JPH0539008Y2 - - Google Patents

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JPH0539008Y2
JPH0539008Y2 JP11327987U JP11327987U JPH0539008Y2 JP H0539008 Y2 JPH0539008 Y2 JP H0539008Y2 JP 11327987 U JP11327987 U JP 11327987U JP 11327987 U JP11327987 U JP 11327987U JP H0539008 Y2 JPH0539008 Y2 JP H0539008Y2
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roof
panel
roof rack
roof panel
nut
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、樹脂製ボデーにおけるルーフラツ
クの取付け構造に関する。
【従来の技術】
オフ・ロード走行用の自動車の中には、ロール
バーの後方の荷室を幌の代わりに樹脂パネルを接
合して作られた樹脂製ボデーで覆つて構成し、そ
の内部を乗員室として利用できるようにしたもの
がある。 この樹脂製ボデーは通常、その製造の都合上、
それぞれ別個に形成されたルーフパネルと両サイ
ドパネルとを互いにボルト・ナツトなどにより接
合して構成され、その前後の縁をロールバーに対
し、下部を荷台のトツプレールに対しそれぞれ固
定することにより車体に装着されて上記荷台を箱
型に覆う。 ところで、上記のような樹脂製ボデーをもつオ
フ・ロード走行用の自動車には、そのルーフにル
ーフラツクを取り付けることができるようになつ
ている。そして、このルーフラツクをルーフに取
り付ける方法としては、一般に、ルーフラツクの
脚部を、ルーフパネルとサイドパネルとを接合し
ている上記ボルト・ナツトで共締めして固定する
方法がとられている。 たとえば、第5図に示すように、ルーフパネル
aの側縁とサイドパネルbの上縁とが上記ルーフ
パネルaのボス部cによりある程度の間隔を隔
て、ねじeとリテーナfとを介して接合されてい
る。 そして、上記リテーナfの頭部とルーフパネル
aの外面との間には、ルーフラツクの脚部dが共
締めされて固定される。なお、この図で符号gは
ルーフライニングである。 また、第6図に示してあるように、ルーフパネ
ルaの側縁とサイドパネルbの上縁を、これらが
クオータウインドcの上縁に覆われるようにし
て、ねじeとリテーナfとを介して接合し、ルー
フラツクの脚部dをリテーナfの頭部とサイドパ
ネルbの外面との間に共締めして固定することも
考えられる。なお、この図でも符号gはルーフラ
イニングである。
【考案が解決しようとする問題点】
ところが、上述のような方法でルーフにルーフ
ラツクを取付けようとすると、まず、ルーフパネ
ルとサイドパネルとの接合用のねじとリテーナを
緩めて外し、その外したリテーナをルーフラツク
の脚部に通挿した後、再び、ねじでルーフに締め
付けるといつた作業が必要であつた。 このとき、作業者は、ルーフライニングを一旦
取り外し、それから、ルーフラツクを取付け、再
び、ルーフライニングを取付けるといつた、大変
手間のかかる作業をしなければならなかつた。 さらに、リテーナやねじはルーフの内面と外面
とに回動可能状態で突出しており、内面のねじと
外面のリテーナが共回りすることがあり、ねじの
螺合作業に両手を使用する必要があつた。 そのため、ルーフラツクの取付け作業が煩雑に
なると同時に、作業効率が非常に悪いという問題
があつた。 本考案は、上述のような従来の問題を解決する
ために考え出されたものであつて、ルーフラツク
を取付ける際、いちいちルーフパネルとサイドパ
ネルとを連結するためのボルトを外したり、ルー
フライニングを取り外したりする必要がないよう
にした樹脂製ボデーにおけるルーフラツクの取付
け構造を提供することをその目的とする。
【問題を解決するための手段】
上記の問題を解決するため、本考案では、次の
技術的手段を講じている。 すなわち、ルーフパネルと、このルーフパネル
の両側縁に上縁が連結される両サイドパネルとを
備え、上記ルーフパネルと両サイドパネルの前縁
がロールバーに固定され、両サイドパネルの下縁
が荷台側枠のトツプレールに固定される樹脂製ボ
デーにおいて、 上記ルーフパネルの側縁と上記サイドパネルの
上縁との連結部は、両パネルが互いに上下に重な
