JPH0535704U - 注出キヤツプ - Google Patents

注出キヤツプ

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JPH0535704U
JPH0535704U JP9093591U JP9093591U JPH0535704U JP H0535704 U JPH0535704 U JP H0535704U JP 9093591 U JP9093591 U JP 9093591U JP 9093591 U JP9093591 U JP 9093591U JP H0535704 U JPH0535704 U JP H0535704U
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JP
Japan
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lid
main body
synthetic resin
elastic band
resin material
Prior art date
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Pending
Application number
JP9093591U
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English (en)
Inventor
正行 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
Original Assignee
YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
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Publication date
Application filed by YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD. filed Critical YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 容器の口部に取り付けられる注出キャップで
あって、本体と自己開閉機能を有する蓋体とからなり、
これ等の本体及び蓋体を異なる色の合成樹脂材料によっ
て一体成形した注出キャップを提供する。 【構成】 本体1と蓋体2とを弾性帯3及びこの弾性帯
3の両側に設けたヒンジ4によって接続する。弾性帯3
の所定位置に本体1側の合成樹脂材料と蓋体2側の合成
樹脂材料との合流点3bを設ける。ヒンジ4を本体1側
或いは蓋体2側の合成樹脂材料によって成形する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は本体と自己開閉機能を有する蓋体とを異なる色を有する合成樹脂材料 によって一体成形した注出キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
容器の口部に取り付けられ上板の中央部に注出口を設けた本体と、前記注出口 を閉塞する栓を有し且つ本体に対し回動可能に構成された蓋体とからなる注出キ ャップが利用されている。その中で、本体と蓋体を異なる色で成形した注出キャ ップがある。 例えば、実開昭62-65943号公報に開示された技術は、本体と蓋体とをヒンジで 結合させると共に該ヒンジを境にして異なる色の合成樹脂材料で一体成形した注 出キャップに関するものである。この注出キャップは本体と蓋体を異なる色の合 成樹脂材料で一体成形してなるものであるが、蓋体は単にヒンジを中心として回 動するのみであって所謂自己開閉機能を有するものではない。
【0003】 一方、実開昭62−115368号公報,同62−161656号公報に開示された技術は、本 体と蓋体とを夫々異なる部材として成形し、本体に蓋体を差し込み係合させて構 成した注出キャップに関するものである。前記注出キャップに於いて、蓋体は自 己開閉機能を有し、且つ本体と蓋体とを異なる色で成形することが出来る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然し、上記従来の技術にあっても全く問題がないわけではない。 即ち、前者の技術では蓋体が単にヒンジによって本体に接続されるため、使用 者は容器に充填された内容物を注出している間、蓋体を開放位置に保持しておく ことが必要となる。このため、使用者に煩雑さを感じさせるという問題がある。 また蓋体を成形する合成樹脂材料と本体を成形する合成樹脂材料とがヒンジを 境として接合されるため、多数回の開閉によってヒンジが破断することがあると いう問題がある。 更に、本体と蓋体とをヒンジを境として接合するには金型温度,材料温度,射 出速度等の条件を厳密に管理しなくてはならず、これ等の条件に僅かな誤差が生 じるとヒンジを境とする成形が不可能となるという問題がある。
