JPH05337797A - 石板の面取り設備 - Google Patents

石板の面取り設備

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Publication number
JPH05337797A
JPH05337797A JP4143774A JP14377492A JPH05337797A JP H05337797 A JPH05337797 A JP H05337797A JP 4143774 A JP4143774 A JP 4143774A JP 14377492 A JP14377492 A JP 14377492A JP H05337797 A JPH05337797 A JP H05337797A
Authority
JP
Japan
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stone plate
polishing
lower corner
polishing device
stone
Prior art date
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Pending
Application number
JP4143774A
Other languages
English (en)
Inventor
Torajiro Ogura
寅次郎 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uchida Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Uchida Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP4143774A priority Critical patent/JPH05337797A/ja
Publication of JPH05337797A publication Critical patent/JPH05337797A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 石板1を搬送しながら、第1搬送装置30で一
方側に寄せ、第1研磨装置40で一方側の下位コーナ部1
Aを研磨(面取り)し、第2搬送装置80で他方側に寄
せ、第2研磨装置88で他方側の下位コーナ部1Bを研磨
したのち、向き変更装置90により向きを90度変位して非
研磨の下位コーナ部1C,1D を搬送方向に対して左右に
位置させる。第3研磨装置100 で一方側の下位コーナ部
1Cを研磨し、第3搬送装置102 で他方側に寄せ、第4
研磨装置104 で他方側の下位コーナ部1Dを研磨する。 【効果】 下位コーナ部に研磨装置を下方から当接させ
ることで粉塵の舞い上がりを極減でき、好適な作業環境
下で面取り作業を行える。石板の面取り作業は、自動作
業により四側の下位コーナ部の全てを、軽労働で能率よ
く行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばホテルの床に
敷設することでフロアを形成する矩形状の石板、すなわ
ち大理石、人造大理石、御影石などからなる矩形状の石
板の面取り設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の石板は、面取りを行わなかった
ときには角が欠け、製品価値が低下することになる。従
来、石板の面取りは、作業台上に石板をセツトし、そし
て作業者が手にした研磨装置(グラインダー)を石板の
上位コーナ部に当接させて行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式による
面取り作業は、上位コーナ部に対する上方からの手動作
業であることから、粉塵が舞い上がって作業者の顔にか
かるなど作業環境の悪いものとなり、また手動作業であ
ることから、石板の四面を研磨するように作業者が移動
したり、あるいは石板の向きを変更しなければならず、
