JPH0538668Y2 - - Google Patents

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JPH0538668Y2
JPH0538668Y2 JP1986141503U JP14150386U JPH0538668Y2 JP H0538668 Y2 JPH0538668 Y2 JP H0538668Y2 JP 1986141503 U JP1986141503 U JP 1986141503U JP 14150386 U JP14150386 U JP 14150386U JP H0538668 Y2 JPH0538668 Y2 JP H0538668Y2
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inner container
cylinder member
piston
liquid
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、例えば液状口紅、液状アイライナ
ー、マニキユア等の液状化粧料を入れて使用する
のに好適な塗布容器に関するものである。
「従来の技術」 従来、マニキユア等の塗布容器としては、内部
に液体を収納する容器本体に、筆等の塗布体を単
に固定、もしくは摺動可能に取り付けた構造のも
のが知られている。この従来の塗布容器にあつて
は、容器本体に、空気を補給する細孔等の空気補
給路が設けられ、空気の補給分だけ筆先に液体が
送れるように構成されている。
「考案が解決しようとする問題点」 上記のような従来の塗布容器にあつては、容器
本体内に空気を補給するための空気補給路から液
体の漏れが発生したり、容器本体内の液体が揮発
性の成分を含む固形分の多い液体である場合に
は、空気補給路が詰まつて空気の補給ができなく
なり、筆先に液体を供給できなくなる、という問
題点がある。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、容器本体内に空気を供給するこ
となく定量の液体を筆先に容易に供給することが
できる塗布容器を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 この考案の塗布容器は、内部に液体が充填さ
れ、一端に液体出口に向けて開く第1の逆止弁を
有し、多端に気密に栓体を摺動自在に設けた内容
器と、一方を上記第1の逆止弁の外方面の一部に
当接し、前記内容器を当該一方に着脱可能に組み
付けるシリンダー部材と、このシリンダー部材の
一部を摺動自在に嵌入するホルダーと、このホル
ダーと上記シリンダー部材との間に介在され、シ
リンダー部材を上記内容器に付勢する付勢部材
と、上記ホルダーに固定されると共に、上記シリ
ンダー部材内に摺動自在に嵌入される筒状のピス
トンと、このピストンの内穴内に配設され、上記
ホルダーに対する上記内容器の押し込み動作によ
り上記シリンダー部材とピストンとの摺動で生じ
た圧力によつて開く第2の逆止弁と、上記ホルダ
ーに固定され、上記ピストンの内穴に嵌入された
塗布体とを具えて構成されたことを特徴とするも
のである。
「作用」 上記構成において、ホルダーに対して内容器を
押し込むと、シリンダー部材内にピストンが嵌入
されてゆく。このとき第1の逆止弁は閉じたまま
であるため、シリンダー部材とピストンとの間に
ある液体の圧力(ピストンの内穴内の圧力)が上
昇する。このピストン内穴内の圧力の上昇によ
り、第2の逆止弁が開き、ピストン内穴内の液体
が塗布体に供給される。ホルダーに対する内容器
の押し込み動作を止めると、シリンダー部材と内
容器とは、付勢部材によつて定位置まで自動的に
戻る。このとき第2の逆止弁は閉じたままなの
で、シリンダー部材とピストンとの間に負圧を生
じる。その結果、第1の逆止弁が開き、内容器内
の液体がシリンダー部材とピストンとの間に吸い
込まれる。この場合、内容器内の液体の減少分だ
け内容器の気密栓体が内容器内に摺動して、内容
器の内圧を一定にする。さらに、内容器はカート
リツジ体として提供され、内容器の内部の液体が
無くなつたら新規な内容器と交換可能である。
「実施例」 第1図ないし第5図はこの考案の一実施例を示
す図である。第1図において符号1は塗布容器で
ある。塗布容器1は、円筒形の外カバー2内に摺
動自在な状態に嵌入された内容器3と、シリンダ
ー部材4と、外カバー2に螺着されたホルダー5
と、ホルダー5とシリンダー部材4との間に介在
されたスプリング6と、シリンダー部材4内に嵌
入されたピストン体7と、ホルダー7に固定され
た塗布体8と、ホルダー5の一部に被せられた上
カバー9と、ホルダー5に着脱自在に固定された
キヤツプ10とから構成されている。内容器3
は、底部に空気流通路11を有する蓋体12によ
つて底部に形成された有底円筒状をしており、そ
の先端側には、他部よりも内径寸法が縮小した液
体出口13が形成されている。この液体出口13
の外方側には、逆止弁14が固定されている。内
容器3の内部には、マニキユア等の液体Lが充填
されていると共に、ピストン状の栓体15が気密
に、また摺動自在な状態に嵌入されている。この
栓体15は、内容器3内の液体Lの圧力と大気圧
