JPH0535052Y2 - - Google Patents

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JPH0535052Y2
JPH0535052Y2 JP1989089366U JP8936689U JPH0535052Y2 JP H0535052 Y2 JPH0535052 Y2 JP H0535052Y2 JP 1989089366 U JP1989089366 U JP 1989089366U JP 8936689 U JP8936689 U JP 8936689U JP H0535052 Y2 JPH0535052 Y2 JP H0535052Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、紙製シートを折り曲げ且つ組み立て
ることによつて形成される組立箱であつて、特に
店頭等において、商品を陳列するために起立させ
て使用される組立箱に関する。
(従来の技術) 一般に、紙製シートを折り曲げ且つ組み立てる
ことによつて形成される組立箱は、従来より多種
多様な用途に使用されているが、中には展示、購
買惹起等を目的として縦長の組立箱を起立した状
態で店頭等に陳列して使用されるものもある。
このような組立箱は、一般に先端差込片を底片
と正面片間の〓間に差し込むことにより、その先
端差込片側と該先端差込片に対向する折曲部側と
の間に前記底片が形成され、このような先端差込
片側と折曲部側間に形成される底片によつて箱を
起立させている。
従つて、このような底片は下側に反り出る傾向
があるため平坦な面になりにくく、設置面に対し
ての接触面積が小さくなるため安定性に欠け、そ
の結果起立させることが困難で、実際にはこの種
の組立箱であつて縦長のものは、陳列を目的とし
て使用されてはいないのが現状であつた。
そこで、このような点に鑑み、実公昭63−8570
号公報所載のような組立箱も開発されている。
すなわち、この組立箱は、第4図に示すよう
に、組立箱21の底片25の先端差込片22側に
足桁片28を下方に延設し、その足桁片28と底
片25の折曲部24間に略三角形状の空間部29
を形成することによつて、その底片25の反り出
しを収納し好適に起立しうるように構成したもの
である。
(考案が解決しようとする課題) しかし、この第4図に示す組立箱21は、設置
面が硬質のものである場合にはともかく、設置面
がじゆうたん等の柔らかい素材である場合には、
起立状態が非常に不安定となり、起立させるのが
困難となつていた。
従つて、陳列させる場所が制限されるという問
題点があつた。
つまり、前記組立箱21の起立時においては、
正面側の底片25の設置部25aと背面側の下端
である足桁片28とが設置面に接触しているが、
このような設置状態において上記設置部25aは
設置面に対して面接触状態で接触している一方、
足桁片28は線接触状態で接触している。
従つて、設置面が柔らかい素材である場合に
は、上記設置部25aは面接触のため比較的荷重
を分散して設置面に対する食い込みがほとんど生
ずることはないが、足桁片28は線接触状態のた
めに荷重が集中し、設置面に食い込むこととな
り、その結果、このような接触状態の相違に基づ
いて食い込み状態のバランスに差異が生じ、これ
が起立時に箱が転倒するおそれを生じさせる等、
組立箱の起立を困難にする要因となつていたので
ある。
さらに、この組立箱21においては、底片25
が傾斜しているために、箱に収納された内容物は
どうしても箱内部で傾倒する状態となり易く、こ
れが組立箱を起立させるバランスをさらに悪くす
る要因ともなつていた。
本考案は、以上のような問題点を解決するため
になされたもので、内容物を傾倒状態にさせるこ
とがなく、設置面の素材とは無関係に安定した状
態で起立させることができる縦長の陳列用の組立
箱を提供することを課題とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、このような課題を解決するためにな
されたもので、その課題を解決するための手段
は、紙製シートを折り曲げ且つ組み立てることに
よつて形成される縦長の起立用組立箱において、
縦長に形成された箱本体2の水平な底片8の先端
差込片10側に、該箱本体2と同幅の足桁片13
が前記底片8の下方に延設され、且つ該底片8の
前記先端差込片10側と対向する折曲部8aに少
なくとも1箇所以上の切込み11を形成すること
により該切込み11を介して前記折曲部8aより
突出する突出片12が前記足桁片13に対向して
前記底片8の下方に延設され、しかも前記足桁片
13と突出片12とは、設置面に対して線接触状
態で同時に接触しうるように形成されてなること
にある。
(作用) すなわち、このような構成からなるために、上
記のような組立箱は、先端差込片10側から下方
に延設された足桁片13と、該先端差込片10側
と対向する折曲部8aから切込み11を介して下
方に突出する突出片12との双方が設置面に接触
して起立することとなる。
この場合において、組立箱は上記相互に対向す
る足桁片13と突出片12とが設置面に対して線
接触状態で接触して起立することとなり、従つて
足桁片13と突出片12との設置面に対する荷重
は均等であり、よつて設置面の素材によつて足桁
片13と突出片12との設置面に対する食い込み
状態に差異が生ずることもないのである。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面に従つて説
明する。
第1図において、1は紙製シートを折り曲げ且
つ組み立てることによつて形成される組立箱を示
し、この組立箱1の箱本体2は、第2図に示すよ
うに予め加工された1枚の紙製シートを折り曲げ
且つ組み立てることによつて構成されるものであ
る。
そして、この紙製シートの構成について説明す
るに、3,4は、箱本体2の正面片及び背面片を
それぞれ示し、また5,6は箱本体2の1対の側
面片を示し、さらに7,8は箱本体2の上片片及
び底片をそれぞれ示す。
9,10は、前記上片7及び底片8の先端側に
それぞれ延出された先端差込片で、それぞれ上片
7と正面片3間、及び底片8と背面片4間に差し
込むためのものである。
11は、前記正面片3と底片8との連設部分の
折曲部8aに形成された切込みで、その切込み1
1を介して突出片12が形成されている。
13は、前記背面片4の下部に延設された足桁