重労働となりかつ作業能率の悪いものであった。
【0004】本発明の目的とするところは、面取り作業
を、好適な作業環境下で、かつ自動作業により能率よ
く、しかも常に確実に行える石板の面取り設備を提供す
る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の石板の面取り設備は、矩形状の石板を搬送し
ながら左右の一方側に寄せる第1搬送装置と、この第1
搬送装置の下手に配置され前記石板を搬送しながら一方
側の下位コーナ部を研磨する第1研磨装置と、この第1
研磨装置の下手に配置され前記石板を搬送しながら他方
側に寄せる第2搬送装置と、この第2搬送装置の下手に
配置され前記石板を搬送しながら他方側の下位コーナ部
を研磨する第2研磨装置と、この第2研磨装置の下手に
配置され前記石板の向きを90度変位させる向き変更装置
と、この向き変更装置の下手に配置され前記石板を搬送
しながら左右の一方側の下位コーナ部を研磨する第3研
磨装置と、この第3研磨装置の下手に配置され前記石板
を搬送しながら他方側に寄せる第3搬送装置と、この第
3搬送装置の下手に配置され前記石板を搬送しながら他
方側の下位コーナ部を研磨する第4研磨装置とから構成
している。
【0006】そして本第2発明の石板の面取り設備は、
研磨装置は、搬送方向に対する一側に固定ガイド装置と
研磨機とを有し、他側に、前記固定ガイド装置に接近離
間動自在で移動位置を固定自在な横押しガイド装置を有
し、この横押しガイド装置は、接近離間動される支持部
材に、それぞれ加圧シリンダを介して固定ガイド装置側
に突出付勢された複数のローラを配設している。
【0007】
【作用】かかる本第1発明の構成によると、第1搬送装
置上に供給された石板は、この第1搬送装置により搬送
されながら左右の一方側に寄せられたのち第1研磨装置
に渡される。次いで石板は、この第1研磨装置において
搬送されながら一方側の下位コーナ部が研磨(面取り)
される。そして石板は、この第1研磨装置から第2搬送
装置に渡され、第2搬送装置により搬送されながら他方
側に寄せられたのち第2研磨装置に渡される。次いで石
板は、この第2研磨装置において搬送されながら他方側
の下位コーナ部が研磨されたのち、向き変更装置に渡さ
れる。
【0008】そして石板は、向き変更装置の作動によっ
て、その向きが90度変位され、研磨済みの一対の下位コ
ーナ部が搬送方向に対して前後に位置するとともに、非
研磨の一対の下位コーナ部が左右に位置される。次いで
石板は、向き変更装置から第3研磨装置に渡され、この
第3研磨装置において搬送されながら一方側の下位コー
ナ部が研磨される。そして石板は、この第3研磨装置か
ら第3搬送装置に渡され、第3搬送装置により搬送され
ながら他方側に寄せられたのち第4研磨装置に渡され
る。次いで石板は、この第4研磨装置において搬送され
ながら他方側の下位コーナ部が研磨されたのち、次工程
へと搬出される。
【0009】そして本第2発明の構成によると、横押し
ガイド装置の突出したローラと固定ガイド装置との距離
を、研磨しようとする石板の寸法よりも少し短くして横
押しガイド装置をセットしておくことで、搬送されてき
た石板は、突出付勢力に抗してローラと固定ガイド装置
との間に入り込み、そして突出付勢力により固定ガイド
装置側へ押し付けられながら搬送される。したがって石
板は、固定ガイド装置側において位置決めされ、そして
固定ガイド装置側の研磨機で研磨される。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。設備は図1、図2に示すように、矩形状の石板1
の搬送方向において、上手搬送装置10と、この上手搬送
装置10の下手に配置された反転装置20と、この反転装置
20の下手に配置された第1搬送装置30と、この第1搬送
装置30の下手に配置された第1研磨装置40と、この第1
研磨装置40の下手に配置された第2搬送装置82と、この
第2搬送装置82の下手に配置された第2研磨装置88と、
この第2研磨装置88の下手に配置された向き変更装置90
と、この向き変更装置90の下手に配置された第3研磨装
