JPH05341995A - プロセッサにおける命令制御方法及びプロセッサ - Google Patents

プロセッサにおける命令制御方法及びプロセッサ

Info

Publication number
JPH05341995A
JPH05341995A JP14537592A JP14537592A JPH05341995A JP H05341995 A JPH05341995 A JP H05341995A JP 14537592 A JP14537592 A JP 14537592A JP 14537592 A JP14537592 A JP 14537592A JP H05341995 A JPH05341995 A JP H05341995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instruction
stage
machine cycle
execution system
instruction execution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14537592A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Yoshitake
昭博 吉竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP14537592A priority Critical patent/JPH05341995A/ja
Publication of JPH05341995A publication Critical patent/JPH05341995A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Advance Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】パイプライン処理により命令を実行するプロセ
ッサにおける命令制御方法に関し、先行する複数マシン
サイクル命令よりも後続する1マシンサイクル命令を先
に完了させることなく、先行する複数マシンサイクル命
令と後続する1マシンサイクル命令とを同時に実行し、
命令列の処理時間の短縮化を図る。 【構成】命令3(先行する4マシンサイクル命令)と命
令4(後続する1マシンサイクル命令)を同時に実行す
る場合、命令4がOEステージで演算が実行された後、
このOEステージの出力ラッチをネゲート状態にし、こ
のOEステージでの演算結果を保持させて命令4につい
てのOWステージをウエイト状態にし、命令3の完了に
合わせて命令4を完了させることができるマシンサイク
ルになった時に、保持させている演算結果の書込みを行
わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるパイプライン
処理によって命令を実行するプロセッサにおける命令制
御方法、及び、パイプライン処理によって命令を実行す
るプロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、図11に命令実行の流れを示すよ
うに、パイプライン処理により2個の命令を同時に実行
して性能の向上を図るようにした、いわゆるスーパスカ
ラ方式を採用するプロセッサが実用化されるに至ってい
る。
【0003】図中、DC、AC、Mi、OE、OWはそ
れぞれパイプライン・ステージを表示しており、DCは
命令のデコードを行うステージ、ACはアドレスの計算
を行うステージ、Miはマイクロプログラムを読出すと
同時にオペランドのフェッチを行うステージ、OEは演
算を行うステージ、OWは演算結果の書込みを行うステ
ージであり、この例では、命令1と命令2、命令3と命
令4、命令5と命令6とがそれぞれ同時に実行されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかるスーパスカラ方
式を採用する従来のプロセッサは、基本的には、各命令
が1マシンサイクルで実行されることを想定しており、
例えば、図12に示すように、1マシンサイクル命令で
ある命令1、2、4、5、6の中に、乗算命令や除算命
令等、複数マシンサイクル命令、例えば、4マシンサイ
クル命令である命令3が含まれているような場合には、
1マシンサイクル命令である命令1と命令2とは同時に
実行されるが、4マシンサイクル命令である命令3と1
マシンサイクル命令である命令4とは同時に実行され
ず、命令3は単独で実行され、1マシンサイクル命令で
ある命令4と命令5とが同時に実行されることになる。
【0005】なお、図12において、Mi1、Mi2、M
3、Mi4は、それぞれ、1回目、2回目、3回目、4
