JPH05338958A - エレベーター用補償索張り車装置 - Google Patents

エレベーター用補償索張り車装置

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JPH05338958A
JPH05338958A JP16552392A JP16552392A JPH05338958A JP H05338958 A JPH05338958 A JP H05338958A JP 16552392 A JP16552392 A JP 16552392A JP 16552392 A JP16552392 A JP 16552392A JP H05338958 A JPH05338958 A JP H05338958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension pulley
tension
elevator
rope
hoistway
Prior art date
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Pending
Application number
JP16552392A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhito Kimura
宣仁 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP16552392A priority Critical patent/JPH05338958A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 張り車の緩漫な上方変位を拘束しないエレベ
ーター用補償索張り車装置を得る。 【構成】 補償索(6)の下垂湾曲部(8)に張り車(9)を跨
装状態に配置する。また、張り車(9)に対向した固定部
に粘性油(18)を収納したシリンダ(19)を設ける。そし
て、シリンダ(19)に収容したピストン(20)を可撓条体(2
1)の両端に連結し、可撓条体(21)の中間部を張り車(9)
に巻き掛けて跳上抑止機構(17)を構成する。この跳上抑
止機構(17)の移動抵抗は、張り車(9)の緩漫上昇時に小
さく、張り車(9)の急激上昇時に大きくなる。 【効果】 異常発生時における張り車の跳ね上がりを抑
制する。また、主索等の経年変化や環境変化による伸長
・短縮に対しては張り車が変位し、主索等に作用する加
重張力が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、かご側とつり合いお
もり側の主索重量変動調整のために配置されるエレベー
ター用補償索張り車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3、及び図4は、例えば特開昭62−
211286号公報に示された従来のエレベーター用補
償索張り車装置を示す図である。図において、(1)はエ
レベーターの昇降路、(2)は昇降路(1)頂部に設けられた
巻上機、(3)は巻上機(2)に巻き掛けられて、一端にかご
(4)、他端につり合おもり(5)を吊持した主索、(6)は両
端がそれぞれかご(4)、及びつり合おもり(5)に連結され
て下垂し、昇降路(1)の下部(7)に下垂湾曲部(8)を形成
した補償索、(9)は下垂湾曲部(8)に跨装状態に配置され
た張り車で、支持枠(10)に枢持されて、支持枠(10)が昇
降路(1)の下部(7)から立設された案内レール(11)に係合
されて上下方向に移動可能に保持される。(12)は案内レ
ール(11)の上下方向に沿い、互いに離れて設けられた凹
所、(13)は下端が張り車(9)の支持枠(10)に枢着され、
上端は凹所(12)に対向した逆止片、(14)は両端がそれぞ
れ支持枠(10)及び逆止片(13)の上端に保持されて逆止片
(13)の上端を案内レール(11)方向へ付勢する引きばねで
ある。(15)はかご(4)に設けられた非常止め装置、(16)
は昇降路(1)の下部(7)に設けられた緩衝器である。
【0003】従来のエレベーター用補償索張り車装置は
上記のように構成され、補償索(6)は下垂湾曲部(8)に張
り車(9)が配置されることにより補償索(6)に張力が付与
される。そして、巻上機(2)が付勢されると主索(3)を介
してかご(4)、つり合おもり(5)が互いに反対方向へ昇降
し、この昇降に伴って補償索(6)も両端部が互いに反対
方向へ昇降する。この昇降に対して下垂湾曲部(8)、及
び張り車(9)はほぼ一定位置に保持される。一方、主索
(3)、補償索(6)はかご(4)、張り車(9)等の重量によって
経時的に伸長するため、張り車(9)は次第に下降する。
この下降に従って逆止片(13)は一方向阻止機能を有する
ものであって、上端が案内レール(11)方向へ付勢されて
いるものの、逆止片(13)の上端は凹所(12)から脱出し
て、順次、下方の案内レール(11)の凹所(12)に対向す
る。そして、エレベーター装置に異常が発生し、非常止
め装置(15)が作動したり、かご(4)、又はつり合おもり
