JPH0541742B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0541742B2
JPH0541742B2 JP62196160A JP19616087A JPH0541742B2 JP H0541742 B2 JPH0541742 B2 JP H0541742B2 JP 62196160 A JP62196160 A JP 62196160A JP 19616087 A JP19616087 A JP 19616087A JP H0541742 B2 JPH0541742 B2 JP H0541742B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
doctor
wrinkles
fabric
doctor plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62196160A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6443440A (en
Inventor
Shigezo Kojima
Kazuhiko Kurihara
Haruhisa Tani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOBUNSHI KAKO KENKYUSHO
Original Assignee
KOBUNSHI KAKO KENKYUSHO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOBUNSHI KAKO KENKYUSHO filed Critical KOBUNSHI KAKO KENKYUSHO
Priority to JP19616087A priority Critical patent/JPS6443440A/ja
Publication of JPS6443440A publication Critical patent/JPS6443440A/ja
Publication of JPH0541742B2 publication Critical patent/JPH0541742B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本発明は布帛又はフイルム等に小波状の皺曲を
与える事を目的とする装置に関する。
不織布は繊維を接着剤を用い又は熱圧着して繊
維間に結合力を与えたものであり、部分的に接着
した所があるためにその柔軟性、肌触りは不十分
であるが、之を柔軟加工してそのバルギー性を高
めればその用途の拡大を見込むことができる。又
フイルム製法より出発する経緯積層布は薄くて強
度が高いことが特徴であつて、種々の補強材とし
て特色を発揮しているが、之に小波状の皺曲を与
えることが出来れば、バルギー性と柔軟性を与え
られ強度と柔軟性を合わせ持つ材料として従来に
無い用途範囲に活用されることが期待できる。織
物に対しても之に小波状の皺曲を与えればバルキ
ー性を増大した特徴あるものとなる。
フイルム、箔等に小波状の皺曲を与えれば、本
来のフイルム、箔とは異なつた性状となり特殊な
利用分野が期待できる。
本発明は平面状の被処理物に小波状の皺曲を加
工し新たな利用分野を開く可能性を与える装置に
関する。
(b) 従来の技術 従来布帛等に皺を加工するには、化学的に処理
して部分的収縮を起こさせるとか、強撚糸による
織物を作り、部分的に歪みを起こさせるなどの方
法があつた。不織布に対しては大きな径のロール
を利用し、ロール外周に於ける抑え板の効果によ
つて皺曲を与えようとするものがあるが、之は運
転調整が難しく均一な皺曲を得るには絶えず調整
する必要がある上に経緯積層布のごとく腰の強い
物を皺曲させることは出来なかつた。
(c) 本発明の特徴 本発明は機械的に布帛又はフイルム等に皺曲を
与えようとするものであつて、繊維に巻縮を与え
るためのロール式巻縮付与機の原理を応用し、ロ
ールによつて押し出される布帛をその押し出しに
対する抵抗力によつて挫屈せしめることによつて
皺曲を与えるものである。
ロールによつて押し出される被処理物は直ちに
圧充箱に押し込まれる。ロール表面から被処理物
を剥すドクター板は、ドクター作用を行うと共に
