JPH05345937A - Ti−Fe−Al系焼結チタン合金の製造方法 - Google Patents
Ti−Fe−Al系焼結チタン合金の製造方法Info
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- JPH05345937A JPH05345937A JP9825592A JP9825592A JPH05345937A JP H05345937 A JPH05345937 A JP H05345937A JP 9825592 A JP9825592 A JP 9825592A JP 9825592 A JP9825592 A JP 9825592A JP H05345937 A JPH05345937 A JP H05345937A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、偏析が少なく均質な材質特性のT
i−Al−Fe系焼結チタン合金の製造方法を提供す
る。 【構成】 FeおよびAlを合金元素として含む焼結チ
タン合金を素粉末混合法にて製造する方法において、4
0重量%以上60重量%未満のFeを含み残部が実質的
にTiであるFe−Ti合金粉末と、30重量%以上4
5重量%未満のAlを含み残部が実質的にTiであるA
l−Ti合金粉末を母合金として使用することにより偏
析が少なく均質な材質を有する各種Ti−Al−Fe合
金を提供することができる。
i−Al−Fe系焼結チタン合金の製造方法を提供す
る。 【構成】 FeおよびAlを合金元素として含む焼結チ
タン合金を素粉末混合法にて製造する方法において、4
0重量%以上60重量%未満のFeを含み残部が実質的
にTiであるFe−Ti合金粉末と、30重量%以上4
5重量%未満のAlを含み残部が実質的にTiであるA
l−Ti合金粉末を母合金として使用することにより偏
析が少なく均質な材質を有する各種Ti−Al−Fe合
金を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末冶金法による焼結
チタン合金の製造方法に関する。さらに詳しくは、素粉
末混合法による焼結チタン合金の製造方法に関する。
チタン合金の製造方法に関する。さらに詳しくは、素粉
末混合法による焼結チタン合金の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】軽量、高強度などの優れた特性を有する
反面、加工性、成形性、被削性などが劣るチタン合金
は、より最終形状に近い形状の製品を直接製造するニア
ーネットシェイプ技術により製造コストの低減が試みら
れてきた。粉末冶金法もその一つであるが、Ti−5A
l−2.5Fe合金のように、凝固偏析を起こし易いF
eなどの元素を合金元素として含む場合、溶解−精密鍛
造法や精密鋳造法などでは、偏析起因の材質特性劣化、
例えば疲労強度の低下が避けられず、このような合金の
製造においては粉末冶金法はきわめて有利な方法であ
る。さらに、粉末冶金法の中でも、チタン粉末と合金元
素粉末あるいは母合金粉末を混合し、容器に充填し、成
形し、1100〜1350℃で真空焼結するいわゆる
「素粉末混合法」は、成形性の良い軟質の純チタン粉末
を原料粉末として使用することから、室温で精度の良い
成形が可能であり、また、焼結と合金化を同時に行うこ
とから、製造コストがきわめて安くなるという利点をも
有している。
反面、加工性、成形性、被削性などが劣るチタン合金
は、より最終形状に近い形状の製品を直接製造するニア
ーネットシェイプ技術により製造コストの低減が試みら
れてきた。粉末冶金法もその一つであるが、Ti−5A
l−2.5Fe合金のように、凝固偏析を起こし易いF
eなどの元素を合金元素として含む場合、溶解−精密鍛
造法や精密鋳造法などでは、偏析起因の材質特性劣化、
例えば疲労強度の低下が避けられず、このような合金の
製造においては粉末冶金法はきわめて有利な方法であ
る。さらに、粉末冶金法の中でも、チタン粉末と合金元
素粉末あるいは母合金粉末を混合し、容器に充填し、成
形し、1100〜1350℃で真空焼結するいわゆる
「素粉末混合法」は、成形性の良い軟質の純チタン粉末
を原料粉末として使用することから、室温で精度の良い
成形が可能であり、また、焼結と合金化を同時に行うこ
とから、製造コストがきわめて安くなるという利点をも
有している。
【0003】このような観点から、Ti−Fe−Al系
チタン合金でも素粉末混合法が試みられているが、最も
単純な方法としては、所望の合金組成に対応したAl粉
末とFe粉末をTi粉末と直接混合する方法が容易に考
えられる。しかしながら、この方法には次のような欠点
があり、工業的には実用的方法ではない。まず、真空焼
結の初期段階あるいは焼結温度にまで加熱する途中で、
Al粉末とTi粉末の接触部で金属間化合物合成発熱反
応が起こり、融点が660℃と低いAlは溶解し、Ti
粉末の間へ浸透し、跡に粗大な空隙を生じさせる。その
ため焼結の進行が遅くなり、場合によっては粗大な空隙
が材質特性を劣化させる。また、Ti合金中でのFeの
拡散速度はTi自身に比べて著しく速く、そのため焼結
時には短時間でFe粉からTi粉へFe原子が拡散する
