JPH053439Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH053439Y2 JPH053439Y2 JP1985125012U JP12501285U JPH053439Y2 JP H053439 Y2 JPH053439 Y2 JP H053439Y2 JP 1985125012 U JP1985125012 U JP 1985125012U JP 12501285 U JP12501285 U JP 12501285U JP H053439 Y2 JPH053439 Y2 JP H053439Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propeller
- ice
- rudder
- duct
- sea
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000005457 ice water Substances 0.000 claims description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
考案の技術分野
この考案は、氷海船の船尾に、スクリユー・プ
ロペラを囲むように設けられたプロペラ・ダクト
の後方に設けられる氷海船用舵に関する。
ロペラを囲むように設けられたプロペラ・ダクト
の後方に設けられる氷海船用舵に関する。
従来の技術
氷海船においては、プロペラの保護および推進
効率の向上を図るために円筒状のプロペラ・ダク
トが設けられることが多い。そして、舵はプロペ
ラ・ダクトの後方に設けられる。
効率の向上を図るために円筒状のプロペラ・ダク
トが設けられることが多い。そして、舵はプロペ
ラ・ダクトの後方に設けられる。
考案が解決しようとする課題
氷海船の後進時においては、後方からダクト内
に氷片が流入したり、氷片がダクトの後端にへば
りついたりすることがある。このため、後進時
に、プロペラが破損したり、推進力が低下すると
いつた問題がある。
に氷片が流入したり、氷片がダクトの後端にへば
りついたりすることがある。このため、後進時
に、プロペラが破損したり、推進力が低下すると
いつた問題がある。
この考案は、後進時において、プロペラが破損
したり、推進力が低下したりするのを防止できる
氷海船用舵を提供することを目的とする。
したり、推進力が低下したりするのを防止できる
氷海船用舵を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
この考案は、氷海船の船尾に、スクリユー・プ
ロペラを囲むように設けられたプロペラ・ダクト
の後方に設けられる氷海船用舵であつて、舵体の
両側面に水平突出状のプロペラ保護用フインが設
けられ、各プロペラ保護用フインの後部が前にい
くほど幅広に形成されていることを特徴とするも
のである。
ロペラを囲むように設けられたプロペラ・ダクト
の後方に設けられる氷海船用舵であつて、舵体の
両側面に水平突出状のプロペラ保護用フインが設
けられ、各プロペラ保護用フインの後部が前にい
くほど幅広に形成されていることを特徴とするも
のである。
作 用
この考案は、氷海船の船尾に、スクリユー・プ
ロペラを囲むように設けられたプロペラ・ダクト
の後方に設けられる氷海船用舵であつて、舵体の
両側面に水平突出状のプロペラ保護用フインが設
けられ、各プロペラ保護用フインの後部が前にい
くほど幅広に形成されているから、氷海船の後進
時、スクリユー・プロペラの吸引流によつて、氷
海船用舵の後方からスクリユー・プロペラに向つ
て流れてきた氷片は、プロペラ保護用フインによ
つてプロペラ・ダクトの外方に向つて流される。
ロペラを囲むように設けられたプロペラ・ダクト
の後方に設けられる氷海船用舵であつて、舵体の
両側面に水平突出状のプロペラ保護用フインが設
けられ、各プロペラ保護用フインの後部が前にい
くほど幅広に形成されているから、氷海船の後進
時、スクリユー・プロペラの吸引流によつて、氷
海船用舵の後方からスクリユー・プロペラに向つ
て流れてきた氷片は、プロペラ保護用フインによ
つてプロペラ・ダクトの外方に向つて流される。
実施例
第１図〜第３図は、この考案を１軸１舵型の氷
海船に適用した場合の実施例を示している。氷海
船の船尾１には、スクリユー・プロペラ２を囲む
ように円筒形のプロペラ・ダクト３が設けられて
いる。プロペラ・ダクト３の後方に、氷海船用舵
