JPH0545536Y2 - - Google Patents

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JPH0545536Y2
JPH0545536Y2 JP1987164110U JP16411087U JPH0545536Y2 JP H0545536 Y2 JPH0545536 Y2 JP H0545536Y2 JP 1987164110 U JP1987164110 U JP 1987164110U JP 16411087 U JP16411087 U JP 16411087U JP H0545536 Y2 JPH0545536 Y2 JP H0545536Y2
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seat back
seat
rear seat
deck
positioning pin
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のリヤシート構造に関するもの
である。
(従来の技術) 一般に自動車のリヤシートは第4図に示すよう
に乗員の着座部となるリヤシートクツシヨンaと
背もたれとなるリヤシートバツクbの2部材から
構成され、各々はスポンジその他のクツシヨン材
cに表皮dが覆設されると共に、リヤシート基板
eに固着されて形成されている。そして該リヤシ
ートクツシヨンaおよびリヤシートバツクbはシ
ート基板eが車体側のリヤデツキに設けらえたブ
ラケツトfにボルト止めや挿入嵌合されることに
よつて強固に固定支持されている。また、上記リ
ヤシートバツクbの上端部後方にはリヤウインド
gとの間に板材から成るパツケージトレイhが具
備されていた。
一方、上記リヤシートクツシヨンおよびリヤシ
ートバツクの表皮として近年、車室内に高級感を
得るために本皮を用いたものが広く普及してきて
いる。
(考案が解決しようとする課題) しかし上記従来のリヤシート構造においてはリ
ヤシートバツクはその下端から上部まで一体に形
成されているために1つのリヤシートバツクに対
して一種類の表皮しか適用できず、該表皮として
本皮を用いた場合、リヤウイドウから入射される
太陽光線の影響によつてリヤシートバツク上端部
附近が変形および変色する等の不具合があつた。
また、該リヤシートバツクはかなり大型なもので
ありその重量も大きいために車体への取付け作業
における労力は大きなものであり、更にはシート
の取付けとは別に前記パツケージトレイを取付け
る作業も必要であつた。つまり、例えば実開昭63
−194037号公報に開示されているような構成で
は、単にリヤシートバツクをリヤデツキに対して
ボルト止めするようなものであるので、このボル
ト止め作業時には、作業者はリヤシートバツクを
所定位置で位置決めしてその状態を保持させてお
かねばならず取付け作業性に大きな課題を有する
ものであり、この作業性の改善が求められてい
た。また、上記パツケージトレイの取付け作業を
省略できるものとして実開昭60−20420号公報に
閉めれるようなシートバツクの上端を後方に折曲
げてリヤウインドウ内側下端まで延長した自動車
リヤシートのシートバツク構造であるが、前述し
たような本皮を用いた場合の不具合やリヤシート
バツクの取付け作業性については解決されたもの
ではない。
(課題を解決するための手段) 上記従来の課題に鑑み本考案は、リヤシートバ
ツクを上下2分割すると共に、このリヤシートバ
ツクを取付ける際には、該リヤシートバツクをリ
ヤデツキに対して所定位置で仮止めできるような
構成とした。具体的には、リヤシートクツシヨン
とリヤシートバツクから成るリヤシートを前提と
し、上記リヤシートバツクを上側シートバツク部
および下側シートバツク部に分割する。そして、
上側シートバツク部の上端部を後方へ折曲し、リ
ヤウインドウ内側下端近傍まで延設してパツケー
ジトレイを形成すると共に、上側シートバツク部
の少なくとも両側部に該上側シートバツク部をリ
ヤデツキに締結するための締結部を設ける。ま
た、上記上側シートバツク部の両側部と、該両側
部に対応した上記リヤデツキの両側部との間に仮
止め手段を配設する。また、該仮止め手段を、上
側シートバツク部のリヤデツキへの取付け時に、
該上側シートバツク部をリヤデツキに対して所定
位置で仮止めしておくための位置決めピン及び該
位置決めピンが挿入される位置決め孔で構成する
ようにしている。
(作用) 上記構成による本考案の作用は、リヤシートの
取付け時において先ず、リヤシートバツクの上側
シートバツク部の両側部とリヤデツキの両側部と
