JPH0533971U - シーム溶接機のローラ電極駆動制御装置 - Google Patents

シーム溶接機のローラ電極駆動制御装置

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JPH0533971U
JPH0533971U JP8904691U JP8904691U JPH0533971U JP H0533971 U JPH0533971 U JP H0533971U JP 8904691 U JP8904691 U JP 8904691U JP 8904691 U JP8904691 U JP 8904691U JP H0533971 U JPH0533971 U JP H0533971U
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JP
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roller electrode
roller
curved portion
welded
driving means
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JP8904691U
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Inventor
誠和 玉井
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対のローラ電極によりシーム溶接すると
き、シーム面に湾曲部があっても溶接不良を生じさせな
い。 【構成】 第1ローラ電極11を回転駆動する第1駆
動手段21と、この駆動手段とは別に第2ローラ電極1
1を回転駆動する第2駆動手段22と、第1及び第2ロ
ーラ電極11,12により加圧しながら挟んだ状態で2
枚の重ね合せた板状の被溶接材20a,20bの湾曲部
Cを検出する検出手段38,39と、第1及び第2駆動
手段21,22を制御するコントローラ40とを備え
る。コントローラ40は検出手段38,39が被溶接材
20a,20bの湾曲部Cを検出するときこの湾曲部に
より形成される凸面に当接するローラ電極が従動するよ
うに第1又は第2駆動手段21,22のいずれかを制御
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシーム溶接機のローラ電極の回転駆動を制御する装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
シーム溶接法は2枚の重ね合せた板状の被溶接材を一対の上下ローラ電極によ り加圧しながら挟んで両ローラ電極を回転しながら両ローラ電極間に通電して2 枚の被溶接材を溶着する方法である。 従来のシーム溶接機は上下ローラ電極を単一の駆動装置により同一の速度で互 いに反対方向に回転駆動し、被溶接材を移動しながらシーム溶接している。この 上下ローラ電極に連続通電すると、既に溶接が終った隣接部を通って電流の無効 分流が生じるため、通常シーム溶接機では通電を断続的に行い、スポット溶接の ナゲットを順次つなぎ合わせて、連続した溶接部を得ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のシーム溶接機は被溶接材のシーム面が平坦でなく湾曲していて重ね合せ た被溶接材の厚みが大きい場合には、上下ローラ電極を同速で回転させると、こ の湾曲部で凸面に当接するローラ電極がシーム面においてスリップして溶接不良 を生じる不具合があった。
【0004】 本考案の目的は、シーム面に湾曲部があっても溶接不良を生じさせないシーム 溶接機のローラ電極駆動制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応する図1に基づいて説 明する。本考案のシーム溶接機のローラ電極駆動制御装置は、第1ローラ電極1 1を回転駆動する第1駆動手段21と、この第1駆動手段21とは別に第2ロー ラ電極11を回転駆動する第2駆動手段22と、第1及び第2ローラ電極11, 12により加圧しながら挟んだ状態で2枚の重ね合せた板状の被溶接材20a, 20bの湾曲部Cを検出する検出手段38,39と、第1及び第2駆動手段21 ,22を制御するコントローラ40とを備え、このコントローラ40は検出手段 38,39が被溶接材20a,20bの湾曲部Cを検出するときこの湾曲部によ り形成される凸面に当接するローラ電極が従動するように第1又は第2駆動手段 21,22のいずれかを制御することを特徴とする。
【0006】
【作用】
検出手段38,39が被溶接材20a,20bの湾曲部Cを検出すると、コン トローラ40がシーム面の凸面側のローラ電極11を別のローラ電極12の回転 に従動するように制御するため、このローラ電極11はスリップすることなく別 のローラ電極12とともに被溶接材20a,20bをシーム溶接する。
【0007】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図4及び図5に示すように、この例では車両の燃料タンク20を形成するため に、重ね合せた2枚のフランジ部分を被溶接材20a,20bとし、このシーム 面に湾曲部Cがある場合について説明する。この湾曲部Cの下部には燃料タンク 20の車両への架装性の向上のために凹部20cが形成され、この凹部20cに は図示しないプロペラシャフトが配置される。被溶接材20a,20bはそれぞ れ0.8mmの厚さを有する。 図1及び図2に示すように、被溶接材20a,20bのシーム面はシーム溶接 機の第1ローラ電極11と第2ローラ電極12により加圧されかつ挟まれる。1 3及び14はそれぞれ電極11及び12を加圧するための加圧シリンダであって 、そのピストンロッド13a及び14aは電極11の回転軸11a及び電極12 の回転軸12aにそれぞれ当接する。回転軸11a,12aは図示しない溶接変 圧器に電気的に接続される。
