JPH05345164A - マスキング方法 - Google Patents

マスキング方法

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Publication number
JPH05345164A
JPH05345164A JP15390892A JP15390892A JPH05345164A JP H05345164 A JPH05345164 A JP H05345164A JP 15390892 A JP15390892 A JP 15390892A JP 15390892 A JP15390892 A JP 15390892A JP H05345164 A JPH05345164 A JP H05345164A
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JP
Japan
Prior art keywords
coated
curable ink
ultraviolet curable
masking
ultraviolet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15390892A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinori Ishigaki
行則 石垣
Minoru Sakurai
稔 櫻井
Toshio Tamai
俊夫 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RAMUDA BIKOU KK
Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
RAMUDA BIKOU KK
Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RAMUDA BIKOU KK, Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd filed Critical RAMUDA BIKOU KK
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Publication of JPH05345164A publication Critical patent/JPH05345164A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて容易に、かつ低コストにて良好なマス
キングを行うことを可能とする。 【構成】 容器1の外周面からなる被塗装面との密着性
が塗料5との密着性よりも弱くかつ紫外線の照射により
硬化する紫外線硬化型インク4を、予め被塗装面のマス
キングする箇所に塗布する。紫外線硬化型インク4へ紫
外線を照射することにより紫外線硬化型インク4を硬化
させる。紫外線硬化型インク4を含む被塗装面へ塗料5
を塗布する。塗料5に熱を加えて焼き付け乾燥した後
に、紫外線硬化型インク4を塗布した箇所に粘着テープ
6を貼り付ける。粘着テープ6を引き剥がすことによ
り、紫外線硬化型インク4を被塗装面から剥離させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガラス、陶器及び金
属等へマスキングを施す方法にかかり、特に、良好にマ
スキングを行うことが可能なマスキング方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガラス、陶器及び金属等に
は、マスギングを行って、塗装を施さない部分(いわゆ
る、見切り部)を作成する場合がある。この種のマスキ
ング方法には、次のようなものがあった。 (A)被塗装面のマスキングをする箇所にテープを貼り
付け、その後、このテープを含む被塗装面に塗装を施
し、塗装が乾燥した後に、テープを被塗装面から剥が
す。 (B)被塗装面に水溶性のインクを塗布して乾燥させ、
この水溶性のインクを含む被塗装面に塗装を施し、塗装
が乾燥した後に、水洗い等を行い、前記水溶性のインク
を除去する。 (C)電鋳等により、被塗装面のマスキングを行う部分
に倣って形成されたマスキング治具を、被塗装面に当接
させ、この状態にて被塗装面を塗装し、塗装が乾燥した
後に、前記マスキング治具を取り外す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には、それぞれ次のような欠点があった。 (A)の方法にあっては、被塗装面と貼り付けたテープ
との僅かな隙間に塗料が入り込んでしまい、塗装後に、
マスキングテープの良好な剥離が行えなかったり、テー
プの接着剤が被塗装面に残ってしまうことがある。この
ため、テープを剥離した後での手直しに多大な手間及び
