JPH0544729A - 半割りすべり軸受 - Google Patents
半割りすべり軸受Info
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- JPH0544729A JPH0544729A JP3229627A JP22962791A JPH0544729A JP H0544729 A JPH0544729 A JP H0544729A JP 3229627 A JP3229627 A JP 3229627A JP 22962791 A JP22962791 A JP 22962791A JP H0544729 A JPH0544729 A JP H0544729A
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- JP
- Japan
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- crush relief
- bearing
- slide bearing
- half slide
- plastically deformed
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/046—Brasses; Bushes; Linings divided or split, e.g. half-bearings or rolled sleeves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/02—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only
- F16C17/022—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only with a pair of essentially semicircular bearing sleeves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/02—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of sliding-contact bearings
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【構成】 半割りすべり軸受１の内周面両端部にクラッ
シュリリーフ２が形成されており、該クラッシュリリー
フ２の形成範囲内に塑性変形部３と弾性変形部４とを形
成している。 【効果】 塑性変形部は、半割りすべり軸受の組付け時
に加わる円周方向の圧縮力によって塑性変形される。ク
ラッシュハイトの大きさにバラツキがあっても、それを
塑性変形部の塑性変形で吸収できるので、半割りすべり
軸受のハウジングへの密着力の大きさを可及的に一定に
保つことができる。したがって密着力の不足によるフレ
ッティングやスラッジングの発生を防止でき、また半割
りすべり軸受の突合せ部分が大きく半径方向内方に突出
したり穴近傍が変形して突出することも防止することが
できる。
シュリリーフ２が形成されており、該クラッシュリリー
フ２の形成範囲内に塑性変形部３と弾性変形部４とを形
成している。 【効果】 塑性変形部は、半割りすべり軸受の組付け時
に加わる円周方向の圧縮力によって塑性変形される。ク
ラッシュハイトの大きさにバラツキがあっても、それを
塑性変形部の塑性変形で吸収できるので、半割りすべり
軸受のハウジングへの密着力の大きさを可及的に一定に
保つことができる。したがって密着力の不足によるフレ
ッティングやスラッジングの発生を防止でき、また半割
りすべり軸受の突合せ部分が大きく半径方向内方に突出
したり穴近傍が変形して突出することも防止することが
できる。
Description
【産業上の利用分野】本発明は半割りすべり軸受に関
し、より詳しくは、クラッシュリリーフを有する半割り
すべり軸受に関する。
し、より詳しくは、クラッシュリリーフを有する半割り
すべり軸受に関する。
【従来の技術】２つの半割りすべり軸受を１組としてこ
れをハウジングに組付ける際には、２つの半割りすべり
軸受の外周面における円周方向長さを上記ハウジングの