置104 と、この第3研磨装置104 の下手に配置された第
3搬送装置106 と、この第3搬送装置106 の下手に配置
された第4研磨装置108 と、この第4研磨装置108 の下
手に配置された下手搬送装置110 とから構成される。
【0011】以下に各装置の詳細を説明する。前記上手
搬送装置10は、機枠11と多数のローラ12からなる駆動ロ
ーラコンベヤ形式からなり、その搬送面側の一側に直状
ガイド13を設けるとともに他側に傾斜ガイド14を設け
て、石板1を一方側に幅寄せし得るように構成してあ
る。ここで上手搬送装置10に供給される石板1は、その
上面が研磨されかつ所定の寸法に切断されている。
【0012】前記反転装置20は、機枠21と、この機枠21
上に軸受け22を介して配設した左右一対の反転軸23と、
一方の反転軸23に連動する正逆駆動装置(ロータリーア
クチュエーター)24と、両反転軸23間に配設され前後方
向の一方で開放する石板保持部25とからなり、これら石
板保持部25は、上手搬送装置10から搬送されてきた石板
1が前述した開放部を介して自動的に嵌入自在となる。
【0013】前記第1搬送装置30は、反転装置20からの
石板1を搬送しながら左右の一方側に寄せるもので、機
枠31と多数のローラ32からなる駆動ローラコンベヤ形式
からなり、その搬送面側には、一側に直状ガイド33を設
けるとともに他側に傾斜ガイド34を設けて、石板1を一
方側に幅寄せし得るように構成してある。
【0014】前記第1研磨装置40は、第1搬送装置30か
らの石板1を搬送しながら一方側の下位コーナ部1Aを
研磨するもので、その機枠41の上部には一対の側板42が
立設され、これら側板42間に、石板1を搬送するコンベ
ヤ装置43が設けられる。このコンベヤ装置43は図1〜図
8に示すように、搬送方向の両端に振り分けて位置しか
つ長さ方向が搬送方向に沿った駆動ローラ44ならびに従
動ローラ45と、前記駆動ローラ44の近くに配設した案内
ローラ46と、前記従動ローラ45の支持を行うテンション
装置47と、各ローラ44,45,46間に張設したベルト48と、
前記駆動ローラ44に無端伝動装置49を介して連動するモ
ータ50などから構成される。
【0015】前記コンベヤ装置43の一側方には、前記石
板1の一側面が当接自在な固定ガイド装置51が配設され
ている。この固定ガイド装置51は、前記側板42の内面に
固定される支持部材52と、この支持部材52に縦ピンを介
して遊転自在に取り付けたローラ53などから構成され
る。
【0016】さらに前記コンベヤ装置43の他側方には、
前記石板1の他側面に当接自在でかつ石板1を前記固定
ガイド装置51側へ移動付勢する横押しガイド装置54が配
設される。この横押しガイド装置54は、他側方の側板42
に他端が固定されかつ一端が押圧装置(後述する。)側
に固定されるロッド状で複数のガイド55と、これらガイ
ド55に支持案内される筒部材56と、これら筒部材56の移
動位置を固定する締め付け固定具57と、前記ガイド55の
上部に形成したラック部55Aに噛合するピニオン部(ね
じ部)58を形成した回転操作具59とを有する。
【0017】さらに各筒部材56の下面間に支持部材60が
固定され、この支持部材60の搬送方向の複数箇所に前記
固定ガイド装置51側に向く加圧シリンダ61を設けるとと
もに、この加圧シリンダ61のピストンステムに取り付け
た可動板62にに縦ピンを介してローラ63を遊転自在に取
り付けている。
【0018】そして前記コンベヤ装置43の一側方の上方
には、前記石板1の上面に当接自在な押圧装置64が配設
される。この押圧装置64は、一方の側板42の内面側から
内方に連設した複数のブラケツト65と、これらブラケツ
ト65の上面間に配設した渡し板66と、この渡し板66の複
数箇所に下向きに配設したシリンダ装置67と、このシリ
ンダ装置67の作動杆の下端に固定したローラブラケツト
68と、このローラブラケツト68に左右方向ピンを介して
遊転自在に取り付けた押圧ローラ69などから構成され
る。ここで押圧ローラ69は、左右方向ピンに遊転自在に
