JPH0538881Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0538881Y2
JPH0538881Y2 JP1986193456U JP19345686U JPH0538881Y2 JP H0538881 Y2 JPH0538881 Y2 JP H0538881Y2 JP 1986193456 U JP1986193456 U JP 1986193456U JP 19345686 U JP19345686 U JP 19345686U JP H0538881 Y2 JPH0538881 Y2 JP H0538881Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
cutting
right angle
bed
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986193456U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6397501U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986193456U priority Critical patent/JPH0538881Y2/ja
Publication of JPS6397501U publication Critical patent/JPS6397501U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0538881Y2 publication Critical patent/JPH0538881Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、タイル、木材、ガラス、プラスチ
ツク等のための、主として現場施工に使用される
簡便な切断機に関し、特には、上部にカツタ本体
を備えたカツタ用ベツドが回動軸を介してその水
平位置から2分の1直角位置の間を回動して傾斜
するように構成された切断機に関する。
(従来の技術) 例えば、建築現場等でタイル等を切断加工する
に際しては、タイルをその表面に大して直角に切
断加工するほか、コーナー部における突き合わせ
のために、所定のかくど、例えば直角突き合わせ
の場合には2分の1直角(45度)の傾斜角度で切
断加工がなされる。
このような傾斜加工な切断機として、カツタ本
体を備えたカツタ用ベツドがその水平位置から下
方へ概ね2分の1直角の角度位置の間を回動軸を
介して回動して、カツタ本体の刃物が垂直位置か
ら概ね2分の1直角(45度)位置の間を傾斜する
ように構成するように構成されたものが知られて
いる。
添付図面の第3図にはこの種切断機における従
来の回動機構の要部が図示される。同図におい
て、符号60は被加工材Wを載置する加工テーブ
ル、63はカツタ用ベツドのための回動軸、65
はカツタ用ベツド(軸受け部分)、70はカツタ
本体の刃物(部分)を表わす。
同図中実線で表わした刃物70はその垂直位置
を示し、加工テーブル60に載置されたタイル等
の被加工物Wを該刃物70によつて切欠深さD3
をもつて直角に切断する。
なお、この種の切断機では、高速で回転する刃
物70が図面手前方向に移動するにつれて回動軸
63等の軸支機構に接触しないように、前記刃物
70の刃先下端70Pの直下に適当な空間が設け
らてれいる。
しかるに、この従来装置においては、タイル等
の被加工物Wをコーナー部における直角突き合わ
せのために2分の1直角(45度)の傾斜切断面に
て切断しようとする場合、第3図中二点鎖線で示
したように、カツタ用ベツド65を回転軸63を
介して下方へ回動させて刃物70を符号80で示
される2分の1直角の傾斜位置まで傾斜させて切
断加工が行なわれる。
このとき、2分の1直角の傾斜位置における刃
物80の刃先下端80Pと被加工物Wとの距離、
つまり切込深さはD4となり、直角切断時の刃物
下端70Pに比較して距離d5も下降してしまう。
この浅深差d5は、次式のとおり表わされる。
d5=R−R sin(90−45) …(1)式 但し、Rは刃先下端70P,80Pと回転軸6
5の軸心との距離である。
上式および図面から明らかなように、この従来
装置では、刃物が直角位置から傾斜すればするほ
ど、切込深さが大きくなり、またその増加率もし
だいに上昇してしまう機構となつている。
元来、刃物70,80の被加工物Wに対する切
込深さD3,D4は刃物および被加工物の種類等
の加工条件に応じて最も適した深さに調節される
ものである。しかしながら、この従来装置におい
ては、上述したように刃物の傾斜位置によつて切
込深さに大きな浅深差d5が生じ、このような場
合には、例えば、加工初期段階に刃物が被加工物
にうまく切り込まれず、切り込み面がゆがんだ
り、刃物が欠ける等の問題を有していた。
これに対して、この切込深さの浅深差を調節す
るために、例えば実開昭60−191301号公報に開示
される丸鋸盤のように、丸鋸の突出量を調節する
(小さくする)傾斜機構を設けたものが提案され
ている。しかしながら、このような刃物の突出量
の調節機構を設けることは、機構が大型化かつ複
雑化し、コストアツプを招く。従つて、タイルカ
ツタ等の持ち運び可能な小型かつ簡便な切断機に
は採用することができない。
(考案が解決しようとする課題) この考案は上述した問題点に鑑みて提案された
ものであつて、その目的とするところは、何ら特
別な機構を設けることなく、通常の機構でもつ
て、直角加工と傾斜加工との両方において、比較
的均一な被加工物に対する刃物の切込深さを得る
