JPH0538483Y2 - - Google Patents

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JPH0538483Y2
JPH0538483Y2 JP1986033776U JP3377686U JPH0538483Y2 JP H0538483 Y2 JPH0538483 Y2 JP H0538483Y2 JP 1986033776 U JP1986033776 U JP 1986033776U JP 3377686 U JP3377686 U JP 3377686U JP H0538483 Y2 JPH0538483 Y2 JP H0538483Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案車輌用灯具を以下の項目に従つて説明す
る。
A 産業上の利用分野 B 考案の概要 C 従来技術 D 考案が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 実施例 a 概観[第1図] b インナーレンズ[第1図乃至第4図] c 反射プリズム[第2図、第3図A,B] d 魚眼レンズステツプ[第4図] e アウターレンズ[第1図] f 反射プリズムの反射面の形成[第5図] G 考案の効果 (A 産業上の利用分野) 本考案は新規な車輌用灯具に関し、特に太陽光
などによる疑似点灯を防止する構造になつている
灯具において、その製造を容易にすると共に、点
灯時におけるレンズ面の光輝状態を均一にしよう
とするものである。
(B 考案の概要) 本考案車輌用灯具は、レンズ面の周辺部に反射
プリズムを同心円状に形成することにより、疑似
点灯を防止すると共に、反射面への反射膜の付与
を容易ならしめ、また、レンズ面の光源付近部に
拡散レンズ素子を形成することにより、レンズの
光輝状態を均一にしようとするものである。
(C 従来技術) 車輌用灯具にあつては、一般に強烈な太陽光が
車輌用灯具の前面から照射されると、該太陽光は
レンズを通して内部に入射し、さらに灯具反射面
に反射されて光軸に平行な光線となつてレンズを
透過する。このため、レンズを透過した太陽光が
ドライバ等の目に達すると、車輌用灯具が恰も点
灯しているかのように、即ち疑似点灯を起こし、
車輌用灯具の識別を困難にすることになる。
そこで、太陽光等により疑似点灯を防止するた
めに、例えば、実開昭58−179705号に示されたも
のがある。
即ち、上記公報に記載された灯具は、レンズ面
に水平方向に延びる反射プリズム素子が上下方向
に連続に形成されている。
(D 考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記したような従来の灯具にあ
つては、反射プリズム素子が水平方向に延びるよ
うに形成されていたため、該反射プリズム素子に
略均一な反射膜を施すことができなかつた。
即ち、反射プリズム素子に反射膜を施す場合
は、蒸着源をレンズの反射プリズム形成面に対向
配置せしめて蒸着を行うが、蒸着源をたとえレン
ズの中心軸上のレンズと適宜離間した位置に配置
することにしても、反射プリズム素子の水平方向
に延びる反射面の両端部と中央部とでは蒸着源へ
の距離が異なるため、蒸着源から最も近い部分に
おいては膜厚が厚く、最も遠い部分においては膜
厚が薄くなつてしまう。従つて、反射プリズム素
子の水平方向に延びる反射面の全体に亘つて反射
膜を均一にすることはできなかつた。
(E 問題点を解決するための手段) 本考案車輌用灯具は上記した問題点を解決する
ために、レンズ面の周辺部に反射プリズムを同心
円状に形成し、該反射プリズムのレンズの中心軸
の方を向いた反射面に蒸着膜を施したものであ
る。
従つて、本考案車輌用灯具によれば、蒸着源を
レンズの中心軸上のレンズと適宜離間した位置に
配置すれば、1つの反射プリズムの反射面の全体
に亘つて均一な反射膜を施すことができる。
また、本考案車輌用灯具は、反射プリズム素子
を同心円状に形成することによる弊害、即ち、レ
ンズ面にリング状の模様が表出してしまうことを
レンズ面の光源付近部に拡散レンズ素子を形成す
ることにより解決することができる。
(F 実施例) 以下に、本考案車輌用灯具の詳細を図示した実
施例1に従つて、説明する。
