JPH0534160A - 振動子 - Google Patents

振動子

Info

Publication number
JPH0534160A
JPH0534160A JP3209851A JP20985191A JPH0534160A JP H0534160 A JPH0534160 A JP H0534160A JP 3209851 A JP3209851 A JP 3209851A JP 20985191 A JP20985191 A JP 20985191A JP H0534160 A JPH0534160 A JP H0534160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
oscillator
angular velocity
powder
powders
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3209851A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nakamura
村 武 中
Yoshiaki Hidenouchi
之 内 義 昭 幣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3209851A priority Critical patent/JPH0534160A/ja
Priority to EP19920112595 priority patent/EP0529309B1/en
Priority to DE1992607116 priority patent/DE69207116T2/de
Publication of JPH0534160A publication Critical patent/JPH0534160A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 雰囲気温度が変化しても反りが発生しにくい
振動子を得る。 【構成】 振動子10をたとえば正3角柱状などの多角
柱状に形成する。振動子10は、恒弾性金属材料などの
粉末を金型に入れ、成形したのち焼成することによって
作製される。このとき、粉末の量を調整することによっ
て、振動子10の機械的品質係数Qを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は振動子に関し、特にた
とえば、振動ジャイロの振動体として用いられる、振動
子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の振動子としては、たとえばエリン
バなどの恒弾性を有する金属材料を3角柱状に形成した
ものがあった。このような振動子は、たとえば円柱状の
恒弾性材料を用い、ロール引きやダイス引きなどの異形
成形によって形成されていた。この振動子はたとえば角
速度センサなどに用いられ、その場合振動子の側面に圧
電素子が取り付けられる。
【0003】このような角速度センサでは、たとえば1
つの圧電素子または他の2つの圧電素子に駆動信号を与
えることによって、振動子が屈曲振動する。この状態
で、振動子の軸方向を中心として回転すると、コリオリ
力が働いて振動方向が変わる。それに応じて圧電素子に
電圧が発生し、その電圧を測定すれば、角速度センサに
加わった回転角速度を検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】たとえば3角柱状の振
動子を作製する場合、図4のような円柱状の恒弾性材料
1が準備される。この恒弾性材料1が、図5に示すよう
に、ローラ2でロール引きされて、その断面が3角柱状
に近い形状になる。このとき、図5の矢印に示すよう
に、恒弾性材料の平面となる部分が内側に押され、3角
柱の稜線になる部分が外側に押し出されるように変形す
る。したがって、作製された振動子3には、図6の矢印
に示すような応力がかかる。
【0005】ところが、このような応力の分布を、振動
子の中心に対して完全対称にすることは困難である。そ
のため、雰囲気温度によって、振動子に反りが生じる。
角速度センサに振動子を用い、この振動子に反りが生じ
ると、圧電素子に振動子の反りに応じた電圧が発生す
る。したがって、正確な回転角速度を測定することがで
きない。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、雰
囲気温度の変化によって反りの生じにくい振動子を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、金属材料あ
るいはセラミック材料の粉末を柱状に成形し焼成したこ
とを特徴とする、振動子である。
【0008】
【作用】金属材料あるいはセラミック材料の粉末を成形
し焼成するため、作製された振動子には、応力がほとん
ど作用しない。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、振動子にはほとんど
応力がかからないため、不均一な応力の分布がなく、雰
囲気温度が変わっても反りが生じにくい。そのため、こ
の振動子を角速度センサに応用すれば、振動子の反りに
よる誤差が少なくなり、正確に回転角速度を検出するこ
とができる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
る。振動子10は、たとえばエリンバ,ステンレス鋼,
42ニッケルなどの金属材料あるいはセラミック材料で
形成される。この振動子10は、たとえば正3角柱状に
形成される。この振動子10は、たとえば角速度センサ
の振動体として用いられる。この場合、図2に示すよう
に、振動子10の外側面の中央部には、それぞれ圧電素
子12a,12b,12cが形成される。そして、圧電
素子12a,12bまたは圧電素子12cに、駆動信号
が印加される。この駆動信号によって、振動子10は、
圧電素子12cの形成された面に直交する向きに屈曲振
動する。この状態で、振動子10の軸方向を中心として
回転すると、コリオリ力が働いて振動子10の振動方向
が変わる。このとき、2つの圧電素子12a,12bに
は、加わった回転角速度に応じた電圧が発生する。した
がって、圧電素子12a,12bに発生する電圧の差を
測定することにより、角速度センサに加わった回転角速
度を検出することができる。
【0012】振動子10を作製するには、たとえば恒弾
性を有する金属材料の粉末が準備される。さらに、図3
に示すように、たとえば正3角柱状の空洞部20を有す
る金型22が準備される。この金型22の空洞部20
に、恒弾性金属材料の粉末が充填される。そして、粉末
を加圧することによって成形し、さらに焼成することに
よって振動子10が形成される。
【0013】この振動子10では、恒弾性金属材料の粉
末を成形し焼成するため、円柱状の材料を異形成形する
場合のように、振動子10に応力が働かない。そのた
め、雰囲気温度が変化しても、振動子10に反りが発生
しにくい。したがって、この振動子10を角速度センサ
に応用すれば、雰囲気温度の変化による反りによって圧
電素子12a,12bに電圧が発生せず、回転角速度に
よる電圧のみを測定することができる。そのため、正確
に回転角速度を検出することができる。
【0014】振動子10を角速度センサに使用する場
合、振動子10の機械的品質係数Qによって、外乱があ
ってから特性が安定するまでの時間が異なる。つまり、
Qが大きいほど振動子としての性能は良くなるが、応答
時間が長くなる。一方、Qが小さいと振動子としての性
能は悪くなるが、応答時間は短くなる。そこで、Qを適
当に選ぶことによって、振動子としての性能と応答時間
とのバランスをとることができる。
【0015】Qを調整するには、金型22に充填する恒
弾性金属材料の粉末の量を変えればよく、それによって
振動子10の密度が変わり、作製された振動子10のQ
が調整される。この方法では、振動子10の材質を変え
ずに、Qのみを変えることができる。たとえば、振動子
の材質を変えるとヤング率が変わり、それによって伝搬
速度が変わる。しかしながら、恒弾性金属材料の粉末の
量を変えれば、ヤング率などの特性を変えることなく、
Qのみを変えることができる。したがって、特性の好適
な材料を用いて、応答時間を調整することができる。
【0016】なお、上述の実施例では振動子を3角柱状
に形成したが、振動子の形状は必要に応じて、4角柱状
や6角柱状など、他の形状に形成してもよい。また、振
動子の材料としては、恒弾性金属材料以外にも、要求さ
れる特性に応じて、恒弾性を有しない金属材料,セラミ
ック材料およびガラス材の粉末などを使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す振動子を用いた角速度センサを示す
図解図である。
【図3】図1に示す振動子を作製するために用いられる
金型の図解図である。
【図4】この発明の背景となる従来の振動子を作製する
のに用いられる材料を示す斜視図である。
【図5】図4に示す材料をロール引きする状態を示す図
解図である。
【図6】図5に示すロール引きによって作製された従来
の振動子の断面を示す図解図である。
【符号の説明】
10 振動子 12a,12b,12c 圧電素子 22 金型

