JPH0535191A - スクリーン - Google Patents

スクリーン

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Publication number
JPH0535191A
JPH0535191A JP20718791A JP20718791A JPH0535191A JP H0535191 A JPH0535191 A JP H0535191A JP 20718791 A JP20718791 A JP 20718791A JP 20718791 A JP20718791 A JP 20718791A JP H0535191 A JPH0535191 A JP H0535191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent electrode
screen
liquid crystal
transparent
potential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20718791A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehisa Natori
武久 名取
Toshio Oboshi
敏夫 大星
Katsutoshi Sunaga
勝利 砂賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP20718791A priority Critical patent/JPH0535191A/ja
Publication of JPH0535191A publication Critical patent/JPH0535191A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光が入射した部分だけスクリーン作用を発生
させ、他の部分は透明状態を保つ特殊スクリーンの実
現。 【構成】 一対の透明基板11,17の各対向面側に第
1の電位が印加される一対の透明電極12,16が配さ
れるとともに、この一対の透明電極の間に、液晶層15
と光導電物質によって形成された光導電層13を第2の
電位が印加される透明電極14を介在させた状態で配し
てスクリーンを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、展示装置、ショウウイ
ンドウ装置等に適用することに好適なスクリーンに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、見学者への見学案内や博物館
における模型等の展示、又はショウウインドウにおける
商品等の展示を行なう際に、単に模型や商品等を展示す
るだけでなく、例えばプロジェクターやCRT装置を用
いて映像と組み合わせて、特殊な視覚効果を得るように
したものがある。
【0003】例えば映像を模型の背景部分に表示して、
背景の映像を逐次変更していくことにより、模型をひき
たたせるような効果を得たり、或は展示物の説明を行な
ったりすることができる。
【0004】さらに、映像を模型等とともに立体的に表
示するために、ハーフミラーを用いて模型と映像を合成
する方法も知られている。例えば図4に示すように、博
物館の展示装置1として、森の模型2を形成した前面側
にハーフミラー3を配し、さらに上方にプロジェクター
4を配する。そしてプロジェクター4によって例えば恐
竜が歩いている映像をハーフミラー3に投影させる。す
ると展示ガラス5を介して見ている見学者6にとって
は、森の模型2に恐竜の映像が合成され、図5のように
あたかも森の中を恐竜が歩いているように見えることに
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように模型、商品
等と映像を組み合わせることにより、特殊な展示効果を
得ることができるが、背景として映像を補助的に利用す
るだけでは映像について立体感や臨場感に欠けることは
やむを得ない。
【0006】また、ハーフミラーを利用すれば実物の模
型上に映像部分を非常に効果的に合成することができる
が、図5からわかるように実物と映像が重なって見えて
しまうため特殊な展示(例えば遊園地における幽霊屋敷
等)には都合がよいが、博物館やショウルームにおける
一般的な展示物や商品の展示装置、又は企業説明等に用
いられる展示装置としては適当でない場合が多い。
【0007】さらに、ハーフミラー3の表面に埃が付着
したり傷がついた場合は見学者にハーフミラー3の存在
が知られてしまうという欠点もある。そのうえ、ハーフ
ミラー3を模型等の前方に斜めに配置しなければならな
いため、模型等を配置するスペースが制限されてしまう
という問題もあり、場合によっては構想どおりの展示を
行なうことができないということも発生する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
に鑑みて、展示装置に採用することに好適なスクリーン
を提供するものであり、このスクリーンを用いることに
よって、展示物の前面において映像を表示することがで
きるとともに、展示物と映像が重なって見えることがな
いようにした展示装置を実現することができるものであ
る。
【0009】すなわち、一対の透明板の各対向面側に第
1の電位が印加される一対の透明電極が配されるととも
に、この一対の透明電極の間に、充填された液晶による
液晶層と光導電物質によって形成された光導電層を第2
の電位が印加される透明電極を介在させた状態で配する
ようにスクリーンを構成する。
【0010】
【作用】上記構成のスクリーン、即ち、透明板、第1の