が、一方、体心立方構造のβチタンからは面心立方構造
のFe中へはTi原子はあまり拡散しない。そのため、
Feの流出が一方的に起こり、Fe粉の残部に粗大な空
隙が生成する。その結果、焼結の進行が遅くなったり、
場合によっては疲労特性などの材質特性も劣化する。
チタン合金でも素粉末混合法が試みられているが、最も
単純な方法としては、所望の合金組成に対応したAl粉
末とFe粉末をTi粉末と直接混合する方法が容易に考
えられる。しかしながら、この方法には次のような欠点
があり、工業的には実用的方法ではない。まず、真空焼
結の初期段階あるいは焼結温度にまで加熱する途中で、
Al粉末とTi粉末の接触部で金属間化合物合成発熱反
応が起こり、融点が660℃と低いAlは溶解し、Ti
粉末の間へ浸透し、跡に粗大な空隙を生じさせる。その
ため焼結の進行が遅くなり、場合によっては粗大な空隙
が材質特性を劣化させる。また、Ti合金中でのFeの
拡散速度はTi自身に比べて著しく速く、そのため焼結
時には短時間でFe粉からTi粉へFe原子が拡散する
が、一方、体心立方構造のβチタンからは面心立方構造
のFe中へはTi原子はあまり拡散しない。そのため、
Feの流出が一方的に起こり、Fe粉の残部に粗大な空
隙が生成する。その結果、焼結の進行が遅くなったり、
場合によっては疲労特性などの材質特性も劣化する。
【0004】このような欠点は、Al粉およびFe粉を
数μmの粒径にまで小さくすればある程度回避できる
が、活性な金属粉末の取扱いがさらに難しくなるだけで
なく、不可避的な振動などのため、通常数十μm程度の
粒径で使用されるTi粉と合金元素粉末の分離が起こ
り、大きな偏析を引き起こす危険性がある。
数μmの粒径にまで小さくすればある程度回避できる
が、活性な金属粉末の取扱いがさらに難しくなるだけで
なく、不可避的な振動などのため、通常数十μm程度の
粒径で使用されるTi粉と合金元素粉末の分離が起こ
り、大きな偏析を引き起こす危険性がある。
【0005】一方、Al−Fe合金を母合金として使用
する方法も考えられるが、AlとFeが特定の比率で含
まれている場合以外は、この合金は延性に富むため、粉
砕し難く、粉末を得にくいという欠点がある。このよう
な、欠点を解消する方法として、特開平2−17583
1号公報記載のTi−Al−Feの三元合金を母合金と
して使用する方法がある(以下このような母合金を三元
母合金と記す)。この方法では、AlとFeの比が5:
2.5で、さらに5重量%以上50重量%未満のTiを
含む合金を母合金とする方法であり、粉砕性も良く、母
合金粉末を得易い。
する方法も考えられるが、AlとFeが特定の比率で含
まれている場合以外は、この合金は延性に富むため、粉
砕し難く、粉末を得にくいという欠点がある。このよう
な、欠点を解消する方法として、特開平2−17583
1号公報記載のTi−Al−Feの三元合金を母合金と
して使用する方法がある(以下このような母合金を三元
母合金と記す)。この方法では、AlとFeの比が5:
2.5で、さらに5重量%以上50重量%未満のTiを
含む合金を母合金とする方法であり、粉砕性も良く、母
合金粉末を得易い。
【0006】この方法では、TiとAlはすでに金属間
化合物となっているため、Al粉とTi粉を直接混合し
た場合のような欠点は確かに解消できる。しかし、金属
間化合物相はα相やβ相のような固溶金属相に比べて元
素の拡散は著しく遅いという欠点がある。この三元合金
においても、Tiの量が少ない場合には、Al3 Ti金
属間化合物が主相となるため、AlがTi粉末に拡散し
てAlの濃度が減少しても、さらに別の金属間化合物相
であるTiAl相が生成し、拡散の速いβ相などの金属
固溶相はなかなか出現しにくい。そのためAlの偏析が
生じ易い。さらに、母合金中に含まれているFeは、き
わめて拡散が速いため、母合金からFe原子が流出した
後、外部からTi原子が十分に供給されず、原子空孔が
多量に生成し、これらは凝集体すなわち、いわゆるカー
ケンドルボイドを形成し、Feが流出した後の母合金と
Ti粉末の接触面積を減少させ、その結果、Alの偏析
を引き起こしたり焼結の進行を妨げるという欠点もあ
る。また、このような不均一組織が起因して疲労強度な
どの材質特性も低下する場合がある。さらに、この三元
合金を母合金として使用する方法は、Ti−5Al−
2.5Fe合金を製造する場合には便利な方法である
が、任意のAlおよびFe量に対応した合金系の製造に
は不向きである。
化合物となっているため、Al粉とTi粉を直接混合し
た場合のような欠点は確かに解消できる。しかし、金属
間化合物相はα相やβ相のような固溶金属相に比べて元
素の拡散は著しく遅いという欠点がある。この三元合金
においても、Tiの量が少ない場合には、Al3 Ti金
属間化合物が主相となるため、AlがTi粉末に拡散し
てAlの濃度が減少しても、さらに別の金属間化合物相
であるTiAl相が生成し、拡散の速いβ相などの金属
固溶相はなかなか出現しにくい。そのためAlの偏析が
生じ易い。さらに、母合金中に含まれているFeは、き
わめて拡散が速いため、母合金からFe原子が流出した
後、外部からTi原子が十分に供給されず、原子空孔が
