JPH0544625A - 可変速揚水発電装置 - Google Patents
可変速揚水発電装置Info
- Publication number
- JPH0544625A JPH0544625A JP3197651A JP19765191A JPH0544625A JP H0544625 A JPH0544625 A JP H0544625A JP 3197651 A JP3197651 A JP 3197651A JP 19765191 A JP19765191 A JP 19765191A JP H0544625 A JPH0544625 A JP H0544625A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synchronous machine
- power
- alternating current
- pumping
- starting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Control Of Water Turbines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電力変換装置の揚水始動時に必要な出力電圧
を低減する。 【構成】 揚水始動時、短絡用開閉器4を投入し同期機
1の1次側1aを抵抗器7を介して短絡する。その後、電
力変換装置5から可変周波数の電力を同期機1の2次側
1bへ供給して同期機1を始動させる。
を低減する。 【構成】 揚水始動時、短絡用開閉器4を投入し同期機
1の1次側1aを抵抗器7を介して短絡する。その後、電
力変換装置5から可変周波数の電力を同期機1の2次側
1bへ供給して同期機1を始動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は可変速揚水発電装置に
係り、特にその揚水始動方式に関するものである。
係り、特にその揚水始動方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】交流励磁形同期機を使用した可変速揚水
発電装置において、その揚水始動、即ちポンプとして起
動させる方法としてその1次側を短絡し同期機を巻線形
誘導電動機として動作させる方式がある。図3はこの種
方式を採用した従来の可変速揚水発電装置の構成を示す
回路図である。図において、1は主開閉器2を介して交
流系統3に接続された交流励磁形同期機(以下、同期機
と略称する)、4は同期機1の1次側1aを短絡するため
の短絡用開閉器、5はその入力側が変圧器6を介して交
流系統3に、その出力側が同期機1の2次側1bにそれぞ
れ接続された電力変換装置で、可変周波数の電力を同期
機1の2次側1bに供給する。
発電装置において、その揚水始動、即ちポンプとして起
動させる方法としてその1次側を短絡し同期機を巻線形
誘導電動機として動作させる方式がある。図3はこの種
方式を採用した従来の可変速揚水発電装置の構成を示す
回路図である。図において、1は主開閉器2を介して交
流系統3に接続された交流励磁形同期機(以下、同期機
と略称する)、4は同期機1の1次側1aを短絡するため
の短絡用開閉器、5はその入力側が変圧器6を介して交
流系統3に、その出力側が同期機1の2次側1bにそれぞ
れ接続された電力変換装置で、可変周波数の電力を同期
機1の2次側1bに供給する。
【0003】次に動作、特にその揚水始動の要領につい
て説明する。先ず、主開閉器2を開放し、短絡用開閉器
4を投入して同期機1の1次側1aを短絡状態とする。そ
の後、電力変換装置5から低い周波数の電力を同期機1
の2次側1bに供給する。これによって同期機1は誘導電
動機として動作して回転を開始する。同期機1の回転数
の上昇に応じて電力変換装置5の出力周波数を上昇させ
ていき、最終的には定格同期周波数に誘導電動機のいわ
ゆる滑り周波数分を加えた出力周波数まで上昇させる。
この状態から短絡用開閉器4を開、主開閉器2を閉とし
て同期周波数による揚水運転に入る訳である。
て説明する。先ず、主開閉器2を開放し、短絡用開閉器
4を投入して同期機1の1次側1aを短絡状態とする。そ
の後、電力変換装置5から低い周波数の電力を同期機1
の2次側1bに供給する。これによって同期機1は誘導電
動機として動作して回転を開始する。同期機1の回転数
の上昇に応じて電力変換装置5の出力周波数を上昇させ
ていき、最終的には定格同期周波数に誘導電動機のいわ
ゆる滑り周波数分を加えた出力周波数まで上昇させる。
この状態から短絡用開閉器4を開、主開閉器2を閉とし
て同期周波数による揚水運転に入る訳である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の可変速揚水発電
装置は以上のように構成されているので、電力変換装置
5としては揚水始動時に特に高い出力電圧が必要とな
る。これを実例に則して説明すれば、例えば、発電およ
び揚水の定格運転時における同期機1の1次側電圧が1
6.5kV、2次側電圧が2.0kVの機器の場合、揚水始動時に
は約4.5kV の電圧を同期機1の2次側に供給してやる必
要がある。従って、この揚水始動条件の存在のため、電
力変換装置5の容量をその本来の発電、揚水運転で定ま
る値よりも大幅に増大させなければならないという問題
点があった。この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、電力変換装置の揚水始動時に必
要な出力電圧を低減できるようにしてその容量を本来の
発電、揚水運転時に必要な値に留めることができる可変
速揚水発電装置を得ることを目的とする。