が設けられており、舵体４の両側面には、水平突
出状のプロペラ保護用フイン５が上下方向に等間
隔をおいて３つずつ設けられている。各フイン５
は、平面からみて略三角形に形成されており、そ
の後端から、最も外方に突出した頂点のところま
では前にいくほど幅広に形成されている。中段の
フイン５は、上段および下段のフイン５よりも幅
広に形成されている。各フイン５の最も外方に突
出した頂点は、スクリユー・プロペラ２の回転円
周とほぼ同じ大きさの円周上にある。各フイン５
の前後方向に沿う垂直断面は、水抵抗を少なくす
るために、略翼形、略長円形等に形成することが
好ましい。この実施例では略翼形に形成されてい
る。
海船に適用した場合の実施例を示している。氷海
船の船尾１には、スクリユー・プロペラ２を囲む
ように円筒形のプロペラ・ダクト３が設けられて
いる。プロペラ・ダクト３の後方に、氷海船用舵
が設けられており、舵体４の両側面には、水平突
出状のプロペラ保護用フイン５が上下方向に等間
隔をおいて３つずつ設けられている。各フイン５
は、平面からみて略三角形に形成されており、そ
の後端から、最も外方に突出した頂点のところま
では前にいくほど幅広に形成されている。中段の
フイン５は、上段および下段のフイン５よりも幅
広に形成されている。各フイン５の最も外方に突
出した頂点は、スクリユー・プロペラ２の回転円
周とほぼ同じ大きさの円周上にある。各フイン５
の前後方向に沿う垂直断面は、水抵抗を少なくす
るために、略翼形、略長円形等に形成することが
好ましい。この実施例では略翼形に形成されてい
る。
氷海船の後進時において、スクリユー・プロペ
ラ２の吸引流によつて、舵体４に後方からスクリ
ユー・プロペラ２に向つて流れてきた氷片（図示
略）は、第３図に矢印で示すように、舵体４のフ
イン５によつてプロペラ・ダクト３の外方に向つ
て流される。したがつて、プロペラ・ダクト３内
に氷片が流入したり、プロペラ・ダクト３の後端
に氷片がへばりついたりするのを防止できる。そ
の結果、後進時に、スクリユー・プロペラ２が損
傷したり、推進力が低下したりすることがなくな
る。
ラ２の吸引流によつて、舵体４に後方からスクリ
ユー・プロペラ２に向つて流れてきた氷片（図示
略）は、第３図に矢印で示すように、舵体４のフ
イン５によつてプロペラ・ダクト３の外方に向つ
て流される。したがつて、プロペラ・ダクト３内
に氷片が流入したり、プロペラ・ダクト３の後端
に氷片がへばりついたりするのを防止できる。そ
の結果、後進時に、スクリユー・プロペラ２が損
傷したり、推進力が低下したりすることがなくな
る。
舵体４の両側面に設けられるプロペラ保護用フ
イン５の数は、任意に定めることができる。ま
た、プロペラ保護用フイン５の平面形状は、その
後部が前にいくほど幅広となつている形状であれ
ばよく、略三角形の他、第４図に示すフイン５の
ように略台形などでもよい。また、プロペラ保護
用フイン５としては、舵体４への取付け辺の長さ
が第５図に示すフイン５のように、舵体４のコー
ド長さに対して比較的短いものを用いてもよい。
イン５の数は、任意に定めることができる。ま
た、プロペラ保護用フイン５の平面形状は、その
後部が前にいくほど幅広となつている形状であれ
ばよく、略三角形の他、第４図に示すフイン５の
ように略台形などでもよい。また、プロペラ保護
用フイン５としては、舵体４への取付け辺の長さ
が第５図に示すフイン５のように、舵体４のコー
ド長さに対して比較的短いものを用いてもよい。
さらに、この考案は、２軸２舵型の氷海船や、
第６図に示すように、２軸１舵型の氷海船などに
も適用できる。第４図〜第６図におい、第１図の
各部に対応する部分には、同じ符号を付してその
説明を省略する。
第６図に示すように、２軸１舵型の氷海船などに
も適用できる。第４図〜第６図におい、第１図の
各部に対応する部分には、同じ符号を付してその
説明を省略する。
考案の効果
この考案によれば、氷海船の後進時、スクリユ
ー・プロペラの吸引流によつて、氷海船用舵の後
方からスクリユー・プロペラに向つて流れてきた
氷片は、プロペラ保護用フインによつて、プロペ
ラ・ダクトの外方に向つて流されるから、後進時
に、氷片がスクリユー・プロペラに衝突するのを
防止できるし、氷片がプロペラ・ダクトの後端に
へばりつくのも防止できる。その結果、後進時
に、スクリユー・プロペラが損傷したり、推進力
が低下したりするのを防止できる。
ー・プロペラの吸引流によつて、氷海船用舵の後
方からスクリユー・プロペラに向つて流れてきた