片で、該背面片4と同幅に形成されている。
14は、のり付けのための接着片を示す。
そして、正面片3及び背面片4、一対の側面片
5,6、上片7及び底片8が各連設部分を介して
折り曲げられ、且つ前記接着片14が側面片6の
裏面側に接着され、さらに先端差込片9,10が
それぞれ前記上片7と正面片3間、及び底片8と
背面片4間に差し込まれることによつて、第1図
のような組立箱1が形成されるのである。
このような組立箱1において、箱本体2と同
幅、より詳しくは背面片4と同幅の足桁片13が
前記底片8の下方に延設され、且つ該底片8の前
記先端差込片10側と対向する折曲部8aに、前
記切込み11によつて形成された突出片12が下
方に突出して形成されている。
すなわち、該突出片12は、前記折曲部8aを
介して底片8を正面片3に対して折り曲げる際
に、切込み11の内側には折り曲げが生じないた
めに形成されるものである。
また、底片8は水平に形成されている。
結果として、足桁片13と突出片12とは、左
右の側面片5,6の下端よりも下側に延設されて
いることになる。
そして、このように左右の側面片5,6の下端
よりも下側に延設された足桁片13と突出片12
とは設置面に対して線接触状態で同時に接触しう
るように形成されている。
このように、組立箱1は上記足桁片13と突出
片12とが設置面に対して線接触状態で同時に接
触しうるように形成されているため、設置面が柔
らかい素材のものであつても、足桁片13と突出
片12との設置面への接触部分は同じ条件で食い
込み、従つて設置面に対して傾倒することがな
く、その結果、箱が不用意に転倒することもない
のである。
さらに、箱本体2の底片8が水平に形成されて
いるため、従来の組立箱のように底片の傾斜によ
つて内容物が傾くこともなく、起立時のバランス
が向上することとなる。
尚、上記実施例では、突出片12を1個形成し
たが、突出片12の数はこれに限定されるもので
はなく、たとえば第2図に示すように2個形成し
てもよく、その数は問わない。
ただし2個形成する場合であつても、その突出
片12は設置面に対して線接触状態で足桁片13
と同時に接触する必要があり、線接触状態で設置
面に接触しうる程度の幅は必要である。
尚、足桁片13や突出片12の形状は問わない
が、上述のように線接触状態で設置面に接触する
必要があるために、これら足桁片13や突出片1
2の下端は直線状である必要がある。
その他、組立箱1の具体的な形状及び構成は本
考案の意図とする範囲内で設計変更自在である。
(考案の効果) 叙上のように、本考案は、起立して使用する組
立箱において、箱本体の下端の正面側と背面側、
より詳しくは箱本体の底片から下方に延設された
足桁片と突出片とが同時に線接触状態で設置面に
接触するために、設置面の素材が硬質である場合
はもちろん、柔軟な素材の場合であつてもその設
置面にかかる荷重が均等であるためにその設置面
に対する食い込み状態も均等であり、従つて、設
置面の素材とは無関係に安定した起立状態が得ら
れ、その起立状態の安定性が従来の組立箱に比べ
て著しく良好になるという効果がある。
特に、箱本体の下端の片側面から下方に延設さ
れている足桁片は、箱本体と同幅に形成されてい
るため、本来起立状態で陳列することに適さない
この種縦長の組立箱に必要な安定した起立状態を
実現できるという格別な効果がある。
また、底片が水平に形成されているため、底片
が傾斜している従来の組立箱のように内容物が傾
くこともなく、起立時のバランスが良好となり、
これが起立状態の安定性を一層向上さでるという
利点がある。
さらに、突出片は、底片の先端差込片と対向す
る折曲部の部分に切込みを形成するだけで、その
折曲部を介して折り曲げて箱を組み立てる際に自
動的に形成されるため、その突出片の形成が煩雑
になることもないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の組立箱を示す、イは斜視
図、ロはイのA−A線断面図。第2図は組立箱の
展開状態の正面図。第3図は他実施例の斜視図。
第4図は従来の組立箱の断面図。 1……組立箱、2……箱本体、8……底片、8
a……折曲部、11……切込み、12……突出
片、13……足桁片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紙製シートを折り曲げ且つ組み立てることによ
    つて形成される縦長の起立用組立箱において、縦
    長に形成された箱本体2の水平な底片8の先端差
    込片10側に、該箱本体2と同幅の足桁片13が
    前記底片8の下方に延設され、且つ該底片8の前
    記先端差込片10側と対向する折曲部8aに少な
    くとも1箇所以上の切込み11を形成することに
    より該切込み11を介して前記折曲部8aより突
    出する突出片12が前記足桁片13に対向して前
    記底片8の下方に延設され、しかも前記足桁片1
    3と突出片12とは、設置面に対して線接触状態
    で同時に接触しうるように形成されてなることを
    特徴とする組立箱。
JP1989089366U 1989-07-28 1989-07-28 Expired - Lifetime JPH0535052Y2 (ja)

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JP1989089366U JPH0535052Y2 (ja) 1989-07-28 1989-07-28

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JP1989089366U JPH0535052Y2 (ja) 1989-07-28 1989-07-28

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JPH0329423U JPH0329423U (ja) 1991-03-25
JPH0535052Y2 true JPH0535052Y2 (ja) 1993-09-06

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JPH0329423U (ja) 1991-03-25

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