JPH05417Y2 - - Google Patents

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JPH05417Y2
JPH05417Y2 JP1987103122U JP10312287U JPH05417Y2 JP H05417 Y2 JPH05417 Y2 JP H05417Y2 JP 1987103122 U JP1987103122 U JP 1987103122U JP 10312287 U JP10312287 U JP 10312287U JP H05417 Y2 JPH05417 Y2 JP H05417Y2
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pillar
collapsible
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retainer
weather strip
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば車体後部上方を開閉自在な幌
で覆うようにした所謂オープントツプ形式の自動
車等に設けられる可倒ピラーのウエザストリツプ
取付構造に関する。
(従来の技術) 気候が温暖な好天気の走行時における解放感、
爽快感を向上させて、快適なドライブを楽しむこ
とができるように、ルーフパネルを取除き、リヤ
ウインドを備えた幌を車体後部側に折畳んで格納
するようになされた自動車が実用化されており、
この種の自動車として、例えば英国公開特許第
2086316号公報に示されたものがある。
この種の自動車はオープントツプ車と称される
もので、車体後部に逆U字状の可倒ピラーを配設
し、これを車体前方に回動起立させることによ
り、車体後部上方を覆う位置に幌を移動させ、ま
た、可倒ピラーを車体後方に回動させることによ
つて、幌を車体後部側に格納するようにしたもの
である。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、この種の可倒ピラーが備えられた自
動車においては、該可倒ピラーを前方に回動起立
させて車体後部を覆う位置に幌を移動させ、且つ
ドアを閉じ、車体上部をルーフパネルで閉鎖した
場合、可倒ピラーの両脚部下面と該下面に対向す
る車体との合せ部、並びに該可倒ピラー前縁とド
ア及びルーフパネル後縁との合せ部のシール性を
確保して、雨中走行時の雨水の侵入、洗車時の洗
車液の侵入等を防止することが要請される。
そのために、可倒ピラーの前面及び両脚部下面
に沿つてウエザストリツプが装着されるととも
に、車体における可倒ピラーの両脚部下面に対向
する箇所にはシール材が設けられ、可倒ピラーを
車体前方に回動起立させたときに、ウエザストリ
ツプにおける可倒ピラー両脚部下面に沿う部分を
上記車体側のシール材に圧接させ、またドアを閉
じ且つルーフパネルを取付けたときに、これらの
後縁を上記ウエザストリツプの可倒ピラー前面に
沿う部分に圧接させるようにして、これらの合せ
部のシール性を確保し、雨水や洗車液等の侵入を
防止するようになされる。
しかし、上記のように可倒ピラーを後方に倒し
た状態から前方に回動起立させたときにその両脚
部下面を車体に対接させる構造では、その対接部
を良好に合わせるのが困難で、例えば可倒ピラー
と車体との間に組付誤差があつて、該ピラーを起
立させたときに車体に対して車幅方向に位置ずれ
が生じた場合、可倒ピラーの脚部下面におけるウ
エザストリツプと車体側のシール材との間に段差
が形成されて、該合せ部のシール性や外観を著し
く低下させることになる。
本考案はオープントツプ車における上記のよう
な実情に対処するもので、可倒ピラーにウエザス
トリツプを保持するためのリテーナが取付けられ
る場合に、このリテーナの構造に改良を加えるこ
とにより、可倒ピラーの組付誤差等に起因して該
ピラーの起立時に車幅方向の位置ずれが生じて
も、該ピラー側のウエザストリツプと車体側のシ
ール材との間に段差が形成されないようにして、
当該合せ部における良好なシール性と外観とを確
保することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本考案は車体の後部両側面間に略垂直状
態に起立した位置と後方へ倒伏した位置とに回動
可能に逆U字状の可倒ピラーが配設され、且つ該