時間を要するという問題があった。 (B)の方法にあっては、水溶性のインクを洗い流す際
に、水を使用するので、この水により、塗装面に水のし
み等が残ってしまうという不具合があった。 (C)の方法にあっては、上記(A)の方法と同様に、
マスキング治具と被塗装面との間に塗料が入り込むこと
があり、塗装後における手直しが必要であった。 しかも、このマスキング治具は、極めて高価なものであ
るので、マスキングにかかる費用が嵩んでしまう。ま
た、このマスキング治具の製造にかなりの時間を要する
という問題があった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、極めて容易に、かつ低コストにて良好なマスキン
グを行うことが可能なマスキング方法を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のマスキング方
法は、熱硬化性の塗料が塗布されてなる塗装面の塗膜を
部分的に剥離するマスキング方法であって、被塗装面と
の密着性が前記塗料との密着性よりも弱くかつ紫外線の
照射により硬化する紫外線硬化型インクを、予め前記被
塗装面のマスキングする箇所に塗布し、該紫外線硬化型
インクへ紫外線を照射することにより前記紫外線硬化型
インクを硬化させ、前記紫外線硬化型インクを含む前記
被塗装面へ塗料を塗布し、該塗料に熱を加えて焼き付け
乾燥した後に、前記紫外線硬化型インクを塗布した箇所
に粘着テープを貼り付け、該粘着テープを引き剥がすこ
とにより、前記紫外線硬化型インクを前記被塗装面から
剥離させることを特徴としている。
【0006】
【作用】この発明のマスキング方法によれば、被塗装面
に予め塗布した紫外線硬化型インクへ紫外線を照射する
ことにより、この紫外線硬化型インクが硬化し、さら
に、この紫外線硬化型インクを含む被塗装面に塗料を塗
布してこの塗料に熱を加えることにより、この塗料が被
塗装面及び紫外線硬化型インクに焼き付けられる。そし
て、前記紫外線硬化型インクが塗布された箇所に粘着テ
ープを貼り付けて、この粘着テープを引き剥がすと、紫
外線硬化型インクが、塗料よりも弱い密着性にて密着し
ている被塗装面から剥離されて、塗装面の塗膜が部分的
に剥離される。
【0007】
【実施例】以下、本発明のマスキング方法の一実施例を
図によって説明する。図1において、符号1は、例え
ば、ガラス、陶器及び金属等から形成された容器であ
る。この容器1の外周面は塗料5によって塗装されてお
り、この塗装された外周面には、部分的に塗膜が剥離さ
れた箇所、いわゆる、見切り部2が形成されている。
【0008】次に、上記容器1の見切り部2を形成すべ
く塗膜を部分的に剥離するマスキング方法を説明する。
【0009】(1)図2に示すように、この容器1の外
周面からなる被塗装面3にて見切り部2を形成したい箇
所に、紫外線硬化型インク4を塗布する。この紫外線硬
化型インク4は、紫外線を照射することにより迅速に乾
燥して硬化するインクで、ガラス、陶器及び金属等との
密着性が塗料5よりも弱いものである。
【0010】この紫外線硬化型インク4は、例えば、光
重合性プレポリマー、光重合性モノマー、光開始剤等を
基本的な成分としたもので、光重合性プレポリマーは、
光化学的作用により重合しうるポリマーであり、光重合
性モノマーは、前記光重合性プレポリマーの希釈剤の役
割をするとともに紫外線の照射によって自らも重合しう
るものであり、また、光開始剤は、紫外線を吸収して重
合反応を開始させるものである。また、この紫外線硬化
型インク4の塗布方法としては、スクリーン印刷等によ
って行われる。
【0011】(2)次に、被塗装面3に塗布した紫外線
硬化型インク4に紫外線を照射してこの紫外線硬化型イ
ンク4を硬化させる。
【0012】(3)この状態において、容器1の紫外線
硬化型インク4が塗布された箇所を含む被塗装面3に吹
き付け等により塗料5を塗布する。ここで、塗料5とし
ては、熱硬化性の塗料(例えば、アクリル系、エポキシ
系の塗料等)が使用される。
【0013】(4)さらに、塗布した塗料5に約160
℃〜200℃の熱を加えて焼き付け乾燥させる。ここ
で、前記紫外線硬化型インク4は紫外線硬化型であるの
で、塗料5を焼き付け乾燥させる際に加えられる熱の影
響をあまり受けず、この紫外線硬化型インク4が熱によ
って被塗装面3に焼き付くことはない。
【0014】(5)次いで、紫外線硬化型インク4が塗
布された塗装面に粘着テープ6を貼り付ける。
【0015】(6)さらに、この粘着テープ6を塗装面
から引き剥がす。このようにすると、この粘着テープ6
とともに、紫外線硬化型インク4が、塗料5よりも弱い
密着性にて密着している被塗装面3から剥離されて、塗
装面の塗膜が部分的に剥離されて、紫外線型硬化型イン
ク4が塗布された箇所のみを塗装されていない見切り部
2とすることができる。
【0016】このように、上記実施例のマスキング方法
