JPH05337412A - バー塗布方法および塗布装置 - Google Patents

バー塗布方法および塗布装置

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JPH05337412A
JPH05337412A JP14917792A JP14917792A JPH05337412A JP H05337412 A JPH05337412 A JP H05337412A JP 14917792 A JP14917792 A JP 14917792A JP 14917792 A JP14917792 A JP 14917792A JP H05337412 A JPH05337412 A JP H05337412A
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bar
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glass substrate
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敬 井波
Hiroyuki Kawamura
浩幸 河村
Hideaki Yasui
秀明 安井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶テレビ等に使用されるカラーフィルタ材
料を、ガラス基板等の非連続性基板に、バーを用いて塗
布する場合に、塗布基板の膜厚平坦範囲を広げ、かつ基
板がバーに衝突して発塵、バー損傷等の問題点を発生さ
せない塗布方法および塗布装置を提供すること。 【構成】 回転しているバー11上に前記基板15が到
着してから、回転停止しているニップローラ14と前記
バーの間隔を所定の値まで狭めて挟み込み、その後ニッ
プローラ14を回転させて、前記基板15を搬送し塗布
を開始することにより、バー後部に十分な液溜り18が
基板塗布開始時から形成され、その結果基板先端部の塗
布膜厚の立ち上がりが早く、基板内の膜厚平坦範囲が広
い優れた塗布基板が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非連続性基板にバーを用
いて塗布する塗液量の調整に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バー塗布方法は可とう性連続フィルム
(ウェブ)に均一塗布を行う一般的な方法である。図5
は従来のバー塗布装置を非連続性基板に適用した場合の
工程図である。非連続性基板としてここでは、液晶カラ
ーテレビ等に使用される板厚1.1mmのガラス基板5を
用いている。図5(a)において、バー1は塗布液2が
溜められた塗布液パン3に一部浸されて回転している。
ニップローラ4はバー1との間隔をガラス基板5の板厚
よりわずかに狭く約0.9mm程度に設定されて回転して
いる。バー1とニップローラ4は周速が同一になるよう
回転数が設定されている。ニップローラ4は、表面がゴ
ム(図示せず)でカバーされたローラで、ガラス基板5
をバー1に適当な圧力で押しつけるとともに、ガラス基
板5との摩擦によって基板を搬送する働きをもつ。バー
1は図6に示すように金属丸棒6の外周に細い金属ワイ
ヤ7を密に巻回したものである。図5(a)に示すよう
に、ガラス基板1は搬送ローラ(図示せず)によって、
塗布部に運ばれてきて、ニップローラ4とバー1の間隙
に導入され、図5(b)のように基板の裏面に塗布液が
塗布される。
【0003】図7の塗布部の詳細図によって、塗布のメ
カニズムを説明すると、バー1の回転に伴って塗布液パ
ン3の塗布液2をピックアップして、走行しているガラ
ス基板5に塗布して塗膜8を形成する。この際、ガラス
基板5とバーとの接触部において塗布液の計量が行われ
て所望の塗布量のみがガラス基板5に塗布される。他は
新たに供給されてくる塗布液とともに液溜り9を形成
し、定常状態においては塗布液は液溜りを介してガラス
基板5に塗布される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の方法によれば塗布開始時において、(液溜りが定
常状態に達するまで)液溜りが十分発達しておらず、基
板の5の先端部の塗膜が薄くなる傾向があった。塗膜が
薄くなると、基板5内において膜厚の平坦な部分の割合
が低下し、基板5の利用率が悪くなる。
【0005】また、ガラス基板5の板厚よりも狭く設定
されたニップローラ4とバー1の間隙にガラス基板5が
挟み込まれるため、ガラス基板5の先端部がバー1に衝
