JPH0536484Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0536484Y2 JPH0536484Y2 JP1987156182U JP15618287U JPH0536484Y2 JP H0536484 Y2 JPH0536484 Y2 JP H0536484Y2 JP 1987156182 U JP1987156182 U JP 1987156182U JP 15618287 U JP15618287 U JP 15618287U JP H0536484 Y2 JPH0536484 Y2 JP H0536484Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- cloth
- monofilament
- sludge
- weft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Description
産業上の利用分野
本考案は、上下水、糞尿、各種産業廃水等の汚
泥を２枚の布ではさみ、加圧ベルトによつて加
圧脱水させるベルトプレス型脱水機に用いられる
布に関する。 考案が解決しようとする問題点 従来ベルトプレス型脱水機には、モノフイラメ
ントのみで織り成した布が使用されてきた。こ
のような布は剛性が高く、形状保持性、耐久性
に優れてはいるが、微粒子または粘着性のある汚
泥を処理した場合には、スクレーパー通過後でも
汚泥が布に残留し易い為、汚泥の剥離性が悪
く、SS（固形分）回収率も低下してしまう。ま
た、繊維集束糸を開いて織り成した布では剛性
がない為、形状保持性、耐久性に乏しく、さらに
汚泥の剥離性が良好でない欠点があつた。 問題を解決するための手段 本考案はこれらすべての問題点を解決するもの
である。 即ち本考案は合成樹脂モノフイラメントから成
るの芯線２の周囲に合成樹脂繊維集束糸３を捲回
して形成した複合糸を経糸に配置し、合成樹脂モ
ノフイラメントを緯糸に配置して朱子織りにより
製織した、表面に経糸のロングクリンプを配置し
裏面に緯糸のロングクリンプを配置し実質的に表
面を複合糸で構成してなるベルトプレス型汚泥脱
水機用布。に関する。 以下、図面を用いて説明する。 第１図及び第２図は本考案の布を構成する合
成樹脂モノフイラメントから成る芯線２の周囲に
合成樹脂繊維集束糸３を配置した複合糸１の構造
を示す概要図である。繊維集束糸は、マルチフイ
ラメント、ステーブル、無撚集束糸等が使用で
き、その配置の仕方は、芯線２の周囲に配置され
ていればよく、特に限定されない。 第３図は、前記複合糸１を経糸とし、合成樹脂
モノフイラメントを緯糸として朱子織りで織り成
した本考案の布の一実施例を示す平面概要図で
ある。図の様に布表面は複合糸のロングクリン
プで形成され、裏面は緯糸のロングクリンプで形
成されている。表面に露出した複合糸表面の繊維
集束糸は、モノフイラメントに比べ、著しく水分
が介在し易い状態となる為、汚泥と糸の間の水分
が潤滑剤の役目を果し、汚泥の剥離性が良好にな
り、SS回収率も高くなるのである。同時に、複
合糸の芯線はモノフイラメントであるから、モノ
フイラメントのみで織り成した従来の布とほと
んど変わらない剛性を有する為、形状保持性、耐
久性にも優れている。、また、モノフイラメント
のみから成る従来の布において、その剥離性向
上の為に親水性樹脂を塗布する場合もあるが、そ
の効果の持続性に難があつた。これに対し、本考
案の布では、繊維集束糸の有する表面積が非常
に大きくなるので、樹脂の接着性も良くなり、そ
の効果も長く持続すると共に、水分がより一層介
在し易くなる為、剥離性もさらに向上するもので
ある。 本考案は二重織や三重織といつた多重織組織に
も適用できることは言うまでもない。 実施例 直径0.33mmのポリエステルモノフイラメントを
芯線としてその周囲にポリエステル繊維集束糸を
巻き付けた見かけ上の直径0.50mmの複合糸を経
糸、直径0.80mmのポリエステルモノフイラメント
を緯糸として7/1変則朱子織に織り上げた本考案
の布と、同仕様のモノフイラメントのみで織り
成した従来の布とを、同一のベルトプレス型脱
水機にて同一の消化汚泥の脱水に使用し、使用後
の布を水洗浄した後の洗浄水SS濃度を測定し
た。このSS濃度が大きい程、布の目開きに汚
泥が入り込み易く、剥離性が悪いという状態を示
す。
泥を２枚の布ではさみ、加圧ベルトによつて加
圧脱水させるベルトプレス型脱水機に用いられる
布に関する。 考案が解決しようとする問題点 従来ベルトプレス型脱水機には、モノフイラメ
ントのみで織り成した布が使用されてきた。こ
のような布は剛性が高く、形状保持性、耐久性
に優れてはいるが、微粒子または粘着性のある汚
泥を処理した場合には、スクレーパー通過後でも
汚泥が布に残留し易い為、汚泥の剥離性が悪
く、SS（固形分）回収率も低下してしまう。ま
た、繊維集束糸を開いて織り成した布では剛性
がない為、形状保持性、耐久性に乏しく、さらに
汚泥の剥離性が良好でない欠点があつた。 問題を解決するための手段 本考案はこれらすべての問題点を解決するもの
である。 即ち本考案は合成樹脂モノフイラメントから成
るの芯線２の周囲に合成樹脂繊維集束糸３を捲回
して形成した複合糸を経糸に配置し、合成樹脂モ
ノフイラメントを緯糸に配置して朱子織りにより
製織した、表面に経糸のロングクリンプを配置し
裏面に緯糸のロングクリンプを配置し実質的に表
面を複合糸で構成してなるベルトプレス型汚泥脱
水機用布。に関する。 以下、図面を用いて説明する。 第１図及び第２図は本考案の布を構成する合
成樹脂モノフイラメントから成る芯線２の周囲に
合成樹脂繊維集束糸３を配置した複合糸１の構造
を示す概要図である。繊維集束糸は、マルチフイ
ラメント、ステーブル、無撚集束糸等が使用で
き、その配置の仕方は、芯線２の周囲に配置され
ていればよく、特に限定されない。 第３図は、前記複合糸１を経糸とし、合成樹脂
モノフイラメントを緯糸として朱子織りで織り成
した本考案の布の一実施例を示す平面概要図で
ある。図の様に布表面は複合糸のロングクリン
プで形成され、裏面は緯糸のロングクリンプで形
成されている。表面に露出した複合糸表面の繊維
集束糸は、モノフイラメントに比べ、著しく水分
が介在し易い状態となる為、汚泥と糸の間の水分
が潤滑剤の役目を果し、汚泥の剥離性が良好にな
り、SS回収率も高くなるのである。同時に、複
合糸の芯線はモノフイラメントであるから、モノ