圧充箱壁となる。ドクター板は、ロールに対しド
クター作用を行うにはロール面に対し一定の角度
と隙間を維持することが必要であるので、ロール
軸が可動の場合にはその軸上に保持された支持腕
上にロールとの関係位置を保つよう固定される。
ロール軸位置が固定される場合は、それに対する
ドクター板もそれと同じ関係位置を保つよう固定
されるが、必要ある場合にはそのロール軸を支点
とする支持腕上に固定してもよい。圧充箱は2枚
のドクター板のみによつて形成され、ロールによ
つて押し込まれた被処理物はドクター板に加えら
れる圧力によつて生ずる磨擦抵抗を受けながらロ
ールの押し込み力によつて圧充箱内を出口に向か
つて進行する。この進行に対する抵抗である圧充
箱背圧は被処理物を挫屈せしめる力となる。均一
な被処理物が供給される限り、2枚のドクター板
は、ほぼ平行を保ち運転中の圧充箱内の抵抗は一
定に保たれ、従つて被処理物の挫屈条件は一定で
あり、均一な皺曲が得られる。皺曲のピツチは圧
充箱内の抵抗が大きく、布帛等の縦方向の圧縮弾
性力が小さい程小さくなる。強く与えられた皺曲
は、布帛を伸ばしても失はれず、ことに熱処理に
よつて皺曲をセツトした場合には半永久的に残
り、特に延伸熱処理を行なはない限りは失はれな
い。
布帛等に与えられた皺曲はそのバルギー性を増
し、柔軟性を与え、手触りを柔らかくする。
布帛又はフイルムは一般には横幅が大きく、狭
いものでも600mmの幅がある。之を与皺処理する
に当たつて用途に応じて小さな幅に切断して処理
する場合もあるが、原幅のままで処理することが
要求されることが多い。之を扱うためにロール及
びドクター板は横に長く、少なくとも700mm、更
に必要によつて2m、4m等の幅をもつことが要求
される。従つて之らを両端で支えると曲がりを生
じ易く、その幅に亙つて均一な圧力を与えること
が難しくなる。ロール及びドクター板の幅が300
mm程度までであれば、之らを太く又は厚くするこ
とによつて剛性を大きくして曲がりを防ぐことは
可能であるが、例えば直径200mm、長さ700mmのロ
ールを両端で支えた場合、被処理物を圧充箱内に
押し込むために、ロール長1mm当たり10Kgの荷重
をロールの端部に加えると、中央部に於て約0.02
mmの歪みを生じ、この歪みのために中央部に於て
被処理物が滑つて一様な押し込が出来なくなる。
ロールに加える力を更に大きくするとロールの曲
がりは更に大きくなり、かえつて被処理物は端部
ばかりが進行することになる。横幅の各部に於て
均一な皺曲を与えるためには、ロール把握点に於
てロール間隔を均一に維持し、被処理物を全幅に
亙つて均一に把握して圧充箱に送り込む、と共に
圧充箱壁にも亦変形を起こさせないことが要求さ
れる。本発明に於てはロール及びドクター板の湾
曲を生ぜしめないために、それぞれの端の支持部
に於てロール及びドクター板の作用部に働く力に
よる曲げモーメントを消去する大きさの曲げモー
メントを与える方法、或はロールの把握点と反対
の側を多数の小ロール、又は無給油軸受によつて
支え、ドクター板の作用部の背後を多数の分割し
た支持具によつて支えて、各部を均一な力によつ
て保持する方法をとつた。
ロール端の支持部に、ロールの作用力による曲
げモーメントと反対方向の曲げモーメントを与え
ようとする時、ロール軸受部の間隔が小さくてこ
こに反対方向の曲げモーメントを与える装置を置
くことが困難な場合がある。本出願人らはこの場
合にはロール把握点の反対側を小ロールではなく
主ロールと同長又はやや長いロールを抑えロール
として支え、この抑えロールを介して主ロールを
押すとともに、その抑えロールの支持部に主ロー
ルとの作用圧力による曲げモーメントを消去する
逆方向のモーメントを働かせる方法を試みた。主
ロールは又布帛を圧充箱に押し込む力の反作用に
よつて湾曲し、ドクター板との隙間が大きくなる
ことがある。この湾曲は抑えロールの位置を主ロ
ール把握点の丁度反対にある点で主ロールを抑え
るよりも両主ロールの中心を通る線より布帛の入
口側に抑えロールの中心を若干変位させることに
よつて有効に防ぐことが出来る。但しその変異量
が大き過ぎると主ロールをドクター板の方向に逆
に湾曲させる恐れがある。
圧充箱に於ける背圧はドクター板を押す力とド
クター板と布帛等その摩擦係数とによる。従つて
