JPH0541256Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0541256Y2
JPH0541256Y2 JP5526489U JP5526489U JPH0541256Y2 JP H0541256 Y2 JPH0541256 Y2 JP H0541256Y2 JP 5526489 U JP5526489 U JP 5526489U JP 5526489 U JP5526489 U JP 5526489U JP H0541256 Y2 JPH0541256 Y2 JP H0541256Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
tank
pump
fuel pump
clip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5526489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02145656U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5526489U priority Critical patent/JPH0541256Y2/ja
Publication of JPH02145656U publication Critical patent/JPH02145656U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0541256Y2 publication Critical patent/JPH0541256Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は燃料タンク内に配設されて該タンク内
の燃料を外部に供給するインタンク式燃料ポンプ
の雑音発生防止装置に関する。
〈従来の技術〉 従来のこの種の燃料ポンプ30としては、例え
ば第3図に示すようなものがある。(実開昭61−
99686号公報等参照)。
これは、筒状で機械構造用炭素鋼等で制作され
ているケーシング1内にロータリー型ポンプ部2
とその駆動用の電動モータ3とを組込んだもの
で、図の右側を上にして燃料タンク内に配設され
る。そして、前記ケーシング1は端部において突
出している端部周壁1aを有する。
ポンプ部2は、ポンプべース4とポンププレー
ト5との間に設けられたポンプリング6内にあつ
てその偏心位置を貫通する固定シヤフト7回りを
回転可能なロータ8と、このロータ8の外周面に
等間隔で形成された溝8aに収納されたローラベ
ーン9などによつて構成される。このポンプとし
て非容積型の円周流ポンプ(タービン型ポンプ)
が使用されることもある。
モータ3は、固定シヤフト7回りを鉄心10a
とコイル10bとよりなるアーマチユア10が回
転し、このアーマチユア10の端部に取付けたス
リーブ状のジヨイント11により、ロータ8の端
面に固定したジヨイント12を介して、ロータ8
を回転駆動する。13はマグネツト、14はコン
ミテータ、15はカーボンブラシである。
ここにおいて、燃料は、ケーシング1の入口1
6から流入して、ポンプ部2により吸入吐出さ
れ、ケーシング1の出口17から図示しない燃料
ダンパ等を経て燃料タンク外へ圧送され、機関吸
気系に設けた燃料噴射弁へ供給される。
また、この種の燃料ポンプ30では、第4図に
示すように、アーマチユア10端部に設けられて
アーマチユア10と共に回転可能なコンミテータ
14の外周面に対し、ブラシ15を取付板18上
のブラシホルダ19に摺動自在に保持してコイル
スプリング20により押圧接触させ、給電ターミ
ナル21からリード線22、ピクテール23を介
してブラシ15に給電しているが、雑音の発生防
止のため、リード線22の途中に、インダクター
24、すなわちフエライト等の棒状磁性体24a
にリード線24bを巻付けたものを介装してい
る。
そして、第5図に示すように、燃料タンク31
の頂壁31aの開口部を覆うように取付られるア
ツパプレート32にブラケツト33を垂架させ、
このブラケツト33に電動式の燃料ポンプ30の
ケーシング1をその燃料の入口16を下向きにし
て保持させることにより、燃料タンク31内に燃
料ポンプ30を配設してある。(実開昭62−
183079号公報等参照)。
〈考案が解決しようとする課題〉 ここで、燃料ポンプ30においてはブラシ15
とコンミテータ14との接触によるスパークの発
生等によりノイズが発生するが、燃料ポンプ30
から発生するノイズには、給電ターミナル21か
らリード線22を通して該リード線22に重畳す
る重畳ノイズと空気中を伝播する伝播ノイズとが
存在するが、前記両ノイズ共車載ラジオ等に悪影
響を及ぼし、ラジオノイズとして受信されたり、