多量に生成し、これらは凝集体すなわち、いわゆるカー
ケンドルボイドを形成し、Feが流出した後の母合金と
Ti粉末の接触面積を減少させ、その結果、Alの偏析
を引き起こしたり焼結の進行を妨げるという欠点もあ
る。また、このような不均一組織が起因して疲労強度な
どの材質特性も低下する場合がある。さらに、この三元
合金を母合金として使用する方法は、Ti−5Al−
2.5Fe合金を製造する場合には便利な方法である
が、任意のAlおよびFe量に対応した合金系の製造に
は不向きである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消しようとするものであり、偏析が少なく、均質な
材質特性のTi−Al−Fe系焼結チタン合金の製造方
法を提供することを目的とするものである。
を解消しようとするものであり、偏析が少なく、均質な
材質特性のTi−Al−Fe系焼結チタン合金の製造方
法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、Ti,A
l,Feおよびこれらの化合物の相互の拡散に関する研
究努力を傾注した結果、使用する母合金の組成および種
類を工夫することにより、従来技術の問題点を解消し、
きわめて偏析の少ない、かつ均質な材質特性のTi−A
l−Fe系焼結チタン合金を製造する方法を見いだし
た。
l,Feおよびこれらの化合物の相互の拡散に関する研
究努力を傾注した結果、使用する母合金の組成および種
類を工夫することにより、従来技術の問題点を解消し、
きわめて偏析の少ない、かつ均質な材質特性のTi−A
l−Fe系焼結チタン合金を製造する方法を見いだし
た。
【0009】すなわち本発明は、(1)FeおよびAl
を合金元素として含む焼結チタン合金を素粉末混合法に
て製造する方法において、40重量%以上60重量%未
満のFeを含み残部が実質的にTiであるFe−Ti合
金粉末と、30重量%以上45重量%未満のAlを含み
残部が実質的にTiであるAl−Ti合金粉末を、母合
金として使用することを特徴とするものであり、(2)
4重量%以上6重量%未満のAlと1.5重量%以上
3.5重量%未満のFeを含み残部が実質的にTiであ
る焼結チタン合金を素粉末混合法にて製造する方法にお
いて、40重量%以上60重量%未満のFeを含み残部
が実質的にTiであるFe−Ti合金粉末と、30重量
%以上45重量%未満のAlを含み残部が実質的にTi
であるAl−Ti合金粉末を、母合金として使用するこ
とを特徴とするものであり、(3)1.5重量%以上
3.5重量%未満のAlと0.75重量%以上1.75
重量%未満のFeを含み残部が実質的にTiである焼結
チタン合金を素粉末混合法にて製造する方法において、
40重量%以上60重量%未満のFeを含み残部が実質
的にTiであるFe−Ti合金粉末と、30重量%以上
45重量%未満のAlを含み残部が実質的にTiである
Al−Ti合金粉末を、母合金として使用することを特
徴とするものであり、(4)6重量%以上8重量%未満
のAlと2.5重量%以上4.5重量%未満のFeを含
み、残部が実質的にTiである焼結チタン合金を素粉末
混合法にて製造する方法において、40重量%以上60
重量%未満のFeを含み残部が実質的にTiであるFe
−Ti合金粉末と、30重量%以上45重量%未満のA
lを含み残部が実質的にTiであるAl−Ti合金粉末
を、母合金として使用することを特徴とする。
を合金元素として含む焼結チタン合金を素粉末混合法に
て製造する方法において、40重量%以上60重量%未
満のFeを含み残部が実質的にTiであるFe−Ti合
金粉末と、30重量%以上45重量%未満のAlを含み
残部が実質的にTiであるAl−Ti合金粉末を、母合
金として使用することを特徴とするものであり、(2)
4重量%以上6重量%未満のAlと1.5重量%以上
3.5重量%未満のFeを含み残部が実質的にTiであ
る焼結チタン合金を素粉末混合法にて製造する方法にお
いて、40重量%以上60重量%未満のFeを含み残部
が実質的にTiであるFe−Ti合金粉末と、30重量
%以上45重量%未満のAlを含み残部が実質的にTi
であるAl−Ti合金粉末を、母合金として使用するこ
とを特徴とするものであり、(3)1.5重量%以上
3.5重量%未満のAlと0.75重量%以上1.75
重量%未満のFeを含み残部が実質的にTiである焼結
チタン合金を素粉末混合法にて製造する方法において、
40重量%以上60重量%未満のFeを含み残部が実質
的にTiであるFe−Ti合金粉末と、30重量%以上
45重量%未満のAlを含み残部が実質的にTiである
Al−Ti合金粉末を、母合金として使用することを特
徴とするものであり、(4)6重量%以上8重量%未満
のAlと2.5重量%以上4.5重量%未満のFeを含
み、残部が実質的にTiである焼結チタン合金を素粉末
混合法にて製造する方法において、40重量%以上60
重量%未満のFeを含み残部が実質的にTiであるFe
−Ti合金粉末と、30重量%以上45重量%未満のA
lを含み残部が実質的にTiであるAl−Ti合金粉末
を、母合金として使用することを特徴とする。
【0010】なお、Ti−Al−Fe系チタン合金と