ピラーの前面及び両脚部下面に沿つてウエザスト
リツプが装着された車両において、可倒ピラーの
前面に上記ウエザストリツプを保持するリテーナ
を設けるとともに、該リテーナを可倒ピラーの脚
部で上下に分割する。そして、分割された下側の
リテーナを車幅方向へ位置調節可能とする。
(作用) 上記の如き構成によれば、可倒ピラーの組付誤
差等に起因して、該ピラーを起立させたときに車
体に対して車幅方向の位置ずれが生じる場合であ
つても、該ピラー脚部の下部においてウエザスト
リツプを保持する下側リテーナを車幅方向に位置
調整することにより、ウエザストリツプにおける
該リテーナに保持された部分及び該部分に続く可
倒ピラーの脚部下面に沿う部分を車幅方向に移動
させて、特に後者の部分とこれに対接する車体側
のシール材との合せ部における段差を解消させる
ことが可能となり、該合せ部における良好なシー
ル性と外観とが確保されることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について説明する。
第1図に示すように、この実施例に係る自動車
においては、車体1の両側におけるドア2,2の
後方間に跨つて逆U字状の可倒ピラー3が配設さ
れているとともに、この可倒ピラー3の頂部とフ
ロントウインド4の頂部との間に着脱可能にルー
フパネル5が取付けられ、また可倒ピラー3の後
方部分(車体後部上方)は幌6によつて覆われる
ようになつている。
上記可倒ピラー3は、その両脚部先端に連設さ
れたリンク部材7,7がそれぞれ支軸8,8を介
して車体1のリヤフエンダ部内側に回動可能に連
結支持されており、また幌6は、可倒ピラー3の
後縁および車体後部に形成された格納部9(第2
図参照)の周辺に固着されている。そして、第1
図に示すように可倒ピラー3を前方に回動起立さ
せれば、該幌6が張られて車体後部上方を覆うと
ともに、この状態でルーフパネル5を取付け且つ
ドア2,2を閉じて窓ガラス2a,2aを閉めれ
ば車内が完全に閉鎖され、また第2図に示すよう
に、ルーフパネル5を取り外した状態で可倒ピラ
ー3を後方に回動倒伏させれば、幌6が折り畳ま
れて可倒ピラー3とともに上記格納部9に格納さ
れ、この状態で車体1の上部が完全に解放される
ようになつている。
ここで、幌6を車体後部上方を覆う位置に張つ
た状態に支持するための張出機構が設けられてお
り、この張出機構を簡単に説明すると、該機構
は、第3図及び第4図に示すように、幌6の前部
を上方に張出すための略逆U字状の上部幌張りリ
ンク10と、その両脚部下端に夫々連結されて下
方に延びる第1補助リンク11,11と、幌6の
後部を水平方向後方に張り出すための略U字状の
後部幌張りリンク12と、その両脚部前端に夫々
連結されて前方に延びる第2補助リンク13,1
3と、可倒ピラー3の頂部両側から上記上部幌張
りリンク10を通つて後部幌張りリンク12の両
側部にかけて張渡されて幌6の両側部の稜線を形
成するバンド部材14,14とで構成されてい
る。そして、上記上部幌張りリンク10の下端部
が可倒ピラー3の脚部に連設されたリンク部材7
に連結されているとともに、該上部幌張りリンク
10に連結された第1補助リンク11が車体に固
設されたブラケツト15に連結され、また上記後
部幌張りリンク12に連結された第2補助リンク
13が上記可倒ピラー3の脚部に連設されたリン
ク部材7に連結され、これにより可倒ピラー3を
起立させたときに、上記各リンク10〜13およ
びバンド部材14,14により幌6が車体後部を
覆う位置で外方へ張り出された状態に支持される
ようになつている。
一方、上記逆U字状の可倒ピラー3は、アウタ
パネル3aとインナパネル3bとがその周縁部に
おいて例えばスポツト溶接によつて接合された閉
断面構造とされているとともに、第5図および第
6図に示すように該可倒ピラー3の前面3cには
リテーナ16がビス等の止め部材17……17を
用いて取付けられている。この、リテーナ16
は、可倒ピラー3の両脚部(但し、第5図には一
方の脚部のみが示されている)で上側のリテーナ
16aと下側のリテーナ16b,16bとに分割
されているとともに、下側のリテーナ16bは、
上下一対の止め部材17a,17bを用いて可倒
ピラー3に取付けられているが、特に下方の止め
部材17bは下側リテーナ16bに形成された車
幅方向の長孔16b′を介して可倒ピラー3の前面
