JPH05346173A - シール面の封止方法 - Google Patents
シール面の封止方法Info
- Publication number
- JPH05346173A JPH05346173A JP15543192A JP15543192A JPH05346173A JP H05346173 A JPH05346173 A JP H05346173A JP 15543192 A JP15543192 A JP 15543192A JP 15543192 A JP15543192 A JP 15543192A JP H05346173 A JPH05346173 A JP H05346173A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing
- clay
- seal
- cover
- component
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 対向するシール面間を円滑にかつ確実に封止
することができ、両シール面間から流体が流入すること
を容易に防止することができるシール面の封止方法を提
供することを目的とする。 【構成】 対向する部品のシール面とカバーとの間に粘
土状シール材を挟み込むことによって、粘土状シール材
が部品のシール面とカバーとの形状に従い容易に変形し
て部品のシール面とカバーとに密着し、次いで、前記粘
土状シール材を加熱して弾性化させることによって、前
記部品のシール面とカバーとの間を確実に封止する。
することができ、両シール面間から流体が流入すること
を容易に防止することができるシール面の封止方法を提
供することを目的とする。 【構成】 対向する部品のシール面とカバーとの間に粘
土状シール材を挟み込むことによって、粘土状シール材
が部品のシール面とカバーとの形状に従い容易に変形し
て部品のシール面とカバーとに密着し、次いで、前記粘
土状シール材を加熱して弾性化させることによって、前
記部品のシール面とカバーとの間を確実に封止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対向するシール面間を
封止するシール面の封止方法に関する。
封止するシール面の封止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、部品の表面の溶射コーテ
ィング12等をケミカル液によって剥離しようとする場
合に、部品の構造によっては、図2に示すように、部品
1の内部にケミカル液Aが浸入するのを防ぐ必要があ
る。そして、このような場合には、通常、部品1のシー
ル面(フランジ面)2にパッキン3を介してカバー4を
かぶせることにより、円筒状の部品1の内部にケミカル
液Aが浸入するのを防止した状態で、前記部品1の表面
の溶射コーティング12等をケミカル液によって剥離す
るようにしている。
ィング12等をケミカル液によって剥離しようとする場
合に、部品の構造によっては、図2に示すように、部品
1の内部にケミカル液Aが浸入するのを防ぐ必要があ
る。そして、このような場合には、通常、部品1のシー
ル面(フランジ面)2にパッキン3を介してカバー4を
かぶせることにより、円筒状の部品1の内部にケミカル
液Aが浸入するのを防止した状態で、前記部品1の表面
の溶射コーティング12等をケミカル液によって剥離す
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようにパッキン3によって部品1のシール面2を封止
しようとした場合には、前記部品1のシール面2とパッ
キン3との密着性が悪く、部品1の内部へのケミカル液
Aの浸入を防止することができないことがある。この現
象は、特に、前記部品1がオーバーホール部品であっ
て、前記シール面2が腐食、変形等により凹凸面状にな
っている場合に顕著に現れる。
たようにパッキン3によって部品1のシール面2を封止
しようとした場合には、前記部品1のシール面2とパッ
キン3との密着性が悪く、部品1の内部へのケミカル液
Aの浸入を防止することができないことがある。この現
象は、特に、前記部品1がオーバーホール部品であっ
て、前記シール面2が腐食、変形等により凹凸面状にな
っている場合に顕著に現れる。
【0004】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、対向するシール面間を円滑にかつ確実に封止するこ
とができ、両シール面間から流体が流入することを容易
に防止することができるシール面の封止方法を提供する
ことを目的とする。
で、対向するシール面間を円滑にかつ確実に封止するこ
とができ、両シール面間から流体が流入することを容易
に防止することができるシール面の封止方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、対向するシール面間に、熱硬化性の粘土
状シール材を介在させ、該粘土状シール材を加熱し硬化
させて弾性を発揮させることにより、前記シール面間を
封止するものである。
に、本発明は、対向するシール面間に、熱硬化性の粘土
状シール材を介在させ、該粘土状シール材を加熱し硬化
させて弾性を発揮させることにより、前記シール面間を
封止するものである。
【0006】
【作用】本発明のシール面の封止方法にあっては、対向
するシール面間に粘土状シール材を挟み込むことによっ
て、粘土状シール材が両シール面の形状に従い容易に変
形して両シール面に密着し、次いで、前記粘土状シール
材を加熱して弾性化させることによって、前記シール面
間を確実に封止する。
するシール面間に粘土状シール材を挟み込むことによっ
て、粘土状シール材が両シール面の形状に従い容易に変
形して両シール面に密着し、次いで、前記粘土状シール
材を加熱して弾性化させることによって、前記シール面
間を確実に封止する。
【0007】
【実施例】以下、図1に基づいて本発明の一実施例を説
明する。なお、本実施例において、図2に示す前記従来
例と同様の構成の部分については、同符号を付けて説明
を省略する。
明する。なお、本実施例において、図2に示す前記従来
例と同様の構成の部分については、同符号を付けて説明
を省略する。
【0008】図1において部品1のシール面2とカバー
4との間には、粘土状シール材10が介在させられてい
る。この粘土状シール材10は、特殊熱硬化性シリコー
ン材に発泡剤を混入させたもので、60〜80℃で硬化
してゴム状になり弾性を発揮するとともに、発泡剤によ
って体積膨張を起こすようになっている。そして、前記
粘土状シール材10としては、例えば、富士高分子工業
株式会社製の商品名フジポリパテEG「硬化後の特性
比重(25℃)1.15 硬さ(JIS)40引張り強
さ100kg/cm2 伸び700% 引裂強さ20k
g/cm」が使用される。また、前記カバー4には、エ
ア供給用の配管11が連結されている。なお、図中符号
13はカバー4に取り付けられた支持棒である。
4との間には、粘土状シール材10が介在させられてい
る。この粘土状シール材10は、特殊熱硬化性シリコー
ン材に発泡剤を混入させたもので、60〜80℃で硬化
