JPH0534092Y2 - - Google Patents

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JPH0534092Y2
JPH0534092Y2 JP1986069218U JP6921886U JPH0534092Y2 JP H0534092 Y2 JPH0534092 Y2 JP H0534092Y2 JP 1986069218 U JP1986069218 U JP 1986069218U JP 6921886 U JP6921886 U JP 6921886U JP H0534092 Y2 JPH0534092 Y2 JP H0534092Y2
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ballast
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は蛍光ランプ用安定器、特に詳細には絶
縁性充填物の充填作業が能率良く行なわれるよう
にした蛍光ランプ用安定器に関するものである。
(従来の技術) 蛍光ランプ用安定器として従来より、外箱内に
トランスやコンデンサ等の電気部品を収め、そし
て該外箱内に絶縁性充填物を充填して上記電気部
品を固定させてなるものが公知となつている。上
記絶縁性充填物は例えばポリエステル樹脂と硅砂
等の混合物であり、外箱内への流し込み時には流
動性を有する状態とされ、充填された後硬化して
電気部品を固定する作用を果たす。
上記の絶縁性充填物は、安定器外箱に広い面積
で接着して該外箱と強固に一体化することが望ま
れる。そこで従来は第4図に示すように略直方体
状の外箱を、その最も小さい面を構成する蓋板3
0と、該蓋板30によつて閉じられる小さな開口
31を有する有底の箱本体32とから形成し、ト
ランス33やコンデンサ34等の電気部品を箱本
体32内に配した後、上記小さな開口31から絶
縁性充填物35を箱本体32内に流し込むように
していた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし絶縁性充填物35の流動性はかなり低い
ので、上記のような小さな開口31から箱本体3
2内にこの絶縁性充填物35を充填させるには、
かなりの時間(例えば20秒程度)が必要となつて
いた。すなわち上述のようにすると絶縁性充填物
35を徐々に流し込む必要があり、また流し込ま
れた絶縁性充填物35がトランス33とコンデン
サ34の間等の狭い空間内に回り込むのにも時間
がかかるからである。
そこで第5図に示すように、外箱を大きな開口
31を有する箱本体32と、この開口31を閉じ
る大きな蓋板30とから形成し、一時に多量の絶
縁性充填物35を箱本体32内に流し込むことも
考えられている。しかしこの場合は、絶縁性充填
物35の上面がちようど蓋板30に接するように
該絶縁性充填物35の充填量を制御することは事
実上不可能であり、この充填量は上記よりも少な
めに設定される。したがつて大きな蓋板30は絶
縁性充填物35と接着し得ず、安定器使用中にト
ランス33の磁気振動で該蓋板30が振動し騒音
を生じることがある。なお第4図の例では蓋板3
0が比較的小さいので、該蓋板30と絶縁性充填
物35とが接着していなくても上記の騒音は発生
し難い。
そこで本考案は、絶縁性充填物の充填が容易に
行なわれ、しかも上述のような蓋板の振動を生じ
ることのない蛍光ランプ用安定器を提供すること
を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の蛍光ランプ用安定器は、前述のように
略直方体状の外箱内に電気部品を収納し、該外箱
内に充填した絶縁性充填物によつて上記電気部品
を固定するようにした蛍光ランプ用安定器におい
て、 上記外箱を、その面のうちの長さ最大の面の1
つを構成する蓋板と、該蓋板によつて閉じられ
る、充填物流し込み口となる開口を有する有底の
箱本体とから形成し、 上記蓋板には、硬化前の絶縁性充填物を箱外部
に流出させるための小孔を設け、 そして絶縁性充填物の充填量を、上記蓋板の小
孔を通つて外箱外に溢出する量に設定したことを
特徴とするものである。
(作用) 上述のように蓋板を大きく(すなわち箱本体の
開口を大きく)形成すれば、絶縁性充填物の流し
込みが容易に行なわれうる。また蓋板に上記のよ
うな小孔が設けられていれば、絶縁性充填物の流
し込み量を多めにして、余剰の絶縁性充填物をこ
の小孔から箱外に逃がすことができる。したがつ
て大きな蓋板を絶縁性充填物に接着させることが
可能となり、前述の振動の発生を防止できる。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳
細に説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例による
蛍光ランプ用安定器10を示すものである。第1
図はこの蛍光ランプ用安定器10の作成途中の状
態を示し、第2図はその完全後の状態を示してい
る。まず、第1図に示されるように大きな開口1
1を有する有底の箱本体12内には、トランス3
3、コンデンサ34等の電気部品が配置され、こ
れらの電気部品からの口出線13が箱本体12の
小さな配線引出孔14から外部に引き出される。
次いで、先に述べたように流動性を有する絶縁性
充填物35が、上記開口11から箱本体12内に
流し込まれる。次いで、絶縁性充填物35が流動
性を保つているうちに、蓋板15が開口11を閉
じるように箱本体12に組み合わされるが、上記
絶縁性充填物35の流入量は、その上面レベル
L2が、組み合わされた際の蓋板15の下面レベ
