JP2005110946A - シートカバー構造 - Google Patents

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Abstract

【目的】シートの外観品質を向上させる。
【構成】二つの表皮材13b、13cの表面側を対向するように端末を揃えて重合状態させた後前記端末部分を縫合し、一方の前記表皮材13bを折り返すことにより段部18を形成した立体形状のシートカバー構造において、前記表皮材13bの一方の端末部(13bA)裏面または該端末部裏面に対応する位置に係止部材16を取付け、折り返した同表皮材13bの裏面に対応する位置または前記端末部裏面に係止させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シートカバー構造における縫着部固定に関するものである。
シートバック、シートクッションを被覆するシートカバーはシートサイド部の縫着部分に段差を設け、シート外観の質感を向上させている。例えば、特許文献1には図3に示すようにシートバック60のパッド61を覆うシートカバー50が開示されている。このシートカバー50は主に表皮層53、カバーパッド54、裏基布55からなる表皮材51、52などから構成される。表皮材51、52は端末においてその表皮層53側同士を重合させて縫い合わせ、表皮材52の縫合部分を基点に折り返すことによって、表皮材51、52間に表皮材の端末部である縫い代56、57からなる段部Aを形成してシートカバー50が構成されている。
特開平8−266756号公報
表皮材の一方を縫合線を基点に折り返して段部を形成するのは、シート組立時のシートカバーをパッドに被せる工程で行われる。詳しくは各表皮材を縫合して裏面が表側になっているシートカバーを反転させて表皮層を表側にし、その後パッドにシートカバーを被せる際に表皮材をパッドに押付けることで表皮材の縫い代は対応する表皮材の裏面に対し当接状態にさせて段部を形成させる。しかし、縫い代は表皮材の一方には固定されていないため、シートカバーの被せ方によって表皮材の一方の裏面への当接が一定せず蛇行状態となり、その状態が表皮材表面に現れ外観品質を損ねる問題があった。このような問題に対して、特許文献1は前記表皮材の一方を縫合線を基点に折り返した後、縫い代と表皮材の一方をすくい縫いして対策しているが、シートカバーの表面に縫目が出ないようにしなければならず専用治具または熟練を要し作業性に劣っていた。
本発明は前記目的を達成するためのもので、請求項1の発明は、二つの表皮材の表面側を対向するように端末を揃えて重合状態とさせた後前記端末部分を縫合し、前記表皮材の一方を折り返すことにより段部を形成した立体形状のシートカバー構造において、前記表皮材の一方の端末部裏面または該端末部裏面に対応する位置に係止部材を取付け、折り返した前記表皮材の一方の裏面の対応する位置または前記端末部裏面に係止させたことを特徴とするものである。
これにより、表皮材の端末部分を折り返した際、表皮材の端末部である縫い代の対応する表皮材裏面の対応する位置に対し当接状態を一定にでき蛇行することがないため、段部における縫い代が表皮材表面に安定した状態で現れるため外観品質を損なわない。
請求項2の発明は、請求項1に記載のシートカバー構造において、前記係止部材は布材に取付けられ、前記表皮材同士の縫合の際前記布材を同時に縫合し、前記表皮材の一方の端末部裏面に前記係止部材が位置するよう設定されていることを特徴とするものである。
これにより、係止部材を表皮材同士の縫合の際同時に取りつけることができ作業性がよい。
図1は、本発明の一つの実施形態であるシート本体の全体斜視図、図2は図1におけるA−A断面図である。
シート本体10はシートクッション12とシートバック11からなりリクライニング装置20で連結されている。シートクッション12は図示しないフレーム、パッド材14、カバー13から構成される。
シートクッションのカバー13は所定形状に形成された天板表皮材13a、天板サイド表皮材13b、かまち表皮材13cからなる複数の表皮材を縫い合わせシートクッション12の外形に一致した立体形状に形成されている。そして、かまち表皮材13cの下端にはフレームへ固定するために図示しない係止部材が取付けられている。