とが常に平衡となるように、内容器3内を移動可
能な状態になつており、液体Lと大気とは隔絶さ
れている。内容器3は、第2図に示すように先端
側にキヤツプ16を螺着し、このキヤツプ16の
一部が逆止弁14を押して密封された状態のカー
トリツジ体17として提供され、必要時にキヤツ
プ16を取り外し、外カバー2内に挿入するよう
になつている。逆止弁14は、第3図に示すよう
に、円板状の本体にC字状の切り込み18が形成
されたものであり、内容器3の内圧が逆止弁14
の外方側の圧力よりも高くなると、逆止弁14の
切り込み18の内側部が開き、内容器3内の液体
Lを外部に放出するようになつている。
内容器3の先端側には、円筒形のシリンダー部
材4の後端部が嵌入され、その後端は、逆止弁1
4の切り込み18の外部に当接した状態になつて
いる。シリンダー部材4の外周には、シリンダー
部材のほぼ中央部に、第5図に示すような係止突
起19が形成されていると共に、この係止突起1
9よりも後端側には、フランジ20が突出形成さ
れている。このフランジ20の後側面は、内容器
3の先端と当接し、フランジ部20の前端面は、
スプリング6が当接するようになつている。シリ
ンダー部材4の先端側は、外カバー2の先端部に
螺着されたホルダー5の下部に嵌入されている。
ホルダー5は、前部が縮径された円筒状をして
おり、その後端からホルダー5のほぼ中央までの
間は、シリンダー部材4が摺動可能なような内径
寸法をもつた摺動空間21が形成されている。ホ
ルダー5の中央より後端側では、第3図に示すよ
うに矩形の穴22が形成されており、ホルダー5
後端からシリンダー部材4を嵌入する際に、シリ
ンダー部材4の係止突起19がこの穴22に係合
し、ホルダー5内からシリンダー部材4が抜出す
るのを防止する。ホルダー5の後端と、シリンダ
ー部材4のフランジ20との間には、スプリング
6が介在されており、シリンダー部材5をホルダ
ー5から離間する方向に付勢している。
シリンダー部材4の内穴には、円筒状のピスト
ン体7が摺動自在に嵌入されており、その先端
は、ホルダー5の先端に固定されている。ピスト
ン体7は、円筒状のピストン23と、その内部に
配設された第2の逆止弁24と、ピストン23内
に嵌入された弁押え25とで構成されている。ピ
ストン23の後端部近傍には、半径方向内方に向
けて突出した凸部26が形成されている。この凸
部26の先端側面には、第2の逆止弁24が固定
されている。第2の逆止弁24は、円板形をして
おり、その先端側面には、第4図に示すように弁
押え25の一部が当接し、第2の逆止弁24が弁
押え25と凸部26との間で開閉動作を行なうよ
うになつている。第2の逆止弁24と、内容器3
に固定された第1の逆止弁14との間は、シリン
ダー部材4内をピストン体7が摺動する際に、加
圧されるか、あるいは、負圧を生じる圧縮負圧空
間27になつている。弁押え25は、円筒形をし
ており、その内穴は液体Lが流通する流路28に
なつている。弁押え25の先端には、塗布体8の
パイプ29が嵌入されている。塗布体8は、パイ
プ29の上部に筆30を固定したもので、パイプ
29内に送られた液体Lが筆30の先端まで供給
されるようになつている。
ホルダー5前部の外周には、上カバー9が固定
されており、この上カバー9と、ホルダー先端と
の間にピストン体7先端、および塗布体8を挾持
して、それらをホルダー5に固定するようになつ
ている。塗布体8を含め、下カバー2より露出し
ている部分には、ホルダー5に着脱自在に固定さ
れる有底円筒形のキヤツプ10が被せられてい
る。
上記のように構成された塗布容器1の使用方法
は次の通りである。塗布容器1のキヤツプ10を
取り外し、下カバー2後端から露出している内容
器3の後端を前方に向けて押し込む。シリンダー
部材4は、ホルダー5の摺動空間21内を前方に
向けて摺動する。シリンダー部材4内には、ピス
トン体7が嵌入されてゆく。このとき第1の逆止
弁14は閉じたままであるため、シリンダー部材
4とピストン体7との間の圧縮負圧空間27内の
圧力が上昇する。この圧力の上昇により、第2の
逆止弁24が開き、圧縮負圧空間27内の液体L
が流路28を通つて塗布体8に供給される。
内容器3の押し込み動作を止めると、シリンダ
ー部材4と内容器3とがスプリング6によつて定
位置まで自動的に戻る。このとき第2の逆止弁2
4は閉じたままなので、圧縮負圧空間27に負圧
を生じる。その結果、第1の逆止弁14が開き、
内容器3内の液体Lが圧縮負圧空間27に吸い込
まれる。この場合、内容器3内の液体Lの減少分
だけ内容器3内の栓体15が内容器3内に摺動し
て、内容器3内の内圧を一定にする。
上記の塗布容器1は、容器に空気供給路を設け
る必要がなく、そのために液詰まり等の不都合が
生じるとがなく、単に内容器3後端を押す動作に
よつて、先端の塗布体8に内容器3内の液体Lを
適量供給することができる。
第6図および第7図は、この考案の他の実施例
を示す図である。上述の一実施例ではピストン体
8を、ピストン23の凸部26と、弁押え25の
後端との間に第2の逆止弁24を配設し、弁押え
の後端の一部が、この逆止弁24に当接して開閉
自在に固定した構成であつたが、この実施例で
は、弁押え25の後端に、ほぼ円柱形の栓31を