外嵌した筒状本体や、筒状本体の外周面上に積層したゴ
ム体などから構成される。
【0019】なお押圧装置64において、搬送方向におけ
る始端部の少なくとも1本の押圧ローラ69Aは、その軸
を左右の側板42に支持させるとともに、前記コンベヤ装
置43側に連動した駆動形式にして、石板1のくわえ込み
を確実化している。
【0020】前記コンベヤ装置43の一側方には、前記石
板1の下位コーナ部1Aに当接自在な一対の研磨機70,
71が配置されている。ここで研磨機70,71は、搬送方向
で所定間隔を置いて配設されるもので、上手を荒加工用
研磨機70とし、下手を仕上げ用研磨機71としている。
【0021】両研磨機70,71はほぼ同様の構成であっ
て、一方の側板42に昇降操作具72などを介して取り付け
られ上下位置を変更自在な支持台73と、この支持台73の
傾斜した支持板部74に移動操作具75などを介して取り付
けられ傾斜方向に位置変更自在なベース台76と、このベ
ース台76上に軸受け装置77を介して配設した傾斜方向の
回転軸78と、この回転軸78の上端に取り付けた砥石体79
と、前記回転軸78の下端に連動しかつベース台76上に配
設されたモータ80などから構成される。ここで昇降操作
具72や移動操作具75は、操作ハンドル付きの螺子軸やナ
ット体などにより構成される。
【0022】前記第2搬送装置82は、第1研磨装置40か
らの石板1を搬送しながら他方側に寄せるもので、機枠
83と多数のローラ84からなる駆動ローラコンベヤ形式か
らなる。そして搬送面側には、他側に直状ガイド85を設
けるとともに一側に可動ガイド86を設けて、この可動ガ
イド86をシリンダ装置87の作動で直状ガイド85に対して
接近離間動させることにより、石板1を他方側に幅寄せ
し得るように構成してある。
【0023】前記第2研磨装置88は、第2搬送装置80か
らの石板1を搬送しながら他方側の下位コーナ部1Bを
研磨するもので、前記第1研磨装置40と対称に配置され
た同一状の構成からなり、同一構成物に同一符号を付し
て詳細は省略する。
【0024】前記向き変更装置90は、第2研磨装置88か
らの石板1の向きを90度変位させるもので、機枠91と多
数のローラ92からなる駆動ローラコンベヤ形式からな
る。ここでローラ92は、ローラ軸に対して短尺のものを
所定ピッチ置きに配置することで構成され、以て短尺の
ローラ92のローラ軸心方向での隙間と、隣接したローラ
92のローラピッチ間の隙間により、搬送面側に平面視で
碁盤目状の退入空間を形成している。
【0025】そして搬送面の上方には上部枠93が配設さ
れ、この上部枠93に縦軸94を縦軸心の回りで回転自在に
かつ縦軸心に沿って摺動自在に設けるとともに、この縦
軸94を90度に亘って正逆回転させるシリンダ装置95を上
部枠93との間に設けている。さらに上部枠93側の中心部
に下向きのシリンダ装置96を設け、このシリンダ装置96
の作動杆下端に前記縦軸94を連結するとともに、この縦
軸94の下端に昇降枠97を連結し、さらに昇降枠97から垂
設した連結杆98に、下降限において前記退入空間内に退
入自在な碁盤目状の持ち上げ枠99を取り付けている。
【0026】そして向き変更装置90は、搬送方向に対す
る他側に直状の固定ガイド体100 を設けるとともに、こ
の固定ガイド体100 に対向して一側に、シリンダ装置10
1 の作動により固定ガイド体100 に対して接近離間動自
在な可動ガイド体102 を設けている。
【0027】前記第3研磨装置104 は、向き変更装置90
からの石板1を搬送しながら左右の一方側の下位コーナ
部1Cを研磨するもので、前記第2研磨装置88と同一の
向きに配置された同一状の構成からなり、また前記第3
搬送装置106 は、第3研磨装置104 からの石板1を搬送
しながら他方側に寄せるもので、前記第2搬送装置82と
対称に配置された同一状の構成からなり、さらに前記第
4研磨装置108 は、第3搬送装置106 からの石板1を搬
送しながら他方側の下位コーナ部1Dを研磨するもの
で、前記第1研磨装置40と同一の向きに配置された同一