回目のMiステージ、OE1、OE2、OE3、OE4は、
それぞれ、1回目、2回目、3回目、4回目のOEステ
ージ、OW1、OW2、OW3、OW4は、それぞれ、1回
目、2回目、3回目、4回目のOWステージを意味して
いる。
【0006】また、DCcはDCステージでのデコード
結果がキャンセルされたことを意味しており、ACcは
ACステージでのアドレス計算結果がキャンセルされた
ことを意味している。
【0007】このように、スーパスカラ方式を採用する
従来のプロセッサにおいては、1マシンサイクル命令
は、2個同時に実行することができるが、先行する複数
のマシンサイクルで実行される複数マシンサイクル命令
と後続する1マシンサイクル命令とを同時に実行するこ
とはできず、その分、性能の向上が図られていないとい
う問題点があった。
【0008】なお、ここに、先行する複数マシンサイク
ル命令と後続する1マシンサイクル命令とを同時に実行
する場合、先行する複数マシンサイクル命令よりも後続
する1マシンサイクル命令が先に完了することは避けな
ければならない。
【0009】本発明は、かかる点に鑑み、先行する複数
マシンサイクル命令よりも後続する1マシンサイクル命
令を先に完了させることなく、先行する複数マシンサイ
クル命令と後続する1マシンサイクル命令とを同時に実
行し、命令列の処理時間の短縮化を図ることができるよ
うにした命令制御方法及びプロセッサを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による命令制御方
法は、先行する複数マシンサイクル命令と後続する1マ
シンサイクル命令とをそれぞれ第1の命令実行系と第2
の命令実行系とで同時に実行する場合、第2の命令実行
系の演算ステージで後続する1マシンサイクル命令につ
いての演算が実行された後、第2の命令実行系のOEス
テージの出力ラッチをネゲート状態にし、後続する1マ
シンサイクル命令についての演算結果を保持させて第2
の命令実行系のOWステージをウエイト(待機)状態と
し、その後、先行する複数マシンサイクル命令の完了に
合わせて後続する1マシンサイクル命令を完了させるこ
とができるマシンサイクルとなった時点で、第2の命令
実行系のOWステージのウエイト状態を解除し、保持さ
せている演算結果の書込みを行わせるように、命令の実
行を制御するというものである。
【0011】本発明によるプロセッサは、本発明による
命令制御方法を実行できるようにしたプロセッサであっ
て、少なくとも、第1の命令実行系と第2の命令実行系
とを設けると共に、先行する複数マシンサイクル命令と
後続する1マシンサイクル命令とをそれぞれ第1の命令
実行系と第2の命令実行系とで同時に実行する場合、第
2の命令実行系のOEステージで後続する1マシンサイ
クル命令についての演算が実行された後、第2の命令実
行系のOEステージの出力ラッチをネゲート状態にし、
後続する1マシンサイクル命令についての演算結果を保
持させて第2の命令実行系のOWステージをウエイト状
態とし、その後、先行する複数マシンサイクル命令の完
了に合わせて前記後続する1マシンサイクル命令を完了
させることができるマシンサイクルとなった時点で、第
2の命令実行系のOWステージのウエイト状態を解除
し、保持させている演算結果の書込みを行わせるよう
に、命令の実行を制御する命令制御手段を設けて構成さ
れる。
【0012】
【作用】本発明による命令制御方法においては、先行す
る複数マシンサイクル命令と同時に実行すべき後続する
1マシンサイクル命令を実行する第2の命令実行系のO
Wステージにウエイト状態を設定することにより、先行
する複数のマシンサイクル命令よりも後続する1マシン
サイクル命令が先に完了することなく、先行する複数マ
シンサイクル命令と後続する1マシンサイクル命令とを
同時に実行できるようにしており、また、本発明による
命令制御方法においては、前述の命令制御手段を設ける
ことにより、本発明による命令制御方法を実施すること
ができるようにしている。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図10を参照して、本発明によ
るプロセッサの一実施例につき、本発明による命令制御
方法の一実施例の内容を含め、2命令を同時に実行する
ようにした場合を例にして説明する。
【0014】図1は本発明によるプロセッサの一実施例
の要部を示すブロック図であり、1はプロセッサ本体、
2は命令実行の制御を行う命令制御部、3は命令の実行
を行う命令実行部、4はメモリへのアクセス等を制御す
るメモリ制御部、5は外部との間の情報の送受等を制御
するバス制御部である。
【0015】ここに、命令制御部2において、6はメモ
