JPH05330711A - 画像形成装置における記録用紙のカール除去装置 - Google Patents
画像形成装置における記録用紙のカール除去装置Info
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- JPH05330711A JPH05330711A JP4134615A JP13461592A JPH05330711A JP H05330711 A JPH05330711 A JP H05330711A JP 4134615 A JP4134615 A JP 4134615A JP 13461592 A JP13461592 A JP 13461592A JP H05330711 A JPH05330711 A JP H05330711A
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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- B65H23/04—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally
- B65H23/34—Apparatus for taking-out curl from webs
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- H04N1/00602—Feed rollers
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ファクシミリ装置において、ロール状の記録用
紙１４のカール癖を除去するためのカール除去部のＳ字
状送給経路を確実かつ安定したものにする。 【構成】ファクシミリにおけるケース本体側に配置する
支持ローラ２７を、左右一対の端部保持体３１，３１と
コイルバネ３０とにより、昇降揺動可能且つ上向き付勢
するように支持する。開閉回動可能な上カバー体２の下
面に取付くカール取り板２１のノーズ部２１ａを、上カ
バー体２の下向き回動閉止時に、前記支持ローラ２７の
周面に接近させるように配置する。上カバー体２の下向
き回動閉止時に、当該上カバー体２に下向き突設した規
制体３４で支持ローラ２７が送給経路の前後方向に移動
するのを阻止する。
紙１４のカール癖を除去するためのカール除去部のＳ字
状送給経路を確実かつ安定したものにする。 【構成】ファクシミリにおけるケース本体側に配置する
支持ローラ２７を、左右一対の端部保持体３１，３１と
コイルバネ３０とにより、昇降揺動可能且つ上向き付勢
するように支持する。開閉回動可能な上カバー体２の下
面に取付くカール取り板２１のノーズ部２１ａを、上カ
バー体２の下向き回動閉止時に、前記支持ローラ２７の
周面に接近させるように配置する。上カバー体２の下向
き回動閉止時に、当該上カバー体２に下向き突設した規
制体３４で支持ローラ２７が送給経路の前後方向に移動
するのを阻止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリや複写機
等の画像形成装置において、ロール状の記録用紙を巻き
戻しつつ画像形成するに際しての、当該記録用紙のカー
ルを除去する装置の構造に関するものである。
等の画像形成装置において、ロール状の記録用紙を巻き
戻しつつ画像形成するに際しての、当該記録用紙のカー
ルを除去する装置の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、この種の記録用紙のカール除
去装置としては、本出願人が先に提案した特願平４−３
８０８４号がある。このカール除去装置は、ファクシミ
リの本体ケースに形成された上向き開放略半円筒状の記
録用紙トレイの上向き後縁から画像記録部までの間の記
録用紙の送給経路中に設けるものであり、該カール除去
装置は、１つの支持ローラと、該支持ローラに接近させ
て配置する下向き凸湾曲突条部を有するカール取り板と
から構成され、前記記録用紙トレイから引き出された記
録用紙を、そのカール癖と逆方向に側面視略Ｓ字状に曲
げることより、カール除去するものである。
去装置としては、本出願人が先に提案した特願平４−３
８０８４号がある。このカール除去装置は、ファクシミ
リの本体ケースに形成された上向き開放略半円筒状の記
録用紙トレイの上向き後縁から画像記録部までの間の記
録用紙の送給経路中に設けるものであり、該カール除去
装置は、１つの支持ローラと、該支持ローラに接近させ
て配置する下向き凸湾曲突条部を有するカール取り板と
から構成され、前記記録用紙トレイから引き出された記
録用紙を、そのカール癖と逆方向に側面視略Ｓ字状に曲
げることより、カール除去するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記カール除去装置に