状の構成からなり、それぞれ同一構成物に同一符号を付
して詳細は省略する。
【0028】前記下手搬送装置110 は、機枠111 と多数
のローラ112 からなる駆動ローラコンベヤ形式からな
り、その搬送面側の一側に直状ガイド113 を設けて、第
4研磨装置104 からの石板1を次工程へ搬送し得るよう
に構成してある。
【0029】次に上記実施例における作用を説明する。
各研磨装置40,88,104 ,108 においてコンベヤ装置43
は、駆動されるモータ50の回転力が無端伝動装置49を介
して駆動ローラ44に伝達されることで、そのベルト48を
搬送方向に沿って移動させている。また各搬送装置10,
30,82,106 ,110 においても、そのローラコンベヤが
駆動されている。このような駆動状態において、まず上
手搬送装置10のローラ12上に石板1が供給される。ここ
で石板1は、その上面が研磨されるとともに所定寸法に
切断されており、また上面側の四側のコーナ部1A,1
B,1C,1Dは面取りされていない。
【0030】前述したように上手搬送装置10のローラ12
上に供給された石板1は、下手へと搬送されながら傾斜
ガイド14に当接し、そして一側方へと幅寄せされながら
直状ガイド13に当接状となる。このとき反転装置20で
は、その石板保持部25の開放部が空の状態で上手搬送装
置10に対向しており、したがって幅寄せされて上手搬送
装置10により搬送されてきた石板1は、この石板保持部
25に開放部を通して自動的に嵌入される。
【0031】次いで反転装置20の正逆駆動装置24が作動
され、石板1を保持した石板保持部25が反転軸23の回り
で180 度回転される。この回転は、上位経路を介して行
われ、以て石板1は脱落することなく反転されて、面取
りされていない四側のコーナ部1A,1B,1C,1D
が下位に位置される。この反転された石板1は、石板保
持部25から第1搬送装置30のローラ32上に自動的に供給
され、下手へと搬送されながら傾斜ガイド34に当接し、
そして一側方へと幅寄せされながら直状ガイド33に当接
状となる。
【0032】このようにして第1搬送装置30から搬送さ
れてきた石板1は、押圧ローラ69Aのくわえ込み作用に
よって、第1研磨装置40の移動されるベルト48上に確実
に供給される。そして石板1は、固定ガイド装置51のロ
ーラ53群と横押しガイド装置54のローラ63群との間に入
って行く。
【0033】このとき横押しガイド装置54では、締め付
け固定具58を緩めたのち回転操作具59を回転させ、ピニ
オン部58をラック部55Aに噛合回転させることで、ガイ
ド55と筒部材56を介して支持部材52を移動させるととも
に、締め付け固定具58を締めて移動位置を固定してお
り、さらに加圧シリンダ61の作動でローラ63を突出付勢
させて、このローラ63と前記固定ガイド装置51のローラ
53との間の距離を、研磨しようとする石板1の寸法より
も少し短くしてセットしている。
【0034】したがって、前述したように搬送されてき
た石板1は、加圧シリンダ61の突出付勢力に抗してロー
ラ63が後退することから両ローラ53,63間に入り込み、
そして加圧シリンダ61の突出付勢力により固定ガイド装
置51側へ押し付けられながら搬送される。これにより石
板1は、固定ガイド装置51側において位置決めがなさ
れ、かつ上面に当接された押圧装置64により押圧されて
浮き上がりが防止される。すなわちベルト48上の石板1
は、その上面に押圧ローラ69群が当接されることで挟持
され、そしてベルト48による搬送力により浮き上がりが
防止された状態で搬送され、このとき押圧ローラ69群や
ローラ53,63群は遊転する。
【0035】このように石板1は、上下方向と幅方向の
位置決めがなされた状態でコンベヤ装置43の搬送力によ
り搬送され、そして石板1の下位コーナ部1Aにまず荒
加工用研磨機70が下方から当接して荒研磨加工が行わ
れ、次いで仕上げ用研磨機71が下方から当接して下位コ
ーナ部1Aに対する仕上げ研磨加工が行われ、以て一方
側の下位コーナ部1Aに対する所期の面取りが行われ