リから取出した命令を格納するための命令キュー(命令
バッファ)、7、8は命令キュー6に格納されている命
令をデコードする命令デコーダである。
【0016】また、9、10はデコードされた命令を分
解して実行するためのマイクロプログラムを格納するマ
イクロプログラムユニット、11はパイプライン処理の
ための制御を行うパイプライン制御部である。
【0017】また、命令実行部3において、12は命令
のアドレス部の内容に基づいてオペランドアドレスを計
算するアドレス計算部、13はマイクロプログラムユニ
ット9、10から出力されるマイクロプログラムに従っ
て必要な演算を行う演算部、14はアドレス計算部12
及び演算部13に汎用レジスタとして使用されるレジス
タファイルである。
【0018】また、メモリ制御部4において、15はメ
モリに格納されている命令に対するアクセスを制御する
命令アクセス制御部、16は命令の実行に必要なデータ
を格納するオペランドへのアクセスを制御するオペラン
ドアクセス制御部である。
【0019】また、バス制御部5において、17はアド
レスバスへのアドレスの出力を制御するアドレス制御
部、18はバスを監視し、その使用を制御するバス監視
制御部、19はデータの送受を行うデータ送受部であ
る。
【0020】また、図2は命令制御部2及び命令実行部
3をより詳しく示す図であり、命令制御部2において、
20、21は汎用レジスタに対する命令のリード先、ラ
イト先をパイプラインのステージにわたって保持してい
るタグ格納部である。
【0021】また、9A、10Aはマイクロプログラム
を格納するマイクロプログラム格納部、9B、10Bは
ネクストアドレスを保持しているネクストアドレス格納
部である。
【0022】また、24は同時に実行する命令のうち、
先行する命令を実行する命令実行系についてパイプライ
ン制御を行う第1パイプライン制御部であり、命令デコ
ーダ7や、マイクロプログラムユニット9等は、先行す
る命令を実行する命令実行系に含まれる。
【0023】また、25は同時に実行する命令のうち、
後続する命令を実行する命令実行系についてパイプライ
ン制御を行う第2パイプライン制御部であり、命令デコ
ーダ8や、マイクロプログラムユニット10等は、後続
する命令を実行する命令実行系に含まれる。
【0024】また、命令実行部3において、26、27
は命令のアドレス部に指定されている定数(ディスプレ
ースメント)を切り出して発生する定数発生部、28、
29はオペランドアドレスの計算に使用されるアドレス
加算器(AU)である。
【0025】また、30、31は命令におけるアドレス
方式がイミディエートアドレス方式の場合にイミディエ
ート(即値)を切り出して発生するイミディエート発生
部、32、33は命令の実行に必要な演算を行うALU
(算術論理演算ユニット)、34、35はSFT(シフ
タ)である。
【0026】また、図3は本実施例で使用される命令の
形式を示しており、図中、OPは命令コード部、Sはオ
ペランドサイズ指定部、Rはレジスタ指定部、#1は即
値、dispはディスプレースメント部、nは0を含む
正の整数であり、16×nは拡張部が16ビット単位で
可変であることを示している。
【0027】そこで、本実施例においては、命令デコー
ダ7は、図4に示すように構成されており、命令デコー
ダ8についても同様である。図中、36、37は命令レ
ジスタ、38〜47はラッチである。
【0028】また、48は命令の先頭の命令コードをデ
コードする第1命令デコーダ、49は命令が2オペラン
ド命令や拡張オペランド命令等(図3参照)のように2
個の命令コードを含んでいる場合に、2番目の命令コー
ドをデコードする第2命令デコーダである。
【0029】また、50はセレクタであり、このセレク
タ50からはマイクロアドレス、タグ、マルチサイクル
指示信号が出力される。なお、マイクロアドレスはマイ
クロプログラムユニット9に供給され、タグはタグ格納
部20に格納され、マルチサイクル指示信号は第1パイ
プライン制御部24に供給される。
【0030】また、51は命令に含まれているアドレッ
シング情報をデコードするアドレッシングデコーダ、5
2は一命令を個々のデコード可能な長さに判定し、次々
とデコードしていく次ステージ遷移要求デコーダ、53
は付加モードをデコードする付加モードデコーダであ
る。
【0031】また、54はアドレッシングデコーダ51
及び付加モードデコーダ53の出力に基づいてラッチ3
8〜47、セレクタ50、次ステージ遷移要求デコーダ
52、付加モードデコーダ53等を制御するデコードシ
ーケンサである。
【0032】また、図5は第2パイプライン制御部25
を示す図であり、図中、55はDCステージ制御部、5
6はACステージ制御部、57はMiステージ制御部、
