JPH0544293U - 浄化槽 - Google Patents

浄化槽

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JPH0544293U
JPH0544293U JP9641291U JP9641291U JPH0544293U JP H0544293 U JPH0544293 U JP H0544293U JP 9641291 U JP9641291 U JP 9641291U JP 9641291 U JP9641291 U JP 9641291U JP H0544293 U JPH0544293 U JP H0544293U
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disinfectant
settling
upstream side
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良人 北井
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上流側の接触ばっ気槽Eからの処理水中の汚
泥を沈降させる沈殿槽1、沈殿槽1からの上澄み液を消
毒する消毒槽2を設け、沈殿槽1から消毒槽2への左右
越流路6の合流部に、固形の消毒剤を処理水に溶解させ
るための薬剤筒8を立設配置する浄化槽において、前記
合流部を、越流路6における合流部の上流側及び下流側
よりも深く形成してある。 【効果】 消毒剤の溶解効率を向上させることができ
る。その結果、例えば、処理水の流入量が減少したり、
温度が下がることがあったとしても、放流するべき処理
水の消毒剤濃度が常に所定の濃度に達するようにするこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、上流側からの処理水中の汚泥を沈降させる沈殿槽、該沈殿槽からの 上澄み液を消毒する消毒槽を備え、前記沈殿槽から前記消毒槽への左右越流路の 合流部に、固形の消毒剤を処理水に溶解させるための薬剤筒を立設配置する浄化 槽に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の浄化槽は、薬剤筒を立設配置する越流路の前記合流部を越流路における 前記合流部の上流側及び下流側と同じ深さにしてあった。 ところが、浄化槽に流入する処理水の流量には変動があるので、このような構 成では、例えば、処理水の流量が小さくなると、越流路を流れる処理水の水深が 全体に浅くなるため、越流路の合流部に立設配置してある薬剤筒に収容された固 形消毒剤が処理水に対し充分な接触面積を保ち得なくなることがある。その結果 、消毒材の溶解量が不足し、放流するべき処理水における消毒剤の濃度が所定の 消毒剤濃度に達しない虞があった。 又、例えば、季節によって、処理水の温度が変わり、冬季には消毒剤の溶解速 度が落ち、処理水中に溶解する消毒剤が所定の濃度に達しない虞もあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案の目的は、例えば、処理水の流入量が減少したり、温度が下が ることがあったとしても、放流するべき処理水の消毒剤濃度が常に所定の濃度に 達するようにすることができる浄化槽を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本考案による浄化槽の特徴構成は、上流側からの処 理水中の汚泥を沈降させる沈殿槽、該沈殿槽からの上澄み液を消毒する消毒槽を 設け、前記沈殿槽から前記消毒槽への左右越流路の合流部に、固形の消毒剤を処 理水に溶解させるための薬剤筒を立設配置すると共に、前記合流部を、前記越流 路における前記合流部の上流側及び下流側よりも深く形成してあることにある。
【0005】
【作用】
薬剤筒を立設配置する前記合流部を越流路における該合流部の上流側及び下流 側よりも深く形成することによって、前記合流部をその上流側及び下流側と同じ 深さにしてあった従来の構成による場合よりも、処理液に対して薬剤筒をより深 く浸漬する状態を常に保つことができる。その結果、処理水の流入量に変動があ り、これが減少することがあったとしても、薬剤筒に収容された固形の消毒剤を 常に処理水に充分接触させてこれに溶解させることができる。
【0006】
【考案の効果】
つまり、合流部を深く形成してここに薬剤筒を立設させるようにするだけの簡 単な改良で、固形の消毒剤の溶解効率を向上させることができる。その結果、例 えば、処理水の流入量が減少したり、温度が下がることがあったとしても、放流 するべき処理水の消毒剤濃度が常に所定の濃度に達するようにすることができる 浄化槽を提供することができた。