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 金属材料あるいはセラミック材料の粉末
    を柱状に成形し焼成したことを特徴とする、振動子。
JP3209851A 1991-07-26 1991-07-26 振動子 Pending JPH0534160A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3209851A JPH0534160A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 振動子
EP19920112595 EP0529309B1 (en) 1991-07-26 1992-07-23 Method of manufacturing a vibrator
DE1992607116 DE69207116T2 (de) 1991-07-26 1992-07-23 Verfahren zur Herstellung eines Schwingkörpers

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3209851A JPH0534160A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 振動子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0534160A true JPH0534160A (ja) 1993-02-09

Family

ID=16579677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3209851A Pending JPH0534160A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 振動子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0534160A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05133752A (ja) * 1991-11-12 1993-05-28 Akai Electric Co Ltd 振動子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05133752A (ja) * 1991-11-12 1993-05-28 Akai Electric Co Ltd 振動子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7523537B1 (en) Method of manufacturing a tuning fork with reduced quadrature errror and symmetrical mass balancing
JPH0534160A (ja) 振動子
EP0529309A1 (en) Method of manufacturing a vibrator
JPH05209752A (ja) 振動子
JPH0510766A (ja) 圧電素子
JPH0510765A (ja) 圧電素子
JPH07280571A (ja) 振動ジャイロ用圧電セラミックおよび振動ジャイロ
JP3958455B2 (ja) 振動子、振動型ジャイロスコープおよび直線加速度計
JP3206299B2 (ja) 圧電振動子
JP2546375B2 (ja) 振動子
JPH0650762A (ja) 振動ジャイロ
JPH08320233A (ja) 振動ジャイロの感度温度特性の調整方法
JP2560677B2 (ja) 振動ジャイロ
JP2508384B2 (ja) 角速度センサ
EP0679866A2 (en) Piezoelectric vibrating gyroscope
JPH07159182A (ja) 振動ジャイロ
JPH0510764A (ja) 圧電素子
JP2000171258A (ja) 振動ジャイロ
JPH08327368A (ja) 圧電振動子
JPH11239036A (ja) 圧電振動子
JP2006064397A (ja) 振動子および加速度検出素子
JPS58170109A (ja) 小型gtカツト水晶振動子
Yahiaoui et al. Improved modeling of the dynamical behaviour of cantilever microbeams
JPH07318355A (ja) 振動ジャイロ
JPH06201387A (ja) 振動ジャイロ