58はOEステージ制御部、59はOWステージ制御
部、60〜69はOR回路、70〜75はAND回路で
ある。
【0033】また、DCW要因、ACW要因、MiW要
因、OEW要因は、それぞれ、DCステージについての
ウエイト要因、ACステージについてのウエイト要因、
Miステージについてのウエイト要因、OEステージに
ついてのウエイト要因を意味している。
【0034】また、DCR要因、ACR要因、MiR要
因、OER要因は、それぞれ、DCステージについての
リトライ(再実行)要因、ACステージについてのリト
ライ要因、Miステージについてのリトライ要因、OE
ステージについてのリトライ要因の意味している。
【0035】また、DCLE、ACLE、MiLE、O
ELEは、それぞれ、DCステージの出力ラッチを制御
する信号、ACステージの出力ラッチを制御する信号、
Miステージの出力ラッチを制御する信号、OEステー
ジの出力ラッチを制御する信号である。
【0036】また、DCRO、ACRO、MiRO、O
EROは、それぞれ、DCステージがリトライサイクル
であるか否かを示す信号、ACステージがリトライサイ
クルであるか否かを示す信号、Miステージがリトライ
サイクルであるか否かを示す信号、OEステージがリト
ライサイクルであるか否かを示す信号である。
【0037】なお、76は第1パイプライン制御部24
内に設けている書込みステージ待機信号(以下、OWW
AIT信号という)生成回路を示しており、第1パイプ
ライン制御部24は、OWWAIT信号生成回路76を
設けている点及び後述するOWステージ制御部内に設け
られるOWステージ実行指示信号(以下、OWGO信号
という)生成回路の構成を異にする点を除き、第2パイ
プライン制御部25と同様に構成されている。
【0038】ここに、DCステージ制御部55、ACス
テージ制御部56、Miステージ制御部57、OEステ
ージ制御部58、OWステージ制御部59は、例えば、
図6に示すように構成される。
【0039】図中、77〜82はラッチ、83〜85は
OR回路、86、87はAND回路、88はL能動入力
端子を有するAND回路、89はインバータであり、ま
た、φ0、φ1、φ2は4相クロックのうちの3個のクロ
ック、Vi、VOはステージが有効であるか否かを示す
バリッド信号である。
【0040】また、第1パイプライン制御部24内に設
けられるOWWAIT信号生成回路76は、図7に示す
ように構成される。図中、90〜94はDフリップフロ
ップ、95、96はAND回路、97はOR回路、98
はインバータである。
【0041】また、第2パイプライン制御部25のOE
ステージ制御部58内には、例えば、図8に示すような
OWGO信号生成回路が設けられる。図中、99、10
0はラッチ、101はAND回路、102、103はL
能動入力端子を有するAND回路、104はOR回路で
ある。
【0042】図9は本実施例の動作を説明するための図
であり、1マシンサイクル命令である命令1、2、4、
5、6と4マシンサイクル命令である命令3とが本実施
例により処理される流れを示している。
【0043】なお、本実施例では、命令1、3、5は、
第1パイプライン制御部24により制御される命令実行
系、即ち、同時に実行すべき命令のうち、先行する命令
を実行する命令実行系により実行され、命令2、4、6
は、第2パイプライン制御部25により制御される命令
実行系、即ち、同時に実行すべき命令のうち、後続する
命令を実行する命令実行系により実行される。
【0044】ここに、命令1及び命令2は、図9に示す
ように、従来の場合と同様にして、DC→AC→Mi→
OE→OWの順に各ステージを実行することにより同時
に処理される(図12参照)。
【0045】また、命令3も、図9に示すように、従来
の場合と同様にして、DC→AC→Mi1→Mi2、OE
1→Mi3、OE2、OW1→Mi4、OE3、OW2→O
4、OW3→OW4の順に各ステージが実行され、処理
される(図12参照)。
【0046】ここに、図10は、命令3と命令4につい
て、パイプライン処理の流れをより詳しく示す図であ
り、命令3については、DCout(デコーダ7からの出
力)、Miアドレス信号(マイクロプログラムユニット
9にアクセスするアドレス)、Miout(マイクロプロ
グラムユニット9からの出力)、第1OW支持信号(O
1ステージを指示する信号)、Mi終了指示信号(M
iステージの終了を指示する信号)、マルチサイクル指
示信号、OWWAIT信号を示している。
【0047】また、命令4については、OELE信号
(OEステージの出力ラッチを制御する信号)、OEV
O信号(OEステージが有効であるか否かを示す信
号)、OWVi信号(OWステージを動作させるか否か
