JPH0543297Y2 - - Google Patents

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JPH0543297Y2
JPH0543297Y2 JP3305187U JP3305187U JPH0543297Y2 JP H0543297 Y2 JPH0543297 Y2 JP H0543297Y2 JP 3305187 U JP3305187 U JP 3305187U JP 3305187 U JP3305187 U JP 3305187U JP H0543297 Y2 JPH0543297 Y2 JP H0543297Y2
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blade
shell
impeller
retainer ring
transmission device
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、流体伝動装置のブレードを確実に
保持し、かつベアリングサポートを兼ねるように
したブレードの保持構造に関するものである。
(従来の技術) 一般に流体伝動装置は、駆動羽根車としてのイ
ンペラと、従動羽根車としてのタービンとが、複
数枚のブレードにより構成され、オイル等の流体
を媒体として動力を伝達するものである。
この流体伝動装置のポンプインペラシエルの内
部に配設される複数枚のブレードは、内周端部を
リテーナリングで保持するのが一般的である。
(例えば実開昭59−158755号公報参照) この従来のリテーナリングは第3図に示す如
く、外周に複数のスリツトSを設け、このスリツ
トSにブレードBの内周側の端部を嵌め込んで保
持していたものである。
この場合、スリツトSは僅かに傾けて形成し
て、ブレードBの端部を嵌めることによりブレー
ドBに湾曲傾向を与えて、ブレードBを弾性的に
保持するように構成されるものである。
こうして保持されたブレードBの内周側の端部
は、出力軸回転方向に対する移動はスリツトSに
より完全に阻止されるが、出力軸軸方向に対して
は弾性保持に頼るのみであるため、ブレードの移
動を確実に阻止することは困難であるといつた問
題があつた。
また、インペラシエルの内周部に一体的に連続
するインペラスリーブと、このインペラスリーブ
に対向して出力軸に設けたタービンハブとの間
に、スラスト荷重を受けるベアリングを設けたも
の(例えば特開昭59−86750号公報参照)がある
が、このベアリングを保持するために、従来はベ
アリングサポートにサポートフランジを設け、こ
のサポートフランジを係合する係合部をインペラ
スリーブに形成する必要があつて、コスト引き上
げの要因となるといつた問題があつた。
(考案の目的) この考案は、前記した従来の問題点を解消し
て、ブレードを確実に保持するとともに、ベアリ
ングサポートを兼ねる流体伝動装置の保持構造を
提供することを目的とするものである。
(考案の構成) 上記の目的を達成するためのこの考案は、流体
伝動装置のポンプインペラシエル及びタービンシ
エルのうち少なくとも一方のシエル内周部に、該
シエルの内部に配設された複数枚のブレードの内
周端部を固定するリテーナリングを設け、上記シ
エルの内周部に連続する基部と、このシエルと相
対回転する部材との間にスラスト荷重を受けるベ
アリングを介設した流体伝動装置において、上記
リテーナリングは、環状で、その外周部に上記ブ
レードの内周端部に嵌合し、ブレードの出力軸軸
方向及び回転方向の移動を阻止する凹状のブレー
ド受部を設けるとともに、内周部に上記ベアリン
グの外周を保持する、略円筒フランジ状のベアリ
ングサポートを設けてなる、流体伝動装置のブレ
ード保持構造である。
上記の構成によつて、従来外れるおそれのあつ
たブレードの出力軸軸方向の保持を、リテーナリ
ングの外周部を改良して確実化し、同時にリテー
ナリングの内周部でベアリングのサポートを兼ね
させて、構成を簡素化したものである。
(実施例) 以下この考案を、図面に示す実施例に基づいて
詳細説明する。
第1図は、この考案に係わる流体伝動装置の要
部を示す縦断面図で、インペラ側のブレード保持
構造を改良したものを示すもので、図中1は出力
軸、2はポンプインペラシエル、3はインペラス
リーブで、ポンプインペラシエル2の内周部に、
出力軸1の外周に直結オイルの通路となる〓間4
を保つて遊嵌されたインペラスリーブ3が溶接5
により一体的に連続しており、ポンプインペラシ
エル2の内側に円周状の凹入部2aを形成してい
る。
6はフロントカバー、7はフロントカバーボス
で、フロントカバー6はポンプインペラシエル2
に対向して外周部をポンプインペラシエル2の外
周部に溶接8され、内周部に、フロントカバーボ
ス7が溶接9され、このフロントカバーボス7の
中心部にブツシユ7aが嵌合されて、出力軸1に
回転自在に支持される。
こうして、ポンプインペラシエル2及びインペ
ラスリーブ3と、フロントカバー6及びフロント
カバーボス7とにより、出力軸1の周りに、入力
により回転する流体伝動装置のケーシングが形成
される。
10はタービンシエル、11はタービンハブ
で、タービンシエル10はポンプインペラシエル
2に対向し、内周部にインペラスリーブ3に対向
するタービンハブ11がリベツト13により一体
的に固定されて、このタービンハブ11を出力軸
1にスプライン12により結合している。
このタービンシエル10には、ポンプインペラ
シエル2の凹入部2aと同様の円周状の凹入部1
0aが形成されている。
14はインペラブレード、15はリテーナリン
グ(インペラ側)、16はスラスト荷重を受ける
ベアリングで、インペラブレード14はポンプイ
ンペラシエル2の凹入部2aの断面形状と同様の