(a 概観)[第1図] 図中2は回転放物面からなる反射面を有する反
射鏡であつて、該反射鏡2の焦点位置に光源用の
電球3が配設されている。
4は反射鏡2の前面開口を覆うように配置され
たインナーレンズで、該インナーレンズ4の前方
には更にアウターレンズ5が配置されている。
(b インナーレンズ)[第1図乃至第4図] インナーレンズ4の前面のうち光源に近い部
分、即ち、光源付近部4aには、略半円球状を為
す魚眼レンズステツプ6,6、…が形成されてい
ると共に、更に、前面の周辺部4bには同心円状
に反射プリズム7,7、……が形成され、該反射
プリズム7,7、…が形成された部分のレンズ裏
面には、カマボコ形のレンズ素子8,8、…が同
心円状に形成されている。
また、反射プリズム7,7、…のインナーレン
ズ4の中心軸−の方を向いた面には真空蒸着
などにより反射面9,9、…が形成されている。
(c 反射プリズム)[第2図、第3図A,B] インナーレンズ4の前面の周辺部4bに同心円
状に形成された反射プリズム7,7、…は以下の
ように作用する。
即ち、光源用電球3が点灯すると回転放物面反
射鏡2により平行光線とされた反射光aは、第3
図A,Bに示すようにインナーレンズ4を透過
し、反射プリズム7aの反射面9aにより反射さ
れて、反射プリズム7aの透過面10aを透過し
た後、下段に位置する反射プリズム7bの反射面
9bで反射され、アウターレンズ5を透して灯具
前方へ出射され、後方の車輌のドライバに注意を
促すこととなる。また、日の出、日の入り時に強
烈な太陽光線b1が当該車輌用灯具1の前面からイ
ンナーレンズ4に向け照射された場合は、該太陽
光線b1は反射面9b,9aにて順次反射され、破
線に示す経路で車輌用灯具1内に入射する。しか
しながら、この入射光b1は灯具1内の回転放物面
反射鏡2で反射され、インナーレンズ4を透過し
て灯具1内に入射されるが、灯具1内の回転放物
面反射鏡2で反射されてもその殆どは光軸と平行
な光にならず、灯具1内で錯乱されてしまうた
め、後続車のドライバ等に向う光線とはならな
い。同様にして、やや斜め上方から入射する太陽
光線b2も、一点鎖線で示すように反射面9b及び
9aにて順次反射されて灯具1内に入射される
が、この場合も灯具1内の回転放物面反射鏡2で
反射されてもその殆どが光軸と平行な光とならず
灯具1内で錯乱されるため、疑似点灯を起こすこ
ととはならない。また、太陽光線b3にあつても、
インナーレンズ4の上側部分においては、第3図
Aで示すように、反射面9a若しくは9bで反射
されずに灯具1内に直接入射されるが、この場合
でも、同様に灯具1内で散乱されてしまう問題と
ならないし、さらに、インナーレンズ4の下側部
分においては、第3図Bで示すように、反射面9
aにより反射され、上方に向うため、後続車のド
ライバ等の目に入る光線とはならない。
尚、第3図A,Bはインナーレンズ4の縦断面
図であるため、前記光線aが2度目に反射される
反射プリズム7bが1度目の反射が行なわれる反
射プリズム7aの上方又は下方にあるものとして
説明したが、実際には2度目の反射が行なわれる
反射プリズム7bは1度目の反射が行なわれる反
射プリズム7aの外側に位置するものである。
(d 魚眼レンズステツプ)「第4図] インナーレンズ3の光源付近部4aに形成され
た魚眼レンズステツプ6,6、…は以下のように
作用する。
即ち、光源用電球3が点灯されると、直接的又
は間接的(反射鏡2による反射光)にインナーレ
ンズ4の光源付近部4aに入射した光線cは魚眼
レンズステツプ6,6、…を透り、その前方に出
射する際に上下左右方向に拡散される。
そして、魚眼レンズステツプ6,6、…によつ
て拡散された光線cは、アウターレンズ5の光源
付近部5a(インナーレンズ4の魚眼レンズステ
ツプ6,6、…が形成された光源付近部4aに対
応した部分)のみならず、アウターレンズ5の周
辺部5b(インナーレンズ4の反射プリズム7,
7、…が形成された周辺部4bに対応した部分)
にも入射することとなる。
(e アウターレンズ)[第1図] アウターレンズ5は、その裏面、即ち、インナ
ーレンズ4側の面に拡散レンズステツプ11,1
1、…を備え、インナーレンズ4の反射プリズム
7,7、…及び魚眼レンズステツプ6,6、…を
透過して来た光線を入射し、灯具1前方に拡散し