は、Tiを70重量%以上含有し、かつ主要合金元素と
してAlとFeを含有する合金で、例えば、Ti−5A
l−2.5Feなどである。またAl,Fe以外の第3
の合金元素やセラミックス粒子などが1種類以上含まれ
ていても良く、これを制限するものではない。
は、Tiを70重量%以上含有し、かつ主要合金元素と
してAlとFeを含有する合金で、例えば、Ti−5A
l−2.5Feなどである。またAl,Fe以外の第3
の合金元素やセラミックス粒子などが1種類以上含まれ
ていても良く、これを制限するものではない。
【0011】
【作用】以下、本発明について詳細に説明する。本発明
では、焼結の進行を妨げず、かつ偏析を生じにくい母合
金を選択する際に、次の3点をポイントとした。すなわ
ち、第1には、Ti粉との間で激しい発熱反応を起こさ
ないこと、第2には、焼結初期もしくは昇温途中で、拡
散の速い金属固溶相が生じること、第3には、Tiと合
金元素が相互に均等に拡散すること、である。
では、焼結の進行を妨げず、かつ偏析を生じにくい母合
金を選択する際に、次の3点をポイントとした。すなわ
ち、第1には、Ti粉との間で激しい発熱反応を起こさ
ないこと、第2には、焼結初期もしくは昇温途中で、拡
散の速い金属固溶相が生じること、第3には、Tiと合
金元素が相互に均等に拡散すること、である。
【0012】まず、本発明ではFeの添加は、40重量
%以上60重量%未満のFeを含み残部が実質的にTi
であるFe−Ti合金粉末(以下ではこれをFe−Ti
二元合金粉と記す)を使用する。Fe−Ti二元合金粉
は、FeTi金属間化合物相を主とする合金粉末で、少
量のα相あるいはβ相、あるいはTiFe2 相を含んで
いる。きわめて脆弱な金属間化合物相を主相とするた
め、粉砕性に優れており、工業的に使用し易い数十μm
〜100μm程度の粉末は容易に得ることができる。こ
のFe−Ti二元合金粉を母合金として使用すると、焼
結初期あるいは昇温途中にまず拡散の速いFeが周囲の
Ti粉に拡散し、母合金中のFe濃度が減少し、体心立
方構造のβ相が主相に転じる。一方、Feが流入したT
i粉も同様の体心立方構造のβ相であるため、Fe粉を
直接Ti粉と混合した場合に起こるような、Feの一方
的流出は起こらない。すなわち、Fe原子とTi原子の
相互方向への拡散がより均等に起こり、焼結の進行を妨
げる粗大空隙生成を防止することができる。また、β相
は拡散の速い金属固溶相であり、Ti粉とFe−Ti二
元合金粉の間では発熱反応も起きない。すなわち、本発
明の3つのポイントをすべて満たしている。
%以上60重量%未満のFeを含み残部が実質的にTi
であるFe−Ti合金粉末(以下ではこれをFe−Ti
二元合金粉と記す)を使用する。Fe−Ti二元合金粉
は、FeTi金属間化合物相を主とする合金粉末で、少
量のα相あるいはβ相、あるいはTiFe2 相を含んで
いる。きわめて脆弱な金属間化合物相を主相とするた
め、粉砕性に優れており、工業的に使用し易い数十μm
〜100μm程度の粉末は容易に得ることができる。こ
のFe−Ti二元合金粉を母合金として使用すると、焼
結初期あるいは昇温途中にまず拡散の速いFeが周囲の
Ti粉に拡散し、母合金中のFe濃度が減少し、体心立
方構造のβ相が主相に転じる。一方、Feが流入したT
i粉も同様の体心立方構造のβ相であるため、Fe粉を
直接Ti粉と混合した場合に起こるような、Feの一方
的流出は起こらない。すなわち、Fe原子とTi原子の
相互方向への拡散がより均等に起こり、焼結の進行を妨
げる粗大空隙生成を防止することができる。また、β相
は拡散の速い金属固溶相であり、Ti粉とFe−Ti二
元合金粉の間では発熱反応も起きない。すなわち、本発
明の3つのポイントをすべて満たしている。
【0013】なお、本発明において、Fe−Ti二元合
金粉のFeの量を40%以上60%未満としたのは、4
0%未満では脆弱なFeTi金属間化合物相の割合が少
なくなり、粉砕性が損なわれ、工業的に使用し易い数十
μm〜100μm程度の粉末が得にくくなり、また、6
0%以上では焼結時に体心立方構造で拡散の速いβ相を
得るのに長い時間を要すため、Feの偏析を生じやすく
なり、本発明の効果が十分に達成されないからである。
金粉のFeの量を40%以上60%未満としたのは、4
0%未満では脆弱なFeTi金属間化合物相の割合が少
なくなり、粉砕性が損なわれ、工業的に使用し易い数十
μm〜100μm程度の粉末が得にくくなり、また、6
0%以上では焼結時に体心立方構造で拡散の速いβ相を
得るのに長い時間を要すため、Feの偏析を生じやすく
なり、本発明の効果が十分に達成されないからである。
【0014】次に、本発明ではAlの添加は、30重量
%以上45重量%未満のAlを含み残部が実質的にTi
であるAl−Ti合金粉末(以下ではこれをAl−Ti
二元合金粉と記す)を使用する。Al−Ti二元合金
は、AlTi金属間化合物を主相とする合金粉末で、少
量のα2 相あるいはTiAl2 相を含んでいる。きわめ
て脆弱な金属間化合物相を主相とするため、粉砕性に優
れており、工業的に使用し易い数十μm〜100μm程
度の粉末は容易に得ることができる。また、化学的に安
定な金属間化合物相を主相としているため、Al粉を直
