JPH0535880A - サークル生成方法 - Google Patents

サークル生成方法

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JPH0535880A
JPH0535880A JP3186168A JP18616891A JPH0535880A JP H0535880 A JPH0535880 A JP H0535880A JP 3186168 A JP3186168 A JP 3186168A JP 18616891 A JP18616891 A JP 18616891A JP H0535880 A JPH0535880 A JP H0535880A
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JP
Japan
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circle
data
value
radius
latch
Prior art date
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Pending
Application number
JP3186168A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Tokunaga
正秀 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 面倒な調整作業を必要とせずに、大きさの異
なる円弧等を一定の輝度で表示させる。 【構成】 描画する円弧の径に応じて、一定の角度毎の
正弦及び余弦の値を格納した参照テーブル(13、1
6)の読み出しデータを間引く。すなわち、基準となる
大きい円(半径Roとする)では全てのデータを読み出
し、小さい円(半径R)ではその径の比(Ro/R)に
応じて読み出すデータを間引く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスプレイ機器に
円、楕円等の表示を行なうためのサークル生成方法に関
し、特に、正弦(SIN)・余弦(COS)値のテーブ
ルを利用したサークルの生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CRT等のディスプレイ機器に図形を表
示する場合の方法としては、通常のテレビジョンと同様
に表示点(電子ビーム等)を画面一面に走査させるラス
タスキャン方式と、表示すべき図形に応じて表示点を画
面上で自由に移動させるベクトルスキャン方式がある。
このうち、ベクトルスキャン方式は表示にスピードが要
求される場合に適しており、航空機用ディスプレイ機器
等に広く用いられている。
【0003】ベクトルスキャン方式で円弧(楕円を含
む)を描くには、表示輝度及び画質が要求される場合、
細かく分割した角度毎に(例えば0.7°毎に)予め正弦
(SIN)及び余弦(COS)の値を一覧表(参照テー
ブル)の形でROM(読み出し専用メモリ)に格納して
おくという方法をとる。円弧を描く際には、このROM
から読み出したSIN及びCOSの数値を基に、表示点
を移動させる。例えばCRT上で完全な円を描く場合、
一定の時間間隔Δt毎にROMからSIN及びCOSの
数値を読み出し、両値に基いて表示点のX座標及びY座
標値を X=X0+R・SIN Y=Y0+R・COS という式で決定して、電子ビームをその点に順次移動さ
せる。ここで、X0、Y0は基準点(例えば、画面の左上
隅)の座標値、Rは円の半径である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この表示方法では、例
えばROMに格納されているSIN及びCOSのデータ
がN個であるとすると、1個の円を描く時間は常にN・
Δtの一定値となる。このため、円の大きさRが異なる
と画面上の電子ビームの走行速度が異なり、CRTでは
表示点(線)の輝度が円の大きさにより変わる(すなわ
ち、大きな円では円周の線の輝度が低くなり、小さい円
では輝度が高くなる)という不都合が生じる。
【0005】このような不都合を避けるため、従来はア
ナログ表示回路に輝度補正回路を設けていたが、それを
正常に作動させるためには、面倒な調整作業を行なう必
要があった。本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、面倒な
調整作業を必要とせずに、円の大きさに関わらずに一定
輝度の表示を行なうことのできるサークルの生成方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係るサークル生成方法では、一定の
角度毎の正弦及び余弦の値のデータを格納したテーブル
を一定の時間毎に参照することにより円弧を描画するサ
ークル生成方法において、描画する円弧の径に応じてテ
ーブルからデータを間引いて読み出すことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】例えば、最も大きい円(半径をRとする)を描