る重合部を有しており、この重合部の上側パネル
の下面と下側パネルの上面の一方または双方に凹
部を形成してこの凹部内にナツトを回動不能かつ
上下方向移動不能に配置する一方、上記上側パネ
ルに上記凹部につながる上下方向貫通孔を設け、
この貫通孔から上記ナツトに螺合されるボルトに
よつてルーフラツクを上記重合部の上面において
固定したことを特徴としている。
【作用および効果】
ルーフパネルの側縁とサイドパネルの上縁との
連結部にある重合部には、この重合部の上側パネ
ルの下面と下側パネルの上面の一方または双方に
凹部を形成してこの凹部内にナツトが回動不能か
つ上下方向移動不能に収容配置される。そして、
ルーフラツクは、上記重合部の上側部材に上記凹
部につながるように設けた透孔を通して上記ナツ
トに螺合されるボルトにより、ルーフの上面すな
わち、上記重合部の上面に固定される。 このとき、ルーフラツクの取付け作業は、ルー
フ外面においてのみ行なわれることになるので、
ルーフライニングをいちいち取り外す必要がな
い。しかもボルトを螺合するのに両手を奪われる
ということもない。 そのため、ルーフラツクの取付け作業は、非常
に簡略化され、同時に、作業効率が大変向上する
ことになる。 一方、ルーフラツクを取り付けないときには、
上記ボルトのみを上記ナツトに螺合しておけばよ
い。 すなわち、ルーフラツクの取付け、取外しを繰
り返しても、樹脂製ボデーに何等悪影響を及ぼす
ことがなく、しかも、簡単に取付け、取外しがで
きるので大変便利である。
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら具
体的に説明する。 樹脂製ボデー1は、第4図に示すように、自動
車の車体におけるロールバー2の後方の荷台部分
を覆つてこの部に箱型の荷室空間を形成すること
ができるようにしてあり、本例では、荷台側壁か
ら立ち上がる左右一対のサイドパネル3,3と、
ルーフを構成するルーフパネル6とを有してお
り、これらサイドパネル3,3およびルーフパネ
ル6の各後縁部を内側に向けており曲げることに
より、バツクドア4がはまり込むバツクドア開口
5を形成している。 そして、ルーフパネル6の側縁とサイドパネル
3,3の上縁とは、第1図および第2図に詳示す
るように、ドア式に開閉可能なクオータウインド
7の上縁部が覆い被さるような位置において、互
いに上下に重なる重合部9を形成しながら連結さ
れている。すなわち、上記重合部9には、前後方
向に並ぶようにして、複数筒所に同一軸心の貫通
孔がそれぞれ開けられており、これらの貫通孔に
リテーナ10が連通挿され、リテーナ10に第6
図に示した例と同様のねじ(図示せず)が螺合、
締結されることにより、連結部11が形成されて
いる。 一方、ルーフパネル6の側縁において、リテー
ナ10とねじ(図示せず)が螺合される上記貫通
孔とは別の部位に、ナツト収納部14が形成され
ている。このナツト収納部14は、たとえば第3
図に詳示するように、ナツト12を嵌め込むため
の六角柱状の凹部13を形成することにより構成
できる。 このため、上記ナツト12は、上記凹部13に
ほとんど隙間なく嵌合され、回動できないように
なつている。 また、上記ナツト収納部14の底部には、第2
図に示すようにナツト12に螺合されるボルト1
5の外径よりもやや大きめの内径をもつ孔14a
が開けてあり、ボルト15の締め込み代を確保し
ている。 一方、上記ナツト収納部14の上面に重ねられ
るサイドパネル3,3の上縁部には、ナツト12
の螺孔と同通する同一軸心をもつ孔16が開けて
ある。 ボルト15は、ルーフラツク19を取り付けな
いときには、上記孔16に通挿され、さらにナツ
ト12に螺合されて、上記孔16を塞ぐようにし
て取付けられている。なお、このボルト15およ
びナツト12は、ルーフパネル6とサイドパネル
3,3とを結合する作用はなさない。 また、上記ボルト15の頭部のフランジ部15
aには、ガスケツト17が介装されており、この
ガスケツト17により上記サイドパネル3,3の
上縁部に開けられた孔16から雨水などがはいら
にように気密性が保たれている。本例において
は、上記のように構成されたルーフラツク支持部
18がルーフの両側に各前後2箇所の合計4箇所
設けてある。 上述のようにして構成された、ルーフラツク支
持部18にルーフラツク19を取り付けるには、
次のようにする。 まず、ルーフラツク19の脚部19a,……1
9aに開けられたボルト穴19bに、ガスケツト
17を伴つたボルト15が挿通される。そして、