接Ti粉と混合した場合のような、化合物合成発熱反応
は起こらない。さらに、拡散の速いFeを含んでいない
ため、三元合金粉を使用した場合のような、Fe原子の
一方的流出にともなう多量の原子空孔の生成およびこれ
らの凝集体の生成は起こらず、安定してAl原子がTi
粉側へ、またTi原子がTi−Al二元母合金粉側へ相
互に拡散することが可能となる。また、このAl−Ti
二元合金粉を母合金として使用すると、焼結初期あるい
は昇温途中にAlが周囲のTi粉に拡散し、母合金中の
Al濃度が減少し、拡散の速い金属固溶相が生成し、A
lおよびTiともに拡散が速くなり、焼結および合金化
が促進される。以上のように、Al−Ti二元合金粉の
使用は、本発明の3つのポイントをすべて満たしてい
る。
%以上45重量%未満のAlを含み残部が実質的にTi
であるAl−Ti合金粉末(以下ではこれをAl−Ti
二元合金粉と記す)を使用する。Al−Ti二元合金
は、AlTi金属間化合物を主相とする合金粉末で、少
量のα2 相あるいはTiAl2 相を含んでいる。きわめ
て脆弱な金属間化合物相を主相とするため、粉砕性に優
れており、工業的に使用し易い数十μm〜100μm程
度の粉末は容易に得ることができる。また、化学的に安
定な金属間化合物相を主相としているため、Al粉を直
接Ti粉と混合した場合のような、化合物合成発熱反応
は起こらない。さらに、拡散の速いFeを含んでいない
ため、三元合金粉を使用した場合のような、Fe原子の
一方的流出にともなう多量の原子空孔の生成およびこれ
らの凝集体の生成は起こらず、安定してAl原子がTi
粉側へ、またTi原子がTi−Al二元母合金粉側へ相
互に拡散することが可能となる。また、このAl−Ti
二元合金粉を母合金として使用すると、焼結初期あるい
は昇温途中にAlが周囲のTi粉に拡散し、母合金中の
Al濃度が減少し、拡散の速い金属固溶相が生成し、A
lおよびTiともに拡散が速くなり、焼結および合金化
が促進される。以上のように、Al−Ti二元合金粉の
使用は、本発明の3つのポイントをすべて満たしてい
る。
【0015】なお、本発明において、Al−Ti二元合
金粉のAlの量を30%以上45%未満としたのは、3
0%未満では脆弱なAlTi金属間化合物相の割合が少
なくなり、粉砕性が損なわれ、工業的に使用し易い数十
μm〜100μm程度の粉末が得にくくなり、また、4
5%以上では焼結時に拡散の速い金属固溶相が現れにく
く、焼結の進行が遅れたりAlが偏析したりするからで
ある。
金粉のAlの量を30%以上45%未満としたのは、3
0%未満では脆弱なAlTi金属間化合物相の割合が少
なくなり、粉砕性が損なわれ、工業的に使用し易い数十
μm〜100μm程度の粉末が得にくくなり、また、4
5%以上では焼結時に拡散の速い金属固溶相が現れにく
く、焼結の進行が遅れたりAlが偏析したりするからで
ある。
【0016】本発明2では、本発明を特に、Ti−5A
l−2.5Fe合金、すなわち4重量%以上6重量%未
満のAlと1.5重量%以上3.5重量%未満のFeを
含み残部が実質的にTiである焼結チタン合金を素粉末
混合法にて製造する方法に適用したものである。さら
に、本発明3は、本発明をTi−5Al−2.5Fe合
金の合金元素量を半分に減じた合金、すなわち1.5重
量%以上3.5重量%未満のAlと0.75重量%以上
1.75重量%未満のFeを含み残部が実質的にTiで
ある焼結チタン合金を素粉末混合法にて製造する方法に
適用したものである。また、本発明4は、6重量%以上
8重量%未満のAlと2.5重量%以上4.5重量%未
満のFeを含み残部が実質的にTiである焼結チタン合
金を素粉末混合法にて製造する方法に、特に適用したも
のである。
l−2.5Fe合金、すなわち4重量%以上6重量%未
満のAlと1.5重量%以上3.5重量%未満のFeを
含み残部が実質的にTiである焼結チタン合金を素粉末
混合法にて製造する方法に適用したものである。さら
に、本発明3は、本発明をTi−5Al−2.5Fe合
金の合金元素量を半分に減じた合金、すなわち1.5重
量%以上3.5重量%未満のAlと0.75重量%以上
1.75重量%未満のFeを含み残部が実質的にTiで
ある焼結チタン合金を素粉末混合法にて製造する方法に
適用したものである。また、本発明4は、6重量%以上
8重量%未満のAlと2.5重量%以上4.5重量%未
満のFeを含み残部が実質的にTiである焼結チタン合
金を素粉末混合法にて製造する方法に、特に適用したも
のである。
【0017】
【実施例】以下、本発明についてさらに詳しく説明す
る。表1は、アーク溶解した各種合金組成の鋳塊を、ス
タンプミルで破砕し、さらにディスクミルで1分間粉砕
し、150μm以下の粒径の粉末の割合を調べた結果で
ある。本発明にて使用する、40重量%以上のFeを含
むFe−Ti合金、および30重量%以上のAlを含む
Al−Ti合金はいずれも粉砕性に優れており、80%
以上が所望の粒径の粉末にまで粉砕されている。一方、
40重量%に満たない量のFeしか含まないTi−37
重量%Fe合金、および30重量%に満たない量のAl
しか含まないTi−28重量%Al合金では、粉砕性に
