JPH0544057Y2 - - Google Patents

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JPH0544057Y2
JPH0544057Y2 JP10807689U JP10807689U JPH0544057Y2 JP H0544057 Y2 JPH0544057 Y2 JP H0544057Y2 JP 10807689 U JP10807689 U JP 10807689U JP 10807689 U JP10807689 U JP 10807689U JP H0544057 Y2 JPH0544057 Y2 JP H0544057Y2
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shaft
seal
seal member
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシール取外し工具に係り、特にケーシ
ングと軸との間を密閉するシール部材を取外すシ
ール取外し工具に関する。
〔従来の技術〕
第5図に示すようにオイルシール14は、外周
部がケーシング16の開口部16aに圧入され、
内周部(リツプ部)で軸18の外周面をシールし
ている。
従来、シール取外し工具は第5図に示すよう
に、シール取外し工具のアーム10,10の先端
に設けられたビス12,12をシール部材14に
螺入してシール部材14とアーム10,10とを
連結する。
工具本体20には、ボルト22が螺合されてい
る。前記ボルト22をねじ込むと、ボルト22の
先端部が軸18の端部に当接し、更にボルト22
をねじ込むと、前記本体20が第5図上で右方向
に移動して、シール部材14がケーシング16の
開口部16aから取外される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、一般にシール取外作業は限られ
たスペースで行われるので、従来のシール取外し
工具のようにシール部材14に孔を開けてからビ
ス12をシール部材14に螺入する方法では作業
性が悪く、シール部材14の取外しに長時間かか
るという欠点がある。
また、シール部材14に孔を開ける時に軸1
8、及びケーシング16を傷つけたり、切粉が軸
18やベアリング28に付着したりする虞がある
ので、この作業には熟練した作業者が必要とされ
ていた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、軸やケーシングを傷つけることなく、また切
粉も付着させず短時間でシール部材を容易に取外
すことができるシール取外し工具を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決する為の手段〕
本考案は、前記目的を達成する為に、軸と軸を
保持するケーシングの間を密閉するシール部材を
取外すシール取外し工具に於いて、前記軸18が
挿通可能なように筒状に形成され、ねじ込まれる
ことによつて前記シール部材14の内側に係合可
能なテーパねじ26がその先端に形成された工具
本体24と、前記工具本体24の後端に螺合さ
れ、前記テーパねじ26がシール部材14と係合
した状態で軸18の端部に当接すると共に工具本
体24内にねじ込まれてシール部材14を引抜く
ボルト部材34と、から成ることを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、先ず工具本体24に軸18を
嵌入して工具本体24を押し込み、工具本体24
の先端に形成されたテーパねじ26をシール部材
14にねじ込んでシール部材14に結合する。こ
の時、テーパねじ26に切刃26aが設けてある
ので、テーパねじ26は簡単にシール部材14に
結合する。次に、ボルト部材34をねじ込んで工
具本体24を軸18から引き抜く。これによつ
て、前記シール部材14を、工具本体24と共に
ケーシング16から取外すことが出来る。
〔実施例〕
以下添付図面に従つて本考案に係るシール取外
し工具の好ましい実施例を詳説する。
第1図は本考案に係るシール取外し工具の実施
例を示す断面図が示され、第1図上で第5図に示
した従来例と同一又は類似の部材については、同
一の符号を付して説明する。
第1図に於いて、本体24は筒状に形成される
と共に先端部にテーパねじ部26が形成され、内
部に軸18が挿入される。前記テーパねじ部26
は第2図に示すように、外周面に略V形の切刃2
6a,26a……が等間隔に4箇所形成される。
また、テーパねじ部26は、その表面の強度を増
す為に焼入れ処理されている。
前記軸18は、例えばプランジヤポンプのケー
シング16の開口部16aに圧入された軸受28
に圧入支持される。第1図中ケーシング16の右
側には、シール部材14が圧入され、このシール
部材14は、内周部のリツプ部14aで前記軸1
8の外周面をシールしている。即ち、前記リツプ
部14aの外周には、環状のスプリング30が取
付けられる。これによつて、リツプ部14aは、
前記スプリング30の収縮力によつて軸18の外
周面に押え付けられ、開口部16a内の油等をケ
ーシング16の外に洩れるのを防止する。
前記本体24の図中後端の外周面には、棒状の
ハンドル32,32が半径方向に突設されてい
る。また、本体24の後端面には、ボルト34が
螺合され、ボルト34をねじ込むことによつて尖
端部34aが軸18の右端面の孔部18aに当接
される。前記ボルト34の後端にはハンドル3
6,36が固着されている。
尚、前記本体24にはエア抜き孔25が形成さ
れている。
次に、前記の如く構成されたシール取外し工具
を用いてシール部材を取外す作用について第1
図、第3図及び第4図を参照しながら説明する。
先ず、軸18を本体24内に挿入し、本体24
のテーパねじ部26の先端がシール部材14のリ
ツプ部14aの手前に位置するまで、前記本体2
4を軸18の方向に押し込む。本体24は、ボル