る。その際に両研磨機70,71においては、モータ80の回
転力が回転軸78を介して砥石体79に伝達され、この砥石
体79の回転により研磨が行われる。そして研磨量は、支
持台73を昇降させたり、ベース台76を傾斜移動させたり
することで調整し得る。
【0036】このようにして一側面が研磨された石板1
は第2搬送装置82上に搬出され、そして第2搬送装置82
により搬送されながら他側方へと幅寄せされる。すなわ
ちシリンダ装置87の作動により可動ガイド86が直状ガイ
ド85側へ接近移動し、これによりローラ84上で搬送され
ている石板1を横押しして他側方へと幅寄せさせる。そ
して石板1は第2搬送装置82から第2研磨装置88へと搬
出され、この第2研磨装置88において、前述した第1研
磨装置40と同様の作用にて他方側の下位コーナ部1Bに
対する所期の面取りが行われる。
【0037】これにより、搬送方向に平行した一対の下
位コーナ部1A,1Bを面取りされた石板1は、第2研
磨装置88から向き変更装置90へと搬出される。ここで向
き変更装置90では、シリンダ装置95の伸展で縦軸94が回
転されて昇降枠97が正向きにあり、またシリンダ装置96
の伸展で、持ち上げ枠99が下降限となって退入空間に退
入している。したがって石板1はローラ92に支持されて
持ち上げ枠99の上方へ搬入され、そして石板1が向き変
更装置90の中央部に達したときに搬送が停止される。
【0038】この状態で、まずシリンダ装置96の収縮で
持ち上げ枠99を上昇させ、この持ち上げ枠99によりロー
ラ92群上の石板1を持ち上げる。次いでシリンダ装置95
を収縮して縦軸94や昇降枠97とともに持ち上げ枠99を回
転させ、以て石板1の向きを90度変位させる。そしてシ
リンダ装置96の伸展で持ち上げ枠99を下降させ、この持
ち上げ枠99を退入空間に退入させて石板1をローラ92群
上に着地させる。
【0039】これにより研磨済みの一対の下位コーナ部
1A,1Bが搬送方向に対して前後に位置するととも
に、非研磨の一対の下位コーナ部1C,1Dが左右に位
置した石板1をローラ92群上に戻せ得る。その後、シリ
ンダ装置101 の作動で可動ガイド体102 を固定ガイド体
100 側に移動させ、石板1を横方向に押して固定ガイド
体100 側に当接させることで、幅方向の位置決めが行わ
れる。
【0040】次いで石板1は、ローラ92群の作動で向き
変更装置90から第3研磨装置104 へと搬出され、この第
3研磨装置104 において、前述した第2研磨装置88と同
様の作用にて一方側の下位コーナ部1Cに対する所期の
面取りが行われる。そして石板1は、第3研磨装置104
から第3搬送装置106 へと搬出され、この第3搬送装置
106 において、前述した第2搬送装置82と同様の作用に
て一方側への幅決めが成されたのち、第4研磨装置108
に搬出される。
【0041】この第4研磨装置108 においては、前述し
た第1研磨装置40と同様の作用にて他方側の下位コーナ
部1Dに対する所期の面取りが行われる。これにより四
面の下位コーナ部1A,1B,1C,1Dに対する所期
の面取りを終えた石板1は、第4研磨装置108 から下手
搬送装置110 へと搬出され、この下手搬送装置110 によ
り次工程へと搬送される。
【0042】上記実施例では、各研磨装置40,88,104
,108 のコンベヤ装置43としてベルトコンベヤ形式を
示したが、これはチエンコンベヤ形式など種々な形式を
採用し得るものである。また各研磨装置40,88,104 ,
108 において、それぞれ一対の研磨機70,71を配設した
構成を示したが、これは1個または2個以上の複数個で
あってもよく、石板1の材質や厚さ、研磨量に応じて任
意に変更されるものである。
【0043】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、石板を
搬送しながら、第1研磨装置において一方側の下位コー
ナ部を研磨(面取り)でき、そして第2研磨装置におい
て他方側の下位コーナ部を研磨できる。次いで石板は、
向き変更装置の作動により向きを90度変位することで、