乏しくいずれも60%以下の少量しか所望の粒径にまで
粉砕されていない。これはこれらの合金が脆弱な金属間
化合物相を主相としていないからである。
る。表1は、アーク溶解した各種合金組成の鋳塊を、ス
タンプミルで破砕し、さらにディスクミルで1分間粉砕
し、150μm以下の粒径の粉末の割合を調べた結果で
ある。本発明にて使用する、40重量%以上のFeを含
むFe−Ti合金、および30重量%以上のAlを含む
Al−Ti合金はいずれも粉砕性に優れており、80%
以上が所望の粒径の粉末にまで粉砕されている。一方、
40重量%に満たない量のFeしか含まないTi−37
重量%Fe合金、および30重量%に満たない量のAl
しか含まないTi−28重量%Al合金では、粉砕性に
乏しくいずれも60%以下の少量しか所望の粒径にまで
粉砕されていない。これはこれらの合金が脆弱な金属間
化合物相を主相としていないからである。
【0018】
【表1】
【0019】表2は、種々の合金元素粉末および母合金
粉末を、平均粒径80μmのチタン粉末と混合し、CI
P(冷間静水圧プレス)によって500MPa の圧力で成
形し、1250℃で4時間真空焼結することにより、T
i−Fe−Al系焼結チタン合金を製造し、焼結後の相
対密度を調べた結果である。一部の試料は、さらにHI
P処理(熱間静水圧プレス)を900℃で行い、回転曲
げ疲労試験を行い、繰り返し数107 回における疲労強
度を調べた。なお、使用したAl粉およびFe粉は平均
粒径44μmであり、その他の母合金粉末はいずれも平
均粒径75μmである。
粉末を、平均粒径80μmのチタン粉末と混合し、CI
P(冷間静水圧プレス)によって500MPa の圧力で成
形し、1250℃で4時間真空焼結することにより、T
i−Fe−Al系焼結チタン合金を製造し、焼結後の相
対密度を調べた結果である。一部の試料は、さらにHI
P処理(熱間静水圧プレス)を900℃で行い、回転曲
げ疲労試験を行い、繰り返し数107 回における疲労強
度を調べた。なお、使用したAl粉およびFe粉は平均
粒径44μmであり、その他の母合金粉末はいずれも平
均粒径75μmである。
【0020】
【表2】
【0021】表2において、試験番号1は、Fe粉およ
びAl粉をTi−5Al−2.5Feの組成となるよう
にTi粉と混合した場合であり、焼結後の密度は95%
にも満たない。またHIP材の疲労強度も420MPa と
低い値である。これは、真空焼結の初期段階あるいは焼
結温度にまで加熱途中で、Al粉末とTi粉末の接触部
で金属間化合物合成発熱反応が起こり、溶解したAlが
Ti粉末の間へ浸透し、跡に粗大な空隙を残存させたこ
とと、拡散の速いFeがTi粉末中へ流出した残部に粗
大な空隙が生成したことにより、焼結の進行が遅くな
り、密度が上昇しなかったばかりか、HIP処理を行っ
ても、粗大な空隙が完全には除去されず、疲労特性が劣
化したものである。試験番号2は、三元母合金を使用し
た従来法であり、試験番号1に比べると、焼結密度およ
びHIP材の疲労特性ともにやや向上するが、十分では
ない。これは、拡散の遅いTi−Al系の金属間化合物
相がなかなか消失しなかったことと、拡散の速いFeの
流出にともなうカーケンドルボイドがAlの拡散を阻害
し、その結果Alの偏析が生じたり、焼結の進行が妨げ
られたりして、焼結密度の低下や偏析起因の疲労強度低
下が生じたものである。
びAl粉をTi−5Al−2.5Feの組成となるよう
にTi粉と混合した場合であり、焼結後の密度は95%
にも満たない。またHIP材の疲労強度も420MPa と
低い値である。これは、真空焼結の初期段階あるいは焼
結温度にまで加熱途中で、Al粉末とTi粉末の接触部
で金属間化合物合成発熱反応が起こり、溶解したAlが
Ti粉末の間へ浸透し、跡に粗大な空隙を残存させたこ
とと、拡散の速いFeがTi粉末中へ流出した残部に粗
大な空隙が生成したことにより、焼結の進行が遅くな
り、密度が上昇しなかったばかりか、HIP処理を行っ
ても、粗大な空隙が完全には除去されず、疲労特性が劣
化したものである。試験番号2は、三元母合金を使用し
た従来法であり、試験番号1に比べると、焼結密度およ
びHIP材の疲労特性ともにやや向上するが、十分では
ない。これは、拡散の遅いTi−Al系の金属間化合物
相がなかなか消失しなかったことと、拡散の速いFeの
流出にともなうカーケンドルボイドがAlの拡散を阻害
し、その結果Alの偏析が生じたり、焼結の進行が妨げ
られたりして、焼結密度の低下や偏析起因の疲労強度低
下が生じたものである。
【0022】試験番号3,4,6は本発明により、Ti
−5Al−2.5Fe合金を製造した実施例であり、い
ずれも96.0%以上の高い焼結密度が得られており、
さらには、HIP後の疲労強度も480MPa 以上ときわ
めて高い値を示している。試験番号5および7では、焼
結密度がやや低く、HIP後の疲労強度も低下している
が、これは、使用したFe−Ti母合金およびAl−T
i母合金の組成に問題があったためである。すなわち、
試験番号5では、本発明にて規定されている60重量%
を超える量のFeを含むFe−Ti合金を母合金として
使用しており、試験番号7では、本発明にて規定されて
いる45重量%を超える量のAlを含むAl−Ti合金
