JPH05340621A - ビルマイヤヒートポンプ装置 - Google Patents

ビルマイヤヒートポンプ装置

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JPH05340621A
JPH05340621A JP14753792A JP14753792A JPH05340621A JP H05340621 A JPH05340621 A JP H05340621A JP 14753792 A JP14753792 A JP 14753792A JP 14753792 A JP14753792 A JP 14753792A JP H05340621 A JPH05340621 A JP H05340621A
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JP
Japan
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high temperature
regenerator
space
cylinder
heat pump
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14753792A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kitamoto
正宏 北元
Yoshikatsu Hiratsuka
善勝 平塚
Bunichi Taniguchi
文一 谷口
Tsutomu Ishino
勉 石野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05340621A publication Critical patent/JPH05340621A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • F25B9/14Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the cycle used, e.g. Stirling cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G1/00Hot gas positive-displacement engine plants
    • F02G1/04Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
    • F02G1/043Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
    • F02G1/044Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines having at least two working members, e.g. pistons, delivering power output
    • F02G1/0445Engine plants with combined cycles, e.g. Vuilleumier
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G2250/00Special cycles or special engines
    • F02G2250/18Vuilleumier cycles

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温シリンダ(1H)の周壁内空間(18)
に配設されたアニュラ形の高温再生器(13H)の内周
部側や外周部側に、作動ガスの再生器(13H)に対す
るバイパス通路となる隙間がシリンダ(1H)及び再生
器(13H)の各熱膨張に応じて生じるのを防止する。 【構成】 再生器(13H)の内周部側に隙間が生じる
場合には、該内周部側に再生器(13H)よりも線膨張
係数の大きい内筒部材(20)を配設する。また、再生
器(13H)の外周部側に隙間が生じる場合には、該外
周部側に再生器(13H))よりも線膨張係数の小さい
外筒部材(21)を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビルマイヤヒートポ
ンプ装置に関し、特に高温再生器の配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のビルマイヤヒートポンプ装置の
一例としては、例えば特開平1−137164号公報等
に開示されているものがある。このものでは、図2に例
示するように、高温シリンダ(1H)内の高温ディスプ
レーサ(3H)と低温シリンダ(1L)内の低温ディス
プレーサ(3L)とを所定の位相差(例えば90°)で
往復動させて各シリンダ(1H),(1L)内の高温空