電位が印加される透明電極、光導電層、第2の電位が印
加される透明電極、液晶、第1の電位が印加される透明
電極、透明板の順で層が形成されるスクリーンにおいて
は、光導電物質による光導電層の両面側は第1の電位が
印加される透明電極と第2の電位が印加される透明電極
が位置することになる。そして、光導電層は光が照射さ
れた部分が導通状態となるものであるため、光照射部分
だけ第1の電位が印加される透明電極と第2の電位が印
加される透明電極の間の電位差が小さくなる。
【0011】一方、液晶層も第1の電位が印加される透
明電極と第2の電位が印加される透明電極に挟まれてお
り、この第1の電位と第2の電位の電位差によって液晶
分子配列がコントロールされているものであるため、光
照射部分において第1の電位と第2の電位の電位差が小
さくなることにより、その部分の液晶層における液晶分
子配列も変化することになる。
【0012】
【実施例】図1は本発明のスクリーンの一実施例を示す
構造図である。10はスクリーン全体を示す。11はガ
ラス基板であり、このガラス基板11側からプロジェク
ターによる映像投射光が入射されるようになされる。1
2,15は透明電極、13はアモルファスシリコン等の
光導電物質によって形成された光導電層、14は高抵抗
の透明電極、16は例えばポリマー分散型液晶又はマイ
クロカプセル液晶が充填されている液晶層、17はガラ
ス基板である。
【0013】また、18は透明電極12,14,16に
対して所定の電圧(12V)を印加する電圧印加回路部
を示している。ここで、透明電極12と透明電極16に
ついては印加電圧は同一電位となる。
【0014】周知のとおり、液晶分子は印加電圧に応じ
てその分子配列を変化させるが、このスクリーンでは、
透明電極14と透明電極16の電位差に基づいて液晶層
15における液晶分子の分子配列が変動制御され、即ち
透明電極14と透明電極16の電位差に基づいて液晶層
15の透過率が制御されることになる。そして、この実
施例の場合は、電圧印加回路部18によって透明電極1
4と透明電極16の間に12Vの電位差を得ている状態
において、液晶分子の配列が所定方向に揃い、液晶層1
5は透明状態となるものとする。
【0015】ここで、このスクリーン10に対して矢印
Lとして示すようにガラス基板11側から例えばプロジ
ェクターによる映像投影光が入射されると、その映像投
影光はガラス基板11、透明電極12を介して光導電層
13に達することになる。このアモルファスシリコンに
よる光導電層13は、光が入射された部分については電
気抵抗が小さくなる作用を有するため、映像投影光Lの
入射範囲に相当する部分においては光導電層13の両側
に位置する透明電極12と透明電極14の間の電位差が
小さくなるように変化する。
【0016】そして、透明電極12は透明電極16と同
電位であるため、透明電極12と透明電極14の間の電
位差が小さくなることによって、液晶層15の両側に位
置する透明電極16と透明電極14の間の電位差も小さ
くなる。透明電極16と透明電極14の間の電位差が小
さくなった部分では液晶層15の液晶配列が乱れ、透過
率が変化することになる。つまり、透明状態から半透明
状態に変化し、入射光は散乱される。この半透明となっ
た液晶層部分はスクリーンとして機能することになるた
め、入射された映像投影光Lは液晶層15において映像
として投影され、ガラス基板17側からはその映像を見
ることができる。
【0017】このとき、このスクリーン10において映
像投影光Lが入射されていない部分では光導電層13の
電気抵抗値は変化していないため、液晶層15の両側に
位置する透明電極16と透明電極14の間の電位差はほ
ぼ12Vに保たれている。従って液晶層15はその部分
において透明状態が保たれていることになる。つまり本
スクリーン10は、映像投影光Lが入射した部分だけ、
映像を表示するスクリーン作用を発生させ、他の部分は
透明のガラス状にしておくことが可能とされるものであ
る。
【0018】従って、本実施例のスクリーン10は図2
のような展示装置20に採用することが好適である。例
えば、スクリーン10を展示空間の前面ガラスとして配
置させるとともに、展示空間に森の模型21を形成し、
さらに、上方にプロジェクター22を設置する。プロジ
ェクター22は映像(又は映像及び音声)の再生手段と
R,G,Bに対応するCRT投射部を有し、再生映像に
応じたR,G,Bの映像投影光を出力してスクリーン上
にカラー映像を投影することができるようになされてい
る。そして、プロジェクター22において再生する映像
としては、例えば、予め黒色の背景において恐竜が歩い
ている状態を撮影しておき、これを再生して映像投影光
Lとしてスクリーン10に対して出力する。
【0019】すると、スクリーン10においては映像投
影光Lが入射される部分、即ち恐竜の投影像に相当する
部分である斜線部10aの範囲において、液晶層15が
入射光を散乱させることになり、つまりスクリーン機能
を有して恐竜像が投影されることになる。そして、この
恐竜像が投影されている斜線部10a以外の部分は透明
状態が保たれているため、スクリーン10を介して見て
いる見学者23にとっては、図3に示すように恐竜の映
像と森の模型21が合成されて見えることになる。しか
も、この場合においては、恐竜像に森の模型が透けて重
なって見えることはないため、よりリアルで立体感、臨
場感のある展示効果が得られることになる。
【0020】さらに、この展示装置20では本実施例の
スクリーン10を採用することで映像と模型の合成のた
めにハーフミラーを用いることは不要であるため、展示
物を配置するスペースを広く、しかもスクリーン10に
接近して取ることができ、展示態様の自由度が広がりよ
