JPH0543850A - 両面粘着テープの製造方法 - Google Patents

両面粘着テープの製造方法

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JPH0543850A
JPH0543850A JP20949891A JP20949891A JPH0543850A JP H0543850 A JPH0543850 A JP H0543850A JP 20949891 A JP20949891 A JP 20949891A JP 20949891 A JP20949891 A JP 20949891A JP H0543850 A JPH0543850 A JP H0543850A
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JP
Japan
Prior art keywords
double
adhesive tape
support
sensitive adhesive
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP20949891A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Oshima
正歳 大島
Hirofumi Amano
裕文 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻重体とした両面粘着テープに巣が発生する
ことがない、両面粘着テープの製造方法を提供するこ
と。 【構成】 パルプ混入不織布を支持体1とし、これを加
熱ロール2等で加熱乾燥した後、その両面に転写シート
4、8の粘着剤を転写するなどして粘着剤層を形成して
両面粘着テープ10を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パルプ混入不織布を
支持体とする両面粘着テープの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】紙・不織布は、安価であること、粘着剤
の含浸がよいこと、柔軟性が適度であるので被着体への
なじみがよいこと、等の利点を有しており、両面粘着テ
ープの支持体として広く使用されている。なかでも、パ
ルプ混入不織布は、安価で適度の強度を有し、支持体と
しての上記の特性を備えているので特に汎用されてい
る。
【0003】ところで、パルプ混入不織布、とりわけパ
ルプ混入率が高い不織布(例えばパルプが50%程度混
入されたレーヨン不織布)を支持体として用いた両面粘
着テープは、これを紙管に巻いておくと、セパレーター
に面した部分が部分的に浮き上がった状態、いわゆる巣
が発生し易かった。
【0004】この巣の発生をなくすため、従来、両面粘
着テープを紙管に巻く際、巻き取りテンションを強くし
たり、タッチロールで両面粘着テープを紙管に強く圧着
するなどしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
手段によっても巣の発生を完全に無くすことはできなか
った。
【0006】この発明は、巻き取り時に支持体や両面粘
着テープに強い応力をかけることなく、巣の発生が抑制
された両面粘着テープの製造方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明者は、上記課題
について鋭意研究の結果、両面粘着テープが紙管に巻か
れて巻重体とされているとき、巣は、両面粘着テープの
伸縮によってセパレーターとその外側の粘着剤剤層とが
部分的に剥離して生成された空隙であって、特に支持体
のパルプ混入不織布の含水率が高いと、両面粘着テープ
の伸縮が大きく巣の発生が多いことを知見し、この発明
を完成した。
【0008】この発明の両面粘着テープの製造方法は、
パルプ混入不織布を支持体とし、該支持体の両面に粘着
剤を塗工して両面粘着テープを製造するにあたり、支持
体を乾燥した後に粘着剤を塗工することを特徴としてい
る。
【0009】パルプ混入不織布としては、従来から両面
粘着テープの支持体として用いられているパルプ混入不
織布、例えば、パルプが50%程度混入されたレーヨン
不織布などがあげられる。また、粘着剤もゴム系、アク
リル系、ビニル系、シリコン系などの従来から用いられ
ているものが用いられる。
【0010】パルプ混入不織布を乾燥する方法として
は、乾燥炉を通過させる方法、加熱ロールに接触させる
ことにより加熱して乾燥する方法などがあげられるが、
これに限定されるものでない。この乾燥度合いについて
は、パルプ混入不織布の含水率が3%以下、好ましくは
2%以下となるように乾燥するのが好ましい。
【0011】
【作用】粘着剤の塗工前にパルプ混入不織布が乾燥され
るので、支持体の含水率が低いものとなって支持体及び
両面粘着テープの伸縮が小さくなり巣の発生が防がれ
る。
【0012】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は、この発明の両面粘着テープの製造方法の説
明図である。
【0013】図1において、1は支持体、2は加熱ロー
ル、3及び9は転写ロール、4及び8は転写シート、5
及び7は乾燥炉である。支持体1は、例えばパルプが5
0%程度混入されたレーヨン不織布からなるパルプ混入
不織布であり、80〜100℃に加熱された加熱ロール
2に送られる。この加熱ロール2により支持体1は加熱