間(9H)、中温空間(10H),(10L)及び低温
空間(9L)の各容積をそれぞれに変化させることによ
り、作動ガスの圧力を変化させて熱サイクルを形成し、
ヒータ部(14H)及びクーラ部(17L)では吸熱
を、また中温部熱交換器(16H),(16L)では放
熱をそれぞれ行うように構成されている。
【0003】そして、高温空間(9H)と高温側の中温
空間(10H)とは高温連通路(12H)によって互い
に連通され、該連通路(12H)の途中には高温再生器
(13H)が配設されており、高温ガスが高温空間(9
H)から中温空間(10H)に移動する際には再生器
(13H)で蓄熱し、中温ガスが中温空間(10H)か
ら高温空間(9H)に移動する際には再生器(13H)
に蓄えた上記熱を再生するようになされている。
【0004】上記再生器(13H)としては、従来、図
5に示すように、高温シリンダ(1H)の周壁内に該該
シリンダ(1H)と同心の筒形状に形成した周壁内空間
(18)に圧入状態で配設されたアニュラ形のものが知
られている。そして、高温空間(9H)の数百℃程度に
昇温した作動ガスがヒータ管(14H)を通って再生器
(13H)に運ばれ、該再生器(13H)を通過する間
に熱交換により数十℃程度に降温される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のヒ
ートポンプ装置では、高温再生器(13H)を内外周部
の各側と周壁内空間(18)の内外周壁面との間に隙間
が生じないように該空間(18)に十分に圧入してはい
るものの、運転を開始して高温シリンダ(1H)及び再
生器(13H)が熱膨張すると、上記空間(18)の内
周側壁面と再生器(13H)の内周部との間や、空間
(18)の外周側壁面と再生器(13H)の外周部との
間の圧入度合が緩んで再生器(13H)の内周部側や外
周部側に隙間(a),(b)が生じる。そして、この隙
間(a),(b)が作動ガスの再生器(13H)に対す
るバイパス通路となって再生器(13H)自体のガス通
過量が減少し易いという構造上の問題があり、再生器
(13H)の効率低下の原因となっている。
【0006】この発明は斯かる諸点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、高温シリンダ及び高温再生器の熱膨
張時に、高温再生器の内周部側や外周部側に隙間が生じ
ないようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、高温再生器よりも線膨張係
数の大きい内筒部材によって、高温再生器の内周部側に
大きな隙間が生じないようにした。
【0008】具体的には、この発明では、図2に示すよ
うに高温シリンダ(1H)内の高温空間(9H)及び中
温空間(10H)を互いに連通する高温連通路(12
H)が、シリンダ(1H)の周壁内に該シリンダ(1
H)と同心の筒形状に形成された周壁内空間(18)を
有し、該空間(18)に両端が開口された筒状の高温再
生器(13H)が同心状に収容されたビルマイヤヒート
ポンプ装置が前提である。
【0009】そして、図1に示すように上記周壁内空間
(18)の内周側壁面と高温再生器(13H)の内周部
との間に、内筒部材(20)を内周面が上記内周側壁面
に対面しかつ外周面が上記内周部に圧接した状態に配設
する。この内筒部材(20)を高温再生器(13H)よ
りも線膨張係数の大きい素材によって構成する。
【0010】また、請求項2の発明では、上記請求項1
の発明において、内筒部材(20)の両端部における作
動ガスの洩れを防止するために、上記周壁内空間(1
8)の両端側壁面に、少なくとも熱膨張時には内筒部材
(20)の両端部に略密着状態で接する密閉係止面(2
3),(24)を周設する。
【0011】そして、上記請求項2の発明における密閉
係止面(23),(24)を、請求項3の発明では円環
溝(27),(28)の側面によって、また請求項4の
発明では図4に示すように円環突条(31),(32)
の側面によってそれぞれ構成する。
【0012】請求項5の発明では、上記目的を達成する
ために、高温再生器よりも線膨張係数の小さい外筒部材
によって、高温再生器の外周部側に隙間が生じないよう
にした。
【0013】具体的には、この発明では、図2に示すよ
うに高温シリンダ(1H)内の高温空間(9H)及び中
温空間(10H)を互いに連通する高温連通路(12
H)が、シリンダ(1H)の周壁内に該シリンダ(1
H)と同心の筒形状に形成された周壁内空間(18)を
有し、該空間(18)に筒状で両端が開口された高温再
生器(13H)が同心状に収容されたビルマイヤヒート
ポンプ装置が前提である。
【0014】そして、図1に示すように上記周壁内空間
(18)の外周側壁面と高温再生器(13H)の外周部
との間に、外筒部材(21)を外周面が上記壁面に対面
しかつ内周面が上記外周部に圧接した状態に配設する。
