動支承体7は常時本体5に対し上方への突出傾
向、即ち床つか等の支承装置1全体でみれば、そ
の作用長が伸長する傾向を付与される。一方、可
動支承体7は一旦伸長した後には更に収縮方向へ
は移動し得ないように構成され、その作用をスト
ツパ13が直接担う。即ちストツパ13は本体5
の周面に一例として対向的に二基設けられ、スト
ツパホルダ14に対し摺動自在に取り付けられて
いる。即ち本体5の側面に水平方向に穿つた円孔
から成るストツパホルダ14に対しストツパ13
の係止端15が摺動自在に嵌め込まれ、且つこの
係止端15には傾斜案内面16を形成する。更に
係止端15から外側に向かつてロツド部17が延
長され、このロツド部17を囲むようにリターン
スプリング18が設けられる。そしてロツド部1
7の外側の端部には操作ノブ19が設けられ、こ
の操作ノブ19は係止端15側に突出する位置決
め突起20を具える。そしてこの位置決め突起2
0に対応してストツパホルダ14に対し突起受け
凹部21を形成し、これによつてストツパ13の
作用方向を設定するうように図つている。更にこ
の実施例では取り扱いの便を考慮して本体5に対
しハンドル23を設ける。
本考案は以上述べたような具体的な構造を有す
るものであり、次のように作動して沈下傾向のあ
る地盤における床つか2の支承を行う。まず浮き
上がり状態になつた床つか2における玉石3に代
え、あるいは玉石3と床つか2の下面との間に本
装置を挿入するだけの充分な間隔がある場合に
は、その間に本装置を挿入する。この挿入にあた
つては床つか等の支承装置1の全長全高が床つか
2の下面と地盤面との間隔より充分に小さいもの
でなければならず、且つその状態を維持していな
ければならないから、設定にあたつては予め次の
ような操作を行う。即ち第5図aに示すようにス
トツパ13における操作ノブ19を伸長阻止側の
位置に合わせるものであつて、具体的にはストツ
パ13の係止端15における傾斜案内面16を上
面に向けた状態に設定する。このような状態の場
合には係止端15が可動支承体7の係止フランジ
8の間の溝8aに係合して可動支承体7の上方へ
の移動を完全に阻んだ状態とする。勿論この状態
において可動支承体7の支承頭部11側が本体5
から更に突出しすぎている場合には、そのまま可
動支承体7を手動操作等によつて突上スプリング
12側に移動して押し下げるようにすればよい。
この操作によつて係止フランジ8はストツパ13
における傾斜案内面16の作用によりストツパ1
3を係止解除方向に押し戻しながら下方に移動
し、次の溝8aに係止するようになる。勿論この
ような操作のほか第5図bに示すように操作ノブ
19における位置決め突起20と本体5側におけ
る突起受け凹部21との係合が完全になされない
ような状態としてストツパ13を引き出したまま
の位置にとどめた場合には、可動支承体7は上下
方向いずれにも動き得るような状態に設定され
る。このように充分に床つか等の支承装置1の作
用全長を短くして床つか2の下方に挿入し得る状
態となつた後に、第4図に示すように床つか2の
下面にこれを挿入し、次いでストツパ13の操作
ノブ19を操作してストツパ13における係止端
15の傾斜案内面16が第5図cに示すように下
方になるように設定する。このようにするときに
は可動支承体7は常時突上スプリング12によつ
て伸長傾向を与えられており、ストツパ13にお
ける係止端15に当接した係止フランジ8は傾斜
案内面16との接触でこれを係止解除方向側に移
動させながら上昇し、可動支承体7における支承
頭部11が床つか2に当接した位置でその伸長を
停止する。そして一旦このように設定された後に
はストツパ13はリターンスプリング18の作用
によつて常時可動支承体7側への偏寄傾向がある
から係止フランジ8の間の溝8aに係合した状態
となる。この状態では係止端15の傾斜面と反対
側の面が係止フランジ8を支承するようになるか
ら、可動支承体7は下方への移動は完全に阻まれ
た状態となつて設定される。従つて地盤沈下等に
よつて床つか等の支承装置1が下降したとして
も、その下降した分は自動的に可動支承体7が上
昇して床つか2を浮き上がり状態にすることなく
常時支承する。
本考案の一つの実施例は以上述べたような構成
を有するものであり、更に次のような改変が可能
である。即ち第6図に示すものは本装置を床つか
2の下方に設けるものではなく、側方に設けるよ
うにしたものであつて、可動支承体7の上部部材
たる支承頭部11に対し腕状の横置用アタツチメ
ント25を取り付け、これによつて床つか2の下
方を吊り上げるようにして支承する。また可動支
障体7の支承位置のピツチについても係止フラン
ジ8のピツチを細かくすることにより、更に微少
な調整も可能であるが、更に第7図に示すように
一対のストツパ13を二組周面に設け、各対のス
トツパ13の作用位置を符号tで示すように一定
寸法ずらせて構成すれば、これによつてもより微
少な調整もできる。尚、本考案は床つかの支承以
外にも同様の状況が予想される劇場、体育館等の
床下の支柱等の支承部材としても用いることがで
きる。
《考案の効果》 本考案は以上述べたような構成を有するもので
あり、常時沈下傾向のある地盤等において、沈下
量に応じて自動的に支承作用高さを調整しながら
常時完全な床つか等の支承を行うことができ、ま
た脱着時にはストツパ13の傾斜案内面の係合状
態を切り替えることで可動支承体の伸長傾向を阻
止することができ、脱着作業を容易にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案たる床つか等の支承装置を使用
した木造家屋の一例を示す一部破断斜視図、第2
図は本考案たる床つか等の支承装置の一実施例を
示す分解斜視図、第3図は同上一部破断正面図、
第4図は本考案の適用状態を示す正面図、第5図
は本考案における本体と可動支承体との係止状態
を示す骨格的正面図、第6図は本考案の他の実施
例を示す正面図、第7図は可動支承体の支承位置
をより細かく調整できるようにした更に他の実施
例を示す側面図である。 1……床つか等の支承装置、2……床つか、3
……玉石、5……本体、6……底板、7……可動
支承体、8……係止フランジ、8a……係止フラ
ンジの間の溝、9……底部フランジ、10……ス
トツパフランジ、11……支承頭部、12……突
上スプリング、13……ストツパ、14……スト
ツパホルダ、15……係止端、16……傾斜案内
面、17……ロツド部、18……リターンスプリ
ング、19……操作ノブ、20……位置決め突
起、21……突起受け凹部、23……ハンドル、
25……横置用アタツチメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体に対し常時伸長傾向を有する可動支承体を
    設け、このうち本体には摺動自在にストツパが設
    けられ、一方、可動支承体には多段にわたつて係
    止フランジが設けられており、更に前記ストツパ
    は、この係止フランジ間の溝に係合するととも
    に、一定角度の範囲で回動し、これによりストツ
    パ先端に形成される傾斜案内面の係合位置を切り
    替えるようにしたことを特徴とする床つか等の支
    承装置。
JP1987012391U 1987-01-30 1987-01-30 Expired - Lifetime JPH0545703Y2 (ja)

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JP1987012391U JPH0545703Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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