JPH0533693Y2 - - Google Patents

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JPH0533693Y2
JPH0533693Y2 JP6479586U JP6479586U JPH0533693Y2 JP H0533693 Y2 JPH0533693 Y2 JP H0533693Y2 JP 6479586 U JP6479586 U JP 6479586U JP 6479586 U JP6479586 U JP 6479586U JP H0533693 Y2 JPH0533693 Y2 JP H0533693Y2
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JP
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tail
tubes
tube
exhaust gas
discharged
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数のテールチユーブを有すると共
に、何れかのテールチユーブに開閉弁を設けた排
気系の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の排気系としては、例えば実開昭
60−216016号公報等によつて開示されている。
これを第5図により説明する。1は自動車のエ
ンジン、2はこのエンジン1の排気マニホール
ド、3はこの排気マニホールド2に連結した排気
系であり、排気管4、コンバータ5、排気管6、
消音器7、2本のテールチユーブ8,9及び一方
のテールチユーブ9に設けた開閉弁10とから構
成されている。
この排気系3では、例えばエンジン1が始動し
てアイドリング状態或いは低回転数等の時には制
御装置(図示せず)の指令によつて開閉弁10を
閉鎖し、一方のテールチユーブ8から排気ガスを
吐出することによつて、低回転数領域に於けるコ
モリ音を防止する。そして、エンジン1が高回転
数になつた時に制御装置が開閉弁10に開放の指
令を出して、排気ガスを両方のテールチユーブ
8,9から吐出することによつて、噴流騒音を低
減する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然し、この排気系3では、上述のように例えば
エンジン1が始動してアイドリング状態或いは低
回転数等の時には制御装置(図示せず)の指令に
よつて開閉弁10を閉鎖し、一方のテールチユー
ブ8だけから排気ガスを吐出し、他方のテールチ
ユーブ9から排気ガスが吐出しないため、ドライ
バーに奇異の念を抱かせる虞があると共に、時と
しては排気系が故障しているのではないかとの不
安感が抱かせる虞がある。
尚、実開昭60−216016号公報に記載された消音
器には、開閉弁を設けたテールチユーブに、消音
器に取り付けた別のテールチユーブを合流するこ
とが開示されている。従つて、この消音器では、
2つのテールチユーブが合流しているので、上述
した如き不具合は解消できる。
然し、この消音器では、合流部以降のテールチ
ユーブの断面積が、上流側のテールチユーブの断
面積と等しいため、高速運転時に両方のテールチ
ユーブから排気ガスを吐出すると、排気ガス流路
が狭められることとなり、背圧が高くなり、エン
ジン出力を低減する虞がある。
〔考案の目的〕
本考案は斯かる従来の問題点を解決するために
為されたもので、その目的は、エンジンの回転数
領域に拘らず外観上は排気ガスがテールチユーブ
から吐出されているように形成することが出来る
と共に、高速運転時に背圧を高めることなく、排
気ガスを大気に放出することが出来る。排気系に
於けるテールチユーブの構造を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る排気系に於けるテールチユーブの
構造は、複数のテールチユーブを有すると共に、
何れかのテールチユーブに開閉弁を設けた排気系
に於て、全てのテールチユーブを管端に於て合流
すると共に、その合流部以降の大気開放端側の断
面積が、少なくとも全てのテールチユーブの全断
面積と等しくなるように構成したものである。
〔考案の作用〕
本考案に於ては、全テールチユーブの管端の合
流させたから、低回転数時に開閉弁を閉鎖して一
方のテールチユーブだけから排気ガスを吐出する
場合でも、一つの管端から排気ガスが吐出され、
排気ガスを吐出しないテールチユーブが目立つこ
とがない。而も、高速運転時には、全てのテール
チユーブから吐出される排気ガスが、合流部に於
て合流すると、合流部以降の下流側の大気開放端
側の断面積が全てのテールチユーブの断面積と等
しいか、それ以上になつているから、合流部に於
ける排気ガス系を阻害することがない。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図は本考案の第一実施例を示す
もので、消音器20の下流側には2本のテールチ
ユーブ21,22が取り付けてある。そして、一
方のテールチユーブ22には開閉弁23が取り付
けてある。
テールチユーブ21,22は管端部分に於て、
テールチユーブ21にテールチユーブ22が嵌入
すると共に、両者の管端21A,22Aが同心円
上になるように結合している。この際、テールチ
ユーブ21とテールチユーブ22とは両者の断面
積が均一になるように、テールチユーブ21の管
端21Aが拡径されている。
次に、このように構成された本実施例の作用を
説明する。
エンジンが始動して低回転数領域又はアイドリ
ング状態等にある時には、制御装置の指令によつ
て開閉弁23が一方のテールチユーブ22を閉鎖
し、他方のテールチユーブ21のみから排気ガス
を吐出する。従つて、排気ガスは両テールチユー
ブ21,22の合流部分24のテールチユーブ2
1側から吐出されることになる。
又、エンジンが高回転数領域になると、制御装
置の指令によつて開閉弁23が開放されて両方の
テールチユーブ21,22から排気ガスを吐出す
る。従つて、排気ガスは両テールチユーブ21,
22の合流部分24に於て、両テールチユーブ2