ドクター板の長さは之を押す力が同じであれば、
皺曲の程度には無関係である筈であるが、実際は
皺曲を与えられケーキ状となつた被処理物の圧充
箱内での進行は必ずしも均一ではなく、皺曲によ
る柔軟性はドクター板の長さによつても変わる。
ロールに加える圧力は圧充箱背圧に抗して布帛
等を押し込み得る程度であればよく、それ以上強
くする必要はない。
布帛又はフイルムの弾性的性質は温度に依存す
ることが多く、又皺曲を受けたもののドクター板
との間の摩擦も温度の影響を受けることがある。
従つて、ロール及びドクター板、望むらくは作業
環境の温湿度条件も変動しないよう管理されてあ
ることが、均一な皺曲を与えるためには好まし
い。
熱処理によつて皺曲をセツトするには各種の方
法が有る。ロールを一定温度に加熱しておいて、
なるべくは一方のロール表面に沿つて被処理物を
供給して、高温度下に皺曲を与え、圧充箱を通過
する間に冷却し、もし冷却が不十分ならばケーキ
状を保たせたまま更に冷却する。この方法による
場合は温度が高く被処理物の弾性力が弱い状態で
挫屈させるため細かい皺を生ずる傾向になる。
圧充箱を高温に維持し圧充箱を通過する間に加
熱して皺曲をセツトし、圧充箱を出た後に冷却す
る方法がある。この場合ロール温度は与えようと
する皺曲を生ずるに適当な温度に保ち、必要あれ
ば被処理物を予熱しておく。圧充箱の長さが熱を
ケーキに十分行き亙らせるのに足りない場合に
は、ドクター板を段付とし、皺の発生に必要な長
さの後の圧充箱高さを高くして通過抵抗を減少さ
せる。
更に圧充箱より出た被処理物をケーキ状を保た
せたままコンベヤ上を運んで別の常圧熱処理装置
に導くか、特許第697100号の方法を適用して高温
高圧の水蒸気による熱処理をすることもできる。
又一方のロール表面に沿つて被処理物を供給す
る際、このロールに沿う別のエンボスロールを用
い、このロールによつてエンボス模様を与えた
後、ロール把握点に供給することによつて、エン
ボスと皺曲を与えることが出来る。
本発明の装置によつて布帛又はフイルム等に皺
曲を与えようとする時、先ずドクター板に適当な
圧力を与えておいて被処理物を供給し、圧充箱に
十分押し込み得るようにロールに加える圧力を調
整し、与えられる皺曲の程度を調べて、ドクター
板の圧力を調整してから再びロールに加える圧力
を調整する。被処理物の幅がロール及びドクター
板の働き幅より小さければ、ロール及びドクター
板への加圧装置が多数に分割してある場合には、
被処理物幅に相当する部分にあるもののみを働か
せることが望ましい。被処理物が無い部分に当た
る加圧装置を働かせるとかえつてロール又はドク
ター板を湾曲させる力を生ぜしめることになる。
被処理物の幅がロール、ドクター板の働き幅に
等しいか、より大きい場合には、ロール側面とド
クター板側面と若干の隙間を保つて、その側面を
被う側板を用いる。被処理物の幅の方が大きい場
合には側板によつて幅を狭められて圧充箱を通過
する。しかしこの場合には処理後に縦皺が残り不
均一な感を与えることがある。
ロール把握点を過ぎて圧充箱内に進入して挫屈
することによる皺曲を受けた被処理物は、圧充箱
内に更に進入するにつれて、2次的、3次的に屈
曲しドクター板によつて形成される平行部に達し
てから一定状態となつて出口に向かつて進行す
る。平行部の高さが高い程、後の屈曲の回数が増
す。後に起こる屈曲は第1次の皺曲を、その度に
圧縮したり伸ばしたりするので皺曲度のむらを生
じさせる傾向がある。本出願人らはその高さを変
更して実験を試みた結果、20mm以下とすれば一応
皺曲の一様性が保たれ、10mm以下とすれば2次以
上の屈曲の影響は殆どなく満足し得る結果を得る
ことを確かめた。尚、この場合ドクター板先端に
1mm以上の面取りを施すことが運転の安定上望ま
しい。
(d) 図面による説明 以下図面によつて本発明の詳細を説明する。
第1図、第2図及び第3図は本発明におけるロ
ールとドクター板とドクター板によつて形成され
る圧充箱の関係を説明する正断面図である。第1
図において、被処理物11はロール1,2に把握
されて進行しドクター板5,6が形成する圧充箱
10内に進入し皺曲を受けドクターによつてロー
ル表面から引き剥されドクター板面に沿つて出口
に向かつて進行する。ロール2は支持点3を支点
とする支持腕4上に支えられる。ドクター板6は