3cにねじ込まれている。したがつて、両止め部
材17a,17bのねじ締め状態を若干緩めれ
ば、下側リテーナ16bを矢印x1,x2で示すよう
に、上方の止め部材17aを中心として回動させ
て、その下端部を車幅方向に移動させることが可
能となつている。
そして、このリテーナ16には、第6図および
第7図に示すように中実状の基部20aと中空状
のシール部20bとを有するウエザストリツプ2
0の上記基部20aが弾性嵌合され、これにより
該ウエザストリツプ20が可倒ピラー3の前面3
cに沿つて逆U字状に装着されている。
また、第7図および第8図に示すように、上記
ウエザストリツプ20には両脚部下端の後面から
可倒ピラー3の両脚部下面3dに沿つて後方へ延
びる後方延出部21が設けられている。この後方
延出部21は、可倒ピラー3が起立して、幌6が
車体後部を覆う位置にあるとき、下面21aが車
体1のリヤフエンダ部上面1aに装着されたシー
ル材22の合せ面(上面)22aに圧接されるよ
うになつている。尚、第8図に示すように、後方
延出部21と車体1側のシール材22には、複数
箇所に凹部21b,21bが設けられ、これらの
凹部21b,22bに挿通された止め部材23,
24(例えばフアスナー)によつて可倒ピラー3
の下面3d及び車体1のリヤフエンダ部上面1a
にそれぞれ固着されているとともに、特に後方延
出部21における止め部材23の挿通穴21cは
車幅方向の長穴とされ、該延出部21の可倒ピラ
ー下面3dへの取付位置が第8図に仮想線y1,y2
で示すように車幅方向に調整可能とされている。
尚、第6図中、符号25は可倒ピラー3のアウ
タパネル3aの外面を覆うキヤンバス布、26は
可倒ピラー3のインナパネル3bおよびウエザス
トリツプ20の内面を覆うガーニツシユである。
上記の構成によれば、第1図及び第3,4図に
示すように、可倒ピラー3が起立して幌6が車体
後方上部を覆う状態では、第8図に示すように、
該可倒ピラー3の下面3dに取付けられているウ
エザストリツプ後方延出部21の合せ面21a
が、車体1のリヤフエンダ部上面1aに取付けら
れているシール材22の合せ面22aに圧接し
て、可倒ピラー下面3dと車体1との間がシール
されることになる。また、この状態でルーフパネ
ル5を取付け且つドア2,2及びそのウインドガ
ラス2a,2aを閉じれば、該ルーフパネル5及
びウインドガラス2a,2aの後縁が可倒ピラー
3の前面3cに装着されたウエザストリツプ20
のシール部20bに圧接し、これらの合せ部もシ
ールされることになる。
そして、特に上記の構成によれば、車体1に対
する可倒ピラー3の組付に誤差を生じ、この組付
誤差に起因して、可倒ピラー3を起立させたとき
にウエザストリツプ20の後方延出部21と車体
側のシール材22との間に例えば第9図に示すよ
うな車幅方向の位置ずれが生じて、両者の合せ部
に段差Wが形成される状態となつたときに、第5
図に示す分割された下側のリテーナ16bを可倒
ピラー3に取付けている一対の止め部材17a,
17bのねじ締めを一旦緩めて、上方の止め部材
17aを回動中心にして、該下側リテーナ16b
を所定方向に(第9図の場合は、第5図のx1
向)回動させることにより、該リテーナ16bの
下端部を上記段差W分だけ車幅方向に移動させれ
ば、これに伴つてウエザストリツプ20の下端部
及びこれに続く後方延出部21も車幅方向に移動
されることになる。そして、この状態で上記止め
部17a,17bを再び締めつければ、第9図に
鎖線で示すように、上記段差Wが解消された状
態、即ち後方延出部21の車幅方向外面と車体1
側のシール材22の車幅方向外面とが段差なく連
続する状態が得られ、該合せ部における外観が向
上するとともに、所要のシール面積が確保されて
シール性も向上することになる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、例えばオープン
トツプ車等の車体後部を覆う幌の開閉用等として
逆U字状の可倒ピラーが備えられた車両におい
て、該可倒ピラーの前面にウエザストリツプを保
持するリテーナを設けるとともに、該リテーナを
可倒ピラーの脚部で上下に分割し、且つ分割され
た下側のリテーナを車幅方向へ位置調整可能とし
たので、可倒ピラーと車体との間の組付誤差に起
因して、可倒ピラーを起立させたときに該ピラー
が車体に対して車幅方向に位置ずれする場合にお
ていも、上記下側リテーナの位置調整により、ウ