ことができる簡便な切断機を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) すなわち、この考案による切断機は、上部にカ
ツタ本体を備えたカツタ用ベツドが回動軸を介し
てその上面が水平位置から下方へ概ね2分の1直
角位置の間を回動して前記カツタ本体の刃物が垂
直位置から概ね2分の1直角位置の間を傾斜する
ように構成されたものにおいて、前記カツタ用ベ
ツド4分の1直角の傾斜位置における前記刃物の
刃先下端が前記回転動軸軸心の真上に位置するよ
うに配置し、もつて前記カツタ用ベツドの水平位
置および2分の1直角の傾斜位置における前記刃
物の刃先下端の高さ位置が同一となるようにした
ことを特徴とするものである。
(作用) 上の構成を有する切断機においては、カツタ用
ベツドの4分の1直角の傾斜位置における刃物の
刃先下端が前記回転動軸軸心の真上に位置するよ
うに配置したものであるから、最も使用頻度が高
い、直角加工のための刃物の垂直位置と、2分の
1直角の傾斜加工のための刃物の2分の1直角の
傾斜位置とにおける両刃物の刃先下端の高さ位置
が同一となる。
すなわち、直角加工のための刃物の垂直位置
と、2分の1直角の傾斜加工のための刃物2分の
1直角の傾斜位置は、刃物の刃先下端が回転軸軸
心の真上にある4分の1直角の傾斜位置、つま
り、被加工物に対する刃物の切込深さが最も浅く
なる位置から、互いに反対方向にそれぞれ同位相
だけ回動したものである。従つて、上の2つの加
工時における刃物の被加工物に対する切込深さ
は、完全に同一となる。
また、本切断機では、上に述べたように切込深
さが最も浅くなる位置より最も深くなる位置まで
刃物の傾斜位相角が小さく(従来では2分の1直
角であつたものが、本案では4分の1直角とな
る)、刃物先端の移動軌跡が円という幾何的形状
である点から、刃先の傾斜にともなう切込深さの
浅深差を極めて小さくすることができる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に従つて説明す
る。添付図面第1図はこの考案の一実施例である
切断機の全体側面図、第2図は回動機構を表した
第1図におけるA部拡大図、第3図は第2図と対
比される従来の切断機における回動機構を表した
拡大図である。
第1図に図示したように、この切断機10は、
被加工材Wを載置する固定の加工テーブル15
と、回動軸20を介して下方へ傾斜されるカツタ
用ベツド30と、前記カツタ用ベツド30の上面
に備えられたカツタ本体40とからなり、カツタ
本体40の刃物50がその垂直位置から概ね2分
の1直角の角度位置まで回動して傾斜設定自在に
なつている。図の符号12は加工テーブル15を
支持する脚部である。
カツタ用ベツド30は、加工テーブル15に固
設された側板16と、該カツタ用ベツド30の側
板31とが回動軸20によつて軸着されることに
よつて、加工テーブル15に対して傾斜自在に構
成されている。なお、前記回動軸20は刃物50
の下端50Pの直下に適当な空間を開けて設けら
れる。
また、前記側板16には、可動側である前記側
板31のキー溝穴32を案内する調節ねじ部材2
5が固設されており、刃物50の傾斜角度を適宜
調整設定できるようになつている。図の符号33
は傾斜角度を表示するスケールである。
カツタ本体40は、スライドベース41を介し
て前記カツタ用ベツド30のベツド部35の上面
に載置される。該カツタ本体40は、前記ベツド
部35および該ベツド部に設けたレール部材36
とによつて、図面の表裏方向の移動がガイドされ
る。図の符号43はカツタ本体の移動用ハンドル
である。
次に、この考案による回動機構を第1図のA部
拡大図である。第2図に従つて説明する。
この考案による切断機10では、カツタ用ベツ
ド30が傾斜して刃物50が第2図で実線で示し
た位置、つまり刃物の垂直線Vに対する角度θが
4分の1直角(22.5度)の位置において、該刃物
51の刃先下端51Pが回動軸20の軸心21の
直上に位置するように、カツタ本体40ならびに
カツタ用ベツド30が配設されている。
従つて、第2図から容易に理解されるように、
被加工物Wに垂直加工を施す際の刃物50の刃先
下端50P(第1図にて実線で図示した刃物位置)
と、2分の1直角の傾斜加工を施す際の刃物52
の刃先下端52P(第1図にて二点鎖線で図示し
た刃物位置)とは、全く同じ高さとなり、被加工
物Wに対する切込深さD1に同一となる。
また、第2図は第3図と同一縮尺に図示したも
のであるが、両図の対比から容易に理解されるよ
うに、この考案の切断機10では、刃物が垂直位
置50から2分の1直角の傾斜位置52にまで設
定される際に生じる刃先下端の浅深差d2は、従
来装置のそれであるd5に比較し、格段に小さく
なつている。
この浅深差d2は次式のとおり表記される。
d2=R−R sin(90−22.5) …(2)式 ただし、Rは刃物50の刃先下端50Pと回動
軸20の軸心21との距離である。
この(2)式と前記した(1)式から、この考
案の切込深さの浅深差d2と、従来の浅深差d5と
を比較すると次のとおりである。
d2/d5={R−R sin(67.5)}/{R−R
sin(45)} ={1−sin(67.5)}/{1−sin(45)} =0.26 つまり、この切断機では、切込深さの浅深差
d2が、従来の浅深機差d5の26%しか生じないこ
とがわかる。
(効果) 以上、図示説明したようにこの考案によれば、
被加工物に直角加工を施す際の刃物の刃先下端位
置と、2分の1直角の傾斜加工を施す際の刃物の
刃先下端位置とを、互いに同じ高さに構成するこ
とができるため、従来装置では大きく異なつてい
た上の2つの加工時における刃物の被加工物に対
する切込深さを、完全に同一とすることができ
る。従つて、実際の施工に際しても最も多く使用
