JPH0539380Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0539380Y2
JPH0539380Y2 JP1988030557U JP3055788U JPH0539380Y2 JP H0539380 Y2 JPH0539380 Y2 JP H0539380Y2 JP 1988030557 U JP1988030557 U JP 1988030557U JP 3055788 U JP3055788 U JP 3055788U JP H0539380 Y2 JPH0539380 Y2 JP H0539380Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
outlet
air passage
cooling
inlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988030557U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01134824U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988030557U priority Critical patent/JPH0539380Y2/ja
Publication of JPH01134824U publication Critical patent/JPH01134824U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0539380Y2 publication Critical patent/JPH0539380Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は加熱・冷却の運転停止切換えとダンパ
装置の切換え操作とを行うだけで冷房と除湿と換
気の3種の運転を選択できる多機能形の冷房・除
湿・換気兼用空調機に関する。
(従来の技術) 家庭用の小形空調機でヒートポンプ方式の除湿
を行い得るものが従来から有り、例えば「浴室ス
ペースの有効利用としての浴室乾燥機(昭和62年
11月1日、ヒートポンプ研究会発行(ヒートポン
プとその応用、第14巻)67〜68頁)」によつて開
示されている。
上記文献に記載の空調機は第2図及び第3図に
示されるように、吸込口11、吹出口23及び排
気口24を有するケーシング1内に風上側から冷
却器7、加熱器6及びフアン25を収納してい
て、これを浴室の天井に据置いて吸込口11と吹
出口23とを浴室内に臨ませ、排気口24を排気
ダクト26に接続して用いるものである。
(考案が解決しようとする課題) この空調機は除湿専用タイプであつて冷房運転
は行えないが、従来公知の技術を加えることによ
つて、前記加熱器6を必要に応じて凝縮器に用い
ると共に、凝縮器通過空気と冷却器通過空気とを
夫々別系統の通路に流させて冷房運転も行い得る
構造とすることは一応可能であるとしても、冷
房、除湿の両運転を行う場合には調和空気が排気
口24から洩れることの無いようにする必要があ
り、従つてこの空調機は排気ダクト26の出口端
に普通はベントキヤツプ27を取り付けて口を塞
ぐようにしている。
ところで上記空調機で室内の換気を行いたいと
しても、ベントキヤツプ27を離れた個所におい
て取り外す作業が必要となり作業性が悪い問題が
ある。
また、ベントキヤツプ27を外して換気を行え
たとしても吹出口23の方が風に対する流動抵抗
は小さいところから殆どの風が吹出口23から室
内に還流して排気ダクト26の方に流れないため
に実質的に換気運転が行えなく、従つて吹出口2
3側にも何等かの対策を講じる必要があり、かか
る公知例からでは冷房、除湿、換気を夫々有効に
行い得る空調機の実現をはかることも困難と云う
べきである。
このような問題点に対処して本考案は簡易かつ
コンパクトな構造でしかも操作性にもすぐれてな
り、汎用装置としての条件に適うと共に、冷房、
除湿、換気夫々の運転が高効率下で確実に行える
空調機を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そこで本考案は実施例に係る添付図面により明
らかなように、風を加熱器6から第1吹出口12
に送らせる第1空気通路2と、吸込口11が前記
第1空気通路2と共用されて風を冷却器7から第
2吹出口13に送らせる第2空気通路3と、第1
空気通路2内の前記第1吹出口12に臨む風上位
置に流入口14を、第2空気通路3内の前記第2
吹出口13に臨む風上位置に流出口15を夫々開
口して有する第3空気通路4とをケーシング1内
に設けるとともに、第1吹出口12と流入口14
とを切換え開閉し得るダンパ装置5を設けて、第
1空気通路2の加熱及び送風運転と、第2空気通
路3の冷却及び送風運転とを行わせ、かつ、ダン
パ装置5により第1吹出口12又は流入口14を
閉じることにより除湿又は冷房を行う一方、第1
空気通路2の送風運転のみを行わせ、かつ、ダン
パ装置5により流入口14を閉じることにより、
換気を行い得る如くしたことを特徴とする。
また、請求項2の考案については、前記吸込口
11及び第2吹出口13がケーシング1の底面に
夫々開口され、第1吹出口12が前記底面以外の
外面に開口されてなり、吸込口11、第2吹出口
13を空調対象域に臨ませ、第1吹出口12を前
記空調対象域外に臨ませて天井に据置かれる構成
としたことを特徴とする。
(作用) 第1乃至第3空気通路2,3,4を設け、か