内周面長さより長く設定している。そして組付け時の半
割りすべり軸受の円周方向の圧縮力で各半割りすべり軸
受を円周方向に圧縮変形させ、その圧縮力で各半割りす
べり軸受の外周面をハウジングの内周面に密着させるよ
うにしている。この際、上記２つの半割りすべり軸受の
突合せ面に僅かな段差が生じたり、突合せ部分が上記圧
縮力によって半径方向内方に僅かに突出したりするの
で、半割りすべり軸受の突合せ部分の内周面を僅かに削
りとってクラッシュリリーフとし、上記段差や突出部分
をそのクラッシュリリーフ内に位置させてそれら段差や
突出部分が軸の外周面に当接することがないようにして
いる。そのようなクラッシュリリーフを有する半割りす
べり軸受は、従来既に周知であり、また半割りすべり軸
受のクラッシュリリーフを形成した部分は、半割りすべ
り軸受の組付け時に加わる円周方向の圧縮力では塑性変
形することがないように設けられている。
れをハウジングに組付ける際には、２つの半割りすべり
軸受の外周面における円周方向長さを上記ハウジングの
内周面長さより長く設定している。そして組付け時の半
割りすべり軸受の円周方向の圧縮力で各半割りすべり軸
受を円周方向に圧縮変形させ、その圧縮力で各半割りす
べり軸受の外周面をハウジングの内周面に密着させるよ
うにしている。この際、上記２つの半割りすべり軸受の
突合せ面に僅かな段差が生じたり、突合せ部分が上記圧
縮力によって半径方向内方に僅かに突出したりするの
で、半割りすべり軸受の突合せ部分の内周面を僅かに削
りとってクラッシュリリーフとし、上記段差や突出部分
をそのクラッシュリリーフ内に位置させてそれら段差や
突出部分が軸の外周面に当接することがないようにして
いる。そのようなクラッシュリリーフを有する半割りす
べり軸受は、従来既に周知であり、また半割りすべり軸
受のクラッシュリリーフを形成した部分は、半割りすべ
り軸受の組付け時に加わる円周方向の圧縮力では塑性変
形することがないように設けられている。
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記半割り
すべり軸受の外周面とハウジングの内周面との密着力の
大きさは、上記半割りすべり軸受の外周面における円周
方向長さと上記ハウジングの内周面における円周方向長
さとの差、すなわちクラッシュハイトの大きさに応じて
得られるが、半割りすべり軸受やハウジングの製造誤差
によってそのクラッシュハイトの大きさにバラツキがあ
ると、密着力の大きさにもバラツキが生じるようにな
る。そしてクラッシュハイトが過小となって上記密着力
が不足すると、フレッティングやスラッジングが発生し
易くなる。他方、クラッシュハイトが過大となると、ク
ラッシュリリーフを形成した部分は塑性変形することな
く、図６に示すように突合せ部分が半径方向内方に大き
く湾曲されて突出したり、穴近傍が変形されて突出して
軸の外周面に当接するようになる。本発明はそのような
事情に鑑み、上記クラッシュハイトの大きさにバラツキ
があっても密着力の大きさを可及的に一定に保ってフレ
ッティングやスラッジングの発生を防止し、しかも突合
せ部分が大きく半径方向内方に突出することや穴近傍が
変形して突出することも防止できるようにしたものであ
る。
すべり軸受の外周面とハウジングの内周面との密着力の
大きさは、上記半割りすべり軸受の外周面における円周
方向長さと上記ハウジングの内周面における円周方向長
さとの差、すなわちクラッシュハイトの大きさに応じて
得られるが、半割りすべり軸受やハウジングの製造誤差
によってそのクラッシュハイトの大きさにバラツキがあ
ると、密着力の大きさにもバラツキが生じるようにな
る。そしてクラッシュハイトが過小となって上記密着力
が不足すると、フレッティングやスラッジングが発生し
易くなる。他方、クラッシュハイトが過大となると、ク
ラッシュリリーフを形成した部分は塑性変形することな
く、図６に示すように突合せ部分が半径方向内方に大き
く湾曲されて突出したり、穴近傍が変形されて突出して
軸の外周面に当接するようになる。本発明はそのような
事情に鑑み、上記クラッシュハイトの大きさにバラツキ
があっても密着力の大きさを可及的に一定に保ってフレ
ッティングやスラッジングの発生を防止し、しかも突合
せ部分が大きく半径方向内方に突出することや穴近傍が
変形して突出することも防止できるようにしたものであ