(5)が緩衝器(16)に衝突したりすると、かご(4)、又はつ
り合おもり(5)に跳ね上がりが発生する。この跳ね上が
りによって、支持枠(10)を含めた張り車(9)に跳ね上が
り力が作用する。この跳ね上がり力による張り車(9)の
上方変位を、案内レール(11)の最寄りの凹所(12)に逆止
片(13)上端が係合することにより阻止するようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター用補償索張り車装置は、主索(3)等の経時的
な伸長に伴う張り車(9)の下降に従って逆止片(13)が順
次、下方の案内レール(11)の凹所(12)に対向して異常時
の張り車(9)の跳ね上がりを抑制する。しかし、主索(3)
等の索条は設置環境の温度や、湿度の影響により、季節
によって伸縮を繰り返す。したがって、主索(3)等が縮
む場合は、補償索(6)の下垂湾曲部(8)の上昇にも係わら
ず、張り車(9)の上方変位が阻止されて、主索(3)、補償
索(6)に余計な張力が作用し続けるという問題点があっ
た。
【0005】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、主索等の緩慢な短縮に対する張
り車の上方変位を拘束しないエレベーター用補償索張り
車装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター用補償索張り車装置においては、昇降路下部に設け
られ上下変位可能に保持されて補償索の下垂湾曲部に跨
装状態に配置された張り車と、昇降路下部に固定されて
張り車の支持枠の両側にそれぞれ配置され粘性油が収納
されたシリンダ、及びこのシリンダに収容されたピスト
ンが両端にそれぞれ連結され、中間部が張り車の支持枠
に巻き掛けられた可撓条体からなる跳上抑止機構とが設
けられる。
【0007】
【作用】上記のように構成されたエレベーター用補償索
張り車装置の跳上抑止機構は、張り車の緩漫な上下移動
には小さい移動抵抗を発生し、また、張り車の急激な上
下移動には、大きい移動抵抗を発生する。
【0008】
【実施例】図1及び図2は、この発明の一実施例を示す
図である。図において、(1)はエレベーターの昇降路、
(2)は昇降路(1)頂部に設けられた巻上機、(3)は巻上機
(2)に巻き掛けられて一端にかご(4)、他端につり合おも
り(5)を吊持した主索、(6)は両端がそれぞれかご(4)及
びつり合おもり(5)に連結されて下垂し、昇降路(1)の下
部(7)に下垂湾曲部(8)を形成した補償索、(9)は下垂湾
曲部(8)に跨装状態に配置された張り車で、支持枠(10)
に枢持されて、支持枠(10)が昇降路(1)の下部(7)から立
設された案内レール(11)に係合されて上下方向に移動可
能に保持される。(15)はかご(4)に設けられた非常止め
装置、(16)は昇降路(1)の下部(7)に設けられた緩衝器で
ある。
【0009】(17)は昇降路(1)下部(7)に設けられた跳上
抑止機構で、昇降路(1)下部(7)に固定されて、張り車
(9)の支持枠(10)の両側にそれぞれ配置されて、粘性油
(18)が収納されたシリンダ(19)、及びシリンダ(19)に収
容されたピストン(20)が両端にそれぞれ連結され、中間
部が張り車(9)の支持枠(10)に巻き掛られたワイヤーロ
ープからなる可撓条体(21)によって構成されている。
【0010】上記のように構成されたエレベーター用補
償索張り車装置において、補償索(6)は下垂湾曲部(8)に
張り車(9)が配置されることにより補償索(6)に張力が付
与される。そして、巻上機(2)が付勢されると主索(3)を
介してかご(4)、つり合おもり(5)が互いに反対方向へ昇
降し、この昇降に伴って補償索(6)も両端部が互いに反
対方向へ昇降する。この昇降に対して下垂湾曲部(8)及
び張り車(9)はほぼ一定位置に保持される。一方、主索
(3)、補償索(6)はかご(4)、張り車(9)等の吊設物の重量
によって経時的に伸長する。この伸長によって張り車
(9)は次第に下降するが、これによる支持枠(10)を含め
た張り車(9)の上下変位は緩漫であって、可撓条体(21)
の両端にそれぞれ連結されたピストン(20)が受けるシリ
ンダ(19)内の粘性油(18)の作用、すなわち、跳上抑止機
構(17)の作用による移動抵抗は小さい。したがって、主
索(3)等が経時的に伸長に追随して張り車(9)等が少ない
抵抗で下降するため、補償索(6)への張力付与作用が阻
害されることはない。
【0011】そして、エレベーター装置に異常が発生
し、非常止め装置(15)が作動したり、かご(4)、又はつ
り合おもり(5)が緩衝器(16)に衝突したりすると、かご
(4)、又はつり合おもり(5)に跳ね上がりが発生する。こ
の跳ね上がりによって、支持枠(10)を含めた張り車(9)
に跳ね上がり力が作用する。この跳ね上がり力による張
り車(9)等の上方変位は急激であって、跳上抑止機構(1
7)の作用による大きい移動抵抗を受ける。これによっ
て、ピストン(20)の上昇移動は緩漫であるので、可撓条