を母合金として使用している。そのため、焼結時に拡散
の速いβ相などの金属固溶相が容易に生成せず、焼結の
進行遅延や偏析を生じ、焼結密度低下やHIP後の疲労
強度低下を引き起こしたものである。試験番号8および
9は、本発明をTi−2.5Al−1Fe合金およびT
i−7Al−4Fe合金の製造に適用した場合で、本発
明3および4に相当する。表2に示すが如く、いずれも
97%以上のきわめて高い焼結密度となっている。これ
は、本発明の効果が十分に発揮され、偏析や粗大な空隙
を生じること無く、焼結が進行した効果である。
−5Al−2.5Fe合金を製造した実施例であり、い
ずれも96.0%以上の高い焼結密度が得られており、
さらには、HIP後の疲労強度も480MPa 以上ときわ
めて高い値を示している。試験番号5および7では、焼
結密度がやや低く、HIP後の疲労強度も低下している
が、これは、使用したFe−Ti母合金およびAl−T
i母合金の組成に問題があったためである。すなわち、
試験番号5では、本発明にて規定されている60重量%
を超える量のFeを含むFe−Ti合金を母合金として
使用しており、試験番号7では、本発明にて規定されて
いる45重量%を超える量のAlを含むAl−Ti合金
を母合金として使用している。そのため、焼結時に拡散
の速いβ相などの金属固溶相が容易に生成せず、焼結の
進行遅延や偏析を生じ、焼結密度低下やHIP後の疲労
強度低下を引き起こしたものである。試験番号8および
9は、本発明をTi−2.5Al−1Fe合金およびT
i−7Al−4Fe合金の製造に適用した場合で、本発
明3および4に相当する。表2に示すが如く、いずれも
97%以上のきわめて高い焼結密度となっている。これ
は、本発明の効果が十分に発揮され、偏析や粗大な空隙
を生じること無く、焼結が進行した効果である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を適用する
ことにより、偏析が少なく、均質な材質特性のTi−A
l−Fe系焼結チタン合金を製造することができる。
ことにより、偏析が少なく、均質な材質特性のTi−A
l−Fe系焼結チタン合金を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 一浩 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内
Claims (4)
- 【請求項1】 FeおよびAlを合金元素として含む焼
結チタン合金を素粉末混合法にて製造する方法におい
て、40重量%以上60重量%未満のFeを含み残部が
実質的にTiであるFe−Ti合金粉末と、30重量%
以上45重量%未満のAlを含み残部が実質的にTiで
あるAl−Ti合金粉末を、母合金として使用すること
を特徴とするTi−Fe−Al系焼結チタン合金の製造
方法。 - 【請求項2】 4重量%以上6重量%未満のAlと、
1.5重量%以上3.5重量%未満のFeを含み、残部
が実質的にTiである焼結チタン合金を素粉末混合法に
て製造する方法において、40重量%以上60重量%未
満のFeを含み残部が実質的にTiであるFe−Ti合
金粉末と、30重量%以上45重量%未満のAlを含み
残部が実質的にTiであるAl−Ti合金粉末を、母合
金として使用することを特徴とするTi−Fe−Al系
焼結チタン合金の製造方法。 - 【請求項3】 1.5重量%以上3.5重量%未満のA
lと、0.75重量%以上1.75重量%未満のFeを
含み、残部が実質的にTiである焼結チタン合金を素粉
末混合法にて製造する方法において、40重量%以上6
0重量%未満のFeを含み残部が実質的にTiであるF
e−Ti合金粉末と、30重量%以上45重量%未満の
Alを含み残部が実質的にTiであるAl−Ti合金粉
末を、母合金として使用することを特徴とするTi−F
e−Al系焼結チタン合金の製造方法。 - 【請求項4】 6重量%以上8重量%未満のAlと、
2.5重量%以上4.5重量%未満のFeを含み、残部
が実質的にTiである焼結チタン合金を素粉末混合法に
て製造する方法において、40重量%以上60重量%未
満のFeを含み残部が実質的にTiであるFe−Ti合
金粉末と、30重量%以上45重量%未満のAlを含み
残部が実質的にTiであるAl−Ti合金粉末を、母合
金として使用することを特徴とするTi−Fe−Al系
焼結チタン合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9825592A JPH05345937A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | Ti−Fe−Al系焼結チタン合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9825592A JPH05345937A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | Ti−Fe−Al系焼結チタン合金の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05345937A