く場合には、テーブルのデータを間引くことなく、全て
読み出す(ここで、全データの個数をN個とする)。上
記「一定の時間」をΔtとすると、この場合の単位時間
あたりの描画距離(すなわち、円周の描画速度)は2・
π・R/(N・Δt)である。半径がR/2の円を描く場
合には、テーブルからデータを読み出す際に1個ずつ間
引いて(1つ置きにに)読み出す。この場合、全読み出
しデータ数はN/2であるため、描画速度は2・π・(R/
2)/((N/2)・Δt)=2・π・R/(N・Δt)とな
り、半径Rの円の場合と同じとなる。このように、描画
する円弧の径に応じてテーブルから読み出すデータを間
引くことにより、円弧の描画速度を一定にすることがで
き、画面上での円弧の描画線の輝度を一定にすることが
できる。
【0008】
【実施例】本発明の方法を実施したサークル生成回路の
一例を図1により説明する。本サークル生成回路は、C
PUからの描画データを受けるマルチプレクサMUX-Q
(10)、CPU等からのデータをラッチする4個のラ
ッチ回路LATCH-A(11)、LATCH-B(14)、LATCH-
C(17)、LATCH-D(19)、1個のカウンタ(1
5)、2個の加算器(12、18)及びSIN(正弦)
ROM(13)、COS(余弦)ROM(16)から成
る。
【0009】本回路の作用は次の通りである。 (i)描画前の初期化処理により、各ラッチ回路(1
1、14、17、19)をクリアし、マルチプレクサMU
X-Q(10)の入力をA側にセレクトしておく。
【0010】(ii)図示せぬCPUから初期アドレス値
をマルチプレクサMUX-Q(10)の入力Aに与える。こ
の初期アドレス値は円の描画を開始する点(円周上の角
度)に相当するものであり、SINROM(13)及び
COSROM(16)へのデータの格納方法に応じて定
まる。例えば、SINROM(13)及びCOSROM
(16)内に、図2のように、円周(360°)を51
2等分した角度毎のデータが、角度0°に対応するデー
タ(sin(0°)=0、cos(0°)=1.0000)をアド
レス0として、以降アドレス1,2,…,511に順番
に格納されているとする。この場合、角度90°の位置
から描画を開始するときには、初期アドレス値は512
×(90/360)=128となる。この初期アドレス
値はマルチプレクサMUX-Q(10)からラッチA(1
1)に送られ、そこでラッチされる。なお、その後、マ
ルチプレクサ(10)の入力端子はすぐにBにセレクト
される。
【0011】(iii)次に、ラッチB(14)に描画す
る円の半径Rに応じたアドレス増分値ΔADをセットす
る。ここにおけるアドレス増分値ΔADは、直線の描画
速度との整合性を考慮して、ソフトウェアにて予め円の
半径Rの逆数(1/R)に適当な比例係数を乗じて決定
しておく。アドレス増分ΔADの決定式は、例えば、 ΔAD=10/R … (1) のようなものである。この場合、描画する円の半径Rが
10のときはアドレス増分ΔADは1であり、R=5と
円の大きさが半分になるとアドレス増分ΔADは2とな
る。しかし、例えば半径Rが8の円を描く場合には、 ΔAD=10/8=1.25 となり、アドレス増分ΔADは整数ではなくなる。そこ
で、ラッチB(14)には次式のように、式(1)の値
の整数部分をセットする。 ΔAD=INT(10/R) … (2)
【0012】(iv)ラッチC(17)に、上記式(1)
の剰余分(小数点部分)ΔFをセットする。すなわち、 ΔF=FRAC(10/R) 上記のR=8の例では、ΔF=0.25である。 (v)その後、本システムで使用するクロックの周期Δ
t0の所定数n毎に(すなわち、時間n・Δt0毎に)、
ラッチB(14)でラッチされたアドレス増分ΔADを
カウンタ(15)に送り、加算器(12)でラッチA
(11)の値(初期アドレス値)とカウンタ(15)の
値(アドレス増分値)を加算する。この加算結果である
アドレス値はSINROM(13)及びCOSROM
(16)に送られ、そのアドレスに格納されている正弦
値(SIN)及び余弦値データ(COS)が読み出され
る。読み出された正弦値(SIN)及び余弦値(CO
S)データはデータバスを介してストローク信号発生回
路に送られ、描画点の位置の決定に用いられる。加算器
(12)からのアドレス値はマルチプレクサ(10)の
端子Bにも送られる。
【0013】(vi)上記(ii)で述べた通り、マルチプ
レクサ(10)の入力端子はBにセレクトされているた
め、最後に描画された点に対応するSINROM(1
3)及びCOSROM(16)のアドレス値がラッチA
(11)にセットされる。
【0014】(vii)同じ周期n・Δt0毎に、ラッチC
(17)の値が加算器(18)でラッチD(19)の値
と加算される。この加算結果が1以上となったとき、繰
り上がりの値1(CARRYビットを使用)をカウンタ(1
5)に送る。加算器(18)の加算結果はラッチD(1
9)に与えられる。上記のR=8の例ではラッチC(1
7)の値(剰余値ΔF)は0.25であるため、1個目
〜3個目の描画点では繰り上がりが生じず、SINRO