によれば、ガラス、陶器及び金属等の容器1の外周面か
らなる被塗装面3との密着性が塗料5との密着性よりも
弱い紫外線硬化型インク4によってマスキングを行い、
このマスキングを含む被塗装面3に塗料5を塗布し、こ
の塗料5に熱を加えて焼き付け乾燥させた後、紫外線硬
化型インク4を含む塗装面に粘着テープ6を貼り付け
て、この粘着テープ6を引き剥がすことにより、極めて
容易に紫外線硬化型インク4を被塗装面3から剥離させ
て良好な見切り部2を形成することができる。
【0017】また、従来のように、手直し等を必要とせ
ずに見切り部2を形成することができ、マスキングにか
かる手間及び時間を大幅に低減させることができる。し
かも、塗装面を汚すことなく良好な見切り部2を形成す
ることができる。また、マスキング治具を用いる従来の
方法と比較して、マスキングにかかる費用を大幅に削減
することができる。
【0018】なお、上記実施例にて用いた紫外線硬化型
インク4としては、実施例に限定されることはない。ま
た、紫外線硬化型インク4を剥離させるために用いた粘
着テープ6としては、所定の粘着力を有するものであれ
ば、いかなるものであっても良い。また、上記実施例で
は、マスキングによって矩形状の見切り部2を形成する
方法を説明したが、この見切り部2としては、例えば、
模様、図形あるいは文字等であっても良いことは勿論で
ある。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のマスキ
ング方法によれば、下記の効果を得ることができる。ガ
ラス、陶器及び金属等の容器の外周面からなる被塗装面
との密着性が塗料との密着性よりも弱い紫外線硬化型イ
ンクによってマスキングを行い、このマスキングを含む
被塗装面に塗料を塗布し、この塗料に熱を加えて焼き付
け乾燥させた後、紫外線硬化型インクを含む塗装面に粘
着テープを貼り付けて、この粘着テープを引き剥がすこ
とにより、極めて容易に紫外線硬化型インクを被塗装面
から剥離させて良好な見切り部を形成することができ
る。また、従来のように、手直し等を必要とせずに見切
り部を形成することができ、マスキングにかかる手間及
び時間を大幅に低減させることができる。しかも、塗装
面を汚すことなく良好な見切り部を形成することができ
る。また、マスキング治具を用いる従来の方法と比較し
て、マスキングにかかる費用を大幅に削減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマスキング方法によって被塗装面に見
切り部が形成された被塗装物の斜視図である。
【図2】本発明のマスキング方法の手順を説明する被塗
装物の斜視図である。
【図3】本発明のマスキング方法の手順を説明する被塗
装物の斜視図である。
【図4】本発明のマスキング方法の手順を説明する被塗
装物の斜視図である。
【符号の説明】
3 被塗装面 4 紫外線硬化型インク 5 塗料 6 粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉井 俊夫 東京都北区赤羽北1−12−4 ラムダ美工 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性の塗料が塗布されてなる塗装面
    の塗膜を部分的に剥離するマスキング方法であって、 被塗装面との密着性が前記塗料との密着性よりも弱くか
    つ紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型インクを、
    予め前記被塗装面のマスキングする箇所に塗布し、該紫
    外線硬化型インクへ紫外線を照射することにより前記紫
    外線硬化型インクを硬化させ、前記紫外線硬化型インク
    を含む前記被塗装面へ塗料を塗布し、該塗料に熱を加え
    て焼き付け乾燥した後に、前記紫外線硬化型インクを塗
    布した箇所に粘着テープを貼り付け、該粘着テープを引
    き剥がすことにより、前記紫外線硬化型インクを前記被
    塗装面から剥離させることを特徴とするマスキング方
    法。
JP15390892A 1992-06-12 1992-06-12 マスキング方法 Withdrawn JPH05345164A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013252711A (ja) * 2013-08-02 2013-12-19 Iwaki Film Kako Kk 製品、及び、製品の製造方法
JPWO2017175743A1 (ja) * 2016-04-08 2019-02-14 Agc株式会社 印刷層を備える屈曲基材、及びその製造方法

Cited By (3)

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