ロール2の軸上に支えられる支持腕8上に固定さ
れてロール2との関係位置を一定に保つ。ロール
1の軸受、ドクター板5はベツド9上に固定され
る。第2図はロール2の軸受が滑り面に沿つて動
き得る構造の場合を示す。ロール2の軸上に支え
られる支持腕8にドクター板6は固定されてい
る。第3図は3′を支点としてロール2を支える
支持腕4′上にドクター板6を固定し、ドクター
板5はロール1の軸を支点とする支持腕8′に固
定される場合を示す。
第4図は本発明の装置のロールを入口側より見
た側面図である。下ロール1は点線で示す上ロー
ル2との間に被処理物を挟んで圧力を加えるため
反力を受け、その反力による曲げモーメントM1
によつて、曲り歪みを生じようとする。両端の軸
受けAによつてその荷重を受けると共にその外側
に軸受けBを置き、反対方向の荷重を与えてM1
と反対方向の曲げモーメントM2を働かせロール
に曲がりが生ずることを防ぐ。
第5図は本発明の装置のドクター板を出口側か
ら見た側面図である。ドクター板5は点線で示す
ドクター板6との間に被処理物が皺曲してできた
ケーキを挟んで之を圧縮することの反力を受け
て、両端CCによつて支えられる場合には曲げモ
ーメントM3によつてたわもうとする。この歪み
を支点CCの外側にある点DDに反対方向の力を加
え反対方向の曲げモーメントM4を生ぜしめて曲
がり歪みの発生を防ぐ。ドクター板が固定のベツ
ド等に直接支持される場合には、その支えを強固
にして曲がりを防ぐことは容易である。
ロール、ドクター板の曲がりを防ぐにはそれぞ
れに働く反力の作用する部分のすぐ背後を支える
方法がある。第6図は各ロールの把握点の背後を
多数の小ロールで支える場合を示す正断面図、第
7図はそれを入口側から見た側面図である。ロー
ル1は固定軸受13によつて軸芯の位置を決めら
れロール2は支持腕4上にある軸受14によつて
軸芯の位置を決められている。各ロールはロール
駆動装置40より接手41,42を経て駆動され
る。ロール1の背後には小ロール21,21′等
がありロール2の背後には小ロール22,22′
等があつてロールを支える。小ロールに加える力
は各小ロールを支える支持腕23,24等に働く
加圧装置25,26等によつて、それぞれh矢i
矢の方向に加られる。小ロール21等による押し
上げ力の総和が小ロール22等による押し下げ力
の総和より大きく、その差がロール1,2及び之
に付随するものの自重に等しい場合には、軸受け
13,14は殆ど荷重を受けず、各ロールの位置
を決める働きのみをする。圧充箱に被処理物を押
し込むことの反力によつてロールに曲がりを生ず
る恐れがある場合には各小ロール21,22等の
ロール1,2との接触点をやや入口側にずらせる
か、別の小ロール27,28等を入口側に設けて
それぞれj矢k矢の方向に力を加える。圧充箱側
板33は被処理物の幅が大きく、ロール、圧充箱
よりはみ出す恐れがある場合に用いる。
ロールの背後を支えるにはロールを汚す恐れの
ない無給油軸受けを用いてもよい。第8図に於て
軸受29,30はロール1,2の把握点の背後を
支える軸受である。軸受を剛性の高い物としてそ
れぞれ1個の軸受で支えてもよいが軸受を分割
し、又は剛性の弱いものとして、多くの支持具に
よつて支え、それぞれに加圧装置25,26を働
かせてロール1,2に圧力を加えてもよい。
又ドクター板に加圧するには第5図のごとく端
部にて支えるのではなく、第6図及び第8図に示
すごとくドクター板の背後をその幅に沿つて多数
に分割した加圧装置31等によつてl矢の方向に
力を加えて支えてもよい。尚、図に於てドクター
板5は強固な支持台32によつて支えられてい
る。
主ロールの背後を長い抑えロールによつて支え
る方法では、第12図及び第13図に示すごと
く、主ロール1,2の背後に抑えロール15,1
6を押し付ける。抑えロールの主軸受17,18
は加圧装置34,35を介してフレーム43に支
えられ、主ロールに向かつてm矢、n矢の方向に
押し付けられる。抑えロール補助軸受19,20
には、m,nと反対方向のそれぞれo矢、p矢の
方向の力が加圧装置36,37によつて加えら
れ、ここに生ずる曲げモーメントによつて抑えロ
ール内の曲げモーメントを消去して、抑えロール
に主ロールを均等に加圧せしめる。抑えロール1
5,16の中心の位置は両主ロールの中心を通る