体(21)は大きい力で支持枠(10)を含めた張り車(9)の跳
ね上がり動作を抑制する。
【0012】また、主索(3)等の索条は設置環境の温度
や、湿度の影響により、季節によって伸縮を繰り返す。
これによる支持枠(10)を含めた張り車(9)の上下変位は
緩漫であって、跳上抑止機構(17)の作用による移動抵抗
は小さくなる。したがって、主索(3)等が縮む場合は、
補償索(6)の下垂湾曲部(8)の上昇に伴う、張り車(9)の
上方変位が阻止されることがなく、主索(3)、補償索(6)
に余計な張力が作用し続ける不具合が解消される。そし
て関連部材の疲労加重を防いで長寿命化し、また、安全
性を向上することができる。
【0013】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、昇降
路下部に設けられ上下変位可能に保持されて補償索の下
垂湾曲部に跨装状態に配置された張り車と、昇降路下部
に固定され張り車の支持枠の両側にそれぞれ配置されて
粘性油が収納されたシリンダ、及びこのシリンダに収容
されたピストンが両端にそれぞれ連結されて、中間部が
張り車の支持枠に巻き掛られた可撓条体からなる跳上抑
止機構とを設けたものである。これにより、跳上抑止機
構は、張り車の緩漫な上下移動には小さい移動抵抗を発
生し、また、張り車の急激な上下移動には、大きい移動
抵抗を発生する。したがって、かごが緩衝器に衝突して
跳ね上がる等のエレベーター装置の異常発生時における
支持枠を含めた張り車の跳ね上がり動作を有効に抑制す
ることができる。また、主索に索条における季節変動等
による短縮に対して、張り車の上方変位が阻止されるこ
とがなく、主索、補償索に余計な張力が作用し続けるこ
とによる不具合を解消する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すエレベーター装置の
概念的立面図。
【図2】図1のシリンダ個所の縦断面拡大図。
【図3】従来のエレベーター用補償索張り車装置を示す
エレベーター装置の概念的立面図。
【図4】図3の張り車個所を一部欠切して示す拡大図。
【符号の説明】
1 昇降路 4 かご 5 つり合いおもり 6 補償索 7 下部 8 下垂湾曲部 9 張り車 10 支持枠 17 跳上抑止機構 18 粘性油 19 シリンダ 20 ピストン 21 可撓条体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がかごに、他端がつり合いおもりに
    それぞれ連結されて昇降路下部に下垂湾曲部を形成して
    配置された補償索、上記昇降路下部に設けられ上下変位
    可能に保持されて上記下垂湾曲部に跨装状態に配置され
    た張り車と、上記昇降路下部に固定されて上記張り車の
    支持枠の両側にそれぞれ配置されて粘性油が収納された
    シリンダ、及びこのシリンダに収容されたピストンが両
    端にそれぞれに連結され、中間部が上記張り車の支持枠
    に巻き掛けられた可撓条体からなる跳上抑止機構とを備
    えたエレベーター用補償索張り車装置。
JP16552392A 1992-06-02 1992-06-02 エレベーター用補償索張り車装置 Pending JPH05338958A (ja)

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JP16552392A JPH05338958A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 エレベーター用補償索張り車装置

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JPH05338958A true JPH05338958A (ja) 1993-12-21

Family

ID=15814011

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16552392A Pending JPH05338958A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 エレベーター用補償索張り車装置

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JP (1) JPH05338958A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002046082A1 (en) * 2000-12-07 2002-06-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Elevator main rope elongation sensor
US10093515B2 (en) 2014-04-09 2018-10-09 Mitsubishi Electric Corporation Elevator apparatus

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