また車載制御装置等の誤動作の原因になる惧れが
ある。
このため、従来の燃料ポンプ30の雑音発生防
止装置にあつては、インダクター24を介装する
ことにより前記重畳ノイズの発生を防止し、また
インタンク式の特徴を活かして燃料ポンプ30の
ケーシング1と燃料タンク31とをブラケツト3
3等で連結させ鉄製の燃料タンク31へ伝播ノイ
ズを伝播させ、その後該燃料タンク31をアース
させること等により、雑音発生防止を行つてい
た。
しかしながらこのような従来のインタンク式燃
料ポンプ30の雑音発生防止装置にあつては、伝
播ノイズの発生防止に関して、燃料タンク31が
鉄製の導電体であるが故に該燃料タンク31が伝
播ノイズを伝播させ、燃料タンク31をアースさ
せることにより雑音の発生防止になつていたが、
近年燃費の向上、車両重量の低減、コストの低減
等の目的で燃料タンク31を樹脂等の非導電体で
製造することが多くなり、前記伝播ノイズが燃料
タンク31を通過して燃料タンク31外に伝播し
てしまうという問題点がある。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、既
存の燃料ポンプに簡単な部品を付加するだけで、
樹脂等の燃料タンク内に配設された燃料ポンプか
らの雑音発生も防止できるインタンク式燃料ポン
プの雑音発生防止装置を提供することを目的とし
ている。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案は、樹脂製の燃料タンク内に
配設されて該タンク内の燃料を外部に供給するイ
ンタンク式燃料ポンプの金属製筒状ケーシング
を、該ケーシングの一端部から露出するポンプ構
成部材に係合されると共に筒状ケーシング端部周
壁を挟持するように取付けられる導電材料からな
るクリツプと、該クリツプに接続されたアース線
と、を介してアースする構成とした。
〈作用〉 上記の構成によれば、燃料ポンプから発生する
前記伝播ノイズを、筒状ケーシングからクリツプ
とアース線とを介して重畳ノイズとして外部にア
ースさせることにより、インタンク式燃料ポンプ
の雑音発生防止が行われる。
〈実施例〉 以下に本考案の実施例を第1図に基づいて説明
する。尚、従来例と同一要素には第3図〜第5図
と同一符号を付して説明を省略する。
第1図を参照し、燃料ポンプ30の金属製筒状
ケーシング1の一端部から露出するポンプ構成部
材としての出口形成用管部27に係合されると共
に、ケーシング1端部周壁1aを挟持するように
取付けられる導電材料からなるクリツプ41が設
けられている。該クリツプ41は第2図a,bに
示すように、前記筒状ケーシング1の端部周壁1
aを挟持する1組の挟持部42a,42b及び4
3を有しており、該挟持部43を弾性変形させる
ことにより溝44a,44bに前記端部周壁1a
を挟持することが可能なものである。また、クリ
ツプ41の頂部46に出口形成用管部27に嵌め
込まれる嵌込孔47が形成されている。
尚、クリツプ41は例えば導電材料としてのス
テンレス製であり、焼入れ焼戻し処理を行つたも
のである。
そして、一側面48にはアース線49が半田付
けされており、該アース線49には、燃料ポンプ
30給電用リード線50,51と共にコネクタ5
2が接続され、図示しないリード線によつてアー
ス回路に接続され、確実にアースされる構成とな
つている。
次に本実施例の作用について説明する。
本実施例においても、燃料ポンプ30からは、
給電ターミナル21からリード線22を通して該
リード線22に重畳する重畳ノイズと空気中を伝
播する伝播ノイズとが発生するが、インダクター
24を介装することにより前記重畳ノイズの発生
が防止されることは従来と同様である。一方、機
械構造用炭素鋼製のケーシング1の端部周壁1a
にはクリツプ41が取付けられているが、挟持部
43を弾性変形させることにより挟持部42a,
42b及び43によつてケーシング1の外周面に
押圧力を及ぼしながら係止されるので、ステンレ
ス製の該クリツプ41には、燃料ポンプ30から
発生する前記伝播ノイズが確実に伝播することに
なり、更に該クリツプ41とアース線49を通し
て重畳ノイズとして外部にアースされることにな
る。
従つて、本実施例に示す燃料ポンプ30の雑音
発生防止装置によれば、クリツプ41へ伝播ノイ
ズを伝播させ、その後該クリツプ41をアース線
49を介してアースさせることにより、インタン
ク式燃料ポンプにおいて該タンクの導電性の有無
にかかわらず、雑音発生防止を確実に行うことが
できる。
また、前記クリツプ41は挟持部42a,42
b及び43をケーシング1の端部周壁1aに係止
させるのみのため、既存の燃料ポンプへの取付
け、取外しが簡単に行え、燃料ポンプ30自体の
構造を何ら変更する必要が無い。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、樹脂製の