【0008】 電極11は第1駆動手段21により回転駆動される。駆動手段21は電極11 の円周表面に当接するナール23と、このナール23を電極11に圧接する油圧 シリンダ24と、このシリンダ24の油圧を増圧するブースタ25とを備える。 ナール23はモータ26により回転駆動される。電極12は第1駆動手段21と 別の第2駆動手段22により回転駆動される。駆動手段22は電極12の円周表 面に当接するナール27と、このナール27を電極12に圧接する油圧シリンダ 28と、このシリンダ28の油圧を増圧するブースタ29とを備える。ナール2 7はモータ30により回転駆動される。 ブースタ25及び29はそれぞれエア圧を入力とし油圧を出力とするシリンダ により構成される。このシリンダ25,29は油路25a,29aを介してそれ ぞれ油圧シリンダ24,28に接続される。またシリンダ25,29の入力用エ ア管路25b,29bは常開の電磁弁16,17を介してエア源18に接続され る。
【0009】 燃料タンク20は作業台31のブラケット32に軸33を中心に揺動可能に設 けられた取付枠34の上に固定される。作業台31の下部の鉛直板35には被溶 接材20a,20bの湾曲部検出プレート36及び37が取付けられ、このプレ ート37には被溶接材20a,20bの山型の湾曲部Cに相応する範囲の始点及 び終点を決める突起37a及び37bがそれぞれ設けられる。この例では谷型の 湾曲部がないためプレート36には突起は設けられない。これらのプレート36 ,37の近傍には突起37a及び37bに対向するように近接スイッチ38及び 39がそれぞれ設けられる(図3)。これらのスイッチ38,39はローラ電極 11,12の軸11aと軸12aとを結ぶ延長線上に位置する。 近接スイッチ38,39の出力はコントローラ40に接続される。コントロー ラ40の制御出力は電磁弁16,17及びモータ26,30に接続される。
【0010】 このような構成のシーム溶接機の動作を説明する。 取付枠34に燃料タンク20を固定し、モータ26及び30を始動した後、ロ ーラ電極11及び12で被溶接材20a,20bを加圧しながら挟んで図示しな い変圧器により通電すると、被溶接材20a,20bのシーム面がシーム溶接さ れる。電極11及び12が駆動手段21及び22により回転駆動され、燃料タン ク20及びプレート36,37が図1の矢印の方向に移動し、その湾曲部Cの始 点が電極11及び12の溶接点に至ると、突起37aが近接スイッチ39を横切 る。これによりコントローラ40は電磁弁16を閉じ、油圧シリンダ24の加圧 作用を停止させる。ナール23がローラ電極11に圧接しなくなり、ローラ電極 11はローラ電極12の回転駆動に伴って被溶接材20a,20bのシーム面を 介して従動するようになる(図4)。 湾曲部Cの終点が電極11及び12の溶接点に至ると、突起37bが近接スイ ッチ39を横切り、コントローラ40は電磁弁16を開き、油圧シリンダ24の 加圧作用を再開する。
【0011】 なお、上記実施例では被溶接材20a,20bのシーム面が山型の湾曲部Cを 有し、この湾曲部Cで上部のローラ電極11が従動する場合について説明したが 、シーム面が谷型の湾曲部を有する場合にはこの湾曲部で下部のローラ電極12 を従動させることもできる。この場合には図1のプレート36に破線で示すよう に突起36a,36bを取付ける。 また、本考案は上記実施例で示したナール駆動式のシーム溶接機に限らず、ロ ーラ電極をギヤで駆動するギヤ駆動式のシーム溶接機にも適用することができる 。
【0012】
【考案の効果】
以上述べたように、従来、被溶接材に湾曲部があるときに単一の駆動手段によ り一対のローラ電極を回転駆動した場合、シーム面においてスリップして溶接不 良を生じていたものが、本考案によれば、シーム面の凸面に当接するローラ電極 を別のローラ電極の回転に従動するように制御するように構成したので、凸面側 のローラ電極はスリップすることなく別のローラ電極とともに被溶接材をシーム 溶接することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例シーム溶接機のローラ電極駆
動制御装置の構成図。
【図2】そのローラ電極駆動機構の構成図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】そのローラ電極と被溶接材の拡大図。
【図5】そのシーム溶接する燃料タンクの斜視図。
【符号の説明】
C 湾曲部 11 第1ローラ電極 12 第2ローラ電極 20 燃料タンク 20a,20b 被溶接材 21 第1駆動手段 22 第2駆動手段 38,39 近接スイッチ(検出手段) 40 コントローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ローラ電極(11)を回転駆動する第1
    駆動手段(21)と、 前記第1駆動手段(21)とは別に第2ローラ電極(12)を回
    転駆動する第2駆動手段(22)と、 前記第1及び第2ローラ電極(11,12)により加圧しなが
    ら挟んだ状態で2枚の重ね合せた板状の被溶接材(20a,2
    0b)の湾曲部(C)を検出する検出手段(38,39)と、 前記検出手段(38,39)の検出出力に基づいて第1及び第
    2駆動手段(21,22)を制御するコントローラ(40)とを備
    え、 前記コントローラ(40)は前記検出手段(38,39)が前記被
    溶接材(20a,20b)の湾曲部(C)を検出するときこの湾曲部
    により形成される凸面に当接するローラ電極が従動回転
    するように前記第1又は第2駆動手段(21,22)のいずれ
    かを制御することを特徴とするシーム溶接機のローラ電
    極駆動制御装置。
JP8904691U 1991-10-04 1991-10-04 シーム溶接機のローラ電極駆動制御装置 Pending JPH0533971U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015074025A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 ナストーア溶接テクノロジー株式会社 抵抗溶接装置
JP5872730B2 (ja) * 2013-02-15 2016-03-01 本田技研工業株式会社 シーム溶接方法及びシステム

Cited By (2)

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JP5872730B2 (ja) * 2013-02-15 2016-03-01 本田技研工業株式会社 シーム溶接方法及びシステム
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