弾力性のある支持部材32,32で支持した逆止
弁24aを固定して構成したものである。この逆
止弁24aは、上述の一実施例と同様に、圧縮負
圧空間27内の圧力が上昇すると開き、圧力が低
下すると流路28を塞ぐような動作を行なうよう
になつている。
この実施例の塗布容器1は、液詰まり等の不都
合が生じることがない等、上述の一実施例と同様
の効果を得ることができる。
「考案の効果」 この考案の塗布容器によれば、ホルダーに対す
る内容器の押し込み動作により、ホルダー先端の
塗布体に内容器内の液体を適量かつ確実に供給す
ることができる。また、その操作は内容器の後端
を押す動作だけでよく、液体の供給後は内容器が
付勢部材の付勢力により元の位置に復帰するの
で、当該操作が非常に簡単である。また、容器に
空気供給路を設ける必要がなく、そのために液詰
まり等の不都合が生じることがない。さらに、内
容器はシリンダー部材に対して着脱自在なカート
リツジ体として提供できるから、内容器内の液体
がなくなつた場合、カートリツジ体を交換するこ
とによつて再使用することができ、経済性を向上
できる効果を奏する。しかも、内容器をホルダー
に対して押し込み動作する構造であるため、ホル
ダーを装着する外カバーのデザインの自由度を高
めることができ、種々のデザインの塗布容器に適
用できる。また、ホルダーとシリンダー部材との
間に付勢部材を介在させているので、シリンダー
部材内部に付勢部材が存在せず、液体の流動の邪
魔にならずに済み、特に粘性の高い液体の場合は
その効果が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案の一実施例を示
すものであつて、第1図は塗布容器の側断面図、
第2図はカートリツジ体の一部断面視した側面
図、第3図は第1の逆止弁の斜視図、第4図はホ
ルダーとシリンダー部材とを離間させた状態を示
す斜視図、第5図はピストン体の要部の側断面
図、第6図および第7図はこの考案の他の実施例
を示す図であつて、第6図はピストン体の要部の
斜視図、第7図は同側断面図である。 1……塗布容器、3……内容器、4……シリン
ダー部材、5……ホルダー、6……スプリング
(付勢部材)、7……ピストン体、8……塗布体、
14……第1の逆止弁、15……栓体、24……
第2の逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に液体が充填され、一端に液体出口13に
    向けて開く第1の逆止弁14を有し、他端に気密
    な栓体15を摺動自在に設けてなる内容器3と、
    一方を上記第1の逆止弁の外方面の一部に当接
    し、前記内容器を当該一方に着脱可能に組み付け
    るシリンダー部材4と、このシリンダー部材の一
    部を摺動自在に嵌入するホルダー5と、このホル
    ダーと上記シリンダー部材との間に介在され、シ
    リンダー部材を上記内容器に付勢する付勢部材6
    と、上記ホルダーに固定されると共に、上記シリ
    ンダー部材内に摺動自在に嵌入される筒状のピス
    トン7と、このピストンの内穴内に配設され、上
    記ホルダーに対する上記内容器の押し込み動作に
    より上記シリンダー部材とピストンとの摺動で生
    じた圧力によつて開く第2の逆止弁24と、上記
    ホルダーに固定され、上記ピストンの内穴に嵌入
    された塗布体8とを具えてなることを特徴とする
    塗布容器。
JP1986141503U 1986-09-16 1986-09-16 Expired - Lifetime JPH0538668Y2 (ja)

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JPS6346015U JPS6346015U (ja) 1988-03-28
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2525538Y2 (ja) * 1990-03-02 1997-02-12 三菱鉛筆株式会社 液体塗布具
JP2525539Y2 (ja) * 1990-03-02 1997-02-12 三菱鉛筆株式会社 液体塗布具

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121412B2 (ja) * 1982-12-29 1986-05-27 Ushio Kogyo Kk

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5152427Y2 (ja) * 1971-12-22 1976-12-15
JPS6121412U (ja) * 1984-07-16 1986-02-07 株式会社吉野工業所 液体注出容器

Patent Citations (1)

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JPS6121412B2 (ja) * 1982-12-29 1986-05-27 Ushio Kogyo Kk

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