おけるカール取り板を開閉可能に回動する上カバー体に
設け、支持ローラを本体ケース側に設けることで、記録
用紙トレイに記録用紙を補充する場合、上カバー体を開
くと、前記カール取り板も前記支持ローラの箇所から離
れるから、予め記録用紙を略Ｓ字状に屈曲させる必要が
なく好都合である。
おけるカール取り板を開閉可能に回動する上カバー体に
設け、支持ローラを本体ケース側に設けることで、記録
用紙トレイに記録用紙を補充する場合、上カバー体を開
くと、前記カール取り板も前記支持ローラの箇所から離
れるから、予め記録用紙を略Ｓ字状に屈曲させる必要が
なく好都合である。
【０００４】ところで、上カバー体の閉止時において、
前記カール除去部で支持ローラとカール取り板とで略Ｓ
字状に屈曲させるには、当該カール取り板の下向き凸湾
曲突条部が支持ローラの周面の一部を抱えるように接近
させるような配置にする必要がある。しかしながら、上
カバー体にカール取り板を固着してあると、当該上カバ
ー体を閉じるように下向き回動すると、上カバー体の回
動中心との関係から、カール取り板における下向き凸湾
曲突条部が前記支持ローラの周面に接近するとき、当該
支持ローラの周面と干渉する（衝突する）という不都合
があり、この干渉を無くするため、前記支持ローラと下
向き凸湾曲突条部との間隔を広げると前記略Ｓ字状の湾
曲形状が不十分となり、カール除去が不十分となるとい
う問題が発生する。
前記カール除去部で支持ローラとカール取り板とで略Ｓ
字状に屈曲させるには、当該カール取り板の下向き凸湾
曲突条部が支持ローラの周面の一部を抱えるように接近
させるような配置にする必要がある。しかしながら、上
カバー体にカール取り板を固着してあると、当該上カバ
ー体を閉じるように下向き回動すると、上カバー体の回
動中心との関係から、カール取り板における下向き凸湾
曲突条部が前記支持ローラの周面に接近するとき、当該
支持ローラの周面と干渉する（衝突する）という不都合
があり、この干渉を無くするため、前記支持ローラと下
向き凸湾曲突条部との間隔を広げると前記略Ｓ字状の湾
曲形状が不十分となり、カール除去が不十分となるとい
う問題が発生する。
【０００５】この構成に代えて、前記下向き凸湾曲突条
部で支持ローラの周面を押圧するとき、当該支持ローラ
を前記下向き凸湾曲突条部から離れる方向に逃げ移動す
るように構成した場合には、カール取り動作時におい
て、記録用紙に付与されるテンションのため、当該記録
用紙を支持する支持ローラが前記と同じ方向に逃げ移動
し、これまたカール除去を確実に行えないという問題が
発生する。
部で支持ローラの周面を押圧するとき、当該支持ローラ
を前記下向き凸湾曲突条部から離れる方向に逃げ移動す
るように構成した場合には、カール取り動作時におい
て、記録用紙に付与されるテンションのため、当該記録
用紙を支持する支持ローラが前記と同じ方向に逃げ移動
し、これまたカール除去を確実に行えないという問題が
発生する。
【０００６】本発明は、上カバー体を開閉するとき、当
該上カバー体に取付くカール取り板の先端部分が支持ロ
ーラと干渉しないようにするものでありながら、上カバ
ー体の閉止状態で、支持ローラの移動を規制して、前記
問題を解決することを目的とする。
該上カバー体に取付くカール取り板の先端部分が支持ロ
ーラと干渉しないようにするものでありながら、上カバ
ー体の閉止状態で、支持ローラの移動を規制して、前記
問題を解決することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のカール除去装置は、ファクシミリ等の画像
形成装置におけるケース本体に、ロール状の記録用紙を
収納する収納部と、該収納部に隣接して記録用紙に画像
を形成するための画像記録部と、前記収納部と画像記録
部との間の記録用紙の送給経路空間で当該記録用紙を湾
曲させるカール除去部と、画像形成後の前記記録用紙
を、前記ケースの放出口から外に放出する途次に切断す
る切断装置とを備えてなる画像形成装置において、前記
カール除去部を、ケース本体側にて記録用紙の下面を支
持する支持体と、前記ケース本体を上方から覆う開閉自
在なカバー体に設けて記録用紙の上面を下向き凸状に湾
曲押圧する湾曲形成体とにより構成し、前記支持体を昇
降揺動可能且つ上向き付勢する支持手段を介して支持
し、前記カバー体には、本体ケースへの閉止時に前記支
持体が前記送給経路の前後方向に移動するのを規制する
規制体を設けたものである。
め、本発明のカール除去装置は、ファクシミリ等の画像
形成装置におけるケース本体に、ロール状の記録用紙を
収納する収納部と、該収納部に隣接して記録用紙に画像
を形成するための画像記録部と、前記収納部と画像記録
部との間の記録用紙の送給経路空間で当該記録用紙を湾
曲させるカール除去部と、画像形成後の前記記録用紙
を、前記ケースの放出口から外に放出する途次に切断す
る切断装置とを備えてなる画像形成装置において、前記
