JPH0535151A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置

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JPH0535151A
JPH0535151A JP3210139A JP21013991A JPH0535151A JP H0535151 A JPH0535151 A JP H0535151A JP 3210139 A JP3210139 A JP 3210139A JP 21013991 A JP21013991 A JP 21013991A JP H0535151 A JPH0535151 A JP H0535151A
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JP
Japan
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image
discharge tray
sheet
ohp
transfer material
Prior art date
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Application number
JP3210139A
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English (en)
Inventor
Mayumi Miyao
真由美 宮尾
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 OHPシート上に光沢があり且つ均一で充分
な画像濃度の画像を形成し、又、各原稿像の画像が形成
されたOHPシート間で、各原稿像の画像が形成された
合紙を、OHPシート上の画像と合紙上の画像の天地が
一致するように排紙トレイ上に搬送してOHPシートの
取扱性を向上させる。 【構成】 原稿像の鏡像を形成したOHPシートと、原
稿像の正像を形成した合紙を、排紙トレイ24上からそ
のまま取り上げて、OHPシート裏面側からOHPシー
トの画像を原稿像の正立正像として目視してこれをめく
れば、合紙上の画像をそのまま原稿像の正立正像として
目視することが出来るように、搬送又は像回転を行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】複写機、ファクシミリ、プリンタ
ー等の画像形成装置における画像形成方法及び画像形成
装置に係り、詳しくは、OHPシートを転写材として用
いる画像形成方法及び画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成方法において得られる複
写物はますます高画質を追求する傾向にあり、より多種
の転写材への複写が望まれている。そのなかでもOHP
シートへの複写は学会発表等においても広く使用されて
おりその画像品質や取扱性に関しての要求も高い。OH
Pシートは転写性、定着性等の面から転写面が指定され
ていることが多く、その指定された転写面には画像形成
を安定させるため表面処理等が施されている。そのため
転写面である表面は、裏面に比べて光沢が少なく、ま
た、表面がポーラスな場合光が乱反射して画像濃度が低
下するという不具合が生じていた。又、OHPシートの
複写は排紙トレイ上にトナー像が形成されたOHPシー
トを排紙する際に、この排紙されるOHPシートの搬送
方向での先端縁で、既に排紙トレイ上に排紙されている
OHPシート上のトナー像を部分的に掻き取る等して画
像の欠落が生じることがあるので、排紙トレイ上に排紙
されたOHPシートを排紙トレイ上から取り除いた後
に、次のOHPシートへのコピースタートのボタンを押
下する等の配慮が必要であった。更に、OHPシートは
普通紙より体積抵抗が高い(約1010Ω以上)ため画像
形成装置内の搬送経路を通過する間に帯電してしまい、
排紙トレイ上に排紙された際にはかなりの静電気を帯び
ている事がある。そのため複数枚のOHPシートが複写
された場合には排紙トレイ上で重なってしまい、その後
OHPで投影する際の分離が煩わしい。又、OHPシー
トは透明であるため複数枚重なったままだと各OHPシ
ート上に形成された画像が重なり合ってそれぞれを判読
しずらくなる。そのため複写後に一枚ずつ剥がして各O
HPシート間に合紙を入れたりしなければならなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の問題点
に鑑みなされたものであり、その第1の目的は、OHP
シート上に光沢があり且つ均一で充分な画像濃度の画像
を形成することが出来る画像形成方法及び装置を提供す
ることであり、その第2の目的は、複数の原稿像につい
ての画像を順次OHPシート上に形成するモードにおい
て、各原稿像の画像が形成されたOHPシート間に、各
原稿像の画像が形成された合紙が自動的に挿入されて排
紙トレイ上に積載されるようにして画像形成後のOHP
シートの取扱性を向上させることが出来る画像形成装置
を提供することであり、その第3の目的は、上記第2の
目的を達成するに当たり、排紙トレイ上に排紙されて積
載される、OHPシート上の画像と合紙上の画像の天地
が一致するようにして画像形成後のOHPシートの取扱
性を更に向上させることが出来る画像形成装置を提供す
ることであり、その第4の目的は、複数の原稿像の画像
を順次転写材上に形成して排紙トレイ上に逐次積み重ね
ていくモードを備えた画像形成装置において、上記第1
の目的を達成するに当たり、画像形成後のOHPシート
が原稿像の頁順とおりに並ぶように排紙トレイ上に排紙
して積載して画像形成後のOHPシートの取扱性を向上
させることが出来る画像形成装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、潜像担持体上に原稿像の