突してガラスが欠けて塗膜に影響を及ぼしたり、バー1
が損傷を受けたりする問題もあった。とくに、基板サイ
ズが大きくなると、ガラス基板5の撓みも大きくなり、
それだけガラス基板5とバー1との衝突の影響は甚大で
あった。
【0006】本発明はこのような従来のバー塗布方法の
問題点を解決し、非連続性基板の塗布膜厚均一性を向上
させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、非連続性基板が回転しているバー上に到着
してから、回転停止しているニップローラとの間隔を所
定の値に設定して基板を挟み込み、その後ニップローラ
を回転させて、基板を搬送し塗布を開始することであ
る。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、ニップローラとバーと
の間に基板をはさみ、バーの回転により十分な液溜りを
形成した後、ニップローラが回転して塗布を開始するの
で基板先端部の膜厚均一性が向上する。また、ニップロ
ーラとバーとの間隙を十分保った状態で基板を挟み込ん
で塗布を行うので、基板とバーとの衝突を避け、ガラス
欠けや、バーの損傷を防ぐことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を、図1のバー
塗布方法の概略工程図に基づき説明する。図1(a)に
おいて、バー11は塗布液12が満たされた塗布液パン
13に浸されて回転している。ニップローラ14は回転
を停止し、かつバー11との間隔をガラス基板15の板
厚よりも十分広く保った位置にある。ガラス基板15は
搬送ローラ(図示せず)によって、塗布部に運ばれてく
る。16は光反射センサーであり、図1(a)ではガラ
ス基板15によって光が反射され、ガラス基板15が光
反射センサー上に存在していることを、バー塗布装置制
御部17に信号として送っている。光反射センサー16
とバー11の回転中心軸との距離は、ガラス基板15の
全長にほぼ等しく設定されている。
【0010】図1(b)において、基板15がバー11
上に到着すると、光反射センサー20からガラス基板1
5は外れ、光反射センサー上にガラス基板15が存在し
なくなったことをバー塗布装置制御部17に信号として
送る。バー塗布装置制御部17は運転プログラムに従っ
て、塗布液パン、バーをそのまま一体的に昇降装置(図
示せず)によって上昇する。またニップローラ14も昇
降装置(図示せず)により下降し、バー11とニップロ
ーラ14の間隔が約0.9mm程度に設定され、ガラス基
板15を挟み込む(図1(c))。この時バー11は回
転しているため、図2に示すように、ガラス基板15が
停止したまま、バー後ろ側に液溜り18が形成され、発
達する。その後、図1(d)に示すようにニップローラ
14が回転を始め、塗布を開始する。基板先端部を塗布
するときから十分な液溜りが存在するため、塗膜の厚み
は塗布開始からすばやく一定値に立ち上がる。また、基
板が到着してからニップローラ14とバー11で挟み込
むので、ガラス基板15の先端がバー11に衝突するこ
とがなく、ガラス基板15とバー11のどちらにも損傷
を与えることがない。
【0011】図3は本発明の実施例による塗布方法を用
いた場合の、基板先端部の膜厚分布を示したものであ
る。塗布液として富士ハントエレクトロニクステクノロ
ジー(株)製のカラーモザイクCG−2000を使用
し、ワイヤー径160μmのバーを用いて塗布速度2m/
minで塗布した場合の結果である。基板の大きさは幅4
00mm、全長320mmである。曲線Aで示すように基板
最先端部に未塗布部分があるが、基板先端から約10mm
で塗膜は一定値に立ち上がっている。また曲線Bで示す
ように従来方法で塗布した結果と比べて、大幅に膜厚均
一範囲が広がっている。
【0012】次に、本発明の第2の実施例を図4のバー
塗布方法の概略工程図に基づき説明する。図4(a)に
おいて、バー21は塗布液22が満たされた塗布液パン
23に浸されて回転している。ニップローラ24は回転
を停止し、かつバー21との間隔をガラス基板25の板
厚よりも十分広く保った位置にある。ガラス基板25は
搬送ローラ(図示せず)によって、塗布部に運ばれてく
る。26はガラス基板26の存在を検知するための光反
射センサーである。図4(a)ではガラス基板25が光
反射センサー26上にさしかかり、ガラス基板25によ
って光が反射され、ガラス基板15が光反射センサー2
6上に到着したことを、バー塗布装置制御部27に信号
として送るところである。バー塗布装置制御部27は塗
布速度と、光反射センサー26とバー21の回転中心軸
との距離から、ガラス基板25の先端がバー21上に到
着する時間を算出し、図4(b)において、ガラス基板
25がバー21上に到着すると、バー塗布装置制御部2
7は運転プログラムに従って、塗布液パン23、バー2
1をそのまま一体的に昇降装置(図示せず)によって上
昇させる。またニップローラ24も昇降装置(図示せ
ず)により下降し、バー21とニップローラ24の間隔
が約0.9mm程度に設定され、ガラス基板25を挟み込
む(図4(c))。この時バー21は回転しているた
め、図2に示すように、ガラス基板25が停止したま
ま、バー21の後ろ側に液溜りが形成され、発達する。
その後、図4(d)に示すようにニップローラ24が回
転を始め、塗布を開始する。ガラス基板25の先端部を
塗布するときから十分な液溜りが存在するため、塗膜の
厚みは塗布開始からすばやく一定値に立ち上がる。
【0013】なお、第2の実施例において、光反射セン
サー26は基板先端の到着を検出したが、ガラス基板2
5後端が通過したことを検出して、ガラス基板25が塗
布部に到着する時間を算出してもよい。
【0014】この第2の実施例のバー塗布方法を用いた
場合の基板先端部の膜厚分布も図3の場合と同様であ
る。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、基板先端部の膜厚の立ち上がりが速く、基板内
の膜厚平坦範囲が広い、優れた塗布基板を得ることがで
きる。従って非連続性基板の広い範囲を有効面として使
用でき、その結果、カラー液晶テレビのカラーフィルタ
ーの画素形成に本発明の方法を用いれば、画面全体均一
な画像を得ることができる。さらに、基板がバーに衝突
することがなくなるので、基板の欠け、バーの損傷等に
よる塗布膜の欠陥・製造歩留まり低下等を防ぐことがで
き、その結果、良質な塗布基板を安価に提供することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバー塗布方法の第1の実施例を示す工
程図
【図2】その塗布部の詳細を示す断面図
【図3】本発明の塗布方法を用いた場合と、従来の塗布
方法を用いた場合の基板先端部の膜厚分布を示す図
【図4】本発明のバー塗布方法の第2の実施例を示す工
程図
【図5】従来の塗布方法の工程図
【図6】バーの側面図
【図7】従来の塗布部の詳細を示す断面図
【符号の説明】
11 バー 12 塗布液 13 塗布液パン 14 ニップローラ 15 ガラス基板 16 光反射センサー 18 液溜り

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布液中に一部浸されたバーを備え、回転
    している前記バー上に非連続性基板が到着してから、回
    転停止しているニップローラと前記バーの間隔を所定の
    値まで狭めて挟み込み、その後前記ニップローラを回転
    させて、前記非連続性基板を搬送し、塗布を開始するこ
    とを特徴とするバー塗布方法。
  2. 【請求項2】非連続性基板がバー上に到着したことを検
    出する手段として、前記基板導入側に、バー中心軸から
    前記基板のほぼ全長に等しい距離隔てて設置した光反射
    センサーで、基板後端部の光反射がなくなったことを検
    出することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のバ
    ー塗布方法。
  3. 【請求項3】非連続性基板がバー上に到着したことを検
    出する手段として、基板導入側に設置した光反射センサ
    ーで、基板の先端あるいは後端が通過した信号から、バ
    ー上に基板が到着する時間を算出することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のバー塗布方法。
  4. 【請求項4】塗布液中に一部浸され回転しているバー
    と、このバー上に非連続性基板が到着したことを検出す
    る手段と、回転停止しているニップローラと前記バーの
    間隔を所定の値まで狭めて挟み込む手段とを備え、その
    後ニップローラを回転させて、基板を搬送し塗布を開始
    することを特徴とする塗布装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN106200296A (zh) * 2015-05-28 2016-12-07 柯尼卡美能达株式会社 纸张加湿装置以及图像形成***

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