る。
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、クラ
ッシュリリーフを有する半割りすべり軸受において、上
記クラッシュリリーフの形成範囲内に、該半割りすべり
軸受の組付け時に加わる円周方向の圧縮力で塑性変形す
る塑性変形部と弾性変形する弾性変形部とを設けたもの
である。
ッシュリリーフを有する半割りすべり軸受において、上
記クラッシュリリーフの形成範囲内に、該半割りすべり
軸受の組付け時に加わる円周方向の圧縮力で塑性変形す
る塑性変形部と弾性変形する弾性変形部とを設けたもの
である。
【作用】上記構成によれば、半割りすべり軸受の組付け
時には、該半割りすべり軸受の円周方向に加わる圧縮力
が徐々に増大することによって半割りすべり軸受の全体
が円周方向に圧縮弾性変形されるが、その圧縮力が大き
くなるとやがて上記塑性変形部が塑性変形されるように
なる。つまり上記塑性変形部は、半割りすべり軸受の組
付け時の圧縮力によって塑性変形するようになるが、後
述する鋼材の応力−伸び線図から理解されるように、塑
性変形部が塑性変形している間の密着力の大きさの変動
は、全体が弾性変形している場合に比較して小さくな
る。したがって、クラッシュハイトの大きさに多少のバ
ラツキがあってもそのバラツキを塑性変形部の塑性変形
によって吸収することができ、それによって密着力の大
きさを可及的に一定に保って、密着力の過小によるフレ
ッティングを確実に防止することができる。また、上記
塑性変形部が塑性変形すると当該部分は半径方向内方に
突出されるようになるが、従来の突合せ部分のように湾
曲されながら大きく半径方向内方に突出するのではな
く、塑性変形によってその部分の空隙を埋めながら徐々
に半径方向内方に押出されるので、当該部分が半径方向
内方に突出してもその量は相対的に僅かであり、しかも
塑性変形部をクラッシュリリーフの形成範囲に形成して
いるので、当該部分が半径方向内方に突出して軸の外周
面に当接することを防止することができる。
時には、該半割りすべり軸受の円周方向に加わる圧縮力
が徐々に増大することによって半割りすべり軸受の全体
が円周方向に圧縮弾性変形されるが、その圧縮力が大き
くなるとやがて上記塑性変形部が塑性変形されるように
なる。つまり上記塑性変形部は、半割りすべり軸受の組
付け時の圧縮力によって塑性変形するようになるが、後
述する鋼材の応力−伸び線図から理解されるように、塑
性変形部が塑性変形している間の密着力の大きさの変動
は、全体が弾性変形している場合に比較して小さくな
る。したがって、クラッシュハイトの大きさに多少のバ
ラツキがあってもそのバラツキを塑性変形部の塑性変形
によって吸収することができ、それによって密着力の大
きさを可及的に一定に保って、密着力の過小によるフレ
ッティングを確実に防止することができる。また、上記
塑性変形部が塑性変形すると当該部分は半径方向内方に
突出されるようになるが、従来の突合せ部分のように湾
曲されながら大きく半径方向内方に突出するのではな
く、塑性変形によってその部分の空隙を埋めながら徐々
に半径方向内方に押出されるので、当該部分が半径方向
内方に突出してもその量は相対的に僅かであり、しかも
塑性変形部をクラッシュリリーフの形成範囲に形成して
いるので、当該部分が半径方向内方に突出して軸の外周
面に当接することを防止することができる。
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図１において、半割りすべり軸受１は、図示しない
が外周面側の鋼材からなる裏金と内周面側の軸受合金と
からなっており、かつ全体として半割り円筒状に形成し
ている。この半割りすべり軸受１の内周面両端部には、
突合せ端側が薄肉となるように円弧状に切り欠いたクラ
ッシュリリーフ２をそれぞれ形成してあり、さらに両ク
ラッシュリリーフ２の形成範囲内の先端側に、突合せ端
側がさらに薄肉となるように円弧状に切り欠いた塑性変
形部３をそれぞれ形成し、かつ両クラッシュリリーフ２
の形成範囲内において、上記塑性変形部３以外の部分を
弾性変形部４としている。図２は鋼材の応力−伸び線図
を示したもので、同図において、符合Ａは弾性変形領域
を、符合Ｂは塑性変形領域をそれぞれ示している。そし
て上記半割りすべり軸受１のリリーフハイトや塑性変形