【0005】 後者の技術では本体と蓋体とが異なる部材として成形されることから、夫々の 部材に対応した成形型が必要となる。また本体及び蓋体に夫々差し込み係合部分 が必要であり、成形型の構造が複雑となる。このため、型の製作コストが上昇し 且つ成形コスト,組立コスト等が上昇することとなる。
【0006】 本考案の目的は、本体と自己開閉機能を有する蓋体を異なる色の合成樹脂材料 によって一体成形して構成した注出キャップを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案に係る注出キャップは、容器の口部に取り付 けられる本体とこの本体の上部を被蓋する蓋体とからなり、前記本体と蓋体とを 弾性帯及び該弾性帯の両側に設けたヒンジによって接続して構成した注出キャッ プに於いて、前記本体と蓋体とを夫々異なる色の合成樹脂材料で成形し、前記弾 性帯の所定位置で異なる色の合成樹脂材料を合流させると共に前記ヒンジを何れ か一方の色の合成樹脂材料によって成形することで本体と蓋体を一体成形したも のである。
【0008】
【作用】
上記注出キャップによれば、本体と蓋体とを弾性帯及びヒンジによって接続す ることで、該弾性帯及びヒンジによって自己開閉機能を持たせると共に、本体と 蓋体とを夫々異なる色の合成樹脂材料で成形し、これ等の合成樹脂材料を弾性帯 の所定位置で合流させて一体化させ、且つヒンジを何れか一方の色の合成樹脂材 料によって成形することで、本体と蓋体を一体化させることが出来る。
【0009】
【実施例】
以下上記注出キャップの一実施例について図を用いて説明する。 図1は注出キャップの開放状態の斜視図、図2は注出キャップの閉鎖状態の斜 視図、図3は注出キャップの断面図、図4は注出キャップの成形状態を説明する 断面図である。 図に於いて、注出キャップAは本体1と蓋体2とが夫々異なる色を持って成形 されており、且つ本体1と蓋体2とを弾性帯3とこの弾性帯3の両側に設けたヒ ンジ4とによって接続することで一体成形されている。
【0010】 本体1は図示しない容器の口部の形状と対応した形状を持った筒状の袴部1a と、この袴部1aの上部に形成された天板1bとによって構成されている。天板 1bの中央には容器に収納された内容物を注出するための注出口5が形成されて いる。 蓋体2は本体1の天板1bと略同様な形状を持って形成され、注出口5と対向 する位置に栓6が設けられている。また蓋体2は本体1とは異なる色の合成樹脂 材料によって成形されている。
【0011】 本体1と蓋体2は弾性帯3とこの弾性帯3の両側に設けたヒンジ4とによって 一体的に接続されている。 弾性帯3は本体1の袴部1aの一部と蓋体2の一部とによってバネ性を有する L字状に構成されており、本体1との接続部分及び蓋体2との接続部分に夫々ヒ ンジ部3aが形成されている。 弾性帯3の略中央に本体1を成形する合成樹脂材料と蓋体2を成形する合成樹 脂材料の合流点3bが設定され、該合流点3bで異なる色の合成樹脂材料が溶着 している。従って、弾性帯3のヒンジ部3aは夫々本体1を成形する合成樹脂材 料、及び蓋体2を成形する合成樹脂材料によって成形されており、多数回の繰り 返し屈曲に対し充分な強度を有している。
【0012】 弾性帯3の両側には夫々ヒンジ4が設けられている。このヒンジ4は本体1を 成形する合成樹脂材料或いは蓋体2を成形する合成樹脂材料の何れか一方の合成 樹脂材料によって成形されている。このように、ヒンジ4は一種類の合成樹脂材 料によって成形されることで、多数回の繰り返し屈曲に対し充分な強度を有して いる。 本実施例に於いて、ヒンジ4は蓋体2を成形する際に同時に成形される。即ち 、ヒンジ4は蓋体2を成形する合成樹脂材料によって成形されている。
【0013】 上記注出キャップAに於いて、使用者が蓋体2を開放したとき、該蓋体2は弾 性帯3の有するバネ性とヒンジ4の有するバネ性との相互作用によって容易に開 放し、且つ開放姿勢を維持する。また使用者が蓋体2を閉鎖すると、該蓋体2は 弾性帯3及びヒンジ4の有するバネ性によって容易に閉鎖され、且つ閉鎖姿勢を 維持する。即ち、蓋体2は自己開閉機能を有する。
【0014】 次に上記注出キャップAを製造する際の成形手順について図4を用いて説明す る。 図に於いて、成形型には異なる色の合成樹脂材料を射出するために本体1及び 蓋体2に対応してキャビティー11,12が設けられており、且つ夫々のキャビティ ー11,12にスプルー13,14が設けられている。また弾性帯3の成形部分には合流 点3bを規定するための作動ピン15が配設されている。 注出キャップAを成形するに際し、本体1と蓋体2とは同時成形ではなく時間 差を持って順次成形される。本体1,蓋体2の成形順位は特に限定するものでは ない。然し、先に成形する合成樹脂材料を厳密に定量射出することが必要である 。