この外筒部材(21)を高温シリンダ(1H)よりも線
膨張係数の小さい素材によって構成する。
【0015】また、請求項6の発明では、上記請求項5
の発明において、外筒部材(21)の両端部における作
動ガスの洩れを防止するために、上記周壁内空間(1
8)の両端側壁面に、少なくとも熱膨張時には外筒部材
(21)の両端部に略密着状態で接する密閉係止面(2
5),(26)を周設する。
【0016】そして、上記請求項6の発明における密閉
係止面(25),(26)を、請求項7の発明では円環
溝(29),(30)の側面によって、また請求項8の
発明では図4に示すように円環突条(33),(34)
の側面によってそれぞれ構成する。
【0017】さらに、請求項9の発明では、上記請求項
5の発明における外筒部材(21)に加えて、周壁内空
間(18)の内周側壁面と高温再生器(13H)の内周
部との間に、高温再生器(13H)よりも線膨張係数の
大きい内筒部材(20)を内周面が上記壁面に対面しか
つ外周面が上記内周部に圧接した状態に配設する。
【0018】
【作用】上記の構成において、請求項1の発明では、高
温シリンダ(1H)及び高温再生器(13H)の熱膨張
時に周壁内空間(18)の内周側壁面と、該壁面の外周
側に位置する高温再生器(13H)の内周部との間に半
径方向の隙間が生じる場合に、内筒部材(20)の外周
面と該外周面の外周側に位置する再生器(13H)の内
周部とが互いに圧接し合った状態で内筒部材(20)及
び再生器(13H)がそれぞれ熱膨張すると、内筒部材
(20)は再生器(13H)よりも大きく熱膨張するこ
とにより外周面を再生器(13H)の内周部にさらに強
く圧接させるので、再生器(13H)の内周部側に隙間
は生じない。
【0019】加えて、上記の場合に内筒部材(20)が
外周面を再生器(13H)の内周部に圧接させるように
熱膨張することにより、内筒部材(20)の内周面と周
壁内空間(18)の内周側壁面との間には隙間(22)
が半径方向に形成ないし拡大されることになる。この隙
間(22)は上記壁面の内筒部材(20)に対する断熱
層となるので、上記壁面から内筒部材(20)を介して
再生器(13H)に伝わる熱伝達量が減少する。
【0020】また、請求項2の発明では、上記請求項1
の発明において、少なくとも熱膨張時には内筒部材(2
0)の両端部に密閉係止面(23),(24)が全周に
わたって略密着状態で接していることにより、上記両端
部を略密閉状態とすることができるので、装置の運転中
に、内筒部材(20)の両端部から作動ガスが洩れるの
を抑えることができる。そして、このような密閉係止面
(23),(24)は、円環溝(27),(28)や円
環突条(31),(32)の一方または両方の側面によ
って構成することができる。
【0021】上記の構成において、請求項5の発明で
は、高温シリンダ(1H)及び高温再生器(13H)の
熱膨張時に周壁内空間(18)の外周側壁面と、該壁面
の内周側に位置する再生器(13H)の外周部との間に
半径方向の隙間が生じる場合に、外筒部材(21)の内
周面と該内周面の内周側に位置する再生器(13H)の
外周部とが互いに圧接し合った状態で外筒部材(21)
及び再生器(13H)がそれぞれ熱膨張すると、外筒部
材(21)は再生器(13H)よりも熱膨張の程度が小
さいことにより内周面を再生器(13H)の外周部にさ
らに強く圧接させるので、再生器(13H)の外周部側
に隙間は生じない。
【0022】また、請求項6の発明では、上記請求項5
の発明において、少なくとも熱膨張時には外筒部材(2
1)の両端部に密閉係止面(25),(26)が全周に
わたって略密着状態で接していることにより、上記両端
部を略密閉状態とすることができるので、装置の運転中
に、外筒部材(21)の両端部から作動ガスが洩れるの
を抑えることができる。そして、このような密閉係止面
(25),(26)は、円環溝(29),(30)や円
環突条(33),(34)の一方または両方の側面によ
って構成することができる。
【0023】さらに、請求項9の発明では、上記内筒部
材(20)及び外筒部材(21)を共に配設したことに
より、再生器(13H)内外周部の両側において隙間が
生じるのを防止することができる。
【0024】
【実施例】
(実施例1)以下、この発明の実施例1を図面に基づい
て説明する。先ず、この実施例に係るビルマイヤヒート
ポンプ装置の全体構成を、図2に基づいて説明する。こ
の装置は、互いに例えば90°の交差角度で交差するニ
ッケルクロム合金製の高温及び低温シリンダ(1H),
(1L)同士がそれぞれクランクケース(2)の隔壁
(2H),(2L)で一体に接合され、各シリンダ(1
H),(1L)は略密閉状態に閉塞されている。そし
て、高温シリンダ(1H)内には高温ディスプレーサ
(3H)が、また低温シリンダ(1L)内には低温ディ
スプレーサ(3L)がそれぞれ往復動可能に嵌挿されて
いる。
【0025】上記両ディスプレーサ(3H),(3L)
は例えば90°の位相差で往復動するように連結機構
(4)により連結されている。連結機構(4)は、クラ
ンクケース(2)に水平方向の回転中心をもって支持さ
れたクランク軸(5)を有し、このクランク軸(5)に
はクランクケース(2)内に位置するクランクピン(5
a)が設けられている。クランク軸(5)の一端は起動
用モータ(図示せず)に駆動連結されている。上記クラ
ンクピン(5a)には、リンク(5b),(6H)を介
して高温ロッド(7H)の基端が連結され、このロッド
(7H)は上記隔壁(2H)のロッド挿通孔(8H)を
貫通し、その先端は高温ディスプレーサ(3H)の基端
に結合されている。また、クランクピン(5a)には、
リンク(5b),(6La),(6Lb)を介して低温
ロッド(7L)の基端が連結され、このロッド(7L)
は上記隔壁(2L)のロッド挿通孔(8L)を貫通し、
その先端は低温ディスプレーサ(3L)の基端に結合さ
れており、両ディスプレーサ(3H),(3L)はシリ
ンダ(1H),(1L)の交差により所定の位相差(9
0°)で往復動するようになっている。
【0026】高温シリンダ(1H)内は、上記高温ディ
スプレーサ(3H)により先端側の高温空間(9H)と
基端側の中温空間(10H)とに区画されている。一
方、低温シリンダ(1L)内は、低温ディスプレーサ
(3L)により先端側の低温空間(9L)と基端側の中
温空間(10L)とに区画されている。高温シリンダ
(1H)側の中温空間(10H)と低温シリンダ(1
L)側の中温空間(10L)とは中温部接続管(11)
により接続され、これら高温、低温及び中温空間(9
H),(9L),(10H),(10L)にはヘリウム
等の作動ガスが充填されている。
【0027】上記高温シリンダ(1H)の中温空間(1
0H)は高温空間(9H)に対し、シリンダ(1H)周
囲に形成した円筒状の周壁内空間(18)を一部とする
高温連通路(12H)により、また低温シリンダ(1
L)の中温空間(10L)は低温空間(9L)に対し、
シリンダ(1L)周囲に形成した円筒状の低温連通路
(12L)によりそれぞれ連通されている。高温シリン
ダ(1H)には、蓄熱式熱交換器からなるアニュラ形の
高温再生器(13H)と、該再生器(13H)お高温空
間(9H)側に位置する高温部熱交換器としてのヒータ
管(14H)と、上記再生器(13H)の中温空間(1
0H)側に位置するシェルアンドチューブ式の中温部高
温側熱交換器(16H)とが配設されている。また、シ
リンダ(1H)の上方には、ヒータ管(14H)内の作
動ガスを加熱する加熱手段としてのバーナ(17H)が
配設されている。一方、低温連通路(12L)には蓄熱
式熱交換器からなる低温再生器(13L)と、該再生器
(13L)の低温空間(9L)側に位置する低温部熱交
換器としてのシェルアンドチューブ式のクーラ(17
L)と、上記再生器(13L)の中温空間(10L)側
に位置するシェルアンドチューブ式の中温部低温側熱交
換器(16L)とが配設されている。
【0028】上記高温再生器(13H)は上記高温シリ
ンダ(1H)の周壁内空間(18)に配設されている。
この再生器(13H)は該空間(18)に収容された多
数のステンレスメッシュ(マトリックス)からなり、空
間(18)の形状に合った円筒形状(アニュラ形状)を
なしている。また、空間(18)の上端側壁面には、図
1に示すように上記ヒータ管(14H)の開口端(14
Ha)が設けられている。
【0029】この発明の特徴として、この実施例では高
温再生器(13H)の内周部側には円筒形状で上下両端
が開口した小径の内筒部材(20)が、また外周部側に
は同じく円筒形状で上下両端が開口した大径の外筒部材
(21)が配設されている。上記内筒部材(20)はニ
ッケルクロム合金製の高温シリンダ(1H)及びステン
レス製の高温再生器(13H)よりも線膨張係数の大き
い例えばアルミニウム等の素材からなっており、一方、
上記外筒部材(21)はシリンダ(1H)及び再生器
(13H)よりも線膨張係数の小さい例えばアンバー、
タングステン、モリブデン等の素材からなっている。つ
まり、この実施例では、外筒部材(21)<再生器(1
3H)<シリンダ(1H)<内筒部材(20)の順に線
膨張係数が大きくなるように設定されている。そして、
再生器(13H)の内周部には内筒部材(20)の外周
面が、また外周部には外筒部材(21)の内周面がそれ
ぞれ圧接状態となっている。また、内筒部材(20)の
上端部及び下端部と、外筒部材(21)の上端部及び下
端部とは再生器(13H)に比べてそれぞれ上下方向に
若干長く形成されている。
【0030】尚、この実施例では、再生器(13H)及
び内外筒部材(20),(21)の三者を予め一体にセ
ットしている。つまり、内筒部材(20)と外筒部材
(21)との半径方向における隙間に再生器(13H)
を構成する多数のステンレスメッシュが収容された状態
で三者は一体に組み込まれており、そのままシリンダ
(1H)の周壁内空間(18)に嵌装できるようになっ
ているので、従来行われている再生器の圧入作業を省略
することができる。
【0031】一方、周壁内空間(18)の上下両端側壁
面には、内筒部材(20)の上下両端部が係入される円
環状の内周溝(27),(28)(円環溝)と、外筒部
材(21)の上下両端部が係入される円環状の外周溝
(29),(30)(円環溝)とをそれぞれシリンダ
(1H)と同心状に周設している。つまり、上端側壁面
の内周側には内筒部材(20)の上端部に対応する内周
溝(27)が、また下端側壁面の内周側には内筒部材
(20)の下端部に対応する内周溝(28)がれぞれ配
設されている。一方、上端側壁面の外周側には外筒部材
(21)の上端部に対応する外周溝(29)が、また下
端側壁面の外周側には外筒部材(21)の下端部に対応
する外周溝(30)がそれぞれ配設されている。
【0032】上記内周溝(27),(28)の内周側側
面と外周溝(29),(30)の外周側側面との間の間
隔寸法は、一体にセットされた内筒部材(20)の内周
面と外筒部材(21)の外周面との間の厚さ寸法よりも
若干大きく設定されている。さらに、この実施例では、
上記内周側側面と周壁内空間(18)の内周側壁面との
間、及び上記外周側側面と周壁内空間(18)の外周側
壁面との間にそれぞれ半径方向の間隔をとっており、こ
れによって再生器(13H)の嵌装作業自体を容易なも
のとしている。
【0033】そして、この実施例では、シリンダ(1
H)の線膨張係数が外筒部材(21)と内筒部材(2
0)との間にあるので、上記内周溝(27),(28)
の外周側側面によって内筒部材(20)のための密閉係
止面(23),(24)を、また上記外周溝(29),
(30)の内周側側面によって外筒部材(21)のため
の密閉係止面(25),(26)をそれぞれ構成してい
る。尚、シリンダ(1H)と内外筒部材(20),(2
1)との間の線膨張係数の関係によっては、各溝(2
7)〜(30)の両側面の一方を選択して、または両側
面によって密閉係止面を構成することもできる。また、
この実施例では、上記外周側側面と内周側側面との間の
間隔寸法は、再生器(13H)の嵌装時に内外筒部材
(20),(21)の各端部を対応する溝(27)〜
(30)内に容易に係入することができるように、内筒
部材(20)の外周面と外筒部材(21)の内周面との
間の間隔寸法に対して略同じか、ないしは僅かに小さく
設定されている。これにより、再生器(13H)がシリ
ンダ(1H)の周壁内空間(18)に嵌装された状態で
は、内筒部材(20)の上下端部は内周側から上下密閉
係止面(23),(24)に、また外筒部材(21)の
上下端部は外周側から上下密閉係止面(25),(2
6)にそれぞれ略密着しており、よって各端部は略密閉
された状態となっている。
【0034】以上の構成において、このビルマイヤヒー
トポンプサイクルでは、作動ガスの温度(T)とエント
ロピー(S)との関係を示すT−S線図は図3に示すよ
うになる。すなわち、高温側サイクルでは、作動ガスは
行程1→2でバーナ(17H)によって加熱されるヒー
タ管(14H)から吸熱して等温膨張し、次の行程2→
3では熱を高温再生器(13H)に与えて等積冷却され
る。さらに、行程3→4で、中温部高温側熱交換器(1
6H)を介して放熱して等温圧縮し、行程4→1では、
上記再生器(13H)に与えた熱により等積加熱され
る。一方、低温側サイクルでは、作動ガスは行程1′→
2′で熱を低温再生器(13L)に与えて等積冷却さ
れ、行程2′→3′ではクーラ(17L)から吸熱して
等温膨張し、次の行程3′→4′では、上記再生器(1
3L)に与えた熱により等積加熱され、行程4′→1′
で、中温部低温側熱交換器(16L)を介して放熱して
等温圧縮する。
【0035】この一連の行程を繰返す間に、高温シリン
ダ(1H)の高温空間(9H)ではヒータ管(14H)
から吸熱した作動ガスによって数百℃の高熱状態とな
り、またこの高熱ガスがヒータ管(14H)を通って周
壁内空間(18)に流入する結果、高温シリンダ(1
H)、高温再生器(13H)及び内外筒部材(20),
(21)はそれぞれに熱膨張する。
【0036】このとき、内筒部材(20)は再生器(1
3H)よりも線膨張係数が大きいので、内筒部材(2
0)は外周面の外径寸法が再生器(13H)の内径寸法
よりも大きく拡大するように変形する。すなわち、上記
外周面は昇温に応じて再生器(13H)の内周部にさら
に強く圧接する状態となる。一方、外筒部材(21)は
再生器(13H)よりも線膨張係数が小さいので、外筒
部材(21)の内周面における内径寸法の拡大量は再生
器(13H)の外周部よりも小さい。すなわち、外筒部
材(21)の内周面は昇温に応じて再生器(13H)の
外周部にさらに強く圧接する状態となる。これにより、
再生器(13H)の内外周部側に作動ガスのバイパス通
