JPH05332887A - シャーシダイナモメータ - Google Patents

シャーシダイナモメータ

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Publication number
JPH05332887A
JPH05332887A JP4163806A JP16380692A JPH05332887A JP H05332887 A JPH05332887 A JP H05332887A JP 4163806 A JP4163806 A JP 4163806A JP 16380692 A JP16380692 A JP 16380692A JP H05332887 A JPH05332887 A JP H05332887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
tire
rollers
wheel
teflon
Prior art date
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Pending
Application number
JP4163806A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kuitani
隆 杭谷
Tsugio Sekii
次男 関井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャーシダイナモメータ上で、アンチスキッ
ド車のアンチスキッド試験を可能にすることを目的とす
る。 【構成】 路面を模擬してるローラ2の表面の半分にテ
フロンコーティング2aを施した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ローラに被試験車両
を載せて試験をするシャーシダイナモメータに係り、特
にアンチスキッド試験のための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば実開平1−78930号公
報に示されたシャーシダイナモメータを示す概略配置図
であり、自動車1の前後輪はそれぞれ2個のローラ2,
3に載置され、一方のローラ2にフライホイール4及び
ダイナモメータ5を連結し、自動車1の特性をシャーシ
ダイナモメータ上で測定しようとするものである。
【0003】図5は上記ローラ2,3の支持機構を示す
もので、前方のローラ2は受台10に、後方のローラ3
は受台11にそれぞれ回転自在に支持され、これら受台
10,11は固定台12に支持されている。13は一方
の受台11を取付けた垂直移動台で、一端側に直線軸受
14が設けられている。17は固定台12に直線軸受1
8を介して水平案内部12aに案内支持され、水平移動
可能に支持された水平移動台である。垂直移動台13は
直線軸受14を介して水平移動台17の垂直案内部17
aに案内され、垂直移動可能に支持されている。19は
水平移動台17を固定台12に対し水平方向に位置調整
するねじ棒、20は垂直移動台13を水平移動台17に
対し垂直方向に位置調整するねじ棒、15は被試験車の
車輪で、タイア16がはめられている。
【0004】次に動作について説明する。ねじ棒20を
回して垂直移動台13を垂直移動し、ローラ3をローラ
2に対し所定の高さ位置にする。また、ねじ棒19を回
し水平移動台17を前後方向に水平移動し、ローラ2に
対しローラ3を所定の間隔位置にする。こうして、図の
ようにローラ3をローラ2に対し、タイア16の径に応
じた間隔と、所要の高さ差に下げることにより、アンチ
スキッド試験を行う態勢にする。次に、タイア16とロ
ーラ2の間で滑りを発生させる機能を、図6により説明
する。車輪15がローラ2,3に加える力は、θ>θ
とすると、F<Fとなる。θを0に近づける
と、Fは0に近づく。定常運転後、車1にブレーキを
かけると、車輪15は回転速度を減少させようとする
が、ローラ2はフライホイールとダイナモメータの回転
慣性により回転し続けようとする。このため、Fが大
きいとタイア16とローラ2の間に滑りは生じないが、
を小さくすると、タイア16とローラ2の間の摩擦
力が小さくなり双方間で滑りが発生する。このように、
ローラ2とローラ3の相対距離を調整することにより、
任意の径のタイア16でも、双方間で滑りを発生させ、
アンチスキッド試験が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のシ
ャーシダイナモメータでは、タイア16とローラ2の間
の摩擦力を小さくするためにθを0に近づけなければ
ならず、ローラ2にかかる荷重を小さくし、ローラ3に
係る荷重を大きくすることが必要である。しかし、ブレ
ーキをかけた時には車の車体はブレーキの反力を受け大
きく揺れるため、ローラ2にかかる荷重を小さくしすぎ
るとタイア16とローラ2が離れてしまうという問題点
があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、ブレーキをかけた時の車体の
揺れによっても、タイア16とローラ2が離脱せず、タ
イア16とローラ2の間の摩擦力が小さくなって双方間
で滑りが発生し、任意の径のタイアでも双方間で滑べり
を発生させ、アンチスキッド試験が可能となるシャーシ
ダイナモメータを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るシャーシ
ダイナモメータは、ローラの表面を2分割し、それぞれ
の表面に異なる処理を施したものであり、その片面には
滑べりやすいように例えばテフロンコーティングを施し
たものである。
【0008】
【作用】この発明におけるシャーシダイナモメータは、
ローラ表面を2分割し、片側の表面にテフロンコーティ
ングを施しているので、テフロンコーティングした部分
にタイアをのせるとタイアとローラの間の摩擦力は小さ