フイラメントのみで織り成した従来の布とほと
んど変わらない剛性を有する為、形状保持性、耐
久性にも優れている。、また、モノフイラメント
のみから成る従来の布において、その剥離性向
上の為に親水性樹脂を塗布する場合もあるが、そ
の効果の持続性に難があつた。これに対し、本考
案の布では、繊維集束糸の有する表面積が非常
に大きくなるので、樹脂の接着性も良くなり、そ
の効果も長く持続すると共に、水分がより一層介
在し易くなる為、剥離性もさらに向上するもので
ある。 本考案は二重織や三重織といつた多重織組織に
も適用できることは言うまでもない。 実施例 直径0.33mmのポリエステルモノフイラメントを
芯線としてその周囲にポリエステル繊維集束糸を
巻き付けた見かけ上の直径0.50mmの複合糸を経
糸、直径0.80mmのポリエステルモノフイラメント
を緯糸として7/1変則朱子織に織り上げた本考案
の布と、同仕様のモノフイラメントのみで織り
成した従来の布とを、同一のベルトプレス型脱
水機にて同一の消化汚泥の脱水に使用し、使用後
の布を水洗浄した後の洗浄水SS濃度を測定し
た。このSS濃度が大きい程、布の目開きに汚
泥が入り込み易く、剥離性が悪いという状態を示
す。
【表】
効 果
以上詳述した通り、本考案の布は、従来の
布の特長である形状安定性、耐久性を保持しつ
つ、汚泥の剥離性、SS回収率を著しく向上させ
るのである。また、布自体に汚泥が入り込み難
いということは、布洗浄装置の軽減と洗浄時間
の短縮を可能にする上に、脱水機の増速をも可能
にするのである。即ち、本考案の布は、脱水機
の汚泥処理能力を大幅に向上させるのである。
布の特長である形状安定性、耐久性を保持しつ
つ、汚泥の剥離性、SS回収率を著しく向上させ
るのである。また、布自体に汚泥が入り込み難
いということは、布洗浄装置の軽減と洗浄時間
の短縮を可能にする上に、脱水機の増速をも可能
にするのである。即ち、本考案の布は、脱水機
の汚泥処理能力を大幅に向上させるのである。
第１図及び第２図は、本考案の布を構成する
複合糸の構造を示す概要図である。第３図は本考
案の布の一実施態様を示す平面概要図である。 １……複合糸、２……芯線、３……合成樹脂繊
維集束糸、４……布、５……モノフイラメン
ト。
複合糸の構造を示す概要図である。第３図は本考
案の布の一実施態様を示す平面概要図である。 １……複合糸、２……芯線、３……合成樹脂繊
維集束糸、４……布、５……モノフイラメン
ト。
Claims (1)
- 合成樹脂モノフイラメントから成るの芯線２の
周囲に合成樹脂繊維集束糸３を捲回して形成した
複合糸を経糸に配置し、合成樹脂モノフイラメン
トを緯糸に配置して朱子織りにより製織した、表
面に経糸のロングクリンプを配置し裏面に緯糸の
ロングクリンプを配置し実質的に表面を複合糸で
構成してなるベルトプレス型汚泥脱水機用布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987156182U JPH0536484Y2 (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987156182U JPH0536484Y2 (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0161912U JPH0161912U (ja) | 1989-04-20 |
| JPH0536484Y2 true JPH0536484Y2 (ja) | 1993-09-16 |
Family
ID=31434488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987156182U Expired - Lifetime JPH0536484Y2 (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0536484Y2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5389260A (en) * | 1977-01-14 | 1978-08-05 | Nakao Fuirutaa Kougiyou Kk | Method of filtering sludge contained drainages and filter cloth |
| JPS5728720B2 (ja) * | 1978-01-28 | 1982-06-18 | ||
| JPS57107213A (en) * | 1980-12-26 | 1982-07-03 | Nakao Filter Kogyo Kk | Filtering method and filter cloth |
| JPS6186918A (ja) * | 1984-10-04 | 1986-05-02 | Unitika Ltd | 濾過布 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5728720U (ja) * | 1980-07-23 | 1982-02-15 |
-
1987
- 1987-10-14 JP JP1987156182U patent/JPH0536484Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5389260A (en) * | 1977-01-14 | 1978-08-05 | Nakao Fuirutaa Kougiyou Kk | Method of filtering sludge contained drainages and filter cloth |
| JPS5728720B2 (ja) * | 1978-01-28 | 1982-06-18 | ||
| JPS57107213A (en) * | 1980-12-26 | 1982-07-03 | Nakao Filter Kogyo Kk | Filtering method and filter cloth |
| JPS6186918A (ja) * | 1984-10-04 | 1986-05-02 | Unitika Ltd | 濾過布 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0161912U (ja) | 1989-04-20 |
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