の間に設けられた位置決め手段において位置決め
孔に位置決めピンを挿入することで該上側シート
バツク部をリヤデツキに対して所定位置で係止、
支持した状態で締結部をリヤデツキにボルト止め
その他の手段により取付ける。その後、リヤシー
トバツクの下側シートバツク部をリヤデツキにボ
ルト止め若しくは挿入嵌合して固定し、その後リ
ヤシートクツシヨンをリヤデツキに挿入嵌合する
ことによつてリヤシートおよびパツケージトレイ
が容易に取付けられるものである。
(実施例) 次に本考案における一実施例を図面に沿つて説
明する。
本考案のリヤシート構造を有する自動車の車室
内後部は第1図に示すような車内レイアウトであ
つて、リヤシート1はリヤシートクツシヨン2、
リヤシートバツク3から成り、該リヤシートバツ
ク3は下側シートバツク部4および上側シートバ
ツク部5から構成されている。
各シート2,4,5は第2図に示すように略シ
ート形状に合致したプラスチツク製のシート基板
2a,4a,5aにスポンジその他のクツシヨン
材2b,4b,5bが貼着されると共に、その外
部に表皮2c,4c,5cが覆設されている。そ
して、該表皮としてリヤシートクツシヨン2およ
び下側シートバツク部4には本皮が、上側シート
バツク部5にはビニルレザーが用いられている。
リヤシートクツシヨン2は上述の如くクツシヨ
ン材2bの外部に複数枚の本皮が縫着された表皮
2cが覆設されると共に、クツシヨン材2bが貼
着されたシート基板2aには該リヤシートクツシ
ヨン2を車体側のリヤデツキ6に挿入嵌合により
固定するためのブラケツト(図示省略)が突設さ
れた周知の構造を有するものである。
下側シートバツク部4はリヤシートバツク3の
下半部を形成するものであつて、その内部構成は
上述のリヤシートクツシヨン2と同様であり、リ
ヤデツキ6への取付け構造は該リヤデツキ6に設
けられたブラケツト(図示省略)にボルト止めさ
れる周知のリヤシートバツク取付け構造となつて
いる。また該下側シートバツク部4の両側部4d
のドアトリム7との接触部分において該下側シー
トバツク部4とドアトリム7とがドアの閉鎖時に
一体的に見えるよう該両側部4dは前方へ湾曲さ
れている(第1図参照)。
上側シートバツク部5はリヤシートバツク3の
上半部およびパツケージトレイ5dを形成するも
のであつて、その内部構成の主要部は上述したシ
ートクツシヨン2および下側シートバツク部4と
同様にシート基板5a、クツシヨン材5bおよび
表皮5cから成つている。シート基板5aは第3
図に示すようにプラスチツク製で肉厚の背もたれ
部5eと板金製で薄肉のパツケージトレイ基部5
fがボルト止めによつて連結されて成り、該パツ
ケージトレイ基部5fの後端はリヤウインド8の
内側下端近傍まで延設されている。そして該シー
ト基板5aの背もたれ部5eの下端の中央および
左右両側の3箇所にはブラケツト5g(第2図破
線)が突設されており、また該背もたれ部5eと
パツケージトレイ基部5fとの連結部近傍には該
上側シート部材5を取付ける際の位置決め部とな
る位置決めピン5h(第2図破線)が左右両側の
2箇所に下方へ突設されている。更に、パツケー
ジトレイ基部5fの後端部附近は下方へ湾曲され
たU字状部5iが設けられ、該U字状部5iの下
面にはマジツクテープ5jが係止されている。そ
して上記ブラケツト5gおよびマジツクテープ5
jの2部材は該上側シートバツク部材5の取付け
時の締結部となるものであつて、各々が対面する
リヤデツキ6側にはボルト挿入孔6a及びマジツ
クテープ6cが設けられている。そして、上記リ
ヤデツキ6における上記位置決めピン5hに対応
した位置には位置決めピン挿入孔6bが形成され
ており(図2参照)、上側シートバツク部5の取
付け時には、この位置決めピン5hが位置決めピ
ン挿入孔6bに挿入されることによつて該上側シ
ートバツク部5が所定位置で仮止めされるように
なつている。従つて、この位置決めピン5h及び
位置決めピン挿入孔6bにより本考案でいう仮止
め手段が構成されている。
尚、背もたれ部5eには該背もたれ部に当接さ
れるクツシヨン材5bのずれを防止するために略
中央部で左右方向に延びる凸部5lが形成されて
いる。また、シート基板5aとリヤデツキ6との
間にはゴム等の弾性材Dが介在、配置されて車体
の振動によつて両者が接触して発生する異音を防
止している。クツシヨン材5bは上記シート基板
5aに沿つた形状を有するスポンジ部材であつ
て、前記背もたれ部5eの前方に貼着されるクツ
シヨン材は乗員のヘツドレストを兼ねるために厚
肉となつて前方へ張出しており、一方パツケージ
トレイ基部5fの上方へ貼着されるクツシヨン材
はスピーカーを取付けたり、その他小物が置ける