くなり、摩擦係数の低い路面を模擬することができ、ま
たコーティングされていない部分にタイアをのせれば、
タイアとローラの間の摩擦力は大きくなり、普通の路面
を模擬することができる。
【0009】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図に基づいて説
明する。図1において、2、3は自動車の車輪を載置す
るためのローラであり、2aはローラの表面をテフロン
コーティングした部分、2bはローラの表面をテフロン
コーティング処理していない部分、4はローラ2に連結
されたフライホイール、5は同じくローラ2に連結され
たダイナモメータである。そして上記ローラ2、3は上
記従来例と同様な支持機構(図5)によって固定台12
上に支持されている。
【0010】次に動作について説明する。従来のシャー
シダイナモメータではタイア16とローラ2の間の摩擦
力を小さくするために、図6において、θ>θ
し、F<Fとする必要があった。しかし、本発明に
よればローラ2aの部分に車輪15を載置した場合、2
aの表面はテフロンコーティングされてるので、タイア
16とローラ2の間の摩擦係数はテフロンコーティング
しない場合に比べ基本的に小さく、θ>θとして、
<Fとしなくとも、双方間で滑りを発生させるこ
とが可能である。したがって、F<Fとする必要が
ないので、Fを大きくとったままアンチスキッド試験
が可能となり、ブレーキをかけた時にも車体の揺れによ
って、タイア16とローラ2の離脱が生じないシャーシ
ダイナモメータを提供することができる。また、ローラ
2aの部分に車輪15を載置し、θ<θとし、F
>Fとしておけば、タイア16とローラ2の間の摩擦
力は大きくなり、双方間で滑りの発生しないシャーシダ
イナモメータを1台の装置で提供することができる。
【0011】実施例2.なお、上記実施例1では、左右
のローラ2の同じ側をテフロンコーティングする場合に
ついて述べたが、図2に示すように、スプライン21を
設け、ローラ2をこのスプライン21に取り付けてロー
ラ2を左右に動かせるようにすれば、ローラ2のテフロ
ンコーティングは左右対称であってもよく、また、種々
の車幅の自動車にも対応できる。
【0012】実施例3.また上記実施例1では、2個の
ローラに被試験車輪を載せ試験をするシャーシダイナモ
メータについて述べたが、図3に示すように、車体押上
げ装置22を用いてローラ2にかかる荷重を調整すれ
ば、1個のローラに被試験車輪を載せるシャーシダイナ
モメータであっても上記実施例と同様の効果を奏する。
【0013】実施例4.また上記実施例では、ローラ2
の表面にテフロンコーティングしたものについて説明し
たが、テフロンコーティングに代えて、クロームメッキ
などの摩擦係数が小さくなるコーティングを行ってもよ
いし、またローラの材料をタイアとの摩擦係数が小さく
なる材料に代えてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、車輪を
のせるローラを2分割して、その一方にテフロンコーテ
ィングなどによる滑り処理を施したので、アンチスキッ
ド試験が円滑に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す説明図である。
【図2】この発明の実施例2を示す説明図である。
【図3】この発明の実施例3を示す説明図である。
【図4】従来のシャーシダイナモメータを示す配置説明
図である。
【図5】ローラの支持機構を示す正面図である。
【図6】図5の各ローラの荷重分担を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 自動車 2,3 ローラ 2a テフロンコーティング部 2b 未コーティング部 4 フライホイール 5 ダイナモメータ 15 車輪 16 タイア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験車両の車輪を載せ、互いの高低差
    を調整し得る前後2個のローラを備え、その一方のロー
    ラに連結したダイナモメータにより被試験車両の特性を
    測定するようにしたシャーシダイナモメータにおいて、
    上記一方のローラの表面を2分割し、その片面に滑り易
    い表面処理を施し、タイヤとの摩擦係数を小としたこと
    を特徴とするシャーシダイナモメータ。
  2. 【請求項2】 被試験車両の車輪を載せ、互いの高低差
    を調整し得る前後2個のローラを備え、その一方のロー
    ラに連結したダイナモメータにより被試験車両の特性を
    測定するようにしたシャーシダイナモメータにおいて、
    上記一方のローラの表面を2分割し、その片側のローラ
    材料をタイヤとの摩擦係数が小さい材料で構成したこと
    を特徴とするシャーシダイナモメータ。
JP4163806A 1992-05-29 1992-05-29 シャーシダイナモメータ Pending JPH05332887A (ja)

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JP4163806A JPH05332887A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 シャーシダイナモメータ

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Publications (1)

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JP4163806A Pending JPH05332887A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 シャーシダイナモメータ

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