を指示する信号)、OWVO信号(OWステージが有効
であるか否かを示す信号)、OWGO信号を示してい
る。なお、105は汎用レジスタである。
【0048】ここに、本実施例においては、命令3につ
いて、DCステージでデコードが行われると、命令3は
4マシンサイクル命令であることから、マルチサイクル
指示信号がアサートされ、これが第1パイプライン制御
部24のOWWAIT信号生成回路76に供給される。
【0049】また、命令3について、Mi1ステージが
終了すると、その出力に基づいて、OW1ステージ時、
第1OW指示信号が出力され、これがOWWAIT信号
生成回路76に供給される。
【0050】この結果、OWWAIT信号生成回路76
からOWWAIT信号が出力され、これが命令4のパイ
プライン処理を制御する第2パイプライン制御部25の
OEステージ制御部58及びOWステージ制御部59に
供給される。
【0051】ここに、命令4は、命令3と同時にDCス
テージを実行し、OEステージまでは連続して各ステー
ジが実行されるが、前述のように、OWWAIT信号が
第2パイプライン制御部25のOEステージ制御部58
及びOWステージ制御部59に供給されることから、第
2パイプライン制御部25のOEステージ制御部58
は、OELE信号をLレベルにし、命令4の演算を実行
したOEステージの出力ラッチをネゲートにし、ALU
33による演算結果を保持させて命令4についてのOW
ステージをウエイト状態とさせる。
【0052】その後、命令3について、Miステージが
Mi4ステージになると、Mi終了指示信号が出力さ
れ、これに対応して、Mi4ステージの終了に合わせて
マルチサイクル指示信号のアサートが取り止められると
共に、その1マシンサイクル後に、OWWAIT信号の
アサートも取り止められる。
【0053】これに対応して、第2パイプライン制御部
25のOEステージ制御部58は、OELE信号をHレ
ベルにし、命令4について演算を実行したOEステージ
の出力ラッチのネゲート状態を解除する。
【0054】また、OWステージ制御部59内のOWG
O生成回路は、OWGO信号を生成し、命令4について
のOWステージのウエイト状態を解除し、保持されてい
た命令4についての演算結果を汎用レジスタ105に書
き込ませる。
【0055】このように、本実施例では、先行する4マ
シンサイクル命令である命令3と、後続する1マシンサ
イクル命令である命令4とを同時に実行する場合、命令
4を実行する命令実行系のOEステージで命令4につい
ての演算が実行された後、このOEステージの出力ラッ
チをネゲート状態にし、命令4についての演算結果を保
持させて命令4についてのOWステージをウエイト状態
にし、命令3の完了に合わせて命令4を完了させること
ができるマシンサイクルとなった時点で、命令4につい
てのOWステージのウエイト状態を解除し、保持させて
いる演算結果を書き込ませるようにして、先行する命令
3よりも後続する命令4を先に完了させることなく、命
令3と命令4とを同時に実行できるようにしている。
【0056】なお、命令5、6は、命令3について出力
されたMi終了指示信号に対応してDCステージが開始
され、DC→AC→Mi→OE→OWの順に各ステージ
が同時に実行され、処理される。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明による命令制御方
法及びプロセッサによれば、先行する複数マシンサイク
ル命令よりも後続する1マシンサイクル命令を先に完了
させることなく、先行する複数マシンサイクル命令と後
続する1マシンサイクル命令とを同時に実行することが
でき、命令列の処理時間の短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す図である。
【図2】本発明の一実施例を構成する命令制御部及び命
令実行部をより詳しく示す図である。
【図3】本発明の一実施例で使用される命令の形式を示
す図である。
【図4】本発明の一実施例を構成する命令デコーダを示
す図である。
【図5】本発明の一実施例を構成する第2パイプライン
制御部を示す図である。
【図6】第2パイプライン制御部を構成するパイプライ
ン・ステージ制御部を示す図である。
【図7】第1パイプライン制御部が設けるOWWAIT
信号生成回路を示す図である。
【図8】第2パイプライン制御部のOWステージ制御部
に設けられるOWGO信号生成回路を示す図である。
【図9】本発明の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図10】本発明の一実施例の動作を説明するための図
である。
【図11】パイプライン処理により2個の命令を同時に