され、その含水率が3%以下、好ましく2%以下に乾燥
されて転写ロール3に送られる。一方、転写シート4
は、図2に示されるとおり、工程紙(セパレーター)4
1に粘着剤層42が塗工されることにより形成されてお
り、転写ロール3に送られる。工程紙41は図示してい
ないが両面がシリコーン系離型剤などで離型処理されて
いる。この離型処理面は、粘着剤層42側の離型処理面
の剥離力が他面の剥離力よりもやや重くされている。ま
た、5は粘着剤乾燥炉である。
【0014】転写ロール3において、転写シート4の粘
着剤層42面が支持体1に接し、支持体1と転写シート
4とが積層され、支持体1の片面に粘着剤層42が積層
された、図3に示されるとおりの中間テープ6が形成さ
れる。
【0015】続いて、転写ロール9において、中間テー
プ6の下面、すなわち支持体1の粘着剤が塗工されてい
ない面に、転写シート4と同様の転写シート8の粘着剤
層82が転写され、両面粘着テープ10が形成される。
【0016】すなわち、シリコーン系離型剤などで離型
処理された工程紙81の離型処理面に粘着剤が図示して
ない塗工装置により塗工され、粘着剤乾燥炉7で乾燥さ
れた転写シート8は、転写ロール9に送られる。この転
写ロール9において、転写シート8は支持体1の下面に
粘着剤層82が接して積層されると共に工程紙81は剥
離される。その結果、粘着剤剤層82は支持体1に転写
され、両面粘着テープ10が形成される。
【0017】このようにして、図4に示されるとおり、
支持体1の両面に粘着剤層42、82が形成され、粘着
剤層42がセパレーター(工程紙)41で保護された両
面粘着テープ10が得られ、セパレーター41を外側に
して紙管11に巻かれ、巻重体とされる。なお、両面粘
着テープ10を紙管11に巻くときには、特に巻きテン
ションを強くしたり、タッチロールで押圧するなどして
堅く巻くことなく通常の巻き方によった。
【0018】このようにして、得られた両面粘着テープ
の巻重体には巣の発生はなかった。一方、加熱ロール2
をなくしたこと以外、上記の方法と同様にして得た両面
粘着テープの巻重体には、何箇所かに巣の発生がみられ
た。
【0019】上記の実施例においては、支持体1が加熱
ロール2に接触して加熱乾燥される方法が採られている
が、乾燥手段として加熱ロール2を用いることの他、図
5に示されるとおり、乾燥炉2a内を通過させることに
より支持体1を乾燥させることもできる。
【0020】
【発明の効果】この発明の両面粘着テープの製造方法
は、パルプ混入不織布からなる支持体を乾燥した後に粘
着剤を塗工するものであるから、支持体の含水率が低い
ものとなって支持体及び両面粘着テープの伸縮が小さく
抑えられ、巣の発生が防がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の両面粘着テープの製造方法の説明図
である。
【図2】図1に示す転写シートの断面図である。
【図3】図1に示す中間テープの断面図である。
【図4】図1に示す両面粘着テープの断面図である。
【図5】支持体の別の乾燥方法の説明図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 加熱ロール 3、9 転写ロール 4、8 転写シート 6 中間テープ 10 両面粘着テープ 11 紙管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルプ混入不織布を支持体とし、該支持
    体の両面に粘着剤を塗工して両面粘着テープを製造する
    にあたり、支持体を乾燥した後に粘着剤を塗工すること
    を特徴とする両面粘着テープの製造方法。
  2. 【請求項2】 支持体を3%以下に乾燥することを特徴
    とする請求項1記載の両面粘着テープの製造方法。
JP20949891A 1991-08-21 1991-08-21 両面粘着テープの製造方法 Pending JPH0543850A (ja)

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JP20949891A JPH0543850A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 両面粘着テープの製造方法

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JP20949891A Pending JPH0543850A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 両面粘着テープの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010020537A2 (de) * 2008-08-21 2010-02-25 Tesa Se Verfahren zur herstellung von bandförmigen laminaten

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010020537A2 (de) * 2008-08-21 2010-02-25 Tesa Se Verfahren zur herstellung von bandförmigen laminaten
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