JPH0542512Y2 - - Google Patents

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JPH0542512Y2
JPH0542512Y2 JP1989022902U JP2290289U JPH0542512Y2 JP H0542512 Y2 JPH0542512 Y2 JP H0542512Y2 JP 1989022902 U JP1989022902 U JP 1989022902U JP 2290289 U JP2290289 U JP 2290289U JP H0542512 Y2 JPH0542512 Y2 JP H0542512Y2
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JP
Japan
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sense line
digitizer
glass substrate
sense
width
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、透明基板上に透明導電膜よりなる
センスラインを形成したデジタイザに関する。
(ロ) 従来の技術 デジタイザは、描画通信端末装置や、コンピユ
ータ入出力装置に用いられ、表示器上に重ねて設
けられている。デジタイザの表面をスタイラスペ
ンでなぞることにより、描かれた文字や図形がデ
ジタル信号化され、通信制御回路やコンピユータ
に取込まれる。
このデジタイザは、第4図aに示すようにガラ
ス基板12上にITOよりなるセンスライン14i
(i=1,…,n)を等しいピツチpをおいて並
設してなるものである。このデジタイザ11の表
面を、スタイラスペン(図示せず)でなぞると、
スタイラスペンより発生する磁界により隣合うセ
ンスライン14i,14i+1に電圧が誘起し、この
電圧を検出してスタイラスペンのX方向の位置を
決定する。なお、Y方向の位置を決定するために
は、センスライン14を直交するセンスラインが
必要となるが、これは例えばガラス基板12の裏
面に形成される(図示せず)。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 上記従来のデジタイザ11では、センスライン
14iは、以下のようにして形成される。まず、
第2図に示すように、真空蒸着装置のドームDに
ガラス基板12を装着し、このドームDを回転さ
せながらガラス基板12全面に、蒸着源Sよりの
ITOを蒸着させる。その後、ガラス基板12表面
をエツチングして、センスライン14iを形成す
る。
ところが、ITOをガラス基板12全面に蒸着す
る際、ガラス基板12が大きくなると、蒸着され
るITOの単位時間あたりの膜厚は、ガラス基板1
2周辺部へ行くほど余弦効果により減少する。一
方、センスライン14iの抵抗値は、センスライ
ン14iの幅と膜厚の積に逆比例するから、ガラ
ス基板12周辺部では、センスラインの抵抗値が
増大する。
このことをさらに詳細に見ると、蒸着源Sから
ガラス基板12への距離をL、センスライン14
のピツチをpとすれば、ガラス基板12周辺部
からn番目のセンスライン14iについては、角
度θiについて以下の関係がある。
θi=tan-1iP/L …(1) よつて、ガラス基板、中央部のITO膜厚を1と
すれば、周辺部の膜厚はcosθiとなり、センスラ
イン14iの抵抗値はガラス基板12中央部を1
とすれば、周辺部では1/cosθiとなつてしまう
〔第4図b参照〕。
デジタイザの出力Vは、センスライン14i
誘起される電圧をEcos2πt(Eは定数、は周波
数、tは時間)、センスライン切替アナログスイ
ツチの容量をC、センスライン抵抗をRとすれ
ば、 V=Ecos2πt/1+j2πCR …(2) となる。センスライン抵抗Rが上述のように、ガ
ラス基板12中央部と周辺部で異なれば、デジタ
イザの出力Vも、ガラス基板12の中央部と周辺
部で異なり、その結果変位/電圧特性が不均一と
なり、デジタイザのリニアリテイが低下するとい
う問題点がある。
この考案は、上記に鑑みなされたもので、リニ
アリテイの向上を図れるデジタイザの提供を目的
としている。
(ニ) 課題を解決するための手段及び作用 上記課題を解決するため、この考案のデジタイ
ザは、透明基板上に、透明導電膜よりなるセンス
ラインを並設してなるものにおいて、前記センス
ラインの幅を、前記透明基板の中央部より周辺部
にかけて徐々に大きくし、センスライン幅とセン
スラインの膜厚の積が一定となるように設定し、
各センスラインの抵抗値を均一化したことを特徴
とするものである。
上述のように、透明導電膜の膜厚は、透明基板
中央部より周辺部にいくにしたがい減少するの
で、その減少の割合に反比例するように、センス
ラインの幅を大きくしていけば、センスラインと
膜厚と幅との積を一定にすることができ、透明基
板中央部と周辺部とでセンスラインの抵抗値の差
をなくすことができる。
(ホ) 実施例 この考案の一実施例を第1図に基づいて以下に
説明する。
この実施例デジタイザ1は、ガラス基板2の表
面にコモン電極3と、センスライン4i(i=1,
…,n)が形成されている。センスライン4iは、
等しいピツチpで並行に形成されており、一端部
はそれぞれコモン電極3に接続し、他端部は電極
部4aとされている。コモン電極3と電極部4a
上には、ニツケル(Ni)無電極めつき(第1図
中斜線を施した部分)が施され、コモン電極3、
電極部4aの半田接合性を向上させると共に、コ
モン電極3の抵抗値を減少させる。
各センスライン4iの幅biは以下の(3)式で表され
る値とされる。ここでb0は定数である。
bi=b0/cosθi …(3) すなわち、センスライン4iの幅biは、ガラス基
板2の中央部から周辺部にいくにしたがい、1/
cosθiに比例して増加する。センスライン4iの膜
厚tiは、前述のようにcosθiに比例して減少してい
くので、センスライン4iの幅biと膜厚tiとの積は
一定となる。よつて、各センスライン4iの抵抗
値を一定とすることができ、デジタイザ1の変
位/電圧特性を均一なものとすることができる。
この実施例デジタイザ1も、センスライン4i
と直交するセンスラインが例えばガラス基板2裏
面に形成されている。
なお、センスラインを構成するITO膜厚自体を
均一化して、センスライン抵抗値を揃える方法も
あり、例えば、ガラス基板中央部のみをエツチン
グして、中央部のセンスラインのITO膜厚を小さ
くして、周辺部と同じにし、センスラインの抵抗
値を揃えることも可能である。
(ヘ) 考案の効果 以上説明したように、この考案のデジタイザ
は、センスラインの幅を、透明基板の中央部より
周辺部にかけて徐々に大きくし、センスライン幅
とセンスラインの膜厚の積が一定となるように設
定し、各センスラインの抵抗値を均一化したもの
であるから、変位/電圧特性が均一でリニアリテ
イが向上できる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係るデジタイ
ザの外観平面図、第2図は、ガラス基板にITOを
蒸着する状態を説明する図、第3図は、センスラ
インの位置と膜厚との関係を説明する図、第4図
は、従来のデジタイザとそのセンスラインの抵抗
値を説明する図である。 2……ガラス基板、41,…,4o……センスラ
イン、b1,…,bo……センスライン幅。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 透明基板上に、透明導電膜よりなるセンスライ
    ンを並設してなるデジタイザにおいて、 前記センスラインの幅を、前記透明基板の中央
    部より周辺部にかけて徐々に大きくし、センスラ
    イン幅とセンスラインの膜厚の積が一定となるよ
    うに設定し、各センスラインの抵抗値を均一化し
    たことを特徴とするデジタイザ。
JP1989022902U 1989-02-27 1989-02-27 Expired - Lifetime JPH0542512Y2 (ja)

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JPH02116334U JPH02116334U (ja) 1990-09-18
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61133427A (ja) * 1984-11-30 1986-06-20 Seiko Epson Corp 入力装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61133427A (ja) * 1984-11-30 1986-06-20 Seiko Epson Corp 入力装置

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JPH02116334U (ja) 1990-09-18

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