部３の肉厚等は、該半割りすべり軸受１がハウジングに
組込まれて円周方向に圧縮された際に上記塑性変形部３
が塑性変形するように設定してあり、かつその目標とす
る設定範囲Ｃは、半割りすべり軸受１に加わる応力が増
大しても縮みがほとんど生じない範囲に設定している。
以上の構成において、半割りすべり軸受１の組付け時に
は上記リリーフハイトが圧縮されて半割りすべり軸受１
が円周方向に圧縮されるようになり、その圧縮力が大き
くなると、塑性変形部３が塑性変形されるようになる。
そして上記設定範囲Ｃは、半割りすべり軸受１に加わる
応力が増大しても縮みがほとんど生じない範囲に設定し
ているので、クラッシュハイトの大きさや半割りすべり
軸受１の各部の寸法に多少のバラツキがあってもそのバ
ラツキを塑性変形部の塑性変形により吸収して密着力の
大きさを可及的に一定に保つことができ、それにより密
着力の不足によって生じるフレッティングを確実に防止
することができる。また、上記塑性変形部３が塑性変形
すると当該部分は半径方向内方に突出されるようになる
が、従来の突合せ部分のように湾曲されながら大きく半
径方向内方に突出するのではなく、塑性変形によってそ
の部分の空隙を埋めながら徐々に半径方向内方に押出さ
れるので、当該部分が半径方向内方に突出してもその量
は相対的に僅かであり、しかも塑性変形部３をクラッシ
ュリリーフ２の形成範囲に形成しているので、当該部分
が半径方向内方に突出して軸の外周面に当接することを
防止することができる。図３は本発明の他の実施例を示
したもので、本実施例では塑性変形部５の形状を段状と
したものである。また、図４、図５も本発明の他の実施
例を示したもので、本実施例では両クラッシュリリーフ
２の形成範囲内のほぼ中央部に貫通穴６を穿設し、この
貫通穴６の両側の部分を塑性変形部７としている。これ
ら各実施例において、その他の構成は図１の実施例と同
様に構成している。以下に、上記各実施例における半割
りすべり軸受の好適な各部の寸法を述べる（単位はｍ
ｍ）。 図１の実施例における代表例１ 図１の実施例における代表例２ 軸受内径（直径） ４５ ４５ 中央肉厚（ｔ0 ） １．４ １．３７５ 端部肉厚（ｔ1 ） １．３７５ １．３７５ １段目端肉厚（ｔ2 ） １．３４５ １．３４５ 突合せ面肉厚（ｔc ） ０．９ ０．９ １段目長さ （HD1 ） ６．５ ６．５ ２段目長さ （HD2 ） ０．３ ０．３ クラッシュハイト（Ｈ） ０．２８ ０．２８ 軸受幅 １７ １７ 図３の実施例における代表例 軸受内径（直径） ４５ 中央肉厚（ｔ0 ） １．４ 端部肉厚（ｔ1 ） １．３７５ １段目端肉厚（ｔ2 ） １．３４５ ２段目端肉厚（ｔ3 ） ０．９７４ 突合せ面肉厚（ｔc ） ０．９７４ １段目長さ （HD1 ） ６．５ ２段目長さ （HD2 ） ０．３ クラッシュハイト ０．２６ 軸受幅 １７ 図４、図５の実施例における代表例１ 図４、図５の実施例における代表例２ 軸受内径（直径） ４５ ４５ 中央肉厚（ｔ0 ） １．４ １．４ 端部肉厚（ｔ1 ） １．３７５ １．３７５ 突合せ面肉厚（ｔc ） ０．９７４ ０．９７４ １段目長さ （HD1 ） ６．５ ６．５ 貫通穴形状 真円 楕円 直径４．７ ｄA ＝１、ＷA ＝４．７ 貫通穴位置（HDA ） ３．２５ ３．２５ クラッシュハイト ０．２６ ０．２６ 軸受幅 １７ １７
と、図１において、半割りすべり軸受１は、図示しない
が外周面側の鋼材からなる裏金と内周面側の軸受合金と
からなっており、かつ全体として半割り円筒状に形成し
ている。この半割りすべり軸受１の内周面両端部には、
突合せ端側が薄肉となるように円弧状に切り欠いたクラ
ッシュリリーフ２をそれぞれ形成してあり、さらに両ク
ラッシュリリーフ２の形成範囲内の先端側に、突合せ端
側がさらに薄肉となるように円弧状に切り欠いた塑性変
形部３をそれぞれ形成し、かつ両クラッシュリリーフ２
の形成範囲内において、上記塑性変形部３以外の部分を
弾性変形部４としている。図２は鋼材の応力−伸び線図
を示したもので、同図において、符合Ａは弾性変形領域
を、符合Ｂは塑性変形領域をそれぞれ示している。そし
て上記半割りすべり軸受１のリリーフハイトや塑性変形
部３の肉厚等は、該半割りすべり軸受１がハウジングに
組込まれて円周方向に圧縮された際に上記塑性変形部３