氷片は、プロペラ保護用フインによつて、プロペ
ラ・ダクトの外方に向つて流されるから、後進時
に、氷片がスクリユー・プロペラに衝突するのを
防止できるし、氷片がプロペラ・ダクトの後端に
へばりつくのも防止できる。その結果、後進時
に、スクリユー・プロペラが損傷したり、推進力
が低下したりするのを防止できる。
第１図〜第３図は、この考案を１軸１舵型の氷
海船に適用した場合の実施例を示し、第１図は側
面図、第２図は背面図、第３図は水平断面図であ
る。第４図および第５図はプロペラ保護用フイン
の変形例をそれぞれ示す平面図である。第６図は
この考案を２軸１舵型の氷海船に適用した場合の
実施例を示す背面図である。 １……船尾、２……スクリユー・プロペラ、３
……プロペラ・ダクト、４……舵体、５……プロ
ペラ保護用フイン。
海船に適用した場合の実施例を示し、第１図は側
面図、第２図は背面図、第３図は水平断面図であ
る。第４図および第５図はプロペラ保護用フイン
の変形例をそれぞれ示す平面図である。第６図は
この考案を２軸１舵型の氷海船に適用した場合の
実施例を示す背面図である。 １……船尾、２……スクリユー・プロペラ、３
……プロペラ・ダクト、４……舵体、５……プロ
ペラ保護用フイン。
Claims (1)
- 氷海船の船尾１に、スクリユー・プロペラ２を
囲むように設けられたプロペラ・ダクト３の後方
に設けられる氷海船用舵であつて、舵体４の両側
面に水平突出状のプロペラ保護用フイン５が設け
られ、各プロペラ保護用フイン５の後部が前にい
くほど幅広に形成されていることを特徴とする氷
海船用舵。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985125012U JPH053439Y2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985125012U JPH053439Y2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6232898U JPS6232898U (ja) | 1987-02-26 |
| JPH053439Y2 true JPH053439Y2 (ja) | 1993-01-27 |
Family
ID=31017537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985125012U Expired - Lifetime JPH053439Y2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH053439Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012183996A (ja) * | 2012-04-03 | 2012-09-27 | Kitoshi Kemi | 操舵補助具 |
| KR102452422B1 (ko) * | 2020-12-01 | 2022-10-07 | 대우조선해양 주식회사 | 선박용 러더 및 이를 구비한 선박 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5843898A (ja) * | 1981-09-11 | 1983-03-14 | Hitachi Zosen Corp | 砕氷船 |
| JPH1166U (ja) * | 1987-03-24 | 1999-06-02 | ライテンズ オートモーティブ インコーポレイティド | ベルト緊張装置 |
-
1985
- 1985-08-13 JP JP1985125012U patent/JPH053439Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5843898A (ja) * | 1981-09-11 | 1983-03-14 | Hitachi Zosen Corp | 砕氷船 |
| JPH1166U (ja) * | 1987-03-24 | 1999-06-02 | ライテンズ オートモーティブ インコーポレイティド | ベルト緊張装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6232898U (ja) | 1987-02-26 |
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