ト34の尖端部34aが前記軸18の孔部18a
に当接するまでねじ込まれる。次に、本体24を
ねじ込んで、本体24を第1図中左方向に移動す
る。前記本体24が左方向に移動すると、テーパ
ねじ部26の先端部が第3図に示すように、シー
ル部材14のリツプ部14aに食い込み始める。
更に、本体24をねじ込むことによつて、テーパ
ねじ部26の表面に前記スプリング30が乗りあ
げて、前記スプリング30とテーパねじ部26と
が螺合結合する。前記テーパねじ部26の表面に
は、切刃26aが形成されているので、螺合結合
の強度を強固にすることが出来る。
このように、本体24のテーパねじ部26とシ
ール部材14との螺合結合を完了すると、ボルト
34を第4図に示すように、ねじ込んで本体24
を第4図中右方向に移動する。これによつて、シ
ール部材14をケーシング16の開口部16aか
ら取外すことができる。
このように、本考案に係るシール取外し工具に
よれば、従来のシール取外し工具のように、シー
ル部材14に孔を開けずに、又ビスを使用せずに
シール部材14を取外すことができる。従つて、
限られたスペースで熟練を要することなくシール
部材14を容易に取外すことが出来る。
また、本体24にエア抜き孔25を形成したの
で、本体24の移動時に於ける本体24内の空気
の収縮によつて発生するエアクツシヨンを防止す
ることが出来る。
尚、本実施例では、シール部材14のリツプ部
14aで軸18の外周面をシールするシール部材
14の取外し実施例を説明したが、これに限られ
るものではなく、シール部材のリツプ部がケーシ
ング16の開口部16a周面をシールするシール
部材でも容易に取外すことが出来る。この場合、
本体のテーパねじ部は筒体の内周面に形成され
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係るシール取外
し工具によれば、軸を工具本体に挿入してテーパ
ねじをシール部材にねじ込んで結合し、ボルト部
材を回転して工具本体と共にシール部材を取外す
ようにしたので、シール部材への孔開け作業がな
くなり熟練した作業者でなくてもケーシング及び
軸を傷つけることなく、また切粉も付着させず短
時間で、且つ容易にシール部材を取外すことが出
来る。従つて、コスト低減と品質の向上を図るこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシール取外し工具が適用
された実施例を示す側断面図、第2図は第1図に
於けるA−A線に沿う断面図、第3図は本考案に
係るシール取外し工具がシール部材のリツプ部に
食い込んだ状態を示す側断面図、第4図は本考案
に係るシール取外し工具がシール部材をケーシン
グから取外した状態を示す側断面図、第5図は従
来のシール取外し工具の実施例を示す側断面図で
ある。 14……シール部材、16……ケーシング、1
8……軸、24……本体、26……テーパねじ
部、26a……切刃、34……ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軸と軸を保持するケーシングの間を密閉する
    シール部材を取外すシール取外し工具に於い
    て、 前記軸が挿通可能なように筒状に形成され、
    ねじ込まれることによつて前記シール部材の内
    側に係合可能なテーパねじがその先端に形成さ
    れた工具本体と、 前記工具本体の後端に螺合され、前記テーパ
    ねじがシール部材と係合した状態で軸の端部に
    当接すると共に工具本体内にねじ込まれてシー
    ル部材を引抜くボルト部材と、 から成ることを特徴とするシール取外し工具。 (2) 前記テーパねじには食い込み用切刃が形成さ
    れた請求項(1)のシール取外し工具。
JP10807689U 1989-09-14 1989-09-14 Expired - Lifetime JPH0544057Y2 (ja)

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JP10807689U JPH0544057Y2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14

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JP10807689U JPH0544057Y2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14

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Publication Number Publication Date
JPH0347776U JPH0347776U (ja) 1991-05-07
JPH0544057Y2 true JPH0544057Y2 (ja) 1993-11-08

Family

ID=31656739

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JP6209760B1 (ja) * 2016-10-27 2017-10-11 コバルトエンジニアリング株式会社 フロントフォークオイルシール交換装置
JP6209761B1 (ja) * 2016-12-14 2017-10-11 コバルトエンジニアリング株式会社 接着によるフロントフォークオイルシール交換装置
JP7074524B2 (ja) * 2018-03-26 2022-05-24 興和精機株式会社 シール除去装置及びシール除去方法
WO2024023963A1 (ja) * 2022-07-27 2024-02-01 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 オイルシール外し治具及びオイルシール外し方法

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