されるこれらの直角加工と2分の1直角加工を理
想的な切り込み深さで行なうことができ、使い勝
手を格段と向上させることができる。
また、2分の1直角以外の任意の傾斜角におけ
る切断加工に際しても、この考案によれば、刃物
の切り込み深さの深浅差が極めて小さい(従来の
約4分の1)ので、従来のような切り込み面がゆ
がんだりあるいは刃物が損傷したりするトラブル
がなくなり、極めて良好な加工作業を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す切断機の全
体側面図、第2図はその回動機構を表した第1図
におけるA部拡大図、第3図は第2図と対比した
従来の切断機における回動機構を表した拡大図で
ある。 10……切断機、15……加工テーブル、20
……回動軸、21……軸心、30……カツタ用ベ
ツド、40……カツタ本体、50P……刃先下
端、V……垂直線、W……被加工物、θ……刃物
傾斜角。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上部にカツタ本体を備えたカツタ用ベツドが回
    動軸を介してその上面が水平位置から下方へ概ね
    2分の1直角位置の間を回動して前記カツタ本体
    の刃物が垂直位置から概ね2分の1直角位置の間
    を傾斜するように構成されたものにおいて、 前記カツタ用ベツドの4分の1直角の傾斜位置
    における前記刃物の刃先下端が前記回動軸軸心の
    直上に位置するように配置し、もつて前記カツタ
    用ベツドの水平位置および2分の1直角の傾斜位
    置における前記刃物の刃先下端の高さ位置が同一
    となるようにしたことを特徴とする切断機。
JP1986193456U 1986-12-16 1986-12-16 Expired - Lifetime JPH0538881Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986193456U JPH0538881Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986193456U JPH0538881Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6397501U JPS6397501U (ja) 1988-06-24
JPH0538881Y2 true JPH0538881Y2 (ja) 1993-10-01

Family

ID=31149493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986193456U Expired - Lifetime JPH0538881Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0538881Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103802169A (zh) * 2014-03-04 2014-05-21 成都浪度家私有限公司 倾斜度便于调整的木料钻孔机物料台
CN103802171A (zh) * 2014-03-04 2014-05-21 成都浪度家私有限公司 木料钻孔机物料台

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60191301U (ja) * 1984-05-25 1985-12-18 日立工機株式会社 丸鋸盤の傾斜装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6397501U (ja) 1988-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5010651A (en) Portable circular saw
CN1054798C (zh) 一种具有可调整的工件支承装置的复合式斜切锯
US4531441A (en) Combination table and miter saw
EP1621302B1 (en) Fence assembly for miter saws
US4265154A (en) Motorized miter saw fence mounting
JP2005074695A (ja) 卓上スライド切断機
JPS6254618A (ja) プログラミングの可能なアングルシヤ−
KR100435331B1 (ko) 밀링 머신용 지그
US4741370A (en) Router tool
JPH0538881Y2 (ja)
US8677984B2 (en) Method and apparatus for tile cutting
US4984391A (en) Machine for forming woodworking tool
JP2784424B2 (ja) 卓上切断機の下限位置設定装置
JP2001287202A (ja) 携帯用動力切断機
KR102151865B1 (ko) 판재절단용 전동식 원형톱장치
RU2022728C1 (ru) Отрезной станок
JP2525130B2 (ja) コ―ナ―円弧加工機
JPH033361Y2 (ja)
JP4200471B2 (ja) 切断機
JPH0444321Y2 (ja)
JPH0520481Y2 (ja)
JP2000263502A (ja) 卓上切断機の傾斜フェンス装置
CN2318010Y (zh) 可调整锯片倾斜角度的圆锯机
JPH01105701A (ja) 卓上丸のこにおける配付けたるき加工方法および装置
JPS5844975Y2 (ja) 開先加工装置のカツタ−