してゴム状になり弾性を発揮するとともに、発泡剤によ
って体積膨張を起こすようになっている。そして、前記
粘土状シール材10としては、例えば、富士高分子工業
株式会社製の商品名フジポリパテEG「硬化後の特性
比重(25℃)1.15 硬さ(JIS)40引張り強
さ100kg/cm2 伸び700% 引裂強さ20k
g/cm」が使用される。また、前記カバー4には、エ
ア供給用の配管11が連結されている。なお、図中符号
13はカバー4に取り付けられた支持棒である。
【0009】前記のように構成された粘土状シール材1
0を部品1のシール面2にのせてカバー4で押え付ける
と、前記粘土状シール材10は可塑性なので、容易に前
記シール面2の凹凸形状に入り込む。次いで、前記粘土
状シール材10を介在させた部品1のシール面2および
カバー4を温室または湯(またはケミカル液Aが加温さ
れていれば直接部品1およびカバー4をケミカル液A)
に入れて加熱すると、前記粘土状シール材10が熱硬化
して弾性を発揮することにより、確実にシール部の封止
が行われるとともに、内部の発泡剤によって体積膨張を
起こしてシール効果がさらに高まる。
0を部品1のシール面2にのせてカバー4で押え付ける
と、前記粘土状シール材10は可塑性なので、容易に前
記シール面2の凹凸形状に入り込む。次いで、前記粘土
状シール材10を介在させた部品1のシール面2および
カバー4を温室または湯(またはケミカル液Aが加温さ
れていれば直接部品1およびカバー4をケミカル液A)
に入れて加熱すると、前記粘土状シール材10が熱硬化
して弾性を発揮することにより、確実にシール部の封止
が行われるとともに、内部の発泡剤によって体積膨張を
起こしてシール効果がさらに高まる。
【0010】このようにしてシール面2のシール性が十
分確保された状態において、部品1の表面の溶射コーテ
ィング12等をケミカル液Aで剥離するようにすれば、
ケミカル液Aが部品1の内部に浸入することがなく、円
滑に剥離工程を行うことができる。なお、前記カバー4
に連結されている配管11を利用して、部品1の内部に
エアを供給し部品1の内部を加圧状態にしておくと、部
品1のシール面2からの液体の浸入が一層防止される。
分確保された状態において、部品1の表面の溶射コーテ
ィング12等をケミカル液Aで剥離するようにすれば、
ケミカル液Aが部品1の内部に浸入することがなく、円
滑に剥離工程を行うことができる。なお、前記カバー4
に連結されている配管11を利用して、部品1の内部に
エアを供給し部品1の内部を加圧状態にしておくと、部
品1のシール面2からの液体の浸入が一層防止される。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、対向す
るシール面間に、熱硬化性の粘土状シール材を介在さ
せ、該粘土状シール材を加熱し硬化させて弾性を発揮さ
せるものであるから、対向するシール面間に粘土状シー
ル材を挟み込むことによって、粘土状シール材が両シー
ル面の形状に従い容易に変形して両シール面に密着し、
次いで、前記粘土状シール材を加熱して弾性化させるこ
とによって、前記シール面間を円滑に封止することがで
きるとともに、両シール面間から流体が流入することを
確実に防止することができる。
るシール面間に、熱硬化性の粘土状シール材を介在さ
せ、該粘土状シール材を加熱し硬化させて弾性を発揮さ
せるものであるから、対向するシール面間に粘土状シー
ル材を挟み込むことによって、粘土状シール材が両シー
ル面の形状に従い容易に変形して両シール面に密着し、
次いで、前記粘土状シール材を加熱して弾性化させるこ
とによって、前記シール面間を円滑に封止することがで
きるとともに、両シール面間から流体が流入することを
確実に防止することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】従来のシール部を示す断面図である。
1 部品 2 シール面(フランジ面) 4 カバー 10 粘土状シール材
Claims (1)
- 【請求項1】 対向するシール面間に、熱硬化性の粘土
状シール材を介在させ、該粘土状シール材を加熱し硬化
させて弾性を発揮させることにより、前記シール面間を
封止することを特徴とするシール面の封止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15543192A JPH05346173A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | シール面の封止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15543192A JPH05346173A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | シール面の封止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05346173A true JPH05346173A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=15605873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15543192A Withdrawn JPH05346173A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | シール面の封止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05346173A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5727791A (en) * | 1995-09-20 | 1998-03-17 | Reinz-Dichtungs-Gmbh | Cylinder head gasket for sealing uneven surfaces having reservoir filled with plastic paste-like sealant and method of forming the same |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP15543192A patent/JPH05346173A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5727791A (en) * | 1995-09-20 | 1998-03-17 | Reinz-Dichtungs-Gmbh | Cylinder head gasket for sealing uneven surfaces having reservoir filled with plastic paste-like sealant and method of forming the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |