JPH05340682A - 回転型熱交換器のシール装置 - Google Patents

回転型熱交換器のシール装置

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JPH05340682A
JPH05340682A JP15090992A JP15090992A JPH05340682A JP H05340682 A JPH05340682 A JP H05340682A JP 15090992 A JP15090992 A JP 15090992A JP 15090992 A JP15090992 A JP 15090992A JP H05340682 A JPH05340682 A JP H05340682A
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JP
Japan
Prior art keywords
seal
outer peripheral
cross arm
cross
sealing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP15090992A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Goto
哲男 後藤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05340682A publication Critical patent/JPH05340682A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転式熱交換器の蓄熱コアの端面に接触し
て、該端面とハウジングの間に流体が漏洩するのを防止
するためのシールにおける熱歪を防止する。 【構成】 蓄熱コア1の高温側1Hと低温側1Lを横切
ってクロスアームシール4をコア1の端面に接触させ、
コア1の外周端面に設けた外周シール部2に半円弧状の
外周シール5、6に内開きのテーパ面52、62を設け、
外周側の基点51、61でクロスアームシール4に接触さ
せ、外周シール5、6からクロスアームシール4に沿っ
て延びるアーム10、11を基点51、61を通る線0上
でC型金具14で結束する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温の流体の排熱を回
収する熱交換器、例えばガスタービンの排気の熱で吸気
を加熱するようにした熱交換器における流体シール装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンの吸排気系は、図9に示す
構成を備えるのが一般である。図9でaは出力軸、bは
タービン、cはコンプレッサ、dは熱交換器の蓄熱コ
ア、eはバーナであり、コンプレッサcで加圧された高
圧低温の空気はパイプfで蓄熱コアdの高圧側に入り、
ここで蓄熱コアdと熱交換して加熱されたのちパイプg
でバーナeに至り、バーナeの燃焼熱で更に高温とな
り、タービンbを駆動する。該タービンbで膨張して圧
力及び温度が低下したガスは、蓄熱コアdの低圧側に入
り、余熱でこれを加熱したのち排出される。そして、蓄
熱コアdを通るガスが、その外周側又は低圧側へ洩れる
のを防止するために、高温側シールhと低温側シールi
がコアdとハウジングの間に介設されており、各シール
h、iは図10に示すようにクロスアームシールh1
1と外周シールh2、i2を一体に備えている(実開昭
55−19907号、同56−144986号)。この
構造によれば、各シールには部分的に温度差があるため
熱歪が生じ易く、圧力差により歪部分から漏洩が生じ易
い。例えば図11に示す外周シールh2の半部について
は、内周側が外周側以上に加熱されるため、仮想線でh
21として示すように両端が開く傾向が生じ、この両端が
クロスアームシールで拘束されているため、内周側が紙
面上下方向に歪むねじれが生じ、コアとの接触が不確実
となりシール作用が低下する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、外周シール
とクロスアームシールを別体とし、熱歪の発生を防止し
てシール性を向上させることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明における前記課題
の解決手段は、外周シールとクロスアームシールからな
るシールの前面を、回転する蓄熱コアの端面に気密に当
接し、該シールの背面とハウジングに密封装置を設けた
回転型熱交換器のシール装置において、前記シールは、
直線状のクロスアームシールと略半円弧状の外周シール
を別体に構成し、前記クロスアームシールは、蓄熱コア
の外周シール部を越えて延びる延長部を備え、前記外周
シールは、クロスアームシールの側面に接する両端面
と、両端の外周側からクロスアームの前記延長部に沿っ
て延びて該延長部に相対移動可能に結束されたアームと
を備えることを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明は、外周シールが略半円形に形成され、
その端部のアームがクロスアームシールの延長部と接触
し、かつ変形自在に保持されているので、各部は自由に
伸縮し漏洩を招くような歪は生じない。
【0006】
【実施例】以下、図面に従って本発明の実施例を説明す
る。図1において1は蓄熱性物質よりなる蓄熱コアで外
形は円柱状をなし、全面にわたって軸心と平行に微細な
無数のガス通路が形成されている。そして、その外周面
から外周側のリング状の端面にかけて、ガスの漏洩を防
止すると共に表面の機械的強度を増大するための、アル
ミナセメント層よりなる外周シール面2が形成されてい
る。3は高温側のシールで、該シール3は、耐熱金属よ
りなり、コア1の端面に直径方向に気密に接するクロス
アームシール4と、コア1の高圧側1H及び低圧側1L
に配置されて外周シール面2に気密に接する略半円形の
外周シール5、6からなる。
【0007】クロスアームシール4の両端には、図2に
示すようにコア1を越えて突出する延長部41が延設さ
れ、これに長手方向に開口するU形のガイド溝7が形成
され、ねじ挿通用の2個の孔8が貫設されている。
【0008】外周シール5、6の両端面は、外周側の基
点51、61がクロスアームシール4に接触し、内周側が
クロスアームシール4から離れるテーパ面52、62とさ
れる。この関係は、図3に一方のシール5について拡大
して示されており、鎖線は常温時、実線は高温時を示
す。そして、外周シール5、6の両端外周からは、クロ
スアームシール4沿いに延びるアーム10、11が突設
され、その基部外側には円弧状の凹部12、13が設け
られる。クロスアームシール4と外周シール5、6を、
気密に保持しながら相対的に変形可能に結束するため
に、前記凹部12、13に係合する突部141、142
もつC型金具14が添設され、図4、5に示すようにこ
れらの表裏を覆うガイド板15、16がねじ17で止着
されている。ガイド板15、16には、前記ガイド溝7
と重なる長円孔18が穿設されている。延長部41の厚
さは、アーム10、11及びC型金具14より僅かに厚
くしてあり、ガイド板15、16とアーム10、11及
び金具14との間に隙間を生じさせて相対移動が自由に
行なえるようにしてある。
【0009】前記アーム10、11の凹部12、13の
最深点は、これらを結ぶ線0が基点51、61を通る位置
に設けられ、C型金具14の突部141、142で結束さ
れている。このように結束することにより、温度変化に
よる変形時に、外周シール5、6の端面及びアーム10
は、基点51、61を中心として揺動するように変形する
ことができ、ねじれは生じない。したがって、クロスア
ームシール4、外周シール5、6は蓄熱コア1の端面に
対して密接状態を維持することができる。そして、各シ
ール4、5、6の背面とハウジングの間を、可撓性の適
宜の密封装置で接続することにより、蓄熱コア1が熱膨
張又はハウジングに対して微小移動をしても気密が維持
できる。図6〜8において20はハウジングで、該ハウ
ジング20は、クロスアーム21と外周部22を備え、
該ハウジング20とシール3の間に密封装置25が介設
されクロスアーム21と外周部22に囲まれる半円形の
空間を通る流体が、前記密封装置25及びシール3によ
って所定経路外に出るのを防止される。
【0010】密封装置25は、弾性金属板よりなってコ
字形断面をもつクロスアームシールベローズ26とV字
形断面をもつ外周シールベローズ27、28を備える。
クロスアームシールベローズ26は、図7に示すように
底辺即ち中間辺261が高圧側1Hに偏寄してクロスア
ームシール4に気密に接合され、平行辺262、26
がクロスアーム21に設けた保持溝29に嵌合してい
る。該保持溝29は、外開きの台形をなしており、その
側面に平行辺26、263が接触をしている。高圧側
1Hの流体は、高圧側の平行辺262を内向きに曲げて
クロスアームシールベローズ26の内部に流入するが、
低圧側の平行辺262を保持溝29の側面に圧着して気
密性を向上させて漏洩を防止し、かつクロスアームシー
ル4が低圧側に移動するのを防止する。また、クロスア
ームシール4と蓄熱コア1との間には、図7に三角形で
示すように高圧側で高く低圧側で低くなる勾配をもつ圧
力Pが作用するがクロスアームシール4の高圧側に偏寄
してクロスアームシールベローズ26が接合されている
ので、該ベローズ26内から中間辺261に作用する圧
力が高圧側に偏寄して作用し、前記圧力Pと略釣合い、
傾斜することなく全面的に接触し密接状態を維持する。
【0011】保持溝29の両端には、位置決めピン30
が植設されており、該ピン30がクロスアームシール4
に設けたU形のガイド溝7とガイド板15、16の長円
孔18に嵌入し、クロスアームシール4の幅方向の移動
を防止すると共に長手方向の伸縮を案内する。
【0012】外周シール5、6の背後の外周シールベロ
ーズ27、28は、外開きのV字形をなし、一方の外周
271、281が各外周シール5、6に溶接され、他方の
外周272、282がハウジング20の外周部22に圧接
している。そして、該ベローズ27、28の端部2
3、283は、クロスアームシールベローズ26の平行
辺262、263と僅かの隙間で対向している。また、低
圧側のベローズ28の端部283は、クロスアームベロ
ーズ26の偏寄分だけ長くされてクロスアームシール4
上に載置される。
【0013】以上の構成を備え、このうち外周シール5
は、常温時は図3で鎖線で示すようにその両端面におい
て外周側の基点51でクロスアームシール4に接し、該
基点51を通る垂直線0上の凹部12がC型金具14の
突部141で係止されているため、高温時に外周シール
5が実線で示すように股を開いた状態になって、クロス
アームシール4に対して相対的に変形すると、基点51
はクロスアームシール4に気密に接触した状態を保ち、
内方のテーパ面52は、傾斜が減少してクロスアームシ
ール4に接触するように変形し、外方のアーム10の内
端面は、クロスアームシール4から浮くように変形する
ことが可能となる。
【0014】このため、温度変化の際に外周シール5の
熱膨張又は熱収縮による変形が殆ど拘束されることなく
行われ、これにより片当りが生じるようなねじり変形は
発生しない。また他の外周シール6においても同様の作
用が生じる。そして、外周シール5、6の背面とハウジ
ング20の間には外周シールベローズ27、28が接続
され、クロスアームシール4の背面とハウジング20の
間にはクロスアームシールベローズ26が接続され、か
つ各ベローズ26、27、28の内側に流入する高圧側
の流体により、ハウジング20との接触面の接触圧力は
増大され、又は低下を防止されるので、流体の漏洩は防
止され、効率よく熱交換が行なわれる。なお、シール3