正像に相当する潜像を形成し、該潜像を現像して得た現
像像をOHPシート上に転写することを特徴とするもの
である。上記第2の目的を達成するために、請求項2の
発明は、複数の原稿像についての画像を順次OHPシー
ト上に形成するモードを備えた画像形成装置において、
該モードにおいて、1つの原稿像について、潜像担持体
上に原稿像の正像に相当する潜像を形成し、該潜像を現
像して得た現像像をOHPシート上に転写して、現像像
が転写されたOHPシートを排紙トレイ上に排紙するO
HP画像形成動作と、潜像担持体上に原稿像の鏡像に相
当する潜像を形成し、該潜像を現像して得た現像像を不
透明な転写材上に転写して、該転写材を排紙トレイ上に
排紙する合紙画像形成動作とを実行させる、制御手段を
設けたことを特徴とするものである。上記第3の目的を
達成するために、請求項3の発明は、請求項2の画像形
成装置において、排紙トレイ上に転写材の現像像面が上
向きになるように排紙する為の通常搬送部と、排紙トレ
イ上に転写材の現像像面が下向きで且つ排紙トレイ上で
の現像像の天地の位置が該通常搬送部で搬送された場合
の排紙トレイ上での現像像の天地の位置と逆になるよう
に排紙する為の反転搬送部とを備え、上記制御手段が、
上記OHP画像形成動作として、潜像形成が原稿像の1
80度回転した鏡像に相当する潜像の形成で、且つ、排
紙トレイ上への排紙が該通常搬送部での排紙である動作
を実行させた後に、上記合紙画像形成動作として、潜像
形成が原稿像の正像に相当する潜像の形成で、且つ、排
紙トレイ上への排紙が該反転搬送部での排紙である動作
を実行させることを特徴とするものであり、請求項4の
発明は、請求項2の画像形成装置において、上記の通常
搬送部及び反転搬送部を備え、上記制御手段が、上記合
紙画像形成動作として、潜像形成が原稿像の正像に相当
する潜像の形成で、且つ、排紙トレイ上への排紙が該通
常搬送部での排紙である動作を実行させた後に、上記O
HP画像形成動作として、潜像形成が原稿像の180度
回転した鏡像に相当する潜像の形成で、且つ、排紙トレ
イ上への排紙が該反転搬送部での排紙である動作を実行
させることを特徴とするするものであり、請求項5の発
明は、請求項2の画像形成装置において、上記の通常搬
送部及び反転搬送部を備え、上記制御手段が、上記OH
P画像形成動作として、潜像形成が原稿像の鏡像に相当
する潜像の形成で、且つ、排紙トレイ上への排紙が該通
常搬送部での排紙である動作を実行させた後に、上記合
紙画像形成動作として、潜像形成が原稿像の180度回
転した正像に相当する潜像の形成で、且つ、排紙トレイ
上への排紙が該反転搬送部での排紙である動作を実行さ
せることを特徴とするものであり、請求項6の発明は、
請求項2の画像形成装置において、上記の通常搬送部及
び反転搬送部を備え、上記制御手段が、上記合紙画像形
成動作として、潜像形成が原稿像の180度回転した正
像に相当する潜像の形成で、且つ、排紙トレイ上への排
紙が該通常搬送部での排紙である動作を実行させた後
に、上記OHP画像形成動作として、潜像形成が原稿像
の鏡像に相当する潜像の形成で、且つ、排紙トレイ上へ
の排紙が該反転搬送部での排紙である動作を実行させる
ことを特徴とするである。上記第4の目的を達成するた
めに、請求項7の発明は、排紙トレイ上に転写材の現像
像面が上向きになるように排紙する為の通常搬送部と、
排紙トレイ上に転写材の現像像面が下向きになるように
排紙する為の反転搬送部とを備え、且つ、複数の原稿像
のうち最後の頁の原稿像についての画像形成から開始し
て、順次頁数が小さい頁の原稿像についての画像を転写
材上に形成して排紙トレイ上に逐次積み重ねていくモー
ドを備えた画像形成装置において、該モードにおいて、
転写材としてOHPシートが選択された場合に、潜像担
持体上に原稿像の正像に相当する潜像を形成し、該潜像
を現像して得た現像像をOHPシート上に転写して、現
像像が転写されたOHPシートを該通常搬送部で搬送し
て排紙トレイ上に排紙するOHP画像形成動作を実行さ
せる制御手段を設けたことを特徴とするものであり、請
求項8の発明は、上記請求項7の通常搬送部及び反転搬
送部とを備え、且つ、複数の原稿像のうち最初の頁の原
稿像についての画像形成から開始して、順次頁数が大き
い頁の原稿像についての画像を転写材上に形成して排紙
トレイ上に逐次積み重ねていくモードを備えた画像形成
装置において、該モードにおいて、転写材としてOHP
シートが選択された場合に、潜像担持体上に原稿像の正
像に相当する潜像を形成し、該潜像を現像して得た現像
像をOHPシート上に転写して、現像像が転写されたO
HPシートを該反転搬送部で搬送して排紙トレイ上に排
紙するOHP画像形成動作を実行させる制御手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】請求項1の発明は、潜像担持体上に原稿像の正
像に相当する潜像を形成し、該潜像を現像して得た現像
像をOHPシート上に転写し、これにより、OHPシー
ト上の現像像を、現像像面と反対の面から目視するよう
にするものである。請求項2の発明は、1つの原稿像に
ついて、OHP画像形成動作と合紙画像形成動作とを実
行し、これにより、各原稿像の画像が形成されたOHP
シート間に、各原稿像の画像が形成された合紙が自動的
に挿入されて排紙トレイ上に積載されるようにするもの
である。請求項3、4、5又は6の発明は、上記所定の
OHP画像形成動作及び合紙画像形成動作を実行し、こ
れにより、排紙トレイ上に排紙されて積載される、OH
Pシート上の画像と合紙上の画像の天地が一致するよう
にするものである。請求項7又は8の発明は、上記所定
のOHP画像形成動作及び合紙画像形成動作を実行し、
これにより、画像形成後のOHPシートが原稿像の頁順
