JPH0544724U - ワイパ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイパブレードによる窓ガラス表面の拭き残
り面積が極めて少なく、かつ不作動時にワイパ部材の視
界遮へい面積が少ないワイパ装置を提供する。 【構成】 窓ガラスの表面に当接されて同表面を掃拭す
るワイパブレードと、一端に同ワイパブレードを枢支す
ると共に、他端を往復揺動するワイパクランクに枢着さ
れたワイパアームと、同ワイパアームの中間部分を同ア
ームの長手方向に沿い移動自在に枢支する支点クランク
と、上記ワイパアームと協働して上記ワイパブレードを
上記窓ガラス表面の掃拭中実質的に一定の姿勢に保持す
るための平行リンク装置とを具え、上記ワイパクランク
の往復揺動によって上記ワイパブレードのワイパアーム
に対する枢着点が略直線的に変位すると共に、同ワイパ
アームの作動停止時に、上記支点クランク及びワイパク
ランクを設定角度廻動させることによって、上記ワイパ
アームが格納位置に駆動されて上記ワイパブレードが上
記窓ガラスの一側縁に沿いかつその一部が窓ガラスの外
部に突出した休止位置に変位せしめられるように構成さ
れたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動車特にクレーン車等の窓ガラスを掃拭するのに好適なワイパ装 置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

自動車、特にクレーン車等正面形状が略長方形をなすウインドシールドに付設 されて窓ガラスの表面を掃拭するワイパ装置の典型的な構成を、図１３の概略正 面図について説明する。図中符号ａは正面形状が略長方形をなすウインドシール ドの窓ガラス、ｂはキャブのフロントパネル等ウインドシールド下方の車体部分 に固定された枢軸ｃの周りに廻動自在に支持されたワイパアーム、ｄは同ワイパ アームｂの上端に枢支され上記窓ガラスａの表面を掃拭するワイパブレード、ｅ はその一端を上記ワイパアームｂの下端に枢着されると共に他端をワイパクラン クｆの自由端に枢着された駆動リンク、ｇは上記ワイパクランクｆを回転させる ワイパモータ、ｈは上記ワイパアームｂと共に平行リンク機構を形成しワイパブ レードｄを図示の垂直姿勢に保持する補助リンクである。

【０００３】 上記ワイパ装置において、ワイパモータｇの回転により、ワイパクランクｆ及 び駆動リンクｅを介してワイパアームｂが枢軸ｃの周りを円弧運動しながら往復 揺動するため、図中に一点鎖線ｉで囲まれた範囲の窓ガラス面のみが掃拭され、 その上下の部分ｊ及びｋに拭き残り部分が発生する。雨天走行及び作業時の視界 を改善するために、上記拭き残り部分ｊ及びｋを解消することが望ましい。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記従来のワイパ装置の欠点に鑑み創案されたもので、ウインドシ ールド等における窓ガラスの拭き残り部分を実質的に解消し又は極めて少くして 視界を改善すると共に、ワイパ装置の休止時において、ワイパブレード及びワイ パアーム等による視界の低減を可及的に小さくすることができるこの種装置を提 供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案は、窓ガラスの表面に当接されて同表面を掃 拭するワイパブレードと、一端に同ワイパブレードを枢支すると共に、他端を往 復揺動するワイパクランクに枢着されたワイパアームと、同ワイパアームの中間 部分を同アームの長手方向に沿い移動自在に枢支する支点クランクと、上記ワイ パアームと協働して上記ワイパブレードを上記窓ガラス表面の掃拭中実質的に一 定の姿勢に保持するための平行リンク装置とを具え、上記ワイパクランクの往復 揺動によって上記ワイパブレードのワイパアームに対する枢着点が略直線的に変 位すると共に、同ワイパアームの作動停止時に、上記支点クランク及びワイパク ランクを設定角度廻動させることによって、上記ワイパアームが格納位置に駆動 されて上記ワイパブレードが上記窓ガラスの一側縁に沿いかつその一部が窓ガラ スの外部に突出した休止位置に変位せしめられるように構成されたことを特徴と するワイパ装置を提案するものである。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例を図１ないし図１２について具体的に説明する。図中符号 １０はクレーン車等の正面形状が略長方形をなすウインドシールドの窓ガラス、 １２は上記窓ガラス１０の表面に弾性的に当接して同ガラス表面を掃拭するワイ パブレード、１４はその一端（上端）にＴ字状をなすブレードホルダ１６を枢着 すると共に、他端（下端）をワイパクランク１８の自由端に枢着されたワイパア ーム、２０は同ワイパアーム１４の上下方向中間部分に同アーム長手方向に延在 して形成された長溝である。 上記ブレードホルダ１６は、ワイパブレード１２の上下方向における略中央部 を支持し、また上記長溝２０には、支点クランク２２の先端に突設された支点軸 ２４が摺動自在に嵌装されている。一方、上記ワイパクランク１８には、図２の 分解斜視図に良く示されているように、その自由端部にクランクピン２６が突設 され、同クランクピン２６にはベルクランク２８が回転自在に外嵌されて上記ワ イパアーム１４の下端に同軸的に枢着されている。