て出射するようになつている。
(f 反射プリズムの反射面の形成)[第5図] インナーレンズ4の反射プリズム7,7、…の
反射面9,9、…には以下のようにして、蒸着膜
が付与され形成される。
即ち、インナーレンズ4の中心軸−上のイ
ンナーレンズ4から適宜離間した位置に蒸着源1
2を配置し、該蒸着源12をインナーレンズ4の
反射プリズム7,7、…に向けて蒸発せしめるこ
とにより、反射プリズム7,7、…の反射面9,
9、…に蒸着膜を付着せしめることになる。
このとき、各反射面9,9、…は同心円状に形
成されているので、その1の反射面9において
は、どの部分も蒸着源12との距離が等しいので
全体に亘つて均一な膜厚の蒸着膜が形成されるこ
とになる。
(G 考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本
考案車輌用灯具は、反射鏡と該反射鏡内に配設さ
れた光源と前記反射鏡の前面開口を覆うレンズと
を備え、該レンズの光源付近部の前面又は裏面に
拡散レンズ素子を形成し、また、当該レンズの周
辺部の前面又は裏面に反射プリズムを同心円状に
形成すると共に、該反射プリズムの前記レンズの
中心軸の方を向いた反射面に蒸着による反射膜を
施したことを特徴とする。
従つて、本考案車輌用灯具によれば、レンズ面
に反射プリズムを形成したので、所謂疑似点灯を
防止することができ、また、反射プリズムを同心
円状に形成したので、蒸着源をレンズの中心軸上
のレンズと適宜離間した位置に配置すれば、反射
プリズムの反射面への蒸着膜の付与を簡単に、か
つ、同一の反射面においてはその全体に亘り蒸着
膜の膜厚を均一にすることができ、更に、レンズ
面の光源付近には拡散レンズ素子を形成したの
で、同心円状に反射プリズムを形成したことから
当該灯具を前方から見たときに、リング状に醸し
出されるであろう模様をなくし、レンズ面の略均
一な光輝状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案車輌用灯具の実施の一例を示すも
ので、第1図は縦断面図、第2図はインナーレン
ズの斜視図、第3図Aは第2図のa−a線に
沿う拡大断面図、第3図Bは第2図のb−b
線に沿う拡大断面図、第4図は第2図の−線
に沿う拡大断面図、第5図は反射プリズムの反射
面の形成方向を示す説明図である。 符号の説明、1……車輌用灯具、2……反射
鏡、3……光源、4……レンズ、4a……レンズ
の光源付近部、4b……レンズの周辺部、−
……レンズの中心軸、6……拡散レンズ素子、7
……反射プリズム、9……反射面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 反射鏡と該反射鏡内に配設された光源と前記反
    射鏡の前面開口を覆うレンズとを備え、 該レンズの光源付近部の前面又は裏面に拡散レ
    ンズ素子を形成し、 また、当該レンズの周辺部の前面又は裏面に反
    射プリズムを同心円状に形成すると共に、 該反射プリズムの前記レンズの中心軸の方を向
    いた反射面に蒸着による反射膜を施した ことを特徴とする車輌用灯具。
JP1986033776U 1986-03-08 1986-03-08 Expired - Lifetime JPH0538483Y2 (ja)

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JPS62145215U JPS62145215U (ja) 1987-09-12
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0633604Y2 (ja) * 1988-07-28 1994-08-31 株式会社小糸製作所 車両用灯具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56112004A (en) * 1980-02-12 1981-09-04 Ichikoh Industries Ltd Lamp
JPS58223203A (ja) * 1982-06-22 1983-12-24 株式会社小糸製作所 車輌用灯具のレンズ

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