とおりに並ぶように排紙トレイ上に排紙して積載される
ようにするものである。
【0006】
【実施例】本発明を電子写真方式のデジタル複写機(以
下、複写機という)に適用した実施例について説明す
る。先ず、複写機の概略構成について説明する。潜像担
持体である感光体ドラム1は時計方向に回転駆動され
る。コンタクトガラス2上に原稿を載置し、図示しない
プリントスイッチを押すと、原稿照明光源3とミラー4
よりなる走査光学系5と、ミラー6、7よりなる走査光
学系8とが移動し、原稿の読み取り走査が行なわれる。
そして、レンズ9の後方に設けた画像読み取り素子10
に、走査された画像が画像信号として読み込まれる。読
み込まれた画像信号はデジタル化されて画像処理され
る。画像処理された信号に基づき図示しないレーザーダ
イオード(LD)を駆動し、該LDからのレーザー光を
ポリゴンミラー13で反射した後、ミラー14を介して
感光体ドラム1上に照射する。これにより、レーザー光
による光書き込みが感光体ドラム1上に行なわれて、既
に帯電チャージャー15により一様に帯電された感光体
ドラム表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、
現像装置16によってトナー像化され、給紙部17から
送られてきた転写材に転写チャージャー18のコロナ放
電により転写される。トナー像が転写された転写材は分
離チャージャー19により感光体ドラム1表面より分離
された後、搬送ベルト21で搬送され、定着ローラ対2
2の接触部を通ってトナー像が定着された後に、例え
ば、排紙トレイ24上に排出される。一方、転写後の感
光体ドラム1表面はクリーニング装置23により未転写
トナーが除去されて次のコピーに備えられる。
【0007】そして、本実施例の複写機は、コンタクト
ガラス2上での原稿の差し替えを自動的に行わせるため
の自動原稿搬送装置(以下、ADFという)25を備
え、又、転写材の表裏両面にトナー像を形成する両面複
写を行なうためや、例えば排紙トレイ24上に転写材の
トナー像が形成された面(以下、トナー像面という)を
下向きにして排紙する裏面排紙を行なうための循環用搬
送路33,30,31,32とを備えている。上記AD
Fは、図2(a)に示すように、複数枚の原稿を載置し
える原稿テーブル40と、原稿を一枚ごと分離して正し
いタイミングで原稿を搬送する為の、呼出しレバー4
1、呼出しコロ42、分離コロ43等からなる搬送部
と、原稿を搬送してコンタクトガラス2上の原稿セット
位置に正しく停止させると共に原稿読み取り走査終了後
にコンタクトガラス2上から排出する為の、搬送ベルト
44、反転コロ45、排紙コロ46等からなる搬送部、
読み取り走査終了後にコンタクトガラス面2上から搬送
されてくる原稿を収容する原稿受け47からなる収容部
とを備えている。このADFは原稿テーブル40に原稿
挿入後、複写機のスタートキーを押すと、呼び出しレバ
ー41が下がり、原稿を呼び出しコロ42へ密着させ
る。次に図示しない搬送モータが作動して呼び出しコロ
42と分離コロ43が回転し、それに従動するコロの回
転を介して搬送ベルト44を回転させて原稿を給紙し、
搬送ベルト44によってコンタクトガラス2上へ搬送し
て原稿セット位置に停止させる。以後複写のタイミング
とあわせて、読み取り走査終了後に搬送ベルト44を回
転させると共に、反転コロ45、排紙コロ46を回転さ
せて原稿受け47上に原稿を排紙する。以降、自動的に
同様に各動作を複写のタイミングと合わせて繰返して、
原稿テーブル40上の原稿を最下部のものから順次搬送
する。
【0008】上記循環用搬送路は、定着装置22を通過
した転写材の経路を機械下部に切り替える切り替え爪3
3a及びスポンジローラ33b等からなる反転部33
と、両面トレイ30a及び先端寄せコロ30b等からな
る両面トレイ部30と、両面給紙コロ31a等からなる
両面給紙部31と、両面搬送コロ32a等からなる両面
搬送部32とから構成されている。この循環用搬送路
は、定着装置22を通過した転写材の経路を切り替え爪
33aで機械下部に向けて切り替え、機械下部の両面ト
レイ部30に転写材を送り込み、該両面トレイ部30の
両面トレイ30a上でスイッチバックさせ、それまでの
搬送方向における転写材の後端縁側から両面給紙コロ3
1aで給紙して再搬送し、両面搬送部32の両面搬送コ
ロ32aで転写材を表裏反転させた状態で再度感光体ド
ラム1表面に送り込む。そして、両面複写を行なう場合
には、この循環用搬送路を通って感光体ドラム1表面に
対向した転写材に、裏面用のトナー像として予め感光体
ドラム1上に形成したトナー像を転写した後、定着装置
22を通して直接例えば排紙トレイ24上に排紙それ
る。又、特に転写材の裏面にトナー像を形成せずに排紙
トレイ24上に白紙のままの裏面を上向きにして排紙す
る裏面排紙を行なう場合には、この循環用搬送路を通っ
て感光体ドラム1表面に対向した転写材を、トナー像が
形成されていない感光体ドラム1表面対向部を単に通過
させた後、定着装置22を通して直接例えば排紙トレイ
24上に排紙される。
【0009】ここで、画像が形成された転写材が定着装
置22を通ってトナー画像定着後に、上記循環用搬送路
33,30,31,32を通らずに直接例えば排紙トレ
イ24上に排紙される、通常の搬送が行なわれた場合、
上述のように転写材はトナー像面が上向きで排紙トレイ
24上に排出される表面排紙になる。一方、循環用搬送
路を通った裏面排紙を行なった場合の排紙トレイ24上
の転写材は、トナー像面が下向きのものになっている
が、これに加え、上記のように両面トレイ部30でスイ
ッチバックされていることからトナー像の天地が、通常
の搬送による排紙トレイ24上の転写材上のトナー像の
天地と逆になっている。尚、このような、両面複写や裏
面排紙は、周知のように操作者の選択によって実行され