装置は以上のように構成されているので、電力変換装置
5としては揚水始動時に特に高い出力電圧が必要とな
る。これを実例に則して説明すれば、例えば、発電およ
び揚水の定格運転時における同期機1の1次側電圧が1
6.5kV、2次側電圧が2.0kVの機器の場合、揚水始動時に
は約4.5kV の電圧を同期機1の2次側に供給してやる必
要がある。従って、この揚水始動条件の存在のため、電
力変換装置5の容量をその本来の発電、揚水運転で定ま
る値よりも大幅に増大させなければならないという問題
点があった。この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、電力変換装置の揚水始動時に必
要な出力電圧を低減できるようにしてその容量を本来の
発電、揚水運転時に必要な値に留めることができる可変
速揚水発電装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る可
変速揚水発電装置は、揚水始動時、交流励磁形同期機の
1次側を抵抗を介して短絡するようにしたものである。
変速揚水発電装置は、揚水始動時、交流励磁形同期機の
1次側を抵抗を介して短絡するようにしたものである。
【0006】また、請求項2の発明に係るものは、揚水
始動時、交流励磁形同期機の2次側と電力変換装置との
間に昇圧用変圧器を挿入するようにしたものである。
始動時、交流励磁形同期機の2次側と電力変換装置との
間に昇圧用変圧器を挿入するようにしたものである。
【0007】
【作用】請求項1の場合、抵抗が始動トルクを増加させ
ることになり、その分2次側への供給電圧を低減し得
る。
ることになり、その分2次側への供給電圧を低減し得
る。
【0008】また、請求項2の場合、電力変換装置の出
力電圧が昇圧用変圧器を介することによって上昇し、始
動に必要な電圧となって2次側に供給される。
力電圧が昇圧用変圧器を介することによって上昇し、始
動に必要な電圧となって2次側に供給される。
【0009】
実施例1.図1はこの発明の実施例1による可変速揚水
発電装置の構成を示す回路図である。従来と異なるのは
短絡用開閉器4と直列に抵抗器7を挿入した点のみであ
る。この実施例では、揚水始動で短絡用開閉器4を投入
すると、同期機1の1次側1aは抵抗器7の抵抗を介して
短絡されることになる。この結果、この抵抗によるいわ
ゆる比例推移により同期機1の2次側1bへの供給電圧が
同一であっても同期機1に発生する始動トルクが増大
し、その分同期機1の加速特性が向上する。換言すれ
ば、揚水始動時、電力変換装置5に要求される出力電圧
の値を低減し得る訳である。従って、電力変換装置5の
必要容量を低減することができ、抵抗器7の抵抗値を適
当に設定すれば、電力変換装置5の容量をその本来の発
電、揚水運転時に必要な値に留めて、電力変換装置5の
小形化、低価格化が実現する。
発電装置の構成を示す回路図である。従来と異なるのは
短絡用開閉器4と直列に抵抗器7を挿入した点のみであ
る。この実施例では、揚水始動で短絡用開閉器4を投入
すると、同期機1の1次側1aは抵抗器7の抵抗を介して
短絡されることになる。この結果、この抵抗によるいわ
ゆる比例推移により同期機1の2次側1bへの供給電圧が
同一であっても同期機1に発生する始動トルクが増大
し、その分同期機1の加速特性が向上する。換言すれ
ば、揚水始動時、電力変換装置5に要求される出力電圧
の値を低減し得る訳である。従って、電力変換装置5の
必要容量を低減することができ、抵抗器7の抵抗値を適
当に設定すれば、電力変換装置5の容量をその本来の発
電、揚水運転時に必要な値に留めて、電力変換装置5の
小形化、低価格化が実現する。
【0010】なお、上記実施例では、抵抗器7を挿入し
たが、リアクトルを挿入してその抵抗分を利用するよう
にしてもよい。
たが、リアクトルを挿入してその抵抗分を利用するよう
にしてもよい。
【0011】実施例2.図2はこの発明の実施例2によ
る可変速揚水発電装置の構成を示す回路図である。従来
と異なるのは、同期機1と電力変換装置5との間の回路
構成で以下この部分を説明する。即ち、8は昇圧用変圧
器、9は揚水始動時に投入される開閉器、10は発電揚水
時に投入される開閉器である。
る可変速揚水発電装置の構成を示す回路図である。従来
と異なるのは、同期機1と電力変換装置5との間の回路
構成で以下この部分を説明する。即ち、8は昇圧用変圧
器、9は揚水始動時に投入される開閉器、10は発電揚水
時に投入される開閉器である。
【0012】次に動作について説明する。揚水始動時
は、主開閉器2を開、短絡用開閉器4を閉とするととも
に、開閉器9を閉、開閉器10を開とする。その後、電力
変換装置5から低い周波数の電力を出力させるが、その
電圧は昇圧用変圧器8によって昇圧され高い電圧となっ
て、同期機1の2次側1bに供給される。供給電圧の上昇
分だけトルクが増大し同期機1は急速にその回転速度を
増大する。同期機1の回転数の上昇に応じて電力変換装
置5の出力周波数を上昇させていく点は従来と同様であ
る。定格周波数に到達すると、開閉器9を開、開閉器10
を閉として本来の揚水運転に入る。
は、主開閉器2を開、短絡用開閉器4を閉とするととも
に、開閉器9を閉、開閉器10を開とする。その後、電力
変換装置5から低い周波数の電力を出力させるが、その
電圧は昇圧用変圧器8によって昇圧され高い電圧となっ
て、同期機1の2次側1bに供給される。供給電圧の上昇
分だけトルクが増大し同期機1は急速にその回転速度を
増大する。同期機1の回転数の上昇に応じて電力変換装
置5の出力周波数を上昇させていく点は従来と同様であ
る。定格周波数に到達すると、開閉器9を開、開閉器10