直線より布帛等の入口側にそれぞれが作用する主
ロールの中心に対しそれぞれs,tだけ傾いた線
上におくこととし、s,tを0゜乃至15゜とすれば、
布帛を把握する力と圧充箱よりの反力に対し効果
的に主ロールの湾曲を防ぐことができる。主ロー
ルの湾曲を防ぐのに長い抑えロールをもちいその
軸受部に曲げモーメント装置を置くことの主な目
的は、曲げモーメント装置を置くための十分な空
間を設ける事にあるので、この目的が達せられゝ
ば主ロールの一方のみに抑えロールを作用させ、
他方の主ロールには前述した別の何れかの方法を
適用してもよい。
圧充箱の長さを調整するのには、ドクター板を
交換するか又は段付きドクター板を用い第9図に
示す寸法aを調整する。ドクター板に段差がない
場合は圧充箱長さは図中に示すbである。第10
図に示す小片51,52等を交換する方法を利用
すれば、ドクター板全体を交換せずとも小片の交
換によつて圧充箱長さの調節ができる。段付きド
クター板を用いる場合、段差の後の長さdは段差
の高さcの約50倍程度までは、与えられる皺曲度
に影響しない。
予めエンボスを施すには第11図に示すごと
く、エンボスロール60をロール1に押し付けて
行う。エンボスロールの曲がりを防ぐには、その
両端に於て逆の曲げモーメントを与える。
(e) 発明の効果 不織布には柔軟さを狙い乍らそれに欠けるもの
或は本来粗剛な感じを与えるものが多かつたが、
之等を本発明の装置によつて処理することによ
り、柔軟性が与えられバルキー性を得るので用途
範囲を拡大することができる。織物を本発明の装
置で処理すれば独特の風合ひを持たせることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は本発明の装置のロ
ールとドクター板との関係を示す正断面図。第4
図は本発明の装置のロールを入口側から見た側面
図。第5図は本発明の装置のドクター板を出口側
から見た側面図であつて、ロール、ドクター板の
荷重による曲りを端部に於て逆方向の曲げモーメ
ントを与えることによつて修正する場合を示す。
第6図はロールの背後を小ロールによつて支える
場合を説明する正断面図。第7図は之をロールの
入口側から見た側面図。第8図はロールを背後に
軸受を用いて支える場合を説明する正断面図。第
9図は段付ドクター板を用いる圧充箱の拡大正断
面図。第10図は有効長さを可換の小片によつて
調整するドクター板を示す部分拡大図。第11図
は被処理物を予めエンボス加工するエンボス予皺
装置の正断面図。第12図はロールの湾曲をその
背後に働く抑えロールによつて防ぐ場合を説明す
る正断面図、第13図はその入口側より見た側面
図である。 図中の番号の説明 1,2……ロール、3,
3′……ロール2の支持点、4,4′……ロール支
持腕、5,6……ドクター板、8,8′……ドク
ター支持腕、9……ベツド、10……圧充箱、1
1……被処理物、12……ケーキ、13,14…
…ロール軸受、15,16……抑えロール、1
7,18……抑えロール主軸受、19,20……
抑えロール補助軸受、21,21′,22,2
2′……小ロール、23,24……小ロール支持
腕、25,26……小ロール加圧装置、27,2
8……小ロール、29,30……ロール背後用軸
受、31……ドクター板加圧装置、32……ドク
ター板支持台、33……圧充箱側板、34,3
5,36,37……抑えロール加圧装置、40…
…ロール駆動装置、41,42……接手、43…
…フレーム、51,52……調節小片、53……
小片保持具、60……エンボスロール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対の押込みロール1,2と、隣接する一対
    のドクター板5,6からなる圧充箱10を構成す
    る押込式捲縮加工機において、被処理物が、巾
    600mm以上の布帛またはフイルム等であり、下記
    a、b、cの内の少なくとも一種の均等加圧装置
    を持つた巾700mm以上の押込みロール1,2から
    なることを特徴とする布帛またはフイルム等に連
    続的に小波状皺曲を与える装置。 a ロール軸端に曲げモーメントを与えること。 b ロール背面に沿つてこれを支えるロールを配
    置すること。 c ロール背面を無給油軸受によつて支えるこ