が塑性変形するように設定してあり、かつその目標とす
る設定範囲Ｃは、半割りすべり軸受１に加わる応力が増
大しても縮みがほとんど生じない範囲に設定している。
以上の構成において、半割りすべり軸受１の組付け時に
は上記リリーフハイトが圧縮されて半割りすべり軸受１
が円周方向に圧縮されるようになり、その圧縮力が大き
くなると、塑性変形部３が塑性変形されるようになる。
そして上記設定範囲Ｃは、半割りすべり軸受１に加わる
応力が増大しても縮みがほとんど生じない範囲に設定し
ているので、クラッシュハイトの大きさや半割りすべり
軸受１の各部の寸法に多少のバラツキがあってもそのバ
ラツキを塑性変形部の塑性変形により吸収して密着力の
大きさを可及的に一定に保つことができ、それにより密
着力の不足によって生じるフレッティングを確実に防止
することができる。また、上記塑性変形部３が塑性変形
すると当該部分は半径方向内方に突出されるようになる
が、従来の突合せ部分のように湾曲されながら大きく半
径方向内方に突出するのではなく、塑性変形によってそ
の部分の空隙を埋めながら徐々に半径方向内方に押出さ
れるので、当該部分が半径方向内方に突出してもその量
は相対的に僅かであり、しかも塑性変形部３をクラッシ
ュリリーフ２の形成範囲に形成しているので、当該部分
が半径方向内方に突出して軸の外周面に当接することを
防止することができる。図３は本発明の他の実施例を示
したもので、本実施例では塑性変形部５の形状を段状と
したものである。また、図４、図５も本発明の他の実施
例を示したもので、本実施例では両クラッシュリリーフ
２の形成範囲内のほぼ中央部に貫通穴６を穿設し、この
貫通穴６の両側の部分を塑性変形部７としている。これ
ら各実施例において、その他の構成は図１の実施例と同
様に構成している。以下に、上記各実施例における半割
りすべり軸受の好適な各部の寸法を述べる（単位はｍ
ｍ）。 図１の実施例における代表例１ 図１の実施例における代表例２ 軸受内径（直径） ４５ ４５ 中央肉厚（ｔ0 ） １．４ １．３７５ 端部肉厚（ｔ1 ） １．３７５ １．３７５ １段目端肉厚（ｔ2 ） １．３４５ １．３４５ 突合せ面肉厚（ｔc ） ０．９ ０．９ １段目長さ （HD1 ） ６．５ ６．５ ２段目長さ （HD2 ） ０．３ ０．３ クラッシュハイト（Ｈ） ０．２８ ０．２８ 軸受幅 １７ １７ 図３の実施例における代表例 軸受内径（直径） ４５ 中央肉厚（ｔ0 ） １．４ 端部肉厚（ｔ1 ） １．３７５ １段目端肉厚（ｔ2 ） １．３４５ ２段目端肉厚（ｔ3 ） ０．９７４ 突合せ面肉厚（ｔc ） ０．９７４ １段目長さ （HD1 ） ６．５ ２段目長さ （HD2 ） ０．３ クラッシュハイト ０．２６ 軸受幅 １７ 図４、図５の実施例における代表例１ 図４、図５の実施例における代表例２ 軸受内径（直径） ４５ ４５ 中央肉厚（ｔ0 ） １．４ １．４ 端部肉厚（ｔ1 ） １．３７５ １．３７５ 突合せ面肉厚（ｔc ） ０．９７４ ０．９７４ １段目長さ （HD1 ） ６．５ ６．５ 貫通穴形状 真円 楕円 直径４．７ ｄA ＝１、ＷA ＝４．７ 貫通穴位置（HDA ） ３．２５ ３．２５ クラッシュハイト ０．２６ ０．２６ 軸受幅 １７ １７
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、クラッ
シュハイトの大きさにバラツキがあっても従来に比較し
て密着力の大きさを可及的に一定に保つことができ、し
たがって密着力の不足によるフレッティングやスラッジ
ングの発生を防止し、しかも突合せ部分が大きく半径方
向内方に突出したり穴近傍が変形して突出することも防
止することができるという効果が得られる。
シュハイトの大きさにバラツキがあっても従来に比較し
て密着力の大きさを可及的に一定に保つことができ、し
たがって密着力の不足によるフレッティングやスラッジ
ングの発生を防止し、しかも突合せ部分が大きく半径方
向内方に突出したり穴近傍が変形して突出することも防
止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を誇張して示す正面図。
【図２】鋼材の応力−伸び線図。
【図３】本発明の他の実施例の要部の正面図。
【図４】本発明のさらに他の実施例の要部の断面図。
【図５】図４の右側面図。