そのボルト15を、ルーフラツク19の脚部19
aとルーフラツク支持部18との間にガスケツト
20を介装しながら、あらかじめルーフパネル6
とサイドパネル3,3との間に保持させたナツト
12に螺合していく。このようにして、ルーフラ
ツク19の脚部19aは、ルーフラツク支持部1
8に固定される。 すなわち、ルーフラツク19は、ただ単に樹脂
製ボデーの外部からボルト15を螺合するという
極めて簡単な作業で取付けられることになる。し
かも、ルーフ内面に取付けられているルーフライ
ニング8を取り外すことも、ルーフパネル6とサ
イドパネル3とを連結するボルトを緩めることも
なく作業を行なうことができる。 したがつて、必要に応じてルーフラツクの取付
け、取外しを手軽に行なうことができ、しかも、
素人でも簡単に作業ができるという長所がある。 また、この実施例では、ルーフパネル6とサイ
ドパネル3,3との連結部11は、開閉可能なク
オータウインド7の上縁部によつて覆われる位置
にあるため、クオータウインド7が閉められてい
る限り、ルーフラツク19を取り外すことができ
ないので、ルーフラツク19の盗難予防にもなつ
ている。 そして、クオータウインド7の上縁部の内面に
はセラミツク塗装が施されており、連結部11の
表面が見えなくなつており、外観上、スマートに
なつている。 なお、本考案は、この実施例に限定されるもの
ではなく、実施例では、ルーフパネル6とサイド
パネル3,3の連結部がクオータウインド7の上
縁部で覆われる位置に形成されていたが、この連
結部はその他の部位に形成されても、この考案の
主旨は適用される。 また、実施例では、ナツト12をルーフパネル
側に設けた凹部13に保持させているがルーフパ
ネルおよびサイドパネルの双方またはサイドパネ
ルに凹部を形成し、これらによつてルーフパネル
とサイドパネルとの間部に形成される収納空間に
ナツトを保持させることももちろん本考案の範囲
に入る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第4図の矢印Aの示す部分の拡大斜視
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
ナツト収納部の拡大斜視図、第4図は本考案の実
施例のルーフラツクの取付け構造を適用した自動
車の全体斜視図、第5図および第6図は従来例の
第1図の矢印Aの示す部分に相当する部位の拡大
断面図である。 1……樹脂製ボデー、2……ロールバー、3…
…サイドパネル、6……ルーフパネル、9……重
合部、11……連結部、12……ナツト、15…
…ボルト、19……ルーフラツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ルーフパネルと、このルーフパネルの両側縁に
    上縁が連結される両サイドパネルとを備え、上記
    ルーフパネルと両サイドパネルの前縁がロールバ
    ーに固定され、両サイドパネルの下縁が荷台側枠
    のトツプレールに固定される樹脂製ボデーにおい
    て、 上記ルーフパネルの側縁と上記サイドパネルの
    上縁との連結部は、両パネルが互いに上下に重な
    る重合部を有しており、この重合部の上側パネル
    の下面と下側パネルの上面の一方または双方に凹
    部を形成してこの凹部内にナツトを回動不能かつ
    上下方向移動不能に配置する一方、上記上側パネ
    ルに上記凹部につながる上下方向貫通孔を設け、
    この貫通孔から上記ナツトに螺合されるボルトに
    よつてルーフラツクを上記重合部の上面において
    固定したことを特徴とする、樹脂製ボデーにおけ
    るルーフラツクの取付け構造。
JP11327987U 1987-07-23 1987-07-23 Expired - Lifetime JPH0539008Y2 (ja)

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JP11327987U JPH0539008Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

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JPS6417852U JPS6417852U (ja) 1989-01-30
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