【0015】 本実施例では、先に蓋体2を成形しその後本体1を成形することで本体1と蓋 体2とを一体成形している。以下、本実施例に基づいて説明する。 先ず、同図(A)に示すように作動ピン13を矢印a方向に移動させて弾性帯3 の合流点3bを閉鎖し、蓋体2に対応するキャビティー12に予め設定された色の 合成樹脂材料を定量射出する。 即ち、蓋体2,スプルー14,ゲート等に於ける体積及びヒンジ4から本体1側 に充填すべき体積を加算し、この体積に応じた合成樹脂材料を定量射出する。こ れにより、キャビティー12に射出された合成樹脂材料は成形型のヒンジ4と対応 する部分を通ってキャビティー11に流れ込む。キャビティー11に流れ込んだ合成 樹脂材料は特に規制されることなく自由状態を維持する。
【0016】 上記の如く合成樹脂材料を厳密に定量射出することは困難である。このため、 弾性帯3に図3に示すような溜部3cを設け、この溜部3cによって射出量の誤 差を吸収し得るように構成することが好ましい。
【0017】 キャビティー12に合成樹脂材料を定量射出した後、作動ピン15を矢印b方向に 移動させて弾性帯3の合流点3bを開放する。これにより、弾性帯3に射出され た合成樹脂材料は作動ピン15による規制が解除され自由状態となる。 次に、本体1に対応するキャビティー11に予め設定された色の合成樹脂材料を 射出する。射出された合成樹脂材料はキャビティー11を通って成形型のヒンジ4 の近傍部分、及び弾性帯3と対応する部分に流れ、これ等の部分に既に射出され ている蓋体2を成形した合成樹脂材料と溶着する。 上記の如くして本体1と蓋体2とを異なる色の合成樹脂材料によって一体成形 することが可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案に係る注出キャップによれば、本体と蓋体と を異なる色の合成樹脂材料を用いると共に本体と蓋体とを弾性帯及びヒンジによ って接続することで一体成形したので、蓋体は自己開閉機能を有し使用者に煩雑 な操作を強いることがない。 また本体と蓋体とを一個の成形型によって成形することが出来、成形型の製作 コスト,成形コストを低減させることが出来、且つ従来の注出キャップの如く異 なる部材を組み立てる必要がなく、従って組立コストを低減させることが出来る 等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】注出キャップの開放状態の斜視図である。
【図2】注出キャップの閉鎖状態の斜視図である。
【図3】注出キャップの断面図である。
【図4】注出キャップの成形状態を説明する断面図であ
る。
【符号の説明】
Aは注出キャップ、1は本体、1aは袴部、1bは天
板、2は蓋体、3は弾性帯、3aはヒンジ部、3bは合
流点、3cは溜部、4はヒンジ、5は注出口、6は栓、
11,12はキャビティー、13,14はスプルー、15は作動ピ
ンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の口部に取り付けられる本体とこの
    本体の上部を被蓋する蓋体とからなり、前記本体と蓋体
    とを弾性帯及び該弾性帯の両側に設けたヒンジによって
    接続して構成した注出キャップに於いて、前記本体と蓋
    体とを夫々異なる色の合成樹脂材料で成形し、前記弾性
    帯の所定位置で異なる色の合成樹脂材料を合流させると
    共に前記ヒンジを何れか一方の色の合成樹脂材料によっ
    て成形することで本体と蓋体を一体成形したことを特徴
    とする注出キャップ。
JP9093591U 1991-10-11 1991-10-11 注出キヤツプ Pending JPH0535704U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072265A (ja) * 1993-03-30 1995-01-06 Createchnic Ag プラスチック蓋
WO1999061334A1 (fr) * 1998-05-22 1999-12-02 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Bouchon interieur et coiffe pour reservoirs d'injection de liquide et element de montage servant a fixer cette coiffe au bouchon interieur
KR20020080520A (ko) * 2001-04-16 2002-10-26 이성호 용기의 마개
CN111037856A (zh) * 2019-12-24 2020-04-21 安徽鼎泓包装有限公司 双注塑点连体瓶盖及模具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6181960A (ja) * 1984-09-17 1986-04-25 釜屋化学工業株式会社 容器のふたおよびその製造方法

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