路となる隙間が生じるのを高温状態に応じて防止するこ
とができるので、この隙間防止作用により、再生器(1
3H)自体の実質的なガス通過量を効果的に増加させる
ことができる。
【0037】また、この実施例では、内筒部材(20)
はシリンダ(1H)よりも線膨張係数が大きいのでシリ
ンダ(1H)よりも大きく熱膨張し、上下端部を上下内
周溝(27),(28)の密閉係止面(23),(2
4)に内周側からさらに強く圧接させる。一方、外筒部
材(21)はシリンダ(1H)よりも線膨張係数が小さ
いのでシリンダ(1H)よりも熱膨張の程度が小さく、
上下端部を上下外周溝(29),(30)の密閉係止面
(25),(26)に外周側からさらに強く圧接させ
る。このように、上下端部での密閉状態が上記熱膨張に
応じて強められ、内筒部材(20)及び外筒部材(2
1)の上下端部から作動ガスが洩れるのを防止すること
ができるので、この洩れ防止作用により、再生器(13
H)に対して作動ガスの供給量を十分に確保することが
できる。
【0038】ところで、高温シリンダ(1H)自体が高
熱になると、該シリンダ(1H)の周壁を介して再生器
(13H)に上記高熱が伝わり易く、これによって再生
器(13H)の能力が低下するという問題があるが、こ
れについては、内筒部材(20)の熱膨張に伴って内周
面と周壁内空間(18)の内周側壁面との間に形成され
た隙間(22)により対処している。つまり、この隙間
(22)が断熱層として機能し、上記壁面の高熱が内筒
部材(20)を介して再生器(13H)に伝わる熱伝達
量を抑制している。さらに、この断熱隙間(22)は熱
膨張に応じて隙間寸法が拡大するので、高熱になる程に
断熱性が高まるという利点を有している。尚、この実施
例では、内筒部材(20)の内径寸法を上記壁面の外径
寸法よりも予め若干大きく設定しているので、この寸法
差によって常温時においても最低隙間寸法の断熱隙間
(22)が確保できるようにしている。
【0039】以上のように、この実施例では、再生器
(13H)の内外周部側に隙間が生じるのを防止する隙
間防止作用により、再生器(13H)自体の実質的なガ
ス通過量を増加することができる。また、内外筒部材
(20),(21)の上下端部から作動ガスが洩れるの
を防止する洩れ防止作用により、再生器(13H)に対
するガス供給量を確保することができる。さらに、周壁
内空間(18)の内周側壁面の高熱が再生器(13H)
に伝わるのを防止する断熱作用により、再生器(13
H)の能力低下を抑えることができる。この結果、高温
再生器(13H)の効率を高めることができ、延いては
ビルマイヤヒートポンプ装置の成績係数の向上を図るこ
とができる。
【0040】(実施例2)図4は実施例2を示し、実施
例1と同じ部分については同じ符号を付している。この
実施例では、周壁内空間(18)の上下端側壁面におい
て、内周側には横断面矩形状の内周突条(31),(3
2)を高温シリンダ(1H)と同心状に周設し、かつシ
リンダ(1H)と内外筒部材(20),(21)との間
の線膨張係数の関係を考慮して、各突条(31),(3
2)の内周側側面によってこの発明における内筒部材
(20)側の密閉係止面(23),(24)を構成する
一方、外周側には同じく横断面矩形状の外周突条(3
3),(34)を高温シリンダ(1H)と同心状に周設
し、各突条(33),(34)の外周側側面によってこ
の発明における外筒部材(21)側の密閉係止面(2
5),(26)を構成している。内周突条(31),
(32)の密閉係止面(23),(24)と、外周突条
(33),(34)の密閉係止面(25),(26)と
の半径方向寸法は実施例1と同様である。尚、これら突
条(31)〜(34)を上記壁面に突設したことによっ
て、上端側壁面と再生器(13H)の上面部との間、ま
た下端側壁面と再生器(13H)の下面部との間には、
比較的大きな隙間空間(35),(36)が形成されて
いるが、このような隙間空間(35),(36)の形成
については任意である。
【0041】この実施例によれば、ヒータ管(14H)
の開口端(14Ha)から周壁内空間(18)の上端側
隙間空間(35)に流入した作動ガスは、抵抗の少ない
方つまり開口端(14Ha)から上端側壁面に沿って周
囲に拡がるが、内周側では内周突条(31)の外周側側
面によって、また外周側では外周突条(33)の内周側
側面によって流動方向がそれぞれ下向きに曲げられ、再
生器(13H)に向かって流動する。つまり、作動ガス
は内外筒部材(20),(21)の各上端部に向かって
流動するのを該端部の近傍位置において阻止され、かつ
上記端部から遠ざかって再生器(13H)に向かう方向
に誘導される。尚、下端側隙間空間(27)においても
同様であるので説明は省略する。
【0042】これにより、実施例1で説明した内外筒部
材(20),(21)の各端部における作動ガスの洩れ
防止作用をさらに高めることができるので、再生器(1
3H)に対するガス供給量を高いレベルで確保すること
ができる。この結果、再生器(13H)の効率をさらに
高めることができ、延いてはビルマイヤヒートポンプ装
置の成績係数の向上をさらに図ることができる。
【0043】尚、上記実施例1及び2では、高温再生器
の内外周部両側に隙間が生じ易い場合について説明した
ので内筒部材及び外筒部材の両方を用いているが、内周
部側に隙間が生じない若しくは生じても再生器効率の低
下が許容範囲内である場合には外筒部材のみを用いるこ
とができ、また外周部側についても同様の場合には内筒
部材のみを用いることができる。
【0044】また、上記実施例1及び2では、高温シリ
ンダに比べて内筒部材の線膨張係数が大であり、また外
筒部材の線膨張係数が小であることを利用して、内外筒
部材の周壁内空間への設置作業を容易にするために端部
と密閉係止面との間の半径方向寸法を若干緩く設定して
いるが、設置した状態で両者が十分に密閉した状態とな
るように設定してもよい。
【0045】また、上記実施例2では、突条を横断面矩
形状として内外周側側面がそれぞれの両端側壁面に対し
て略鉛直となるようにしているが、例えば突端側が薄肉
となるようなテーパをつけたり、基端側では上記壁面と
の間にアールを設けたりして任意の形状に構成すること
ができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、熱膨張時に高温再生器の内周部側に作動ガスの
バイパス通路となる隙間が生じ易い場合に、再生器より
も線膨張係数の大きい内筒部材によって上記隙間が生じ
るのを防止することができるので、再生器のガス通過量
を増加させて再生器効率を高めることができ、延いては
ビルマイヤヒートポンプ装置の成績係数の向上を図るこ
とができる。
【0047】加えて、周壁内空間の内周側壁面と内筒部
材の内周面との間に形成される断熱隙間によって、再生
器にシリンダ内周側壁面の高熱が直接に伝わって能力が
低下するのを防止することができるので、シリンダが高
熱状態にあっても再生器の高い効率を維持することがで
きる。
【0048】また、請求項2の発明によれば、内筒部材
の両端部を略密閉状態として該両端部における作動ガス
の洩れを防止することができるので、上記請求項1の発
明による効果に加えて、再生器に対する作動ガスの供給
量を確保することができ、再生器効率をさらに高めるこ
とができる。
【0049】また、請求項3及び4の発明によれば、上
記請求項2の発明において洩れ防止作用をもたらす密閉
係止面をシリンダ周壁内空間の端部側壁面に設けた円環
溝や円環突条の側面によって容易に得ることができる。
【0050】請求項5の発明によれば、熱膨張時に高温
再生器の外周部側に作動ガスのバイパス通路となる隙間
が生じ易い場合に、再生器よりも線膨張係数の小さい外
筒部材によって上記隙間が生じるのを防止することがで
きるので、再生器のガス通過量を増加させて再生器効率
を高めることができ、延いてはビルマイヤヒートポンプ
装置の成績係数の向上を図ることができる。
【0051】また、請求項6の発明によれば、外筒部材
の両端部を略密閉状態として該両端部における作動ガス
の洩れを防止することができるので、上記請求項5の発
明による効果に加えて、再生器に対する作動ガスの供給
量を確保することができ、再生器効率をさらに高めるこ
とができる。
【0052】また、請求項7及び8の発明によれば、上
記請求項6の発明において洩れ防止作用をもたらす密閉
係止面をシリンダ周壁内空間の端部側壁面に設けた円環
溝や円環突条の側面によって容易に得ることができる。
【0053】さらに、請求項9の発明によれば、熱膨張
時に高温再生器の内外周部の両側に作動ガスのバイパス
通路となる隙間がそれぞれ生じ易い場合に、高温再生器
に比べて線膨張係数の大きい内筒部材及び小さい外筒部
材の両方を用いることによって上記隙間が生じるのを防
止することができるので、再生器のガス通過量を増加さ
せて再生器効率を高めることができ、延いてはビルマイ
ヤヒートポンプ装置の成績係数の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係るビルマイヤヒートポ
ンプ装置の要部の部分拡大縱断面図である。
【図2】ビルマイヤヒートポンプ装置の全体構成を示す
縱断面図である。
【図3】ビルマイヤヒートポンプサイクルのT−S線図
である。
【図4】この発明の実施例2に係るビルマイヤヒートポ
ンプ装置の要部の部分拡大縱断面図である。
【図5】従来例の要部の部分拡大縱断面図である。
【符号の説明】