つ、排気口として用いる第1吹出口12と温風を
導かせる流入口14とを切換え開閉し得るダンパ
装置5とを設けたことにより、該ダンパ装置5の
切換え操作、加熱、冷却運転・停止及び送風運転
の選択制御によつて、冷房と除湿と換気の3種の
運転が可能であり、しかも、この運転操作が空調
機設定個所に近い側だけで簡単に行える。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面によつて詳細
に説明する。
第1図は請求項2に係る天井据置形の空調機で
あつて、ケーシング1の底面には互いに離隔させ
た配置で吸込口11と第2吹出口13とを開口せ
しめており、一方、側面には第1吹出口12を開
口せしめて該吹出口12にダクト接続フランジ1
6を取着している。
ケーシング1内には、吸込口11に臨ませた導
入チヤンバ17と、該導入チヤンバ17に連通さ
せた第1空気通路2及び第2空気通路3と、それ
等両通路2,3に関連させた第3空気通路4と、
機械室18とが夫々設けられていて、第1空気通
路2は下流端部に前記第1吹出口12を有する一
方、第2空気通路3は断熱性の仕切り21を介し
て第1空気通路2に対し並流的に配設していると
共に下流端部に第2吹出口13を有している。
次に第3空気通路4は第1空気通路2内の第1
吹出口12に臨む風上位置の例えば前記仕切り2
1の第1吹出口12寄り位置に流入口14を開口
する一方、第2空気通路3内の第2吹出口13に
臨む風上位置の例えば第2吹出口13の真上方部
に流出口15を開口してなる空気通路に形成して
おり、第1図図示例は第2空気通路3内における
流入口14の風上側直前位置の仕切り21から、
底部に設けた第2吹出口13の内方直前位置まで
壁板22を垂設することによつて、簡単に第3空
気通路4が形成されている。
前記、第1空気通路2内には風上側から加熱器
6、例えばヒートポンプサイクルにおける凝縮器
と、該凝縮器用フアン9とが収設されており、一
方、前記第1空気通路3内には風上側から冷却器
7例えば蒸発器と、該蒸発器用フアン10とが収
設され、また、機械室18内には圧縮機8等の冷
凍装置用機器が収納されている。
なお、第1図中の19は吸込口11に介設した
エアフイルタ、20は蒸発器7の下部に配設した
ドレンパンを夫々示している。
以上述べた構造の空調機において、第1吹出口
12と流入口14とに関連させてダンパ装置5を
設けており、前記両口12,14を切換えて開閉
し得るようになつているが、その一例としては、
約90°の回転角で離れている前記両口12,14
に対して平板からなる弁板を90°の正、逆回転可
能にヒンジを介し配設せしめており、図示しない
が、連結したレバーを手動又は電動で切換え操作
可能に形成している。
次にこの空調機の運転操作の態様を説明する
と、冷房運転は冷凍装置を運転して凝縮器6の加
熱運転及び蒸発器7の冷却運転を行わせると共に
前記前記両フアン9,10による送風を行わせ
る。
同時に、ダンパ装置5は、第1図に破線示する
流入口14閉止側に操作する。
かくして吸込口11から導入された室内空気例
えば居室内空気は一部量が第1空気通路2内に流
通し凝縮器6と熱交換し温風となつて第1吹出口
12を経、該吹出口12に接続した排気ダクトに
流れ込んで室外に排気される。
一方、吸込口11から導入された居室内空気の
残部量は第2空気通路3内に流通し、蒸発器7と
熱交換し冷風となつて第2吹出口13から居室内
に送出され、かくして冷房運転が成される。
この場合、第1空気通路2を経、排出された空
気に見合つた量の強制換気が行われることは云う
までもない。
一方、除湿運転は前記加熱運転及び冷却運転を
行わせながらダンパ装置5を実線示する第1吹出
口12閉止側に操作する。
第2空気通路3を通つて第2吹出口13から室
内に吹出される冷風の動態は冷房運転の際と同じ
であるが、一方、第1空気通路2を通つた温風は
流入口14から第3空気通路4に至り、流出口1
5から吹出すが、その場合、温風と第2空気通路
3内の冷風とが第2吹出口13に至る直前で混流
する結果、吸込空気に比し若干温度が高くなる風
となつて室内に送出される。
かくして蒸発器7で冷却の際に空気中に含まれ
る湿分の脱湿が行われる結果、除湿運転が継続し
て成される。
次に換気運転については、冷凍装置及び蒸発器
用フアン10の運転を停止し、凝縮器用フアン9
を運転させると同時に、ダンパ装置5を流入口1
4閉止側に操作する。
かくして吸込口11から吸込まれた室内空気の
全量が第1空気通路2を通つて第1吹出口12か
ら室外に送り出される結果、この送出量に見合つ
た量の外気が室内に導入されて換気が行われる。
このように、冷房・除湿・換気の三種の運転
が、冷凍装置及び前記両フアン9,10の発停と
ダンパ装置5の切換え操作とによつて空調対象域
側で選択できる。
なお、この空調機は第2吹出口13にダクトを
接続すればスポツト冷房もできるので、洗面所、
浴槽、トイレが一緒になつたユニツトに装置し、
トイレ、洗面の場合に冷房を、洗濯物の乾燥に除
湿を夫々行わせば良く好適な設備である。
(考案の効果) 温風が流通する第1空気通路2、冷風が流通す
る第2空気通路3に関連して第3空気通路4を設
けると共に、第3空気通路4の流入口14と第1
空気通路2の第1吹出口12とを切換え開閉する
ダンパ装置5を設けたことにより、需要個所側で
のダンパ操作、加熱及び冷却運転の発停を行うだ
けで冷房、除湿、換気の三種の空気調和が実現で
き、多機能を有する簡易形の空調機を低コストで
提供し得る。