を閉として本来の揚水運転に入る。
【0013】この場合、昇圧用変圧器8が挿入されるの
で、同期機1の2次側1bに供給すべき電圧値に対して電
力変換装置5の出力電圧を低減することができ、これに
伴い電力変換装置5の容量を低減することができる。昇
圧用変圧器8の昇圧比を適当に設定すれば、電力変換装
置5の容量をその本来の発電、揚水運転時に必要な値に
留めて、電力変換装置5の小形化、低価格化が実現す
る。
で、同期機1の2次側1bに供給すべき電圧値に対して電
力変換装置5の出力電圧を低減することができ、これに
伴い電力変換装置5の容量を低減することができる。昇
圧用変圧器8の昇圧比を適当に設定すれば、電力変換装
置5の容量をその本来の発電、揚水運転時に必要な値に
留めて、電力変換装置5の小形化、低価格化が実現す
る。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、電力変換装置の揚水始動時に必要となる出力電圧
を低減することができ、装置の小形化、低価格化が実現
する。
ので、電力変換装置の揚水始動時に必要となる出力電圧
を低減することができ、装置の小形化、低価格化が実現
する。
【図1】この発明の実施例1による可変速揚水発電装置
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
【図2】この発明の実施例2による可変速揚水発電装置
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
【図3】従来の可変速揚水発電装置の構成を示す回路図
である。
である。
1 交流励磁形同期機 1a,1b 同期機1の1次側および2次側 3 交流系統 4 短絡用開閉器 5 電力変換装置 7 抵抗器 8 昇圧用変圧器
Claims (2)
- 【請求項1】 交流系統に1次側が接続される交流励磁
形同期機および上記交流系統に接続され上記交流励磁形
同期機の2次側に可変周波数の電力を供給する電力変換
装置を備えた可変速揚水発電装置であって、その揚水始
動時、上記交流励磁形同期機の1次側を上記交流系統と
切り離して短絡し上記電力変換装置からの電力により誘
導電動機として始動させるものにおいて、 上記始動時、上記交流励磁形同期機の1次側を抵抗を介
して短絡することにより上記電力変換装置の始動時に必
要な出力電圧を低減せしめるようにしたことを特徴とす
る可変速揚水発電装置。 - 【請求項2】 交流系統に1次側が接続される交流励磁
形同期機および上記交流系統に接続され上記交流励磁形
同期機の2次側に可変周波数の電力を供給する電力変換
装置を備えた可変速揚水発電装置であって、その揚水始
動時、上記交流励磁形同期機の1次側を上記交流系統と
切り離して短絡し上記電力変換装置からの電力により誘
導電動機として始動させるものにおいて、 上記始動時、上記交流励磁形同期機の2次側と上記電力
変換装置との間に昇圧用変圧器を挿入することにより上
記電力変換装置の始動時に必要な出力電圧を低減せしめ
るようにしたことを特徴とする可変速揚水発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3197651A JPH0544625A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 可変速揚水発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3197651A JPH0544625A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 可変速揚水発電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544625A true JPH0544625A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16378047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3197651A Pending JPH0544625A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 可変速揚水発電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0544625A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9950125B2 (en) | 2012-04-06 | 2018-04-24 | Antares Pharma, Inc. | Needle assisted jet injection administration of testosterone compositions |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP3197651A patent/JPH0544625A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9950125B2 (en) | 2012-04-06 | 2018-04-24 | Antares Pharma, Inc. | Needle assisted jet injection administration of testosterone compositions |
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