実行する場合の流れを示す図である。
【図12】スーパスカラ方式を採用する従来のプロセッ
サが有する問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 プロセッサ本体 2 命令制御部 3 命令実行部 4 メモリ制御部 5 バス制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプライン処理によって命令を実行する
    プロセッサにおける命令制御方法であって、先行する複
    数マシンサイクル命令と後続する1マシンサイクル命令
    とをそれぞれ第1の命令実行系と第2の命令実行系とで
    同時に実行する場合、前記第2の命令実行系の演算ステ
    ージで前記後続する1マシンサイクル命令についての演
    算が実行された後、前記第2の命令実行系の演算ステー
    ジの出力ラッチをネゲート状態にし、前記後続する1マ
    シンサイクル命令についての演算結果を保持させて前記
    第2の命令実行系の演算結果書込みステージを待機状態
    とし、その後、前記先行する複数マシンサイクル命令の
    完了に合わせて前記後続する1マシンサイクル命令を完
    了させることができるマシンサイクルとなった時点で、
    前記第2の命令実行系の演算結果書込みステージの待機
    状態を解除し、前記保持させている演算結果の書込みを
    行わせるように、命令の実行を制御することを特徴とす
    る命令制御方法。
  2. 【請求項2】パイプライン処理によって命令を実行する
    プロセッサであって、少なくとも、第1の命令実行系と
    第2の命令実行系とを有すると共に、先行する複数マシ
    ンサイクル命令と後続する1マシンサイクル命令とをそ
    れぞれ前記第1の命令実行系と前記第2の命令実行系と
    で同時に実行する場合、前記第2の命令実行系の演算ス
    テージで前記後続する1マシンサイクル命令についての
    演算が実行された後、前記第2の命令実行系の演算ステ
    ージの出力ラッチをネゲート状態にし、前記後続する1
    マシンサイクルについての演算結果を保持させて前記第
    2の命令実行系の演算結果書込みステージを待機状態と
    し、その後、前記先行する複数マシンサイクル命令の完
    了に合わせて前記後続する1マシンサイクル命令を完了
    させることができるマシンサイクルになった時点で、前
    記第2の命令実行系の演算結果書込みステージの待機状
    態を解除し、前記保持させている演算結果の書込みを行
    わせるように、命令の実行を制御する命令制御手段を有
    していることを特徴とするプロセッサ。
  3. 【請求項3】前記命令制御手段は、前記第1の命令実行
    系から出力される、マルチサイクルを指示するマルチサ
    イクル指示信号と、第1演算結果書込みステージを指示
    する第1演算結果書込みステージ指示信号と、マイクロ
    プログラム読出しステージの終了を指示するマイクロプ
    ログラム読出しステージ終了指示信号とから所定の制御
    信号を生成し、該所定の制御信号を前記第2の命令実行
    系のパイプライン制御部の演算ステージ制御部及び演算
    結果書込みステージ制御部に供給することにより、前記
    第2の命令実行系の演算ステージで前記後続する1マシ
    ンサイクル命令についての演算が実行された後、前記第
    2の命令実行系の演算ステージの出力ラッチをネゲート
    状態にし、前記後続する1マシンサイクル命令について
    の演算結果を保持させて前記第2の命令実行系の演算結
    果書込みステージを待機状態とし、その後、前記先行す
    る複数マシンサイクル命令の完了に合わせて前記後続す
    る1マシンサイクル命令を完了させることができるマシ
    ンサイクルとなった時点で、前記第2の命令実行系の演
    算結果書込みステージの待機状態を解除し、前記保持さ
    せている演算結果の書込みを行わせるように、命令を制
    御することを特徴とする請求項2記載のプロセッサ。
JP14537592A 1992-06-05 1992-06-05 プロセッサにおける命令制御方法及びプロセッサ Withdrawn JPH05341995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14537592A JPH05341995A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 プロセッサにおける命令制御方法及びプロセッサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14537592A JPH05341995A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 プロセッサにおける命令制御方法及びプロセッサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05341995A true JPH05341995A (ja) 1993-12-24