り視覚的効果の高い展示を行なうことも可能となる。ま
た、ハーフミラー等の物体が介在しないため、それらの
傷や汚れにより視覚効果が妨げられることもない。
【0021】なお、本実施例のスクリーンは、上記のよ
うに博物館の展示装置に応用する以外に、ショウウイン
ドウやショウルームにおいて商品を展示する展示装置に
も好適である。さらに企業説明用の説明装置としても応
用することができる。例えば工場の模型を形成するとと
もに、説明者がこの工場の模型について説明を行なって
いる映像を映し出すプロジェクターを用いれば、上記図
2の展示装置20とほぼ同様の構成の説明装置を実現す
ることもできる。
【0022】いづれにしても本発明のスクリーンを用い
ることにより、映像と模型等が重なることなく合成して
展示することができるため、一般的な各種商品、模型等
の展示にも適応でき、非常に有用である。
【0023】なお、本発明のスクリーンは上記実施例の
ように12Vの印加電圧で透明状態を実現するものに限
定されるものではなく、また、その用途としても展示装
置、説明装置等に採用されるのみに限られない。例えば
家屋の窓に利用すること等も可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスクリーン
は、一対の透明基板の各対向面側に第1の電位が印加さ
れる一対の透明電極を配し、この一対の透明電極の間
に、液晶層と光導電層を第2の電位が印加される透明電
極を介在させた状態で配して構成したことにより、光が
入射した部分だけスクリーン作用を発生させ、他の部分
は透明状態を保つことができるという効果がある。ま
た、これにより展示装置等に採用することに好適で、そ
の際には十分な立体感及び臨場感のある実物と映像の合
成展示を行なうことができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクリーンの一実施例の構造図であ
る。
【図2】本実施例のスクリーンを展示装置に採用した際
の説明図である。
【図3】本実施例のスクリーンを展示装置に採用した際
の展示効果の説明図である。
【図4】従来の展示装置の説明図である。
【図5】従来の展示装置の展示効果の説明図である。
【符号の説明】
10 スクリーン 11,17 ガラス基板 12,14,16 透明電極 13 光導電層 15 液晶層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の透明板の各対向面側に第1の電位
    が印加される一対の透明電極が配されるとともに、この
    一対の透明電極の間に、液晶が充填されている液晶層と
    光導電物質によって形成された光導電層を第2の電位が
    印加される透明電極を介在させた状態で配して構成され
    ていることを特徴とするスクリーン。
JP20718791A 1991-07-25 1991-07-25 スクリーン Pending JPH0535191A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20718791A JPH0535191A (ja) 1991-07-25 1991-07-25 スクリーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20718791A JPH0535191A (ja) 1991-07-25 1991-07-25 スクリーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0535191A true JPH0535191A (ja) 1993-02-12

Family

ID=16535692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20718791A Pending JPH0535191A (ja) 1991-07-25 1991-07-25 スクリーン

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JP (1) JPH0535191A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988005435A1 (en) * 1987-01-20 1988-07-28 Dainippon Pharmaceutical Co., Ltd. Aromatic heterocyclic carboxylic acid amide derivatives, process for their preparation, and pharmaceutical composition containing same
WO2005017863A1 (en) * 2003-08-15 2005-02-24 Delfin Produktion A/S A method and an arrangement for advertising or promoting

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988005435A1 (en) * 1987-01-20 1988-07-28 Dainippon Pharmaceutical Co., Ltd. Aromatic heterocyclic carboxylic acid amide derivatives, process for their preparation, and pharmaceutical composition containing same
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