true JPH05345937A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=14214856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9825592A Withdrawn JPH05345937A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | Ti−Fe−Al系焼結チタン合金の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05345937A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2004061307A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2006-05-11 | 株式会社ヴァレオサーマルシステムズ | コンプレッサ |
WO2011152553A1 (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | 東邦チタニウム株式会社 | 銅粉、クロム粉または鉄粉を配合したチタン合金複合粉、これを原料としたチタン合金材及びその製造方法 |
WO2013080390A1 (ja) * | 2011-11-29 | 2013-06-06 | 東邦チタニウム株式会社 | α+β型またはβ型チタン合金およびその製造方法 |
JP2013170271A (ja) * | 2012-02-17 | 2013-09-02 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 熱処理により加工方向と同一方向への形状変形するチタン合金部材とその製造方法 |
JP2016101425A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | キヤノン株式会社 | 光音響波測定装置 |
CN109732084A (zh) * | 2019-03-21 | 2019-05-10 | 西京学院 | 一种铁钛钼合金及其制备方法 |
JP2019516021A (ja) * | 2016-04-14 | 2019-06-13 | エレメント 22 ゲーエムベーハーElement 22 Gmbh | チタンまたはチタン合金にて構成される部材の粉末冶金を用いた製造方法 |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP9825592A patent/JPH05345937A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2004061307A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2006-05-11 | 株式会社ヴァレオサーマルシステムズ | コンプレッサ |
WO2011152553A1 (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | 東邦チタニウム株式会社 | 銅粉、クロム粉または鉄粉を配合したチタン合金複合粉、これを原料としたチタン合金材及びその製造方法 |
CN102905822A (zh) * | 2010-05-31 | 2013-01-30 | 东邦钛株式会社 | 配合铜粉、铬粉或铁粉而成的钛合金复合粉、以其为原料的钛合金材料及其制造方法 |
WO2013080390A1 (ja) * | 2011-11-29 | 2013-06-06 | 東邦チタニウム株式会社 | α+β型またはβ型チタン合金およびその製造方法 |
JP2013112856A (ja) * | 2011-11-29 | 2013-06-10 | Toho Titanium Co Ltd | α+β型またはβ型チタン合金およびその製造方法 |
US9969004B2 (en) | 2011-11-29 | 2018-05-15 | Toho Titanium Co., Ltd. | α+β or β titanium alloy and method for producing same |
JP2013170271A (ja) * | 2012-02-17 | 2013-09-02 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 熱処理により加工方向と同一方向への形状変形するチタン合金部材とその製造方法 |
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CN109732084A (zh) * | 2019-03-21 | 2019-05-10 | 西京学院 | 一种铁钛钼合金及其制备方法 |
CN109732084B (zh) * | 2019-03-21 | 2021-05-11 | 西京学院 | 一种铁钛钼合金及其制备方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |