JP2565654Y2 - 浄化槽 - Google Patents

浄化槽

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JP2565654Y2
JP2565654Y2 JP1991096412U JP9641291U JP2565654Y2 JP 2565654 Y2 JP2565654 Y2 JP 2565654Y2 JP 1991096412 U JP1991096412 U JP 1991096412U JP 9641291 U JP9641291 U JP 9641291U JP 2565654 Y2 JP2565654 Y2 JP 2565654Y2
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丈衛 佐藤
広佳 中島
良人 北井
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上流側からの処理水中
の汚泥を沈降させる沈殿槽、該沈殿槽からの上澄み液を
消毒する消毒槽を備え、前記沈殿槽から前記消毒槽への
左右越流路の合流部に、固形の消毒剤を処理水に溶解さ
せるための薬剤筒を立設配置する浄化槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の浄化槽は、薬剤筒を立設配置する
越流路の前記合流部を越流路における前記合流部の上流
側及び下流側と同じ深さにしてあった。ところが、浄化
槽に流入する処理水の流量には変動があるので、このよ
うな構成では、例えば、処理水の流量が小さくなると、
越流路を流れる処理水の水深が全体に浅くなるため、越
流路の合流部に立設配置してある薬剤筒に収容された固
形消毒剤が処理水に対し充分な接触面積を保ち得なくな
ることがある。その結果、消毒材の溶解量が不足し、放
流するべき処理水における消毒剤の濃度が所定の消毒剤
濃度に達しない虞があった。又、例えば、季節によっ
て、処理水の温度が変わり、冬季には消毒剤の溶解速度
が落ち、処理水中に溶解する消毒剤が所定の濃度に達し
ない虞もあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案の目的
は、例えば、処理水の流入量が減少したり、温度が下が
ることがあったとしても、放流するべき処理水の消毒剤
濃度が常に所定の濃度に達するようにすることができる
浄化槽を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本考案による浄化槽の特徴構成は、上流側からの処理
水中の汚泥を沈降させる沈殿槽、該沈殿槽からの上澄み
液を消毒する消毒槽を設け、前記沈殿槽から前記消毒槽
への左右越流路の合流部に、固形の消毒剤を処理水に溶
解させるための薬剤筒を立設配置すると共に、前記合流
に、前記越流路における前記合流部の上流側及び下流
側よりも深く、処理水の滞留可能な滞留部を形成してあ
ることにある。
【0005】
【作用】薬剤筒を立設配置する前記合流部を越流路にお
ける該合流部の上流側及び下流側よりも深く形成するこ
とによって、前記合流部をその上流側及び下流側と同じ
深さにしてあった、従来の構成による場合よりも、処理
液に対して薬剤筒をより深く浸漬する状態を常に保つこ
とができる。また、前記滞留部を設けてあるから、前記
薬剤筒は、前記越流路における処理液の流通深さより
も、深く前記処理液内に浸漬された状態を保つから、前
記処理液との十分な接触時間を確保でき、前記処理液の
流量が少なくなったとしても、その処理液は、前記滞留
部で一旦滞留して前記薬剤筒との接触が図られるように
なり、十分な時間接触できるようになり、前記薬筒は、
薬剤の溶解を十分確保することが出来るようになる。そ
の結果、処理水の流入量に変動があり、これが減少する
ことがあったとしても、薬剤筒に収容された固形の消毒
剤を常に処理水に充分接触させてこれに溶解させること
ができる。
【0006】
【考案の効果】つまり、合流部を深く形成して処理水の
滞留可能な滞留部を形成し、ここに薬剤筒を立設させる
ようにするだけの簡単な改良で、固形の消毒剤の溶解効
率を向上させることができる。その結果、例えば、処理
水の流入量が減少したり、温度が下がることがあったと
しても、放流するべき処理水の消毒剤濃度が常に所定の
濃度に達するようにすることができる浄化槽を提供する
ことができた。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案による浄化槽の
実施例を説明する。図1に示すように、この浄化槽は、
上流側の接触ばっ気槽Eの底部から移流する処理水中の