ルL1を若干上回る量に設定される。
上記蓋板15の左右両側部は上方に直角に折り
曲げられ、これら側部15a,15bにはそれぞ
れ一例として2個ずつの突部16が絞り加工によ
つて形成されている。一方箱本体12の左右両側
板の上部には、それぞれ2個ずつの係合孔17が
設けられており、蓋板15は上記突部16をこれ
らの係合孔17内に係合させることにより、箱本
体12に強固に組み合わされる。前述した蓋板1
5の下面レベルL1は、上記のようにして該蓋板
15が箱本体12に固定されることにより、常に
所定レベルに設定される。なおこの蓋板15に
は、一例として4個の小孔18が設けられてお
り、またその四隅には切欠き19が形成されてい
る。
以上述べたようにして箱本体12と蓋板15と
が一体化されることにより、第2図図示のように
安定器の外箱20が形成され、該外箱20内でト
ランス33、コンデンサ34等は絶縁性充填物3
5によつて固定される。ここで、先に述べたよう
に絶縁性充填物35の上面レベルL2と蓋板15
の下面レベルL1が設定されていたため、蓋板1
5を箱本体12に組み合わせた際に、該蓋板15
の下面は必ず絶縁性充填物35の上面に密着す
る。したがつて絶縁性充填物35が硬化した際に
は、大きな蓋板15はこの絶縁性充填物35と強
固に接着することになり、前述したような振動の
発生が防止される。また蓋板15を箱本体12に
組み合わせた際、流動性の有る絶縁性充填物35
の余剰分は、蓋板15の小孔18および切欠き1
9(これも小孔の一種となる)から外箱外に流出
する。こうして流出した絶縁性充填物35はその
まま硬化するので、蓋板15はこの部分の絶縁性
充填物35により、いわばリベツト止めのように
して強固に固定される。
本実施例においては第3図に拡大図示したよう
に、蓋板15の小孔18のうちの2個は、蓋板部
材を完全に打ち抜かず、該部材に2本の切込みを
入れてその間の部分を押し下げた形で形成されて
いる。したがつて絶縁性充填物35は、上記押し
下げられた部分に絡み付く形で硬化し、蓋板15
と絶縁性充填物35はより一層強固に一体化す
る。なお本考案装置において小孔18を上記のよ
うに形成することは必ずしも必要ではなく、また
すべての小孔18を上記のように形成しても構わ
ない。
また第2図に示されるように、蓋板15は略直
方体状の外箱20の最も広い面の1つを構成する
ものとして形成されているから、つまり換言すれ
ば開口11が上記蓋板15に対応して極めて大き
なものとされているから、絶縁性充填物35を箱
本体12内に流し込む作業は容易に行なわれ、ま
た電気部品間に回り込むための所要時間も短いの
で、極めて素早く行なわれうる。例えば前記第4
図に示した従来装置に比べれば、サイズが同じ場
合、本考案装置における絶縁性充填物35の充填
所要時間は略半分程度で済む。
なお上記実施例においては、略直方体状の外箱
20の最も広い面の1つが蓋板15で構成されて
いるが、本考案装置においては、外箱の面のうち
少なくとも一辺の長さが最大の面を蓋板によつて
構成すればよい。例えば第2図の例では、符号A
で示す面、つまり長さが最大であるが幅は2番目
に長い面を蓋板で構成するようにしてもよい。そ
のようにしても、絶縁性充填物の充填作業を容易
かつ短時間で行なうことができる。
(考案の効果) 以上詳細に説明した通り本考案の蛍光ランプ用
安定器においては、絶縁性充填物の充填作業を容
易かつ短時間で行なうことができ、安定器組立作
業の能率を著しく向上させることができる。また
本考案装置においては、安定器外箱の一面を構成
する大きな蓋板は箱本体内の絶縁性充填物と強固
に接着して一体化するようになつているから、ト
ランスの磁気振動により蓋板が振動して騒音を生
じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による蛍光ランプ用
安定器を作成している状態を示す斜視図、第2図
は上記実施例の蛍光ランプ用安定器の完成後の状
態を示す斜視図、第3図は上記蛍光ランプ用安定
器の一部を拡大して示す斜視図、第4図と第5図
は従来の蛍光ランプ用安定器の例を示す斜視図で
ある。 10……蛍光ランプ用安定器、11……箱本体
の開口、12……箱本体、15……蓋板、16…
…蓋板の突部、17……係合孔、18……蓋板の
小孔、19……蓋板の切欠き、20……外箱、3
3……トランス、34……コンデンサ、35……
絶縁性充填物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略直方体状の外箱と、該外箱内に収納された電
    気部品と、前記外箱内に充填されて前記電気部品
    を固定する絶縁性充填物とからなる蛍光ランプ用
    安定器において、 前記外箱が、その面のうちの長さ最大の面の1
    つを構成する蓋板と、該蓋板によつて閉じられ
    る、充填物流し込み口となる開口を有する有底の
    箱本体とから形成され、 前記蓋板に、硬化前の前記充填物を流出させる
    ための小孔が設けられ、 前記充填物の充填量が、前記蓋板の小孔を通つ
    て外箱外に溢出する量とされていることを特徴と
    する蛍光ランプ用安定器。
JP1986069218U 1986-05-08 1986-05-08 Expired - Lifetime JPH0534092Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5975613A (ja) * 1982-10-25 1984-04-28 Tokyo Electric Co Ltd 放電灯安定器

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