【０００７】 上記ブレードホルダ１６の横方向に延びた腕３０及びベルクランク２８の横方 向に延びた腕３２の先端に、補助リンク３４の上下両端が夫々枢着され、上記ワ イパアーム１４と共に、上記ワイパブレード１２を常時略垂直の一定姿勢に保持 する平行リンク装置を形成している。

【０００８】 上記ワイパクランク１８は、ピニオン３６及び歯付ベルト用のプーリ３８に固 着され、枢軸４０によってウインドシールド下方のキャブ車体部材に回転自在に 支持されている。 上記ピニオン３６はラック４２に噛合し、同ラック４２は、図１に良く示され ているように、コネクティングリンク４４を介しワイパモータ４６の駆動クラン ク４８に連結されている。従って、ワイパモータ４６の一方向の回転により駆動 クランク４８及びコネクティングリンク４４を介してラック４２が左右に往復駆 動される。同ラック４２の往復動により、ピニオン３６及びこれと一体のワイパ クランク１８及びプーリ３８が所定の回転角度例えば２４０度の回転角度だけ正 逆両方向に駆動される。

【０００９】 上記ベルクランク２８の他方の腕５０には、コネクティングリンク５２を介し てシンクロクランク５４の自由端部が連結され、同シンクロクランク５４には歯 付ベルト用のプーリ５６が固着され、同シンクロクランク５４及びプーリ５６は 枢軸５８によって、ウインドシールド下方のキャブ車体部材に回転自在に支持さ れている。 上記ワイパクランク１８とシンクロクランク５４とは、実質的に同長に形成さ れ、また歯付ベルト６０を介して連動するブーリ３８及び５６は同一の有効径を 有するように形成されている。従って、ワイパクランク１８とシンクロクランク ５４とは同期的に往復揺動されることとなる。

【００１０】 上記支点クランク２２は、図１に示されているように格納モータ６２によって 駆動され、後述するようにワイパ作動の終了時に支点軸２４をワイパ作動位置か ら格納位置に変位させる。 図９に示されているように、ワイパモータ４６及び格納モータ６２は、コント ローラ６４によって制御され、同コントローラ６４はＯＮ−ＯＦＦ式のワイパス イッチ６６の操作によって作動する。図中６８は車載電源としてバッテリである 。