るモードであり、該モード実行の為のシークエンス制御
のプログラムがCPUに付設された記憶装置に記憶され
ており、操作パネル上のモード選択キーを操作者が押下
してこれらのモードを選択したときに実行される。
【0010】そして、従来の複写機においては、転写材
としてOHPシートを用いてHPシートに複写する際
に、給紙部の給紙カセットや手差し給紙台上に普通紙に
代えてOHPシートをセットし、通常の普通紙への複写
モードのままで複写が行なわれていたのに対し、本実施
例の複写機においては、OHPシートの役割を重視し取
扱性を向上させるため、OHPシートに複写する場合に
操作者によって選択されて実行されるOHPモードを備
えている。以下、このOHPモードについて説明する。
本実施例のOHPモードにおいては、通常の複写モード
では感光体ドラム1上に原稿像の鏡像に相当する静電潜
像を形成するのと異なり、感光体ドラム1上に原稿像の
正像に相当する静電潜像を形成する。ここで、原稿像の
鏡像とは、原稿像を鏡に映した場合のように、原稿像と
像の天地が一致し且つ左右が逆転している像であり、原
稿像の正像とは、原稿像と同一の像(当然、像の天地及
び左右は一致している)である。原稿の鏡像を感光体ド
ラム1上に形成するには、読み取り走査で得られたデジ
タル画像信号を原稿の正像を形成出来るように画像処理
して、レーザによる光書込を制御する。この例とは異な
り、デジタル複写でない複写機においては原稿の正像に
相当する潜像を形成できるように原稿からの反射光を感
光体ドラム1上に結像露抗するための光学系内のミラー
等を設定する。このようにして感光体ドラム1上に形成
した静電潜像を現像装置16で現像し、給紙されたOH
Pシート上に転写し、定着装置22を通してトナー像を
定着し、後述するように必要に応じて循環用搬送経路を
通した後、又は、該経路を通さずに直接に、例えばて排
紙トレイ24上に排紙する。
【0011】これにより、OHPシート上のトナー像
は、感光体ドラム1上で静電潜像及びトナー像が原稿像
の正像であったことから、OHPシートに転写されるこ
とによって原稿像の鏡像に相当するものに成っている。
従って、OHPシート上のトナー像はOHPシートの裏
面から目視することになる。そして、通常のOHPシー
トの裏面は、上述のようにトナー像を形成面として指定
されているOHPシートの表面に比べ平滑性が高く均一
で光沢があるので、該表面にトナー像を形成し且つ該表
面からトナー像を目視することになる従来の場合に比
し、画像濃度も高く且つ高級感がある画像に見える。
【0012】そして、このOHPモードにおいては、上
述の排紙トレイ24上でOHPシート同士の密着による
不具合を防止して、その後のOHPシートの取扱性を向
上するために、又、排紙トレイ24上の一枚一枚のOH
Pシートに複写された画像を認識しやすくするために、
例えば、他の給紙カセット中に収容されているOHPシ
ートと同一サイズの普通紙を、OHPシートへの複写間
に給紙して搬送し、排紙トレイ24上で各OHPシート
の間に合紙として介在させるようにしても良い。
【0013】更に、この合紙となる普通紙にOHPシー
トに複写する原稿像の正像に相当するトナー像を形成し
てもよい。この場合には、上記循環用搬送路を用いての
搬送、及び、潜像形成時に180度の像回転処理の画像
処理をおなっての潜像形成を行い、これにより、排紙ト
レイ24上のOHPシート及び合紙を、排紙トレイ24
上から重なったまま取り上げ、必要に応じて全体を反転
させた後に、上側に位置するものを重なったままの状態
で原稿の正立正像として目視してこれをめくった後に、
下側に位置するものを表裏反転することなくそのまま原
稿の正立正像として目視できるようにすることが望まし
い。以下、この点について詳述する。OHPモードで
は、OHPシートに原稿像の鏡像に相当するトナー像を
形成するので、このOHPシートと原稿像の正像に相当
するトナー像が形成された合紙の両方を、例えば通常の
搬送によって排紙トレイ24上に排紙したのでは、上記
のような目視の仕方が出来ず、取扱が煩雑になってしま
う。例えば、排紙トレイ24上にOHPシートを排紙し
た後にこれと同一の原稿像についてのトナー像が形成さ
れた合紙を排紙する場合、排紙トレイ24上から全体を
重なったまま取り上げて合紙上のトナー像を現像像の正
立正像として目視してこれをめくった後に、下側に位置
するOHPシートのトナー像をOHPシート裏面から原
稿像の正像として目視するには、OHPシートを反転さ
せる必要がある。逆に、排紙トレイ24上から全体を重
なったまま取り上げて全体を反転させた後に、OHPシ
ートのトナー像を重なったままの状態でOHPシート裏
面から原稿像の正立正像として目視してこれをめくった
後に、下側に位置する合紙のトナー像を合紙表面から目
視するには、合紙を反転させる必要がある。そこで、同
一原稿像が複写されたOHPシートと合紙を排紙トレイ
24上から重なったまま取り上げ、必要に応じて全体を
反転させた後に、上側に位置するもののトナー像を重な
ったままの状態で原稿像の正立正像として目視してこれ
をめくった後に、下側に位置するものを表裏反転するこ
となくそのまま原稿像の正像(正立像とは限らない)と
して目視できるようにするために、同一原稿像が複写さ
れたOHPシートと合紙の排紙トレイ24上でのトナー
像面が、一方が上向きで他方が下向きになるように、該
一方のものを通常の搬送で表面排紙を行い、該他方のも
のについては循環用搬送路を通して裏面排紙を行う。そ
して、該他方のものについては、循環用搬送路を通して
いることから上述のように両面トレイ部30でのスイッ
チバックで搬送方向における像の天地が逆転しているの
で、上側に位置するもののトナー像を重なったままの状
態で原稿像の正立正像として目視してこれをめくった後
に、下側に位置するものを表裏反転することなくそのま