【0007】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案による浄化槽の実施例を説明する。 図1に示すように、この浄化槽は、上流側の接触ばっ気槽Eの底部から移流す る処理水中の汚泥を沈降分離させる沈殿槽1、該沈殿槽1から移流する上澄み液 を消毒する消毒槽2、消毒槽2からの処理水を一旦受け入れて滞留させ、混合後 放流するための放流水貯槽3、放流水貯槽3内の処理水を放流管4を介して放流 する放流ポンプ5を備えている。 図1〜図4に示すように、前記沈殿槽1から消毒槽2への左右越流路6の合流 部の深さは越流路6における前記合流部6の上流側及び下流側よりも深く形成し 、合流部の中央付近に薬剤筒8を立設配置してある。合流部の幅は薬剤筒8の径 よりも広く形成してある。 薬剤筒8には固形の消毒剤を収容し、この消毒剤が処理水と接触して溶解する ように、薬剤筒8の底部に近い周面に全周にわたって、処理水を出入させる複数 の長孔を形成してある。 沈殿槽2の上澄み液は左右の越流堰9に形成された複数のVノッチから越流路 6内に越流し、合流部で薬剤筒8内の消毒剤に接触して消毒剤を溶解させながら 消毒槽2内に流入するようにしてある。消毒槽2には、溶解した消毒剤が処理水 によく混ざり合うように、底部に流路を確保しながら隔壁10を設け、消毒槽2 に流入した処理水が、短絡することなく、この隔壁10の下を通り、溢流口11 から放流水貯槽3に溢流するようしてある。 放流水貯槽3には、図1に示すように、水位を自動的に管理するため、フロー ト12を用い、水面が上限水位HWLまで上がると放流ポンプ5が稼働し、放流 管4を介して処理水が放流され、水面が下限水位LWLまで下がると放流ポンプ が停止するようにしてある。放流ポンプ5の容量は、浄化槽の処理水流入量より も大きくすると共に、放流ポンプで揚水した処理水の一部は循環路14を介して 放流貯槽内に戻し、放流水貯槽内の処理水が充分混合され、処理水の消毒剤濃度 の時間的、空間的ばらつきが極力抑えられるようにしてある。 前記上限水位HWLは前記溢流口11よりも低く設定してあり、溢流口11は 前記越流路6の出口よりも低いレベルに設けてある。図中15は循環水の流量を 調整することにより放流ポンプ5の見かけのポンプ容量を調整するための流量調 整バルブである。 前記固形の消毒剤は、例えば、有効塩素含有量の高いイソシアヌール酸有機系 塩素剤を使用することができる。この消毒剤は、広く用いられる次亜塩素酸カル シウムと比較して、処理水に浸漬しても膨潤しにくいため、薬剤筒に収容された 薬剤の下部が処理水に溶解しても上部の薬剤が膨潤して下に落ちてこない所謂ブ リッジ現象を起こすことがないという点で優れているが、溶解速度が小さいため 、従来の浄化槽では、処理水の流入量に変動がある場合等、処理水の消毒剤濃度 が所定の濃度に達しない虞があった。 しかし、上記の構成によれば、この固形の消毒剤を用いて前記ブリッジ現象を 解消することができながら、例えば、浄化槽への処理水の流入量に変動があって も、処理水の消毒剤濃度が常に所定の濃度に達するようにすることができる。
【0008】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における浄化槽の要部を示す説明図
【図2】越流路付近の斜視図
【図3】越流路の合流部付近の横断面図
【図4】越流路の合流部付近の縦断面図
【符号の説明】
1 沈澱槽 2 消毒槽 6 越流路 8 薬剤筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 北井 良人 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地の1 株式 会社クボタ滋賀工場内 (72)考案者 本田 和之 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地の1 株式 会社クボタ滋賀工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側からの処理水中の汚泥を沈降させ
    る沈殿槽(1)、該沈殿槽(1)からの上澄み液を消毒
    する消毒槽(2)を備え、前記沈殿槽(1)から前記消
    毒槽(2)への左右越流路(6)の合流部に、固形の消
    毒剤を処理水に溶解させるための薬剤筒(8)を立設配
    置する浄化槽であって、 前記合流部を、前記越流路(6)における前記合流部の
    上流側及び下流側よりも深く形成してある浄化槽。
JP1991096412U 1991-11-25 1991-11-25 浄化槽 Expired - Fee Related JP2565654Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011092898A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Jfe Engineering Corp バラスト水処理装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519560U (ja) * 1974-07-08 1976-01-23
JP3075893U (ja) * 2000-08-28 2001-03-06 株式会社マルハマ 車両盗難防止装置

Patent Citations (2)

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