次に、本発明の特徴の部分である天板サイド表皮材13b、かまち表皮材13cの縫製について詳細に説明する。各表皮材13b、13cはシートの表面側となるファブリック材または本革などからなる表皮層13b1、13c1、薄いウレタン材からなるクッション層13b2、13c2、メリヤス、不織布などからなる裏基布13b3、13c3をラミネート加工等で重合させて3層に構成されたものを裁断機で所定形状に裁断し形成されている。これらの各表皮材13b、13cはそれぞれの表皮層13b1、13c1を向い合わせにし、端末部分を揃えて重合させておく。その際、各表皮材13b、13cの裏面側である裏基布13b3、13c3がそれぞれ表側に現れる。
そして、この重合された両表皮材13b、13cの表側となった裏基布13b3、13c3側に表皮材13b、13cの端末部である縫い代13bA、13cAの端面を包み込むように綿布、不織布などからなる布材15を添装させる。この布材15はあとで折り返される表皮材13bの裏基布13b3に対応する位置において面ファスナの雄部材などからなる係止部材16が取付けられている。そして天板サイド表皮材13b、かまち表皮材13c、布材15の両側を図示しないミシンなどにより所定の糸で縫合する。そして縫合線17が形成される。
次に、この縫合線17を基点として、天板サイド表皮材13bの周縁部を裏基布13b3側が内側になるように折り返し、重合状態とさせる。そして、天板サイド表皮材13bとかまち表皮材13cの縫合線17より先端部分である縫い代13bA、13cAを包着した布材15に取付けられた係止部材16が天板サイド表皮材13bの裏基布13b3に係止される。
そして、天板サイド表皮材13bを表皮層13b1およびかまち表皮材13cの表皮層13c1が外表面に位置するように反転させてカバー13が出来上がる。この時、天板サイド表皮材13bとかまち表皮材13cの縫合線17を基点に天板サイド表皮材13bは折り返されこの折り返された天板サイド表皮材13bの厚みがカバー13の段部18となって形成される。
このように天板サイド表皮材13bとかまち表皮材13cを縫合した後、縫合線17を基点に天板サイド表皮材13bを折り返しによって係止部材16が天板サイド表皮材13bの裏面に係止されることにより、縫い代13bA,13cA部分を段部18に対し安定して維持でき、すなわち天板サイド表皮材13cとかまち表皮材13bの縫い代13bA、13cAは一方向に当接保持されシート外観意匠の質感を低下することはない。
本発明は、前記実施の形態に限定されず、以下の形態であってもよい。
(1)前記実施の形態は布材に係止部材を取付けていたが、天板サイド表皮材の縫い代縫製面側に係止部材を直接取付けてもよい。
(2)また、天板サイド表皮材の折り返された側の裏面であって縫い代が位置する部分に係止部材を取付けてもよい。
本発明の一つの実施形態を示すシート本体の全体斜視図である。 図1のA−A断面図である。 従来のシートの表皮材の重合縫い合わせ状態を示す部分断面図である。
符号の説明
10 シート本体
11 シートバック
12 シートクッション
13 カバー
13b 天板サイド表皮材
13c かまち表皮材
14 シートパッド材
15 布材
16 係止部材
17 縫合線
18 段部





Claims (2)

  1. 二つの表皮材の表面側を対向するように端末を揃えて重合状態とさせた後前記端末部分を縫合し、一方の前記表皮材を折り返すことにより段部を形成した立体形状のシートカバー構造において、前記表皮材の一方の端末部裏面または該端末部裏面に対応する位置に係止部材を取付け、折り返した前記表皮材の裏面の対応する位置または前記端末部裏面に係止させたことを特徴とするシートカバー構造。
  2. 請求項1に記載のシートカバー構造において、前記係止部材は布材に取付けられ、前記表皮材同士の縫合の際前記布材を同時に縫合し、前記表皮材の一方の端末部裏面に前記係止部材が位置するよう設定されていることを特徴とするシートカバー構造。

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