ま原稿像の正像で且つ正立像として目視できるようにす
るために、OHPシートと合紙のいずれか一方のトナー
像を180度回転して形成する。この為に、上記のよう
に潜像形成時に180度の像回転処理の画像処理をおな
っての潜像形成を行うのである。以上のように転写材上
に原稿像の正像を通常の複写方法で複写する場合の他
に、転写材上に、原稿像の180度回転像を複写する場
合は、原稿像の鏡像を複写する場合、及び、原稿像の鏡
像で且つ180度回転像を複写する場合があり得る。こ
れらの転写材上のトナー像の一例を図3に示す。図3
(a)乃至(d)はそれぞれ、原稿像(原稿)と転写材
上のトナー像(コピー)とを示したものであり、(a)
は通常の複写の場合、(b)は転写材上に原稿像の18
0度回転像を複写する場合、(c)は転写材上に原稿像
の鏡像を複写する場合、(d)は転写材上に原稿像の鏡
像で且つ180度回転像を複写する場合を示している。
【0014】尚、普通紙をOHPシートへの複写間に給
紙して搬送し、排紙トレイ24上で各OHPシートの間
に合紙として介在させる動作は、操作者によってOHP
モードが選択されている場合に、このような合紙の搬送
を行いか否かを選択できるようにしても良いし、OHP
モードであれば、このような合紙の搬送が必然的に行わ
れるように設定しても良い。更に、図4に示すように操
作パネル上に合紙モード選択キー61及び選択状態を表
示する表示部61a,61bを設けて、合紙を搬送する
か否か、更には、合紙を搬送する場合に合紙にOHPシ
ートと同一原稿像を複写するか否かも操作者が選択でき
るようにしても良い。図4中、OHPモード選択キー6
2は及び選択状態を表示する表示部62a,62bは、
OHPモードを選択するか否かの選択のものである。O
HPモードが選択された場合には鏡像と表示された表示
部62aが点灯し、選択されていない場合には通常と表
示されている表示部62aが点灯する。ここで、この選
択キー62によって、OHPシートが収容されている給
紙カセットからの給紙を選択するか否か、及び、該カセ
ットからの給紙を選択した場合に、OHPモードを実行
するかそれとも通常の原稿像の正像のトナー像をOHP
シート上に形成するかの選択を行うようにしてもよい。
排紙選択キー63及び選択状態を表示する表示部63
a,63bは操作者が転写材の排紙面を選択できるよう
にするためのものである。
【0015】以下、例えば図4に示すような操作パネル
上で、合紙に原稿像の画像を複写するかどうか(選択キ
ー61による)、OHPシート上の画像は原稿像の正像
にするか鏡像にするか(選択キー62による)、及び、
OHPシートの排紙を表面排紙にするか裏面排紙にする
か(選択キー63による)を選択できるようにした場合
のコピー動作の具体例について説明する。 [具体例1]選択キー61で合紙原稿複写が選択され、
選択キー62でOHP原稿像鏡像形成が選択され、且
つ、OHPシート表面排紙が選択された場合、まずOH
Pシートが給紙され、原稿像の鏡像かつ180°回転画
像が該OHPシート上に形成され、定着装置22におい
てトナー画像が固定されて排紙トレイ24上に表面排紙
される。次に合紙と成る転写紙(例えば普通紙)が給紙
され、該OHPシートと同じ原稿像にて通常画像の複写
を行ない、画像を形成し、定着後に循環用搬送路を通し
て排紙トレイ24上に裏面排紙される。これにより、排
紙トレイ24上には、図5(a)に示すように上面に原
稿像の倒立鏡像の画像が形成されたOHPシート上に下
面に原稿像の倒立(以降、通常複写時の排紙トレイ24
上の転写材上トナー像の天地を正立、逆を倒立とする)
正像が形成された合紙が重ねられて積載される。これを
排紙トレイ24上からそのまま取り上げて、OHPシー
ト裏面側からOHPシートの画像を原稿像の正立正像と
して目視してこれをめくれば、合紙上の画像をそのまま
原稿像の正立正像として目視することが出来る。この例
は、OHPシート上のトナー像として原稿像の倒立鏡像
を形成するというOHPモードで、合紙上の画像は通
常画像、OHPシート後の合紙給紙、OHPシート
の表面排紙、合紙の裏面排紙という4つの条件が組合
わされた画像形成動作であるが、このうち条件、及
びが決定された段階で、必然的に条件が決定される
ので、条件、及びが操作者による選択及び機械の
設定によって決定された段階で、条件は操作者の選択
によらず自動的に決定される。
【0016】[具体例2]選択キー61で合紙原稿複写
が選択され、選択キー62でOHC原稿像鏡像形成が選
択され、且つ、OHPシート裏面排紙が選択された場
合、まず合紙となる転写紙が給紙され、通常複写を行な
い、トナー画像定着後に排紙トレイ24上へ表面排紙さ
れる。次にOHPシートを給紙し、OHPシート上には
該合紙と同一の原稿像の鏡像かつ180°回転画像を形
成し、トナー画像定着後に循環搬送路を通って排紙トレ
イ24上へ裏面排紙される。これにより、排紙トレイ2
4上には、図5(b)に示すように上面に原稿像の正立
正像の画像が形成された合紙上に下面に原稿像の正立鏡
像が形成されたOHPシートが重ねられて積載される。
これを排紙トレイ24上からそのまま取り上げて、OH
Pシート裏面側からOHPシートの画像を原稿像の正立
正像として目視してこれをめくれば、合紙上の画像をそ
のまま原稿像の正立正像として目視することが出来る。
この例は、OHPシート上のトナー像として原稿像の1
80度回転鏡像を形成するというOHPモードで、合
紙上の画像は通常画像、合紙後のOHPシート給紙、
OHPシートの裏面排紙、合紙の表面排紙という4
つの条件が組合わされた画像形成動作であるが、このう
ち条件、及びが決定された段階で、必然的に条件
が決定されるので、条件、及びが操作者による
選択及び機械の設定によって決定された段階で、条件
は操作者の選択によらず自動的に決定される。
【0017】[具体例3]この例は上記具体例1と同様