また、請求項2においては、簡易天井据置形に
好適であつて浴室ユニツト等と組合わせが容易で
あり、家庭用の普及形に応用できて利用範囲は広
汎である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る略示構造図、第
2図及び第3図は従来の空調機に係る略示構造図
及び外観斜視図である。 2……第1空気通路、3……第2空気通路、4
……第3空気通路、5……ダンパ装置、6……加
熱器、7……冷却器、11……吸込口、12……
第1吹出口、13……第2吹出口、14……流入
口、15……流出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 風を加熱器6から第1吹出口12に送らせる
    第1空気通路2と、吸込口11が前記第1空気
    通路2と共用されて風を冷却器7から第2吹出
    口13に送らせる第2空気通路3と、第1空気
    通路2内の前記第1吹出口12に臨む風上位置
    に流入口14を、第2空気通路3内の前記第2
    吹出口13に臨む風上位置に流出口15を夫々
    開口して有する第3空気通路4とをケーシング
    1内に設けるとともに、第1吹出口12と流入
    口14とを切換え開閉し得るダンパ装置5を設
    けて、第1空気通路2の加熱及び送風運転と、
    第2空気通路3の冷却及び送風運転とを行わ
    せ、かつ、ダンパ装置5により第1吹出口12
    又は流入口14を閉じることにより除湿又は冷
    房を行う一方、第1空気通路2の送風運転のみ
    を行わせ、かつ、ダンパ装置5により流入口1
    4を閉じることにより、換気を行い得る如くし
    たことを特徴とする冷房・除湿・換気兼用空調
    機。 2 吸込口11及び第2吹出口13がケーシング
    1の底面に夫々開口され、第1吹出口12が前
    記底面以外の外面に開口されてなり、吸込口1
    1、第2吹出口13を空調対象域に臨ませ、第
    1吹出口12を前記空調対象域外に臨ませて天
    井に据置かれる請求項1記載の冷房・除湿・換
    気兼用空調機。
JP1988030557U 1988-03-08 1988-03-08 Expired - Lifetime JPH0539380Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988030557U JPH0539380Y2 (ja) 1988-03-08 1988-03-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988030557U JPH0539380Y2 (ja) 1988-03-08 1988-03-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01134824U JPH01134824U (ja) 1989-09-14
JPH0539380Y2 true JPH0539380Y2 (ja) 1993-10-06

Family

ID=31255717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988030557U Expired - Lifetime JPH0539380Y2 (ja) 1988-03-08 1988-03-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0539380Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01134824U (ja) 1989-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001116290A (ja) 暖房乾燥機
EP1705433A1 (en) Air conditioner
JP2004092950A (ja) 空気調和機の室内機
JPH0634153A (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP2011220639A (ja) 熱交換換気装置
JPH0228774B2 (ja)
JPH0539380Y2 (ja)
WO2005052458A1 (fr) Conditionneur d'air non installe a demeure
JPH0229523A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP4016988B2 (ja) 農産業用空気熱源ヒートポンプ式空調機
JPH04244537A (ja) 空気調和システム
JP2004324896A (ja) 空気調和機
JPH05240464A (ja) 空気調和装置
JPS6316653B2 (ja)
KR101192002B1 (ko) 가습 환기 장치 및 이를 갖춘 공기 조화기
CN219656200U (zh) 除湿设备及空气调节装置
CN216522068U (zh) 空气调节设备及***
JP3015576B2 (ja) 浴室用空気調和機
JPS6222940A (ja) 天井内設置型換気兼用冷暖房装置
KR100455202B1 (ko) 욕실형 에어컨 및 그의 제어방법
JPH0347149Y2 (ja)
JPH0446635Y2 (ja)
JPH0422196Y2 (ja)
JP3684936B2 (ja) 空気調和機
JPH0554013B2 (ja)