Family

ID=15383780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14537592A Withdrawn JPH05341995A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 プロセッサにおける命令制御方法及びプロセッサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05341995A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2008129883A1 (ja) * 2007-04-18 2010-07-22 三菱電機株式会社 符号化装置、復号装置、符号変換装置及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2008129883A1 (ja) * 2007-04-18 2010-07-22 三菱電機株式会社 符号化装置、復号装置、符号変換装置及びプログラム
JP4722214B2 (ja) * 2007-04-18 2011-07-13 三菱電機株式会社 符号化装置、復号装置、符号変換装置及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3587255B2 (ja) スーパースカラプロセッサ
US5404552A (en) Pipeline risc processing unit with improved efficiency when handling data dependency
US4879646A (en) Data processing system with a pipelined structure for editing trace memory contents and tracing operations during system debugging
JP2004171573A (ja) 新規な分割命令トランズアクションモデルを使用して構築したコプロセッサ拡張アーキテクチャ
US6338134B1 (en) Method and system in a superscalar data processing system for the efficient processing of an instruction by moving only pointers to data
KR100983135B1 (ko) 패킷의 의존성 명령을 그룹핑하여 실행하는 프로세서 및 방법
JPH1165839A (ja) プロセッサの命令制御機構
JP3510729B2 (ja) 命令実行方法および命令実行装置
JP2004529405A (ja) 依存性を決定するためのコンテンツ・アドレス指定可能メモリを実装したスーパースケーラ・プロセッサ
JPH03233630A (ja) 情報処理装置
JP3490005B2 (ja) 命令制御装置及びその方法
US4803615A (en) Microcode control of a parallel architecture microprocessor
JPH05341995A (ja) プロセッサにおける命令制御方法及びプロセッサ
JPS6161416B2 (ja)
JPH07219766A (ja) 演算処理装置
JPH09138748A (ja) 浮動小数点命令の早期完了方法および装置
JP2920968B2 (ja) 命令処理順序制御方式
JP2933848B2 (ja) データ処理装置
JP3524240B2 (ja) 並列命令処理装置
JP3743155B2 (ja) パイプライン制御型計算機
JP2003248670A (ja) プロセッサ
JPH07191845A (ja) 即値データ転送装置
JP2000250869A (ja) マルチプロセッサの制御方法およびその装置
JPH04308930A (ja) 電子計算機
JPH11119995A (ja) データ処理装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831