に、選択キー61で合紙原稿複写が選択され、選択キー
62でOHP原稿像鏡像形成が選択され、且つ、OHP
シート表面排紙が選択された場合であるが、この例にお
いては、OHP原稿像鏡像形成の機械設定が原稿像の1
80度回転正像ではなく、不回転のき正像である点で異
なる。まず、OHPシートを給紙し、原稿像の鏡像画像
を形成し、トナー画像定着後に排紙トレイ24上に表面
排紙される。次に合紙が給紙され、該OHPシートと同
一の原稿像の180°回転画像を形成し、トナー画像定
着後に排紙トレイ24上へ裏面排紙される。これによ
り、排紙トレイ24上には、図5(c)に示すように上
面に原稿像の正立鏡像の画像が形成されたOHPシート
上に下面に原稿像の正立正像が形成された合紙が重ねら
れて積載される。これを排紙トレイ24上からそのまま
取り上げて、OHPシート裏面側からOHPシートの画
像を原稿像の正立正像として目視してこれをめくれば、
合紙上の画像をそのまま原稿像の正立正像として目視す
ることが出来る。
【0018】[具体例4]この例は上記具体例2と同様
に、選択キー61で合紙原稿複写が選択され、選択キー
62でOHP原稿像鏡像形成が選択され、且つ、OHP
シート表面排紙が選択された場合であるが、この例にお
いては、OHP原稿像鏡像形成の機械設定が原稿像の不
回転正像ではなく、180度回転正像である点で異な
る。まず、合紙となる転写紙が給紙され、180°回転
画像を形成し、トナー画像定着後に排紙トレイ24上へ
表面排紙される。次にOHPシートが給紙され該合紙と
同一の原稿像の鏡像画像を形成し、トナー画像定着後に
排紙トレイ24上に裏面排紙される。これにより、排紙
トレイ24上には、図5(d)に示すように上面に原稿
像の倒立正像の画像が形成された合紙上に下面に原稿像
の倒立鏡像が形成されたOHPシートが重ねられて積載
される。これを排紙トレイ24上からそのまま取り上げ
て、OHPシート裏面側からOHPシートの画像を原稿
像の正立正像として目視してこれをめくれば、合紙上の
画像をそのまま原稿像の正立正像として目視することが
出来る。
【0019】次に、複数の原稿をADFで搬送して、連
続的にOPCシート上に原稿像の鏡像を形成する場合の
制御について説明する。通常は、原稿をADFを用いて
自動差し替えする場合に、ADFの原稿テーブル40上
にセットする原稿の頁順とおりに、排紙トレイ24上の
コピーが並ぶように、排紙面が設定されている。例え
ば、図6(b)に摸式的に示すように、ADFの原稿テ
ーブル40上に複写する原稿面を上向きにして原稿(図
中、P1は第1頁目の原稿、P2は第2頁目の原稿、P
3は第3頁目の原稿を示す。図6(a)、図7(a)、
図7(b)においても同様。)をセットし、且つ、最も
下の頁数が最大の原稿(図示の例の場合、第3頁目の原
稿)からコンタクトガラス2上に搬送し、原稿読取後に
原稿受け上に読み取った原稿面を上向きにして排出し、
以降逐次、頁数の小さい原稿を読み取っていき、この読
み取りの順番でコピーを形成するものにおいては、排紙
トレイ24上に最初にコピー(図中、C1は第1枚目の
コピー、C2は第2頁目のコピー、C3は第3頁目のコ
ピーを示す。図6(a)、図7(a)、図7(b)にお
いても同様。)が形成された頁数が最大の原稿のコピー
が排紙された後、逐次、頁数の小さい原稿のコピーが積
み重ねて排紙されるので、排紙トレイ24上のコピーが
原稿の頁順とおりに並ぶように排紙面は表面に設定され
る。逆に、図7(b)に示すように、ADFの原稿テー
ブル40上に複写する原稿面を下向きにして原稿をセッ
トし、且つ、最も下の頁数が最小、即ち第1頁目の原稿
からコンタクトガラス2上に搬送し、原稿読取後に原稿
受け上に読み取った原稿面を下向きにして排出し、以降
逐次、頁数の大きい原稿を読み取っていき、この読み取
りの順番でコピーを形成するものにおいては、排紙トレ
イ24上に最初にコピーが形成された第1頁目の原稿の
コピーが排紙された後、逐次、頁数の大きい原稿のコピ
ーが積み重ねて排紙されるので、排紙トレイ24上のコ
ピーが原稿の頁順とおりに並ぶように排紙面は裏面に設
定される。即ち、最後の頁の原稿についてのコピーから
開始して、順次頁数が小さい原稿についてのコピーを形
成して排紙トレイ24上に逐次積み重ねていくものにお
いては、表面排紙に設定され、逆に、第1頁目の原稿に
ついてのコピーから開始して、順次頁数が大きい原稿に
ついてのコピーを形成して排紙トレイ24上に逐次積み
重ねていくものにおいては、裏面排紙に設定される。
【0020】ところが、本発明においては、OHPシー
ト上のトナー像が原稿像の鏡像になっており、トナー面
とは逆の面である裏面からトナー像を見ることになる。
例えば、図6(b)、図7(b)それぞれの排紙トレイ
24上のコピーに白抜きの矢印Aで示す向きからOHP
シート上のトナー像を見ることになる。従って、従来通
りの排紙面の設定であると、OHPシートを裏面から見
る場合には排紙トレイ24上のOHPシートが原稿の頁
順と逆の順番(図示の例の場合、第3頁目、第2頁目、
第1頁目の順番)に並んでしまうことになる。そこで、
本実施例においては、複数の原稿像のコピーをOHPシ
ート上に連続して作成する場合には、通常の排紙面の設
定と逆の設定にする。即ち、最後の頁の原稿についての
コピーから開始して、順次頁数が小さい原稿についての
コピーを形成して排紙トレイ24上に逐次積み重ねてい
くものにおいては、裏面排紙に設定し、逆に、第1頁目
の原稿についてのコピーから開始して、順次頁数が大き
い原稿についてのコピーを形成して排紙トレイ24上に
逐次積み重ねていくものにおいては、表面排紙に設定す
る。例えば、図6(b)のようなADF及びコピー作成
順の場合には、図6(a)に示すように、循環用搬送路
を通してOHPシートを反転させた後に排紙トナー上に