燃料タンク内に配設された燃料ポンプの金属製の
筒状ケーシングに、導電材料からなるクリツプと
該クリツプに接続されるアース線とを取付けるよ
うにしたので、既存のポンプを有効に活用しなが
ら、伝播ノイズを重畳ノイズとして外部にアース
させることが可能となり、雑音発生防止が効果的
に行えるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例として燃料ポンプに
クリツプを取付けた状態を示す斜視図、第2図a
はクリツプの平面図、第2図bはクリツプの側面
図、第3図は従来例を示す燃料ポンプの側面断面
図、第4図は従来例を示すコンミテータの正面
図、第5図は従来例を示す燃料タンクの概略断面
図である。 1……ケーシング、14……コンミテータ、1
7……出口、24……インダクター、27……出
口形成用管部、30……燃料ポンプ、31……燃
料タンク、41……クリツプ、42a,42b,
43……挟持部、49……アース線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 樹脂製の燃料タンク内に配設されて該タンク内
    の燃料を外部に供給するインタンク式燃料ポンプ
    の金属製筒状ケーシングを、該ケーシングの一端
    部から露出するポンプ構成部材に係合されると共
    に筒状ケーシング端部周壁を挟持するように取付
    けられる導電材料からなるクリツプと、該クリツ
    プに接続されたアース線と、を介してアースする
    ようにしたことを特徴とするインタンク式燃料ポ
    ンプの雑音発生防止装置。
JP5526489U 1989-05-16 1989-05-16 Expired - Lifetime JPH0541256Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5526489U JPH0541256Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5526489U JPH0541256Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02145656U JPH02145656U (ja) 1990-12-11
JPH0541256Y2 true JPH0541256Y2 (ja) 1993-10-19

Family

ID=31578057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5526489U Expired - Lifetime JPH0541256Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0541256Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3256973B2 (ja) * 1995-02-03 2002-02-18 株式会社デンソー 燃料供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02145656U (ja) 1990-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10808783B2 (en) Drive device and pump device
JPH0732933Y2 (ja) 電動フューエルポンプ
JP3833510B2 (ja) 電動アクチュエータ
JPH0541256Y2 (ja)
CN100502207C (zh) 电动机和使用该电动机的流体泵
JPS63272994A (ja) モ−タ式燃料ポンプ
JPH0541257Y2 (ja)
JPH0363678B2 (ja)
US3168868A (en) Pump device
US3344513A (en) Pump-motor assembly method
JP2002320366A (ja) ブラシレスモータ
JP2634242B2 (ja) インタンク式電動ポンプ
US6150735A (en) Starter protector
JPH0785642B2 (ja) モータ式燃料ポンプ
JP2004218597A (ja) スタータ
JP2776304B2 (ja) モータ式燃料ポンプ
JPH0448133Y2 (ja)
JPH0133838Y2 (ja)
JPS6028099Y2 (ja) 電気コイル装置
JPS5838627Y2 (ja) 内燃機関用点火装置
JPH0717245Y2 (ja) 始動電動機
JPS6383957U (ja)
JP3498355B2 (ja) 電磁クラッチ
JPH0119578Y2 (ja)
JP3004537U (ja) 給電端子付振動モ−タ