エザストリツプにおける可倒ピラー下面に沿う部
分を車幅方向に移動させることが可能となつて、
該部分と車体側のシール材とを、段差を生じるこ
となく対接させることが可能となる。これによ
り、可倒ピラーの脚部下面と車体との合せ部にお
けるシール性及び外観が向上されることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
オープントツプ車の全体斜視図、第2図は同じく
車体上方を解放した状態の斜視図、第3図は可倒
ピラーの周辺を示す要部側面図、第4図は該ピラ
ーおよび幌の張出し機構を示す要部正面図、第5
図は第3図のV矢視による可倒ピラーの要部拡大
正面図、第6図は第5図−線で切断した要部
断面図、第7図はウエザストリツプの保持状態を
示す要部斜視図、第8図は第3図−線で切断
した要部拡大断面図、第9図はウエザストリツプ
が位置ずれした状態を示す要部拡大断面図であ
る。 1……車体、3……可倒ピラー、3c……前
面、3d……脚部下面、16……リテーナ、16
b……下側のリテーナ、20,21……ウエザス
トリツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の後部両側面間に略垂直状態に起立した位
    置と後方へ倒伏した位置とに回動可能に逆U字状
    の可倒ピラーが配設され、且つ該ピラーの前面及
    び両脚部下面に沿つてウエザストリツプが装着さ
    れた車両において、上記可倒ピラーの前面に上記
    ウエザストリツプを保持するリテーナが取付けら
    れ、該リテーナが可倒ピラーの脚部で上下に分割
    されているとともに、分割された下側のリテーナ
    が車幅方向へ位置調節可能とされていることを特
    徴とする車両用可倒ピラーのウエザストリツプ取
    付構造。
JP1987103122U 1987-07-03 1987-07-03 Expired - Lifetime JPH05417Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987103122U JPH05417Y2 (ja) 1987-07-03 1987-07-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987103122U JPH05417Y2 (ja) 1987-07-03 1987-07-03

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Publication Number Publication Date
JPS647018U JPS647018U (ja) 1989-01-17
JPH05417Y2 true JPH05417Y2 (ja) 1993-01-07

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ID=31333659

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987103122U Expired - Lifetime JPH05417Y2 (ja) 1987-07-03 1987-07-03

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JP (1) JPH05417Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8992194B2 (en) 2010-05-20 2015-03-31 Advics Co., Ltd. Rotation device including seal structure

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8992194B2 (en) 2010-05-20 2015-03-31 Advics Co., Ltd. Rotation device including seal structure

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JPS647018U (ja) 1989-01-17

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