1,22の管端21A,22Aから夫々吐出され
ることになる。
以上のように、本実施例によれば、両テールチ
ユーブ21,22の管端21A,22Aが同心上
に合流して結合されているため、開閉弁23が一
方のテールチユーブ22を閉鎖していても、排気
ガスを吐出しないテールチユーブ22が従来のテ
ールチユーブのように際立つて目立つことがなく
なり、ドライバー等に外観上からも奇異の念を抱
かせる虞がない。而も、2つのテールチユーブ2
1,22の合流部では、両方の断面積が均一とな
るように、テールチユーブ21の管端21Aが拡
径されているから、高速運転時に、両方のテール
チユーブ21,22から排気ガスを吐出すること
になつても、排気ガスは、2つのテールチユーブ
21,22から吐出される場合と同様に下流側に
向かつて流れ、背圧を高める虞ない。そのため、
エンジン出力を軽減する虞がない。
第3図は本考案の第二実施例を示すもので、一
方のテールチユーブ32を他方のテールチユーブ
31に連通したものである。この場合には、テー
ルチユーブ31の側壁にテールチユーブ32の管
端32Aが結合されているだけで、テールチユー
ブ31の管端31A内に嵌入していない。
この実施例に於ても、上記実施例と同様に開閉
弁33によるテールチユーブ32の開閉に拘ら
ず、合流部分34から排気ガスが吐出されるた
め、ドライバー等に外観上からも奇異の念を抱か
せる虞がない。而も、2つのテールチユーブ3
1,32の合流部分34では、両方の断面積が均
一となるように、テールチユーブ31の管端31
Aが拡径されているから、高速運転時に、両方の
テールチユーブ31,32から排気ガスを吐出す
ることになつても、排気ガスは、2つのテールチ
ユーブ31,32から吐出される場合と同様に下
流側に向かつて流れ、背圧を高める虞ない。その
ため、エンジン出力を軽減する虞がない。
尚、第3図に於て、30は消音器を現す。
第4図は本考案の第三実施例を示すもので、2
つのテールチユーブ41,42との間に連通管4
4を設けたものである。この場合には、連通管4
4によつて、2つのテールチユーブ41,42内
を流れる排気ガスが連通するようになつている。
この実施例に於ても、上記実施例と同様に開閉
弁43が閉じている時には、テールチユーブ41
を流れる排気ガスの一部が、連通管44を介して
テールチユーブ42内に流入し、2つのテールチ
ユーブ41,42から排気ガスが吐出されるた
め、ドライバー等に外観上からも奇異の念を抱か
せる虞がない。而も、2つのテールチユーブ4
1,42は連通管44によつて合流されているの
で、両方の断面積には何等の変化がないから、高
速運転時に、両方のテールチユーブ41,42か
ら排気ガスを吐出することになつても、排気ガス
は、2つのテールチユーブ41,42から吐出さ
れる場合と同様に下流側に向かつて流れ、背圧を
高める虞ない。そのため、エンジン出力を軽減す
る虞がない。
尚、上記各実施例では、2つのテールチユーブ
の合流部の下流側の断面積が、上流側の2つのテ
ールチユーブの断面積と略等しい場合について説
明したが、本考案では、運転状況に拘わらず、全
てのテールチユーブから排気ガスが吐出した状況
を呈すると共に、全てのテールチユーブを合流さ
せることによつて、合流部以降での背圧を高めな
いようにしたものであるから、例えば、第3図に
於ける合流部分34の断面積を大きくする等の如
く合流部以降の下流側の大気開放端側の断面積
を、全てのテールチユーブの断面積以上にするこ
とも出来る。
〔考案の効果〕
以上説明した如く本考案によれば、全てのテー
ルチユーブが管端に於て合流しているから、運転
状況に拘らず、常に一つの管端部分から排気ガス
が吐出されることになり、排気系の可変に伴うテ
ールチユーブからの排気ガス吐出の有無による外
観上の奇異感を解消することが出来る。而も、高
速運転時には、全てのテールチユーブから吐出さ
れる排気ガスが、合流部に於て合流すると、合流
部以降の下流側の大気開放端側の断面積が全ての
テールチユーブの断面積と等しくなつているか
ら、合流部以降に於ける排気ガス流を阻害するこ
とがなく、エンジン出力を低下させる虞がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部拡大図、
第2図はその側面図、第3図は本考案の第二実施
例を示す要部拡大図、第4図は本考案の第三実施
例を示す要部拡大図、第5図は従来の排気系を示
す説明図である。 20,30……消音器、21,22,31,3
2……テールチユーブ、21A,22A,31
A,32A……管端、24,34……開閉弁、2
5,35……合流部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数のテールチユーブを有すると共に、何れ
    かのテールチユーブに開閉弁を設けた排気系に
    於て、全てのテールチユーブを管端に於て合流
    すると共に、その合流部以降の大気開放端側の
    断面積が、少なくとも全てのテールチユーブの
    全断面積と等しくなるように構成したことを特
    徴とする排気系に於けるテールチユーブの構
    造。 (2) 全てのテールチユーブの管端を同心円上に設
    置したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の排気系に於けるテールチユーブ
    の構造。
JP6479586U 1986-04-28 1986-04-28 Expired - Lifetime JPH0533693Y2 (ja)

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JP6479586U JPH0533693Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28

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JPS62176424U JPS62176424U (ja) 1987-11-09
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