JPH0538980U - 放熱器 - Google Patents

放熱器

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JPH0538980U
JPH0538980U JP9308691U JP9308691U JPH0538980U JP H0538980 U JPH0538980 U JP H0538980U JP 9308691 U JP9308691 U JP 9308691U JP 9308691 U JP9308691 U JP 9308691U JP H0538980 U JPH0538980 U JP H0538980U
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JP9308691U
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靖 加藤
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株式会社ケンウツド
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器において後加工が不要で安価にでき
る放熱器を提供する。 【構成】 プリント基板1には電子部品3が半田付けさ
れ、押し出し加工された放熱器2が所定位置に取り付け
られている。外側面2aに直線状に設けられた突起2cの上
端部が電子部品3のパッケージ3aと係合し、電子部品3
をネジ4で放熱器2に取付けるときの回り止めとなって
いる。また外側面2dの突起2fは取付部材5に取付けられ
るとき、角溝5aと係合して位置決めとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は電子機器に使用される発熱性電子部品の放熱器に係り、特に加工性 の良好な放熱器に関する。
【0002】
【従来技術】
従来の放熱器は、押し出し加工によりアルミ材で形成され、図4に示す様に、 プリント基板1にマウントしたパワートランジスタやICのような発熱性の電子 部品3が、端面11b をプリント基板1上に固定された断面L字状の放熱器11の外 側面11a に、ネジ4で締着されていた。そしてネジ4で締着するときに電子部品 3が時計方向に回るのを防止するため、ハーフピアス(小突起)11c を設けてパ ッケージ3aと係合させていた。
【0003】 このハーフピアス11c は押し出し加工後に別工程でプレス加工により形成して いた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の放熱器は、ハーフピアスを後工程で加工しなければな らず、コストアップになっていた。
【0005】 また、肉厚が厚い場合はプレス加工が困難であった。
【0006】 更に、押し出し加工によって回り止めの突起を設けると、両幅の等しいアング ル材(L字材)では、加工時に向きを揃えなければならないという問題があった 。
【0007】 この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 従来例の欠点を解消し、後加工が不要で安価にできる放熱器を提供するところに ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の放熱器は、押し出し材で形成され断面がL字状をなし、一方の外側 面に発熱性の電子部品を取付けて放熱する様に構成した電子機器の放熱器におい て、前記一方の外側面と他方の外側面に夫々の端面から等しい位置にこの端面に 沿って直線状の突起を設け、前記電子部品を取付けたとき、前記突起がこの電子 部品と係合する様に構成したものである。
【0009】 また、前記一方の外側面と前記他方の外側面との幅を等しくしたものである。
【0010】 また、押し出し材で形成され断面が4角形をなし、各外周面に夫々の角から等 しい位置に、この角に沿って直線状の突起を設け、前記外周面の1つに電子部品 を取付けたとき、前記突起がこの電子部品と係合する様に構成したものである。
【0011】 更に、前記外周面の各幅を等しくしたものである。
【0012】
【作用】
この考案によれば、放熱器の一方の外側面と他方の外側面に、夫々の端面から 等しい位置に、この端面に沿って直線状に突起を設けているので、一方の外側面 と他方の外側面の何れの端面をプリント基板に当てて取付けても、この突起が電 子部品の下端部と係合して回り止めになる。
【0013】 また、一方の外側面と他方の外側面の幅を等しくしているので、押し出し加工 時の方向性がなく作業性がよい。
【0014】 また、断面が角形をなす放熱器の各外周面に、夫々の角から等しい位置に、こ の端面に沿って直線状に突起を設けているので、何れの外周面をプリント基板に 当てて取付けても、この突起が電子部品の下端部と係合して回り止めとなる。
【0015】 更に、前記外周面の各幅を等しくしているので、押し出し加工時の方向性がな く作業性がよい。
【0016】
【実施例】
この考案に係る放熱器の実施例を図1乃至図3に基づき説明する。
【0017】 なお従来例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0018】 図において、2はアルミ材を用いた放熱器であり、断面がL字状の直角アング ル材を押し出し加工している。2aは放熱器2の(一方の)外側面である。2bは外 側面2a側の端面であり、外側面2aとは直角になっている。2cは直線状の角形の突 起であり、端面2bに沿って押し出し加工時に設けられ、端面2bから突起上端部ま での寸法Aは電子部品3のパッケージ3aとプリント基板1間の寸法と等しくなっ ている。2dは外側面2aと幅が等しい(他方の)外側面である。
【0019】 2eは外側面2d側の端面であり、外側面2dとは直角になっている。2fは突起2cと 同形状の突起であり、端面2eから突起上端部までの寸法も突起2cと同じに形成さ れている。