とハウジング20の間の密封には、これらのベローズ2
6、27、28による密封装置25に代えて、種々の耐
熱弾性材を用いることができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、クロスアームシ
ールと外周シールを別体とし、クロスアームシールの延
長部に外周シールのアームを相対移動可能に結束したの
で、温度変化に伴う外周シールの伸縮が自由に行なわ
れ、ねじり状態の歪が発生するのを防止できる。したが
って外周シールから流体が漏洩するのを防止できる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の正面図
【図2】 クロスアームシールの延長部の正面図
【図3】 結束部の拡大正面図
【図4】 同上側面図
【図5】 図1の5−5線断面図
【図6】 ハウジングからシールまでの分解斜面図
【図7】 要部の縦断面図
【図8】 クロスアームシールに垂直な半径方向断面
【図9】 従来技術の説明図
【図10】 同上シールの斜面図
【図11】 外周シールの変形説明図
【符号の説明】
1 蓄熱コア、 2 外周シール部、 3 シール、
4 クロスアームシール、 41 延長部、 5、
6 外周シール、51、61 基点、 52、62 テー
パ面、 12、13 凹部、14 C型金具、 1
1、142 突部、 20 ハウジング、25 密封
装置、 26 クロスアームシールベローズ、27、
28 外周シールベローズ、 29 保持溝。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周シールとクロスアームシールからな
    るシールの前面を、回転する蓄熱コアの端面に気密に当
    接し、該シールの背面とハウジングに密封装置を設けた
    回転型熱交換器のシール装置において、前記シールは、
    直線状のクロスアームシールと略半円弧状の外周シール
    を別体に構成し、前記クロスアームシールは、蓄熱コア
    の外周シール部を越えて延びる延長部を備え、前記外周
    シールは、クロスアームシールの側面に接する両端面
    と、両端の外周側からクロスアームの前記延長部に沿っ
    て延びて該延長部に相対移動可能に結束されたアームと
    を備えることを特徴とする、回転型熱交換器のシール装
    置。
  2. 【請求項2】 前記外周シールの端面は、常温で外周側
    がクロスアームシールに接し、内周側がクロスアームシ
    ールから離れるテーパ面としたことを特徴とする、請求
    項1の回転型熱交換器のシール装置。
  3. 【請求項3】 前記外周シールのアームは、基部の外側
    面に凹部を有し、該凹部に係合する突部をもつ金具でク
    ロスアームシールの延長部に結束されていることを特徴
    とする、請求項1又は2の回転型熱交換器のシール装
    置。
  4. 【請求項4】 クロスアームシールの背面に接合したク
    ロスアームシールベローズの自由端がハウジングの保持
    溝に気密に当接して支持され、外周シールの背面に接合
    した外周シールベローズの自由端がハウジングに気密に
    当接されていることを特徴とする、請求項1、2又は3
    の回転型熱交換器のシール装置。
  5. 【請求項5】 前記保持溝は、外開きの台形の断面形状
    をもち、前記クロスアームシールベローズは、断面略コ
    字形で中間辺がクロスアームシールに固定され、平行な
    2辺の自由端が前記保持溝の台形の側面に接することを
    特徴とする請求項4の回転型熱交換器のシール装置。
JP15090992A 1992-06-10 1992-06-10 回転型熱交換器のシール装置 Pending JPH05340682A (ja)

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JP15090992A JPH05340682A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 回転型熱交換器のシール装置

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JP15090992A JPH05340682A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 回転型熱交換器のシール装置

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JPH05340682A true JPH05340682A (ja) 1993-12-21

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ID=15507042

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JP15090992A Pending JPH05340682A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 回転型熱交換器のシール装置

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JP (1) JPH05340682A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108168206A (zh) * 2017-11-15 2018-06-15 中核新能核工业工程有限责任公司 一种松紧式接触传热的8l容器深冷装置

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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