廃止して裏面排紙にし、図7(b)のようなADF及び
コピー作成順の場合には、図7(a)に示すように、循
環用搬送路を通さずにそのままOHPシートを排紙トレ
イ24上に排紙して表面排紙にする。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、潜像担持体上に原稿
像の正像に相当する潜像を形成し、該潜像を現像して得
た現像像をOHPシート上に転写し、これにより、OH
Pシート上の現像像を、OHPシートの現像像面に比べ
平滑性が高く均一で光沢があるOHPシートの現像像面
と反対の面から目視するようにするので、該現像像面か
らトナー像を目視することになる従来の場合に比し、画
像濃度も高く且つ高級感がある画像に見えるという優れ
た効果がある。又、OHPシートを投影機(OHP)で
投射する場合、例えば図やグラフ等の場合は指示棒等で
指定したりすることが多い。そのため従来の複写だと直
接画像面に指示棒があたってしまうため画像が欠落して
しまうことがあったが、本発明においては画像形成面の
裏面が表側となるためこのような画像の欠落を防止する
ことが出来る。請求項2の発明は、1つの原稿像につい
て、OHP画像形成動作と合紙画像形成動作とを実行
し、これにより、各原稿像の画像が形成されたOHPシ
ート間に、各原稿像の画像が形成された合紙が自動的に
挿入されて排紙トレイ上に積載されるようにするので、
排紙トレイ上でOHPシートが互いに密着することが無
く、又、画像が形成されたOHPシートの分類も容易に
なる。請求項3、4、5又は6の発明は、上記所定のO
HP画像形成動作及び合紙画像形成動作を実行し、これ
により、排紙トレイ上に排紙されて積載される、OHP
シート上の画像と合紙上の画像の天地が一致するように
するので、例えばOHPシートをOHPで投射する場
合、OHPシートと合紙に形成されている画像は同じも
のであるため、OHPに投射している画像を手元で容易
に確認できる。更に、排紙トレイ上のOHPシートと合
紙を取り上げて、現像像を原稿像の正像として目視する
場合に、その順番としては形成された画像が該目視を行
なっている方向からOHPシート、合紙の順に重なって
いるので、この手元での確認が極めて容易になる。請求
項7又は8の発明は、上記所定のOHP画像形成動作及
び合紙画像形成動作を実行し、これにより、画像形成後
のOHPシートが現像像を原稿像の正像として目視する
方向で原稿像の頁順とおりに並ぶように排紙トレイ上に
排紙して積載されるので、画像形成後のOHPシートの
取扱性を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るデジタル複写機の概略構成図。
【図2】(a)は同複写機のADFの概略構成図、
(b)は同複写機の循環用搬送部の概略構成図。
【図3】(a)乃至(d)はそれぞれ転写材上のトナー
像の形成パターンを説明する為の説明図。
【図4】同複写機の操作パネルの一部を示す正面図。
【図5】(a)乃至(d)はそれぞれOHPシート間に
合紙を入れるモードにおける画像形成パターンを説明す
る為の説明図。
【図6】(a)は同複写機におけるADFを用いた場合
のOHPシート排紙面制御を説明するための説明図、
(b)は同複写機と同様のADFを用いた従来の複写機
における排紙面制御を説明するための説明図。
【図7】(a)は変形例に係るADFを用いた場合のO
HPシート排紙面制御を説明するための説明図、(b)
は同ADFを用いた従来の複写機における排紙面制御を
説明するための説明図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム , 2 コ
ンタクトガラス 7 定着装置 , 25 A
DF 30 両面トレイ部 , 31 両
面給紙部 32 両面搬送部 , 33 反
転部 40 原稿テーブル , 47 原
稿受け 33 , 16 19 , 20 20a , 22
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/29 H 9186−5C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体上に原稿像の正像に相当する潜
    像を形成し、該潜像を現像して得た現像像をOHPシー
    ト上に転写することを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】複数の原稿像についての画像を順次OHP
    シート上に形成するモードを備えた画像形成装置におい
    て、 該モードにおいて、1つの原稿像について、 潜像担持体上に原稿像の正像に相当する潜像を形成し、
    該潜像を現像して得た現像像をOHPシート上に転写し
    て、現像像が転写されたOHPシートを排紙トレイ上に
    排紙するOHP画像形成動作と、 潜像担持体上に原稿像の鏡像に相当する潜像を形成し、
    該潜像を現像して得た現像像を不透明な転写材上に転写
    して、該転写材を排紙トレイ上に排紙する合紙画像形成
    動作とを実行させる、制御手段を設けたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】排紙トレイ上に転写材の現像像面が上向き
    になるように排紙する為の通常搬送部と、排紙トレイ上
    に転写材の現像像面が下向きで且つ排紙トレイ上での現
    像像の天地の位置が該通常搬送部で搬送された場合の排
    紙トレイ上での現像像の天地の位置と逆になるように排
    紙する為の反転搬送部とを備え、 上記制御手段が、 上記OHP画像形成動作として、潜像形成が原稿像の1
    80度回転した鏡像に相当する潜像の形成で、且つ、排
    紙トレイ上への排紙が該通常搬送部での排紙である動作
    を実行させた後に、 上記合紙画像形成動作として、潜像形成が原稿像の正像