略半長円形の板状物からなり、凹入部2a内に複
数枚を円周上に等間隔に配設し、凹入部2aの内
面に当接する周囲の2箇所に突起14aを設け、
この突起14aが凹入部2aの内面に設けた2箇
所の溝部2bに嵌まつて位置決めされ、内周端部
14bを、第2図に示す環状にしてポンプインペ
ラシエル2の内周部に溶接により固着された、リ
テーナリング(インペラ側)15の外周部の、ポ
ンプインペラシエル2に面する側面に複数箇所設
けた、凹状のブレード受部15aに嵌合して、ブ
レードの出力軸軸方向及び回転方向の移動を阻止
している。
この凹状のブレード受部15aは、プレス加工
により簡単に形成し得るものである。
こうして、インペラブレード14は、内周端部
14bがリテーナリング(インペラ側)15のブ
レード受部15aに嵌合され、外周近くで突起1
4aが溝部2bに嵌まつて係合していることで抜
け止めされている。
このリテーナリング(インペラ側)15は、内
周部に、円周上4箇所の欠除部15c(4箇所以
外の数でもよく、また欠除部を設けない場合もあ
る)を持つた略円筒フランジ状のベアリングサポ
ート15bが形成されていて、インペラスリーブ
3と、タービンハブ11の間にベアリングレース
16aとともに介設されるスラスト用のベアリン
グ16の外周を保持している。
17はタービンブレード、18はエリテーナリ
ング(タービン側)で、タービンシエル10の凹
入部10a内に配設されるタービンブレード17
はインペラブレード14と同様に、凹入部10a
の断面形状と同様の半長円形の板状物からなり、
凹入部10a内に複数枚を円周上に等間隔に配設
し、凹入部10aの内面に当接する周囲の3箇所
に設けた突起17aが凹入部10aに設けた穴1
0bに嵌まり、突起17aの先端は穴10bの外
側で折り曲げてプレードの出力軸軸方向及び回転
方向の抜け止めを果たし、ブレードの内周側端部
17bはタービンシエル10とともに、タービン
ハブ11にリベツト13により固定されている。
第3図に示す従来と同様のリテーナリング(ター
ビン側)18の外周に放射状に設けた複数のスリ
ツトに嵌合して、出力軸回転方向の移動を阻止し
ている。
以上の実施例によると、インペラブレード14
の内周側端部14bは、リテーナリング(インペ
ラ側)15の凹状のブレード受部15aに嵌まつ
て、ブレードの出力軸回転方向と出力軸軸方向の
移動が阻止され、インペラブレード14がポンプ
インペラシエル2の凹入部2aから抜け出るのを
完全に阻止することができるとともに、ベアリン
グ16の外周をリテーナリング(インペラ側)1
5の内周に設けたベアリングサポート15bが保
持することによつて、従来特別に設けていたベア
リングサポートのフランジや、このフランジが係
合されるインペラスリーブ3の係合部の加工が不
要となる。
なお、以上の説明では、インペラブレードを保
持する構造を示したが、この構造をタービンブレ
ードの保持に利用する場合もある。
(考案の効果) 以上説明したこの考案に係わる流体伝動装置の
ブレード保持構造によれば、リテーナリングの外
周部に凹状のブレード受部を設けて、ブレードの
出力軸軸方向及び回転方向の移動を確実に保持し
て、ポンプインペラシエルやタービンシエルの凹
入部からブレードが外れて飛び出るのを阻止する
とともに、リテーナリングの内周部に略円筒フラ
ンジ状のベアリングサポートを設けてベアリング
の保持を兼ねるようにしたことで、構成が簡素化
されて製作コストを低減することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例を示す要部縦断面
図、第2図はリテーナリングとブレードの斜視
図、第3図は従来のリテーナリングとブレードの
斜視図である。 1……出力軸、2……ポンプインペラシエル、
3……インペラスリーブ、10……タービンシエ
ル、11……タービンハブ、14……インペラブ
レード、14b……内周端部、15……リテーナ
リング、15a……ブレード受部、15b……ヘ
アリングサポート、16……ベアリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体伝動装置のポンプインペラシエル及びター
    ビンシエルのうち少なくとも一方のシエル内周部
    に、該シエルの内部に配設されたブレードの内周
    端部を固定するリテーナリングを設け、上記シエ
    ルの内周部に連続する基部と、このシエルと相対
    回転する部材との間にスラスト荷重を受けるベア
    リングを介設した流体伝動装置において、上記リ
    テーナリングは、環状で、その外周部に上記ブレ
    ードの内周端部に嵌合し、ブレードの出力軸軸方
    向及び回転方向の移動を阻止する凹状のブレード
    受部を設けるとともに、内周部に上記ベアリング
    の外周を保持する、略円筒フランジ状のベアリン
    グサポートを設けたことを特徴とする、流体伝動
    装置のブレード保持構造。
JP3305187U 1987-03-05 1987-03-05 Expired - Lifetime JPH0543297Y2 (ja)

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JP3305187U JPH0543297Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05

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JP6415522B2 (ja) * 2016-12-06 2018-10-31 本田技研工業株式会社 トルクコンバータのステータ構造

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