【００１１】 上記ワイパモータ４６は、図１０の概略側面図及び図１１の回路図に良く示さ れているように、ワイパアーム１４を高速度で揺動させるためのＨ端子、同ワイ パアーム１４を低速度で揺動させるためのＬ端子、ワイパ作動停止のとき、ワイ パブレード１２を窓ガラス１０の一側縁付近で停止させるようにするための▲＋ ▼端子を具え、これらは通常のワイパモータと全く同様である。更に、このワイ パモータでは、駆動クランク４８が待機位置▲Ａ▼で停止する電源端子Ａと、同 駆動クランク４８が停止位置▲Ｂ▼で停止する電源端子Ｂと、駆動クランク４８ が上記待機位置▲Ａ▼又は停止位置▲Ｂ▼の位置にあるときにＯＮになる（アー スされる）ポジションスイッチ端子ＰＡ及びＰＢを具えている。 上記ワイパモータ４６の作動態様は、次のとおりである。上記端子Ｈ又はＬに 電圧がかかっているときは、駆動クランク４８が高速度又は低速度で連続的に回 転する。またＡ端子に電圧がかかると、そのとき駆動クランク４８がどのような 回転角位置にあっても、必ず図１０の待機位置▲Ａ▼まで廻動して停止し、同駆 動クランク４８が停止するとＰＡ端子がＯＮになる。更に、Ｂ端子に電圧がかか ると駆動クランク４８がそのときどのような回転角位置にあっても、必ず停止位 置▲Ｂ▼まで廻動して停止し、同駆動クランク４８が停止するとＰＢ端子がＯＮ になる。

【００１２】 上記格納モータ６２は、図１２の概略側面図に良く示されているように、端子 Ｕ、端子Ｄ、ポジションスイッチ端子ＰＵ、ポジションスイッチ端子ＰＤ及び▲ −▼端子を具えている。そして端子Ｕに電圧をかけることにより、支点クランク ２２が稼働位置▲Ｕ▼まで廻動して停止し、また端子Ｄに電圧をかけることによ って、支点クランク２２が格納位置▲Ｄ▼まで廻動して停止する。更に、支点ク ランク２２が上記稼働位置▲Ｕ▼にあるときはポジションスイッチ端子ＰＵがＯ Ｎになり（アースされる）、格納位置▲Ｄ▼にあるときはポジションスイッチ端 子ＰＤがＯＮになる。

【００１３】 上述したワイパ装置が使用されず休止しているとき、ワイパスイッチ６６は勿 論ＯＦＦになっていて、格納モータ６２のポジションスイッチは停止の信号を、 またワイパーモータ４６のポジションスイッチも停止の信号を、夫々コントロー ラ６４に供給している。支点クランク２２は、図１２の格納位置▲Ｄ▼にあり、 また駆動クランク４８は、図１０の停止位置▲Ｂ▼にある。 このワイパ休止状態のとき、ワイパ装置の各部材は図３に示すＳ_１位置にあり 、ワイパブレード１２は窓ガラス１０の一側縁（図では右側縁）に位置して、そ の一部下方部分が窓ガラス１０の下方に突出し、ワイパブレード１４及び補助リ ンク３４の上端付近の極く一部分のみが、窓ガラス１０の右下隅の小さい面積を 遮へいする休止位置に保持されている。従って、ワイパ装置の休止時において、 図８に示されているように、ワイパブレード１２が窓ガラス１０の右側縁に沿っ て停止し、ワイパアーム１４及び補助リンク３４が窓ガラス１０の右下隅を大き く横切って可成広い面積を遮へいしている通常のワイパ装置と較べ、著しく視界 を改善することができる。

【００１４】 次に、ワイパ装置を作動させるために、ワイパスイッチ６６をＬ（低速作動） 又はＨ（高速作動）接点にＯＮすると、コントローラ６４はその指令信号を受容 し、先づ格納モータ６２を作動させて、支点クランク２２の支点軸２４を、図４ において格納位置▲Ｄ▼から稼働位置▲Ｕ▼に向い移動させる。図４は、ワイパ スイッチ６６がＬ又はＨ接点にＯＮされた直後を示し、このとき格納モータ６２ のポジションスイッチ端子ＰＵが未だＯＮになっていないので、ワイパモータ４ ６は作動しない。従って、ワイパアーム１４はワイパクランク１８のクランクピ ン２６の周りに反時計方向に廻動し、ワイパブレード１２は窓ガラスの右側縁に 沿って下降した休止位置から矢印Ｅで示すように移動する。 支点クランク２２が稼働位置▲Ｕ▼に達して停止すると、格納モータ６２のＰ Ｕ端子がＯＮしてコントローラ６４に稼働ポジション信号が供給される。このと きワイパ装置の各部材は、図５に示す稼働開始位置Ｓ_２にある。