M(13)及びCOSROM(16)の読み出しアドレ
スは(初期アドレス値が0であるとすると)0、1、
2、と、1づつ増加してゆく。しかし、4個目の点を描
画する時点ではラッチD(19)にラッチされている値
が0.75となっており、加算器(18)における加算
結果が1以上となる。このため、繰り上がり値(キャリ
ービット)1がカウンタ(15)に送られ、4個目の描
画点の読み出しアドレスは3ではなく、4となる。
【0015】以上をまとめると、半径Rが10の円(こ
れが基準円となる)では、SINROM(13)及びC
OSROM(16)の512個の全データをアドレス
0,1,2,3,4,5,…,511と順番に読み出し
てゆく。この場合、円周の単位長さ当たりの描画点数
は、512/(20・π)=約8.15となる。描画さ
れる円の大きさが基準円の半分(R=5)である場合に
は、アドレス増分ΔADが2となるため、読み出しアド
レスは0,2,4,6,8,…,510となり、データ
数は512/2=256個となる。この場合の円周の単
位長さ当たりの描画点数は256/(10・π)であ
り、同じく約8.15となる。さらに、描画される円の
半径Rが基準円の半径R=10に対して整数比とならな
い(R=8)場合でも、本実施例では描かれる円弧の形
が最もスムーズになるように読み出しアドレスが決定さ
れる。この場合、読み出しアドレスは0,1,2,4,
5,6,8,9,…,510となる。また、読み出され
るデータの数は512/(10/8)=409個と、こ
の場合も円周の単位長さ当たりの描画点数は409/
(16・π)で約8.14となる。
【0016】このように、本実施例のサークル生成回路
では、描画する円の大きさに応じてデータ格納ROM
(テーブル)から読み出すデータを間引くため、円弧を
描画する際の単位円周長さ当たりの描画点数は常にほぼ
一定となる。このため、円弧を描く際、その大きさに関
わらずCRT画面上での輝度がほぼ一定となる。なお、
1描画点あたりの時間がn・Δt0と一定であるため、こ
の円周の単位長さ当たりの描画点数は画面上での描画速
度に逆比例するが、円周の単位長さ当たりの描画点数が
一定であるということは、画面上での描画速度も一定と
いうことである。
【0017】なお、本発明のサークル生成方法は、上記
のようなディスクリートなラッチ回路及び加算回路を用
いることなく、CPU内で全くソフトウェア的に処理し
て実現することも可能である。この場合、図1のラッチ
をメモリ(あるいはレジスタ)で置き換えることによ
り、上記(i)〜(vii)の手順をそのまま用いること
ができる。また、SINROM(13)、COSROM
(16)から読み出されたデータは円の描画以外にも、
楕円等の種々の図形の描画に用いることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るサークルの生成方法では、
描画する円弧の径に応じて、正弦(SIN)、余弦(C
OS)の値を格納した参照テーブルのデータを間引いて
読み出すことにより、画面上における円弧の描画速度を
一定にすることができる。このため、描画される線の輝
度がほぼ一定となり、画面上の表示が見やすくなる。ま
た、本発明の方法はデジタル的な処理により実施するこ
とができるため、アナログ回路による輝度補正回路のよ
うな大きな回路要素が不要であり、非常にコンパクトな
回路で実現することができる。また、アナログ回路のよ
うな複雑な調整が不要であり、きわめて取扱いの容易な
回路を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるサークル生成回路の
ブロック図。
【図2】 実施例のSIN−ROM及びCOS−ROM
内に格納されているデータテーブルの内容を例示する
図。
【符号の説明】
10…マルチプレクサ 11、14、1
7、19…ラッチ回路 12…加算器(参照アドレス作成器) 15…カウンタ 13、16…正弦、余弦値格納ROM(参照テーブル) 18…加算器(アドレス剰余繰り上がり計算器)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一定の角度毎の正弦及び余弦の値のデー
    タを格納したテーブルを一定の時間毎に参照することに
    より円弧を描画するサークル生成方法において、描画す
    る円弧の径に応じてテーブルからデータを間引いて読み
    出すことを特徴とするサークル生成方法。
JP3186168A 1991-07-25 1991-07-25 サークル生成方法 Pending JPH0535880A (ja)

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JP3186168A JPH0535880A (ja) 1991-07-25 1991-07-25 サークル生成方法

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ID=16183585

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