非研磨の一対の下位コーナ部を搬送方向に対して左右に
位置できる。そして石板を搬送しながら、第3研磨装置
において一方側の下位コーナ部が研磨できるとともに、
第4研磨装置において他方側の下位コーナ部を研磨でき
る。
【0044】このように本第1発明によると、下位コー
ナ部に研磨装置を下方から当接させることで粉塵の舞い
上がりを極減でき、好適な作業環境下で面取り作業を行
うことができる。さらに石板の面取り作業は、自動作業
により四側の下位コーナ部の全てを、軽労働で能率よく
行うことができる。
【0045】また本第2発明によると、研磨部に搬入さ
れてきた石板は、加圧シリンダの突出付勢力に抗して横
押しガイド装置のローラと固定ガイド装置との間に入り
込み、そして突出付勢力により固定ガイド装置側へ押し
付けて搬送でき、これにより石板は、固定ガイド装置側
において位置決めできるとともに固定ガイド装置側の研
磨機で研磨でき、その研磨は常に確実に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、面取り設備の概略平
面図である。
【図2】同面取り設備の概略側面図である。
【図3】同面取り設備の要部の平面図である。
【図4】同面取り設備の要部の側面図である。
【図5】同押圧装置部の縦断正面図である。
【図6】同横押しガイド装置部の正面図である。
【図7】同横押しガイド装置部の平面図である。
【図8】同研磨機部分の正面図である。
【符号の説明】
1 石板 1A 下位コーナ部 1B 下位コーナ部 1C 下位コーナ部 1D 下位コーナ部 10 上手搬送装置 20 反転装置 25 石板保持部 30 第1搬送装置 32 ローラ 33 直状ガイド 34 傾斜ガイド 40 第1研磨装置 43 コンベヤ装置 48 ベルト 51 固定ガイド装置 53 ローラ 54 横押しガイド装置 55 ガイド 56 筒部材 57 締め付け固定具 60 支持部材 61 加圧シリンダ 63 ローラ 64 押圧装置 69 押圧ローラ 69A 押圧ローラ 70 荒加工用研磨機 71 仕上げ用研磨機 79 砥石体 80 モータ 82 第2搬送装置 84 ローラ 85 直状ガイド 86 可動ガイド 88 第2研磨装置 90 向き変更装置 97 昇降枠 99 持ち上げ枠 104 第3研磨装置 106 第3搬送装置 108 第4研磨装置 110 下手搬送装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の石板を搬送しながら左右の一方
    側に寄せる第1搬送装置と、この第1搬送装置の下手に
    配置され前記石板を搬送しながら一方側の下位コーナ部
    を研磨する第1研磨装置と、この第1研磨装置の下手に
    配置され前記石板を搬送しながら他方側に寄せる第2搬
    送装置と、この第2搬送装置の下手に配置され前記石板
    を搬送しながら他方側の下位コーナ部を研磨する第2研
    磨装置と、この第2研磨装置の下手に配置され前記石板
    の向きを90度変位させる向き変更装置と、この向き変更
    装置の下手に配置され前記石板を搬送しながら左右の一
    方側の下位コーナ部を研磨する第3研磨装置と、この第
    3研磨装置の下手に配置され前記石板を搬送しながら他
    方側に寄せる第3搬送装置と、この第3搬送装置の下手
    に配置され前記石板を搬送しながら他方側の下位コーナ
    部を研磨する第4研磨装置とから構成したことを特徴と
    する石板の面取り設備。
  2. 【請求項2】 研磨装置は、搬送方向に対する一側に固
    定ガイド装置と研磨機とを有し、他側に、前記固定ガイ
    ド装置に接近離間動自在で移動位置を固定自在な横押し
    ガイド装置を有し、この横押しガイド装置は、接近離間
    動される支持部材に、それぞれ加圧シリンダを介して固
    定ガイド装置側に突出付勢された複数のローラを配設し
    たことを特徴とする請求項1記載の石板の面取り設備。
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