【００１５】 格納モータ６２から稼働ポジション信号を受けたコントローラ６４は、ワイパ モータ４６を回転させる。ワイパモータ４６が回転を始めると、駆動クランク４ ８及びコネクティングリンク４４を介してラック４２が図６に示されているよう に右動してピニオン３６が反時計方向に廻動され、同ピニオン３６と一体にワイ パクランク１８が廻動してワイパアーム １４が支点軸２４の周りを廻動しなが ら、同時に支点軸２４が長溝２０内を相対慴動して図示位置まで廻動する。この 結果、ワイパブレード１２は窓ガラス１０の他側縁（即ち左側縁）に隣接する位 置まで移動してガラス表面を掃拭する。 この間、ワイパクランク１８と同期してシンクロクランク５４が回転し、ベル クランク２８、補助リンク３４、ブレードホルダ１６及びワイパアーム１４から なる平行リンク機構の作用によって、ワイパブレード１２は実質的に一定の姿勢 即ち垂直な姿勢を保持してガラス表面を掃過する。また、この間コントローラ６ ４は、ワイパモータ４６のポジションスイッチから待機・稼働・待機・稼働・・ ・の順で絶えずポジション信号を受けている。

【００１６】 駆動クランク４８が図６の右方死点位置を越えて更に反時計方向に回転すると 、ラック４２が左動しピニオン３６が反転して時計方向に廻動する。ピニオン３ ６と一体にワイパクランク１８が時計方向に廻動するので、ワイパアーム１４が 支点軸２４の周りを時計方向に廻動し乍ら、下方に変位する。このとき支点軸２ ４が長溝２０内を相対慴動して、ワイパブレード１２は図７に示すように窓ガラ ス１０の表面に当接しながら右動する。この間、上記平行リンク装置の作用によ りワイパブレード１２は勿論略垂直の姿勢を保持している。

【００１７】 引続き駆動クランク４８が回転して図８に示されている左方死点に達したとき 、ワイパブレード１２が窓ガラス１０の右側縁に沿う右動行程端に到達する。そ の後、更に駆動クランク４８が回転すると、既に説明したように、ワイパブレー ド１２が反転して左動し、以下上記の往復直線運動を繰り返す。 上述したように、ワイパブレード１２が一定の姿勢を保持しながら、左右に略 直線運動を行なうので、窓ガラス１０の表面を殆ど拭き残すことなく掃拭するこ とができ、図１３に示した従前のワイパ装置と較べ視界を大巾に改善することが できる。

【００１８】 次に、ワイパスイッチ６６をＯＦＦに切換えると、コントローラ６４は、ワイ パモータ４６から待機のポジション信号が発せられるまで同ワイパモータを回転 させる。駆動クランク４８が待機位置▲Ａ▼に達したことを確認して、コントロ ーラ６４は格納モータ６２を駆動して支点クランク２２を稼働位置▲Ｕ▼から格 納位置▲Ｄ▼に廻動させる。 コントローラ６４は、格納モータ６２から支点クランク２２が格納位置▲Ｄ▼ に変位して同モータが停止した信号を受けてワイパモータ４６を、駆動クランク ４８が停止位置▲Ｂ▼に廻動するまで、回転させる。 上記のように支点クランク２２が格納位置▲Ｄ▼に変位し、次に駆動クランク ４８が待機位置▲Ａ▼から停止位置▲Ｂ▼に変位することによって、ワイパ装置 の各部材は上記図３に示した格納位置Ｓ_１に戻り、一作動サイクルが終了する。 格納位置Ｓ_１において、窓ガラス１０の視界が従来より大巾に改善されることは 、既に説明したとおりである。

【００１９】 なお、上記実施例では、ワイパクランク１８がラック４２とピニオン３６とに よって往復揺動されるように構成されているが、可逆転可変速モータによって直 接或いは間接に駆動してもよい。また、ワイパクランク１８とシンクロクランク ５４とがベルト装置を介して連動されるように構成されているが、奇数個の中間 歯車を介装した歯車列によって両クランクを連動させることも勿論可能である。 なお又、本考案は、正面形状が長方形をなす窓ガラスだけでなく、例えば正面 形状が略台形をなす窓ガラスにも適用することができ、この場合でも、ワイパブ レードが円弧運動を行なう通常のワイパ装置に較べ、掃き残し面積を低減して視 界を改善することができる。