【0020】 5は放熱器2を固定するシャーシやケース等の取付け部材である。5aは突起2f と係合する角溝である。
【0021】 6は断面形状が正方形をなす放熱器であり、4つの外周面6aには夫々突起2cと 同形状の突起6bが押し出し加工時に設けられ、各角からこの突起上端部迄の寸法 はAになっている。7はプリント基板である。
【0022】 以上の様に構成した本考案の組付けと作用を説明する。
【0023】 図1及び図2に示す第1の実施例では、プリント基板1に電子部品3を半田付 けした後、放熱器2の端面2bをプリント基板1に当てて所定位置に取付ける。次 に電子部品3をネジ4で放熱器2に締着する。
【0024】 このとき、プリント基板1と電子部品3のパッケージ3a間の寸法は、放熱器2 の端面2bから突起2c上端部までの寸法Aと合っているため、電子部品3のパッケ ージ3aが突起2cの上端部に載った状態となって係合する。
【0025】 従って、突起2cはネジ4で締着するとき電子部品3がネジ4と共に時計方向に 回るのを防止する回り止めとなる。
【0026】 外側面2dは取付け部材5にネジ4で締着され、突起2fは角溝5aと係合して位置 決めされる。
【0027】 図3に示す第2の実施例では、プリント基板7の端部近くに電子部品3を半田 付けした後、放熱器6の任意の面6aをプリント基板7に当てて所定位置に取付け 、電子部品3をこの放熱器6にネジ4で締着する。
【0028】 このとき、前記の様に、電子部品3のパッケージ3aが突起6bの上端部に載った 状態となり、この突起6bはネジ4で締着するとき電子部品3が回るのを防止する 回り止めとなる。
【0029】 第1の実施例では放熱器がL字状になっていて、内側面は2面共夫々の外側面 2a,2dと平行になっているが、平行でなくてもよく、この内側面の形状は問わな い。
【0030】
【考案の効果】
この考案に係る放熱器によれば、上述の様に構成したので、後工程での加工が 無くなり、コストダウンがはかれる。
【0031】 また、肉厚に関係なく容易に突起を設けることができる。
【0032】 また、両外側面の幅寸法が等しく、また両突起の位置も同じになっているので 、押し出し加工時の向きはランダムでよく、作業性が向上する。
【0033】 更に、回り止めとして使用しない突起は、取付部材との位置決めに利用でき、 組立工数を削減できる。
【0034】 しかも、構造が簡単であるため実施も容易であるなどの優れた特長を有してい る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の組立構造を示す分解斜
視図である。
【図2】同実施例の断面図である。
【図3】同第2の実施例を示す断面図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,7:プリント基板 2,6:放熱器 2a,2d:外側面 2b,2e:端面 2c,2f,6b:突起 3:電子部品 3a:パッケージ 4:ネジ 5:取付部材 5a:角溝 6a:外周面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押し出し材で形成され断面がL字状をな
    し、一方の外側面に発熱性の電子部品を取付けて放熱す
    る様に構成した電子機器の放熱器において、 前記一方の外側面と他方の外側面に夫々の端面から等し
    い位置にこの端面に沿って直線状の突起を設け、前記電
    子部品を取付けたとき、前記突起がこの電子部品と係合
    する様に構成したことを特徴とする放熱器。
  2. 【請求項2】 前記一方の外側面と前記他方の外側面と
    の幅を等しくしたことを特徴とする請求項1記載の放熱
    器。
  3. 【請求項3】 押し出し材で形成され断面が4角形をな
    し、各外周面に夫々の角から等しい位置にこの角に沿っ
    て直線状の突起を設け、前記外周面の1つに電子部品を
    取付けたとき、前記突起がこの電子部品と係合する様に
    構成したことを特徴とする放熱器。
  4. 【請求項4】 前記外周面の各幅を等しくしたことを特
    徴とする請求項3記載の放熱器。
JP9308691U 1991-10-18 1991-10-18 放熱器 Expired - Lifetime JP2568003Y2 (ja)

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JPH0538980U true JPH0538980U (ja) 1993-05-25
JP2568003Y2 JP2568003Y2 (ja) 1998-04-08

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ID=14072720

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013005263A1 (ja) * 2011-07-07 2013-01-10 三菱電機株式会社 電子部品保持構造およびこれを用いた電子機器
WO2017098703A1 (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 発熱電子部品の放熱装置、およびその製造方法、並びに車載充電器

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JP2017108007A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 発熱電子部品の放熱構造、およびその製造方法

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JP2568003Y2 (ja) 1998-04-08

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