(1H) 高温シリンダ (9H) 高温空間 (10H) 中温空間 (12H) 高温連通路 (13H) 高温再生器 (18) 周壁内空間 (20) 内筒部材 (21) 外筒部材 (23)〜(26) 密閉係止面 (27),(28) 内周溝(円環溝) (29),(30) 外周溝(円環溝) (31),(32) 内周突条(円環突条) (33),(34) 外周突条(円環突条)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 文一 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 石野 勉 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温シリンダ(1H)内の高温空間(9
    H)及び中温空間(10H)を互いに連通する高温連通
    路(12H)が、高温シリンダ(1H)の周壁内に該シ
    リンダ(1H)と同心の筒形状に形成された周壁内空間
    (18)を有し、該空間(18)に両端が開口された筒
    状の高温再生器(13H)が同心状に収容されたビルマ
    イヤヒートポンプ装置において、 上記周壁内空間(18)の内周側壁面と高温再生器(1
    3H)の内周部との間に、両端が開口された筒状の内筒
    部材(20)を内周面が上記内周側壁面に対面しかつ外
    周面が上記内周部に圧接した状態に配設し、 上記内筒部材(20)を高温再生器(13H)よりも線
    膨張係数の大きい素材によって構成したことを特徴とす
    るビルマイヤヒートポンプ装置。
  2. 【請求項2】 周壁内空間(18)の両端側壁面に、少
    なくとも熱膨張時には内筒部材(20)の両端部に全周
    にわたって略密着状態で接する密閉係止面(23),
    (24)を備えたことを特徴とする請求項1記載のビル
    マイヤヒートポンプ装置。
  3. 【請求項3】 周壁内空間(18)の両端側壁面に高温
    シリンダ(1H)と同心状の円環溝(27),(28)
    を周設し、 上記円環溝(27),(28)の側面によって密閉係止
    面(23),(24)を構成したことを特徴とする請求
    項2記載のビルマイヤヒートポンプ装置。
  4. 【請求項4】 周壁内空間(18)の両端側壁面に高温
    シリンダ(1H)と同心状の円環突条(31),(3
    2)を周設し、 上記円環突条(31),(32)の側面によって密閉係
    止面(23),(24)を構成したことを特徴とする請
    求項2記載のビルマイヤヒートポンプ装置。
  5. 【請求項5】 高温シリンダ(1H)内の高温空間(9
    H)及び中温空間(10H)を互いに連通する高温連通
    路(12H)が、高温シリンダ(1H)の周壁内に該シ
    リンダ(1H)と同心の筒形状に形成された周壁内空間
    (18)を有し、該空間(18)に両端が開口された筒
    状の高温再生器(13H)が同心状に収容されたビルマ
    イヤヒートポンプ装置において、 上記周壁内空間(18)の外周側壁面と高温再生器(1
    3H)の外周部との間に、筒状で両端が開口された外筒
    部材(21)を外周面が上記外周側壁面に対面しかつ内
    周面が上記外周部に圧接した状態に配設し、 上記外筒部材(21)を高温再生器(13H)よりも線
    膨張係数の小さい素材によって構成したことを特徴とす
    るビルマイヤヒートポンプ装置。
  6. 【請求項6】 周壁内空間(18)の両端側壁面に、少
    なくとも熱膨張時には外筒部材(21)の両端部に全周
    にわたって略密着状態で接する密閉係止面(25),
    (26)を備えたことを特徴とする請求項5記載のビル
    マイヤヒートポンプ装置。
  7. 【請求項7】 周壁内空間(18)の両端側壁面に高温
    シリンダ(1H)と同心状の円環溝(29),(30)
    を周設し、 上記円環溝(29),(30)の側面によって密閉係止
    面(25),(26)を構成したことを特徴とする請求
    項6記載のビルマイヤヒートポンプ装置。
  8. 【請求項8】 周壁内空間(18)の両端側壁面に高温
    シリンダ(1H)と同心状の円環突条(33),(3
    4)を周設し、 上記円環突条(33),(34)の側面によって密閉係
    止面(25),(26)を構成したことを特徴とする請
    求項6記載のビルマイヤヒートポンプ装置。
  9. 【請求項9】 周壁内空間(18)の内周側壁面と高温
    再生器(13H)の内周部との間に、両端が開口された
    筒状の内筒部材(20)を内周面が上記内周側壁面に対
    面しかつ外周面が上記内周部に圧接した状態に配設し、 上記内筒部材(20)を高温再生器(13H)よりも線
    膨張係数の大きい素材によって構成したことを特徴とす
    る請求項5記載のビルマイヤヒートポンプ装置。
JP14753792A 1992-06-08 1992-06-08 ビルマイヤヒートポンプ装置 Withdrawn JPH05340621A (ja)

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