    に相当する潜像の形成で、且つ、排紙トレイ上への排紙
    が該反転搬送部での排紙である動作を実行させることを
    特徴とする、請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】排紙トレイ上に転写材の現像像面が上向き
    になるように排紙する為の通常搬送部と、排紙トレイ上
    に転写材の現像像面が下向きで且つ排紙トレイ上での現
    像像の天地の位置が該通常搬送部で搬送された場合の排
    紙トレイ上での現像像の天地の位置と逆になるように排
    紙する為の反転搬送部とを備え、 上記制御手段が、 上記合紙画像形成動作として、潜像形成が原稿像の正像
    に相当する潜像の形成で、且つ、排紙トレイ上への排紙
    が該通常搬送部での排紙である動作を実行させた後に、 上記OHP画像形成動作として、潜像形成が原稿像の1
    80度回転した鏡像に相当する潜像の形成で、且つ、排
    紙トレイ上への排紙が該反転搬送部での排紙である動作
    を実行させることを特徴とする、請求項2の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】排紙トレイ上に転写材の現像像面が上向き
    になるように排紙する為の通常搬送部と、排紙トレイ上
    に転写材の現像像面が下向きで且つ排紙トレイ上での現
    像像の天地の位置が該通常搬送部で搬送された場合の排
    紙トレイ上での現像像の天地の位置と逆になるように排
    紙する為の反転搬送部とを備え、 上記制御手段が、 上記OHP画像形成動作として、潜像形成が原稿像の鏡
    像に相当する潜像の形成で、且つ、排紙トレイ上への排
    紙が該通常搬送部での排紙である動作を実行させた後
    に、 上記合紙画像形成動作として、潜像形成が原稿像の18
    0度回転した正像に相当する潜像の形成で、且つ、排紙
    トレイ上への排紙が該反転搬送部での排紙である動作を
    実行させることを特徴とする、請求項2の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】排紙トレイ上に転写材の現像像面が上向き
    になるように排紙する為の通常搬送部と、排紙トレイ上
    に転写材の現像像面が下向きで且つ排紙トレイ上での現
    像像の天地の位置が該通常搬送部で搬送された場合の排
    紙トレイ上での現像像の天地の位置と逆になるように排
    紙する為の反転搬送部とを備え、 上記制御手段が、 上記合紙画像形成動作として、潜像形成が原稿像の18
    0度回転した正像に相当する潜像の形成で、且つ、排紙
    トレイ上への排紙が該通常搬送部での排紙である動作を
    実行させた後に、 上記OHP画像形成動作として、潜像形成が原稿像の鏡
    像に相当する潜像の形成で、且つ、排紙トレイ上への排
    紙が該反転搬送部での排紙である動作を実行させること
    を特徴とする、請求項2の画像形成装置。
  7. 【請求項7】排紙トレイ上に転写材の現像像面が上向き
    になるように排紙する為の通常搬送部と、排紙トレイ上
    に転写材の現像像面が下向きになるように排紙する為の
    反転搬送部とを備え、且つ、複数の原稿像のうち最後の
    頁の原稿像についての画像形成から開始して、順次頁数
    が小さい頁の原稿像についての画像を転写材上に形成し
    て排紙トレイ上に逐次積み重ねていくモードを備えた画
    像形成装置において、 該モードにおいて、 転写材としてOHPシートが選択された場合に、潜像担
    持体上に原稿像の正像に相当する潜像を形成し、該潜像
    を現像して得た現像像をOHPシート上に転写して、現
    像像が転写されたOHPシートを該通常搬送部で搬送し
    て排紙トレイ上に排紙するOHP画像形成動作を実行さ
    せる制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】排紙トレイ上に転写材の現像像面が上向き
    になるように排紙する為の通常搬送部と、排紙トレイ上
    に転写材の現像像面が下向きになるように排紙する為の
    反転搬送部とを備え、且つ、複数の原稿像のうち最初の
    頁の原稿像についての画像形成から開始して、順次頁数
    が大きい頁の原稿像についての画像を転写材上に形成し
    て排紙トレイ上に逐次積み重ねていくモードを備えた画
    像形成装置において、 該モードにおいて、 転写材としてOHPシートが選択された場合に、潜像担
    持体上に原稿像の正像に相当する潜像を形成し、該潜像
    を現像して得た現像像をOHPシート上に転写して、現
    像像が転写されたOHPシートを該反転搬送部で搬送し
    て排紙トレイ上に排紙するOHP画像形成動作を実行さ
    せる制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6574011B1 (en) 1997-10-27 2003-06-03 Canon Kabushiki Kaisha Image formation apparatus
US7817953B2 (en) 2006-01-17 2010-10-19 Ricoh Company, Limited Image recording medium, sheet feeding device, and image forming apparatus
JP2015195485A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム
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