汚泥を沈降分離させる沈殿槽1、該沈殿槽1から移流す
る上澄み液を消毒する消毒槽2、消毒槽2からの処理水
を一旦受け入れて滞留させ、混合後放流するための放流
水貯槽3、放流水貯槽3内の処理水を放流管4を介して
放流する放流ポンプ5を備えている。図1〜図4に示す
ように、前記沈殿槽1から消毒槽2への左右越流路6の
合流部の深さは越流路6における前記合流部6の上流側
及び下流側よりも深く形成し処理水の滞留部に形成して
ある。また、合流部の中央付近に薬剤筒8を立設配置し
てある。合流部の幅は薬剤筒8の径よりも広く形成して
ある。薬剤筒8には固形の消毒剤を収容し、この消毒剤
が処理水と接触して溶解するように、薬剤筒8の底部に
近い周面に全周にわたって、処理水を出入させる複数の
長孔を形成してある。沈殿槽2の上澄み液は左右の越流
堰9に形成された複数のVノッチから越流路6内に越流
し、合流部で薬剤筒8内の消毒剤に接触して消毒剤を溶
解させながら消毒槽2内に流入するようにしてある。消
毒槽2には、溶解した消毒剤が処理水によく混ざり合う
ように、底部に流路を確保しながら隔壁10を設け、消
毒槽2に流入した処理水が、短絡することなく、この隔
壁10の下を通り、溢流口11から放流水貯槽3に溢流
するようしてある。放流水貯槽3には、図1に示すよう
に、水位を自動的に管理するため、フロート12を用
い、水面が上限水位HWLまで上がると放流ポンプ5が
稼働し、放流管4を介して処理水が放流され、水面が下
限水位LWLまで下がると放流ポンプが停止するように
してある。放流ポンプ5の容量は、浄化槽の処理水流入
量よりも大きくすると共に、放流ポンプで揚水した処理
水の一部は循環路14を介して放流貯槽内に戻し、放流
水貯槽内の処理水が充分混合され、処理水の消毒剤濃度
の時間的、空間的ばらつきが極力抑えられるようにして
ある。前記上限水位HWLは前記溢流口11よりも低く
設定してあり、溢流口11は前記越流路6の出口よりも
低いレベルに設けてある。図中15は循環水の流量を調
整することにより放流ポンプ5の見かけのポンプ容量を
調整するための流量調整バルブである。前記固形の消毒
剤は、例えば、有効塩素含有量の高いイソシアヌール酸
有機系塩素剤を使用することができる。この消毒剤は、
広く用いられる次亜塩素酸カルシウムと比較して、処理
水に浸漬しても膨潤しにくいため、薬剤筒に収容された
薬剤の下部が処理水に溶解しても上部の薬剤が膨潤して
下に落ちてこない所謂ブリッジ現象を起こすことがない
という点で優れているが、溶解速度が小さいため、従来
の浄化槽では、処理水の流入量に変動がある場合等、処
理水の消毒剤濃度が所定の濃度に達しない虞があった。
しかし、上記の構成によれば、この固形の消毒剤を用い
て前記ブリッジ現象を解消することができながら、例え
ば、浄化槽への処理水の流入量に変動があっても、処理
水の消毒剤濃度が常に所定の濃度に達するようにするこ
とができる。
【0008】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における浄化槽の要部を示す説明図
【図2】越流路付近の斜視図
【図3】越流路の合流部付近の横断面図
【図4】越流路の合流部付近の縦断面図
【符号の説明】
1 沈澱槽 2 消毒槽 6 越流路 8 薬剤筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 550 C02F 1/50 550B 560 560H 1/76 1/76 A (72)考案者 北井 良人 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地の1 株 式会社クボタ 滋賀工場内 (72)考案者 本田 和之 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地の1 株 式会社クボタ 滋賀工場内 (56)参考文献 実開 平3−75893(JP,U) 実開 昭51−9560(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側からの処理水中の汚泥を沈降させ
    る沈殿槽(1)、該沈殿槽(1)からの上澄み液を消毒
    する消毒槽(2)を備え、前記沈殿槽(1)から前記消
    毒槽(2)への左右越流路(6)の合流部に、固形の消
    毒剤を処理水に溶解させるための薬剤筒(8)を立設配
    置する浄化槽であって、 前記合流部に、前記越流路(6)における前記合流部の
    上流側及び下流側よりも深く、処理水の滞留可能な滞留
    部を形成してある浄化槽。
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