    と。 2 特許請求の範囲1b、cにおける押し込みロ
    ール1,2の均等加圧装置において、その中心が
    両押し込みロールの中心を通る直線より布帛の入
    口側に、それが作用するロールの中心に対し0゜な
    いし15゜傾いた線状であつて、ロールの被処理物
    把握点背後に働き、且つその軸端にロールとの作
    用によつて生ずる曲げモーメントと反対方向の曲
    げモーメントを与える手段を持つロールまたは無
    給油軸受を有することを特徴とする布帛またはフ
    イルム等に連続的に小波状皺曲を与える装置。 3 特許請求の範囲1において、ロール1,2ま
    たはドクター板5,6の少なくとも一方を温度制
    御することを特徴とする布帛またはフイルム等に
    連続的に小波状皺曲を与える装置。 4 特許請求の範囲1において、ドクター板5,
    6の均圧装置として、ドクター板の両端を支え、
    その外側端部に逆方向の曲げモーメントを与える
    こと、またはドクター板の背面に多数の加圧点を
    設けることの少なくとも一種の均圧装置を持つこ
    とを特徴とする、布帛またはフイルム等に連続的
    に小波状皺曲を与える装置。 5 一対の押込みロール1,2と、隣接する一対
    のドクター板5,6からなる圧充箱10を構成す
    る押込式捲縮加工機において、被処理物が、巾
    600mm以上の布帛またはフイルム等であり、少な
    くとも片方のロールがエンボスロールであり、巾
    700mm以上の押込みロール1,2からなることを
    特徴とする布帛またはフイルム等に連続的に小波
    状皺曲を与える装置。 6 特許請求の範囲5において、一対の押込みロ
    ール1,2に下記a、b、cの内の少なくとも一
    種の均等加圧装置を持つた巾700mm以上の押込み
    ロール1,2からなることを特徴とする布帛また
    はフイルム等に連続的に小波状皺曲を与える装
    置。 a ロール軸端に曲げモーメントを与えること。 b ロール背面に沿つてこれを支えるロールを配
    置すること。 c ロール背面を無給油軸受によつて支えるこ
    と。 7 特許請求の範囲5において、ドクター板5,
    6の均圧装置として、ドクター板の両端を支え、
    その外側端部に逆方向の曲げモーメントを与える
    こと、またはドクター板の背面に多数の加圧点を
    設けることの少なくとも一種の均圧装置を持つこ
    とを特徴とする、布帛またはフイルム等に連続的
    に小波状皺曲を与える装置。
JP19616087A 1987-08-07 1987-08-07 Device for crumpling cloth, film or the like Granted JPS6443440A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19616087A JPS6443440A (en) 1987-08-07 1987-08-07 Device for crumpling cloth, film or the like

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19616087A JPS6443440A (en) 1987-08-07 1987-08-07 Device for crumpling cloth, film or the like

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6443440A JPS6443440A (en) 1989-02-15
JPH0541742B2 true JPH0541742B2 (ja) 1993-06-24

Family

ID=16353205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19616087A Granted JPS6443440A (en) 1987-08-07 1987-08-07 Device for crumpling cloth, film or the like