【図６】従来の半割りすべり軸受の欠点を説明するため
の断面図。
の断面図。
【符号の説明】 １…半割りすべり軸受 ２…クラッシュリリーフ ３、５、７…塑性変形部 ４…弾性変形部
５…貫通穴
５…貫通穴
Claims (1)
- 【請求項１】 クラッシュリリーフを有する半割りすべ
り軸受において、上記クラッシュリリーフの形成範囲内
に、該半割りすべり軸受の組付け時に加わる円周方向の
圧縮力で塑性変形する塑性変形部と弾性変形する弾性変
形部とを設けたことを特徴とする半割りすべり軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3229627A JPH0544729A (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 半割りすべり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3229627A JPH0544729A (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 半割りすべり軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544729A true JPH0544729A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16895161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3229627A Pending JPH0544729A (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 半割りすべり軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544729A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005037502A1 (de) * | 2005-08-09 | 2007-03-15 | Federal-Mogul Wiesbaden Gmbh | Lagerschale und Verfahren zu deren Herstellung |
| WO2012028682A1 (de) * | 2010-09-02 | 2012-03-08 | Federal-Mogul Wiesbaden Gmbh | Schmutzdepots in gleitlagern |
| JP2012132988A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Denso Corp | 車載光学センサの洗浄システム |
| DE102015204087A1 (de) | 2014-03-14 | 2015-09-17 | Daido Metal Company Ltd. | Lagervorrichtung |
| DE102015204085A1 (de) | 2014-03-14 | 2015-09-17 | Daido Metal Company Ltd. | Gleitlager |
| JP2016090025A (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-23 | 大豊工業株式会社 | 半割軸受 |
| JP2016090026A (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-23 | 大豊工業株式会社 | 半割軸受 |
-
1991
- 1991-08-16 JP JP3229627A patent/JPH0544729A/ja active Pending
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| DE102005037502B4 (de) * | 2005-08-09 | 2009-11-26 | Federal-Mogul Wiesbaden Gmbh | Lagerschale |
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