よう薄肉に形成されると共に上記パツケージトレ
イ基部5fの形状に沿つて後方へ傾斜を有して小
物の前方への落下を防いでいる。また、該クツシ
ヨン材5bを覆う表皮には前述の如く耐光性に優
れたビニルレザーが用いられているためにリヤウ
インド8から入射する太陽光線によつて変形およ
び変色し難いものである。更に、該上側シートバ
ツク部5においても前記下側シートバツク部4と
同様にその両側部5kはドア閉鎖時においてドア
トリム7と一体的に見えるよう前方へ湾曲されて
いる(第1図参照)。
次に上記各シート2,4,5を車体のリヤデツ
キ6への取付ける際について説明する。
先ず、上側シートバツク部5を取付けるに際
し、先ずリヤウインド8と車体との連結部を覆う
べくカバープレート9をねじ止めし、その後、位
置決めピン5hをリヤデツキ6の位置決めピン挿
入孔6bへ挿入係止する。この時、確実に挿入さ
れたことが外観から確認できないために、上側シ
ートバツク部5を前後へ平行移動させながら確認
することになる。そして位置決めピン5hの挿入
係止状態にあつては作業者が該上側シートバツク
部5を保持しておく必要はなく各締結部の締結作
業が行えるものとなり作業性の良いものである。
この状態において、ブラケツト5gとボルト挿入
孔6aの各3箇所をボルト止めし、その後パツケ
ージトレイ基部5fのマジツクテープ5j,6c
を押圧して係合させることによつて上側シートバ
ツク部5はリヤデツキ6へ取付けられる。そし
て、リヤシートバツク3の下側シートバツク部4
を、その後リヤシートクツシヨン2を従来の取付
け作業と同様に、リヤデツキ6に設けられたブラ
ケツトおよび挿入溝(共に図示省略)へボルト止
め若しくは挿入嵌合することによつて固着する。
以上の作業によりリヤシート1およびパツケージ
トレイ5dの取付けが完了され、シートの取付け
とは別にパツケージトレイの取付け作業を行う必
要のないものである。
(考案の効果) 上述の如く本考案によれば、リヤシートバツク
を上側シートバツク部および下側シートバツク部
に分割すると共に、上記上側シートバツク部の両
側部と、該両側部に対応した上記リヤデツキの両
側部との間に仮止め手段を配設し、この仮止め手
段を、上側シートバツク部のリヤデツキへの取付
け時に該上側シートバツク部をリヤデツキに対し
て所定位置で仮止めしておくための位置決めピン
及び該位置決めピンが挿入される位置決め孔で構
成するようにしたために、1つのシートバツクに
おいて2種類の表皮が適用でき、室内のデザイン
性が向上されると共に、上側シートバツク部のリ
ヤデツキへの取付け時には、位置決めピンを位置
決めピン挿入孔に挿入させて上側シートバツク部
を仮止めした状態で締結部による締結が可能であ
るので、車体への組付け作業性が向上されたもの
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は車室内後部の斜視図、第2図はリヤシー
トの一部を破断した斜視図、第3図は第2図の
−線に沿つた一部を破断した断面図であり、第
4図は従来のリヤシートの一部を破断した斜視図
である。 1……リヤシート、2……リヤシートクツシヨ
ン、3……リヤシートバツク、4……下側シート
バツク部、5……上側シートバツク部、5d……
パツケージトレイ、5g……ブラケツト、5h…
…位置決めピン、5j……マジツクテープ、6b
……位置決めピン挿入孔、8……リヤウインド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リヤシートクツシヨンとリヤシートバツクから
    成るリヤシートにおいて、 上記リヤシートバツクは上側シートバツク部お
    よび下側シートバツク部に分割されており、上側
    シートバツク部の上端部は後方へ折曲され、リヤ
    ウインド内側下端近傍まで延設されてパツケージ
    トレイが形成されると共に、上側シートバツク部
    の少なくとも両側部には該上側シートバツク部を
    リヤデツキに締結するための締結部が設けられて
    おり、 上記上側シートバツク部の両側部と、該両側部
    に対応した上記リヤデツキの両側部との間には仮
    止め手段が配設されており、該仮止め手段は、上
    側シートバツク部のリヤデツキへの取付け時に、
    該上側シートバツク部をリヤデツキに対して所定
    位置で仮止めしておくための位置決めピン及び該
    位置決めピンが挿入される位置決め孔で構成され
    ていることを特徴とする自動車のリヤシート構
    造。
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