JPH05344829A - ペット動物の糞便処理材 - Google Patents

ペット動物の糞便処理材

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JPH05344829A
JPH05344829A JP4180592A JP18059292A JPH05344829A JP H05344829 A JPH05344829 A JP H05344829A JP 4180592 A JP4180592 A JP 4180592A JP 18059292 A JP18059292 A JP 18059292A JP H05344829 A JPH05344829 A JP H05344829A
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JP
Japan
Prior art keywords
feces
drying
dehydrating
treating material
sprayed
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Pending
Application number
JP4180592A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Shioi
一浩 塩井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 脱水材及び/又は乾燥材、例えば無水硫酸カ
ルシウム、酸化マグネシウムなどの微粉末をペット動物
の糞便表面に散布する。 【効果】 脱水材及び/又は乾燥材の作用により糞便が
脱水、乾燥されて固化し、併せて糞便の悪臭発生が抑制
される。このためその採取、持ち帰りが簡単に行われ、
環境に悪影響を残さない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はペット動物の糞便処理
材、詳しくは糞便表面に散布することにより、糞便の乾
燥を早め、糞便の悪臭発生を抑制し、その採取、持ち帰
りを容易にする糞便処理材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】犬、猫などの小動物がペットとして飼育
されているが、これらペットの糞便処理は飼主の責任で
なされている。例えば犬を運動のため散歩させると、道
路、広場など任意の場所に糞便を***する。それらの場
所を汚さない様、飼主はその糞便を採取し、持ち帰って
処理する必要がある。然しながら、糞便の状態によって
は採取し、持ち帰り処理することが困難である場合も発
生する。又通常の糞便は70〜80%の水分を含む各種
化合物よりなり、多くの体内菌、酵素を含んでいるた
め、それらの作用により常時蛋白質、脂肪、糖類の腐
敗、発酵を生じ、アンモニア、アミン、脂肪酸化物、含
硫化物などの悪臭を発生している。
【0003】環境規制が厳しくなるにつれ、上記のよう
な悪臭を除去する脱臭材、例えば活性炭、ゼオライト、
シリカゲル、アルミナなどの物理吸着材、鉄及び亜鉛な
どの塩で示される化学吸着材、悪臭マスク材などが種々
考案され、目的に応じて脱臭材として使用されている。
然しながら悪臭成分は種類が多く、その物理、化学的性
質も多岐にわたるため、すべての悪臭を1つの脱臭材で
除去することは困難である。
【0004】特に糞便は、その含有する水、菌、酵素の
作用により、含有されている蛋白、脂肪、糖などが腐
敗、発酵して悪臭を発生したものであり、糞便のpHは、
これら菌、酵素の活動に適したpHに近いため、菌、酵素
の活動も盛んである。従ってその悪臭を脱臭材のみで完
全に抑制するには、大量の脱臭材を必要とし、実際上困
難と考えられる。糞便の堆肥化には、糞便の悪臭防御と
して、多量のわらや、木屑を糞便に混合して発生する悪
臭を吸着させたり、菌、酵素の阻害材を添加することが
行われているが、充分な脱臭効果がえられているとは云
えず、後者の方法は2次公害を及ぼす可能性がある。最
近は鉄塩水溶液を糞便に散布することも行われている
が、鉄塩溶液の使用は糞便を液化するきらいがある。従
ってペットに対するように少量の糞便の採取、持ち帰り
処置にこれらの処理法を適用することは無理があると云
える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ペット用動物の糞便処
理材であって、糞便表面に散布することにより、糞便の
水分と反応して糞便を乾燥させるとともにその表面を被
覆し、併せて悪臭の発生を抑え、いかなる状態の糞便で
も簡単に採取し、持ち帰って処理でき、又散布したまま
糞便を放置しておいても環境汚染を発生しない糞便処理
材を提供することを本発明は課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】従来の糞便処理
には前記のような欠点があった。これらの欠点を解消
し、前記課題を解決するため、ペット動物の糞便処理に
脱水材及び/又は乾燥材を使用することを本発明は提案
する。
【0007】糞便は前記の如くその含有する水、菌、酵
素などの作用により、蛋白質、脂肪、糖などが腐敗、発
酵し、悪臭を発生している。糞便の堆肥化はこの性質を
利用し、糞便を低分子化して肥料としているものであ
り、これらの工程に水が大きな影響を及ぼすことが明ら
かにされている。従って、脱水材及び/又は乾燥材を糞
便に散布すると、その水分が脱水材及び/又は乾燥材と
反応吸収され、糞便が脱水されるとともに、散布された
脱水材及び/又は乾燥材が糞便の表面を被覆し、これら
の作用により菌、酵素の活性が抑制される。従って糞便
の悪臭発生が抑制されるとともに、いかなる形体の糞便
でも散布する脱水材及び/又は乾燥材の種類及び量によ
り固化し、採取し、持ち帰り処理することが容易にな
り、たとえ脱水材及び/又は乾燥材を散布したまま放置
しておいても、時間とともに分解され環境に悪影響を残
さないことを知った。
【0008】本発明に使用する脱水材は、原則的に従来
化学で使用されている脱水材であれば使用可能である。
然しながらこれらの脱水材には酸性のものや水可溶性の