【００２０】

【考案の効果】

叙上のように、本考案に係るワイパ装置は、窓ガラスの表面に当接されて同表 面を掃拭するワイパブレードと、一端に同ワイパブレードを枢支すると共に、他 端を往復揺動するワイパクランクに枢着されたワイパアームと、同ワイパアーム の中間部分を同アームの長手方向に沿い移動自在に枢支する支点クランクと、上 記ワイパアームと協働して上記ワイパブレードを上記窓ガラス表面の掃拭中実質 的に一定の姿勢に保持するための平行リンク装置とを具え、上記ワイパクランク の往復揺動によって上記ワイパブレードのワイパアームに対する枢着点が略直線 的に変位すると共に、同ワイパアームの作動停止時に、上記支点クランク及びワ イパクランクを設定角度廻動させることによって、上記ワイパアームが格納位置 に駆動されて上記ワイパブレードが上記窓ガラスの一側縁に沿いかつその一部が 窓ガラスの外部に突出した休止位置に変位せしめられるように構成されたことを 特徴とし、ウインドシールド等の窓ガラスの表面を効果的に掃拭することができ ると共に、ワイパ装置の不作動時とワイパブレードやワイパアーム等による視界 遮へい面積を小さくすることができるので、実用上有益である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示すワイパ装置全体の正面
図である。

【図２】図１に示したワイパ装置の要部を抽出して示し
た分解斜視図である。

【図３】図１に示したワイパ装置の格納状態を示した正
面図である。

【図４】図１に示したワイパ装置のワイパスイッチ閉成
直後の状態を示した正面図である。

【図５】図１に示したワイパ装置の作動開始状態を示し
た正面図である。

【図６】図５に示した状態からワイパブレードが左動ス
トローク端に到達した状態を示した正面図である。

【図７】図６に示した状態からワイパブレードが右動し
た状態を示した正面図である。

【図８】図７に示した状態からワイパブレードが右動ス
トローク端に到達した状態を示した正面図である。

【図９】図１におけるワイパモータ４６及び格納モータ
６２の制御回路図である。

【図１０】図１におけるワイパモータ４６を抽出して示
した側面図である。

【図１１】図１０に示したワイパモータ４６の回路図で
ある。

【図１２】図１における格納モータ６２を抽出して示し
た側面図である。

【図１３】従来のワイパ装置の概略正面図である。

【符号の説明】

１０ 窓ガラス １２ ワイパブレード １４ ワイパアーム １８ ワイパクランク ２０ 長溝 ２２ 支点クランク ２４ 支点軸 ３４ 補助リンク ４６ ワイパモータ ４８ 駆動クランク ６２ 格納モータ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 窓ガラスの表面に当接されて同表面を掃
   拭するワイパブレードと、一端に同ワイパブレードを枢
   支すると共に、他端を往復揺動するワイパクランクに枢
   着されたワイパアームと、同ワイパアームの中間部分を
   同アームの長手方向に沿い移動自在に枢支する支点クラ
   ンクと、上記ワイパアームと協働して上記ワイパブレー
   ドを上記窓ガラス表面の掃拭中実質的に一定の姿勢に保
   持するための平行リンク装置とを具え、上記ワイパクラ
   ンクの往復揺動によって上記ワイパブレードのワイパア
   ームに対する枢着点が略直線的に変位すると共に、同ワ
   イパアームの作動停止時に、上記支点クランク及びワイ
   パクランクを設定角度廻動させることによって、上記ワ
   イパアームが格納位置に駆動されて上記ワイパブレード
   が上記窓ガラスの一側縁に沿いかつその一部が窓ガラス
   の外部に突出した休止位置に変位せしめられるように構
   成されたことを特徴とするワイパ装置