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6443440A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5947470A (ja) * 1982-09-10 1984-03-17 帝人株式会社 特殊光沢表面を有する織編物の製造方法
JPS6228465A (ja) * 1985-07-24 1987-02-06 ユニチカ株式会社 特殊しぼ調布帛の製造方法
JPS6350558A (ja) * 1986-08-19 1988-03-03 北村 篤識 加工細条およびその製造法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5947470A (ja) * 1982-09-10 1984-03-17 帝人株式会社 特殊光沢表面を有する織編物の製造方法
JPS6228465A (ja) * 1985-07-24 1987-02-06 ユニチカ株式会社 特殊しぼ調布帛の製造方法
JPS6350558A (ja) * 1986-08-19 1988-03-03 北村 篤識 加工細条およびその製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6443440A (en) 1989-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2335588C2 (ru) Устройство для обработки волокнистого полотна с покрытием или без покрытия и способ работы этого устройства
US3866277A (en) Method of shrinking cloth or paper
JP5415438B2 (ja) 模様を有するベニヤの製造方法、及び、模様を有するベニヤの製造装置
US3220057A (en) Treatment of sheet materials
JP2547222B2 (ja) 移動する帯状生産物を変形させずに処理するためのロール装置
JPH0523891A (ja) 連続作動材料プレス
US3452409A (en) Mechanical treatment of materials for longitudinally compressing the same
AU685473B2 (en) Continuous forming method and device for a composite structure, in particular a composite structure featuring tree-dimensional fabric
JPH0541742B2 (ja)
CN110528216B (zh) 一种闪蒸法高密度聚乙烯纸的柔化处理***及处理工艺
JP3402481B2 (ja) プリプレグ材料の成形装置
JPS62125074A (ja) 布防皺処理装置
US2972795A (en) Process for treating textile materials
US3641234A (en) Mechanical treatment of material
JPH048544A (ja) オーバレイボードの連続製造装置および製造方法
JPH032648B2 (ja)
JPH0116740Y2 (ja)
US4086687A (en) Apparatus for relaxing or loosening needled textile fabrics
JP3551714B2 (ja) 異形断面条の矯正方法
FI73625B (fi) Anordning och foerfarande foer mikrokraeppning av en bana.
EA199600008A2 (ru) Каландр для обработки бумажного полотна и способ его эксплуатации
JP3007440U (ja) 布帛の皺加工装置
JPS63738Y2 (ja)
JPS5859043A (ja) プロフアイルフレ−ムラミネ−トシ−トの製造方法
JPH0280676A (ja) 人造皮革類の柔軟加工法とその装置