ものもあり、このような脱水材は使用に制限される。中
性に近く、水に比較的溶解し難い化合物、例えばメタリ
ン酸、ポリリン酸などの水不溶性塩、メタリン酸石灰、
不溶性メタリン酸ナトリウムなどを使用することが好ま
しい。
【0009】本発明に使用する乾燥材は、物理的又は化
学的乾燥材いずれでも使用できるが、水溶性のものは使
用に制限をうけ、比較的水不溶性の乾燥材が好ましいと
云える。例えば活性アルミナ、無水硫酸カルシウム、シ
リカゲル、酸化マグネシウム、酸化カルシウムなどであ
り、無水硫酸カルシウム、酸化マグネシウムは吸湿容量
が大で特に好ましいと云える。又場合によってはエタノ
ール−ドライアイスのような基材も使用しえる。活性ア
ルミナ、シリカゲルなどはガス吸着能が大きいので従来
から脱水材として使用されているものもあるが、糞便表
面に散布され、その水分を吸収して糞便表面を被覆し、
糞便を乾燥して採取、持ち帰り処理のための処理材とし
ては使用されていない。
【0010】脱水材及び/又は乾燥材は、無水の状態
で、出来るだけ微細化して、***された糞便の表面全体
に出来るだけ均質に散布する。散布量は糞便の状態によ
り選択される。例えば水含量が多く液状の糞便にはその
水分を吸収し、糞便が固化するに充分な量が散布され
る。一般に散布量が多い程糞便は乾燥され、採取、持ち
帰り処理が容易になるが、糞便表面を数m/m程度に均
一に散布することにより目的を達成できる。これら脱水
材及び/又は乾燥材に、香料、界性剤又は揮発性有機溶
媒を併用して散布することも可能であり、散布の方法と
して、加圧噴霧、スラリー噴霧、その他一般に使用され
ている方法が適用できる。以下に具体的に実施例を示し
て本発明を説明する。
【0011】
【実施例1】10〜20μmに微粒砕した無水硫酸カル
シウムを、芝生に***された犬の糞便(長さ約6cm、φ
2cm)表面に、約5m/mの厚さに噴霧した。噴霧後箸
で糞便をとりあげビニール袋(1リットル)に収納した
が、箸に糞便が付着することなく、袋を密封して数時間
後開封してその臭気を嗅いだが、殆んど臭気を感じなか
った。
【0012】
【実施例2】10〜20μmに微粒砕した酸化マグネシ
ウムを、道路に***された水性の糞便にその糞便を完全
に覆うように噴霧した。噴霧された糞便はすぐに固化
し、簡単にスコップですくえ、スコップを汚すことなく
ビニール袋に糞便を収納でき、悪臭を感じなかった。
【0013】
【発明の効果】脱水材及び/又は乾燥材よりなる糞便処
理材は、それを糞便に噴霧するだけで糞便が脱水固化す
る。加えて糞便の悪臭を抑制されるので、ペットの糞便
処理に適した処理材である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱水材及び/又は乾燥材よりなることを
    特徴とするペット動物の糞便処理材。
  2. 【請求項2】 乾燥材が無水硫酸カルシウム及び/又は
    酸化マグネシウムである請求項1の糞便処理材。
JP4180592A 1992-06-16 1992-06-16 ペット動物の糞便処理材 Pending JPH05344829A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4180592A JPH05344829A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 ペット動物の糞便処理材

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JP4180592A JPH05344829A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 ペット動物の糞便処理材

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JPH05344829A true JPH05344829A (ja) 1993-12-27

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ID=16085961

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JP4180592A Pending JPH05344829A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 ペット動物の糞便処理材

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JP (1) JPH05344829A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6543385B2 (en) 2000-12-07 2003-04-08 Nestec, Ltd. Animal litter composition containing silica gel and methods therefor
KR101381258B1 (ko) * 2007-02-09 2014-04-02 유니챰 가부시키가이샤 동물용 화장실 모래

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6543385B2 (en) 2000-12-07 2003-04-08 Nestec, Ltd. Animal litter composition containing silica gel and methods therefor
US6860234B2 (en) 2000-12-07 2005-03-01 Nestec, Ltd. Animal litter composition containing silica gel and methods therefor
KR101381258B1 (ko) * 2007-02-09 2014-04-02 유니챰 가부시키가이샤 동물용 화장실 모래

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