カール除去部を、ケース本体側にて記録用紙の下面を支
持する支持体と、前記ケース本体を上方から覆う開閉自
在なカバー体に設けて記録用紙の上面を下向き凸状に湾
曲押圧する湾曲形成体とにより構成し、前記支持体を昇
降揺動可能且つ上向き付勢する支持手段を介して支持
し、前記カバー体には、本体ケースへの閉止時に前記支
持体が前記送給経路の前後方向に移動するのを規制する
規制体を設けたものである。
【０００８】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図１は本発明におけるファクシミリ装置の側断
面図である。図において、符号１は本体ケース、２は上
カバー体、３は前カバーであり、前カバー３と上カバー
体２との間に傾斜状に配置された原稿トレイ４上に、送
信面を下にして載置された原稿用紙（図示せず）は、送
給口近傍に配置した原稿分離送給装置５にて一枚づつに
分離されて送給下流側の画像読み取り部６に送られる。
明する。図１は本発明におけるファクシミリ装置の側断
面図である。図において、符号１は本体ケース、２は上
カバー体、３は前カバーであり、前カバー３と上カバー
体２との間に傾斜状に配置された原稿トレイ４上に、送
信面を下にして載置された原稿用紙（図示せず）は、送
給口近傍に配置した原稿分離送給装置５にて一枚づつに
分離されて送給下流側の画像読み取り部６に送られる。
【０００９】画像読み取り部６における圧接ローラ７と
送りローラ８とに挟持されて送給される原稿用紙に、送
りローラ８と排紙ローラ９との間に配置された光源１０
から出た光が反射し、その反射光は２枚のミラー１１
ａ，１１ｂを介して撮像手段（ＣＣＤ形固体撮像素子
等）１２に入力されて、画像の読み取りを行い、図示し
ない送信部を介して画像が送信される。読み取り後の原
稿用紙は排紙ローラ９から機外に排出される。
送りローラ８とに挟持されて送給される原稿用紙に、送
りローラ８と排紙ローラ９との間に配置された光源１０
から出た光が反射し、その反射光は２枚のミラー１１
ａ，１１ｂを介して撮像手段（ＣＣＤ形固体撮像素子
等）１２に入力されて、画像の読み取りを行い、図示し
ない送信部を介して画像が送信される。読み取り後の原
稿用紙は排紙ローラ９から機外に排出される。
【００１０】操作パネル部１３は前記前カバー３に設け
られている。感熱紙等のロール状の記録用紙１４を収納
するための上向き略半円筒状のロール紙トレイ１５は、
本体ケース１の前後中央部に設けられ、本体ケース１の
後部の枢支部１６を中心にして上向き開き回動可能な上
カバー体２の下面には、受信時等における画像記録部１
７を装着してあり、該画像記録部１７と前記ロール紙ト
レイ１５の後端との間の送給経路には、前記ロール状の
記録用紙１４の巻き癖を直すためのカール除去部１８を
備える。画像記録部１７にて画像を記録された記録用紙
１４は、切断装置１９にて切断され、用紙トレイ２０に
受けられる。
られている。感熱紙等のロール状の記録用紙１４を収納
するための上向き略半円筒状のロール紙トレイ１５は、
本体ケース１の前後中央部に設けられ、本体ケース１の
後部の枢支部１６を中心にして上向き開き回動可能な上
カバー体２の下面には、受信時等における画像記録部１
７を装着してあり、該画像記録部１７と前記ロール紙ト
レイ１５の後端との間の送給経路には、前記ロール状の
記録用紙１４の巻き癖を直すためのカール除去部１８を
備える。画像記録部１７にて画像を記録された記録用紙
１４は、切断装置１９にて切断され、用紙トレイ２０に
受けられる。
【００１１】前記上カバー体２の下面フランジ部２ａに
は、カール除去部１８における下向き凸湾曲状のノーズ
部２１ａを備えた湾曲形成体としてのカール取り板２１
と、記録部１７におけるサーマルヘッド２２の及びプラ
テンローラ２５の保持板２３とをねじ２４にて固定す
る。サーマルヘッド２２は押圧ばね２６にてプラテンロ
ーラ２５の上側周面に向かって押圧される。なお、この
プラテンローラ２５は図示しない正逆回転可能な駆動モ
ータにて駆動させられる。
は、カール除去部１８における下向き凸湾曲状のノーズ
部２１ａを備えた湾曲形成体としてのカール取り板２１
と、記録部１７におけるサーマルヘッド２２の及びプラ
テンローラ２５の保持板２３とをねじ２４にて固定す
る。サーマルヘッド２２は押圧ばね２６にてプラテンロ
ーラ２５の上側周面に向かって押圧される。なお、この
プラテンローラ２５は図示しない正逆回転可能な駆動モ
ータにて駆動させられる。
【００１２】カール除去部１８における記録用紙１４の
下面を支持するための支持体は、断面円形の支持ローラ
２７にて構成され、該支持ローラ２７は、ロール紙トレ
イ１５の後片１５ｂの上端における突条案内部１５ａと
前記カール取り板２１との間の送給経路空間に配置され
る。即ち、前記支持ローラ２７の左右両端部は、左右一
対の端部保持体３１，３１の前後長孔状のガイド部３１
ａに対して送給方向の前後に移動可能に支持されてお
り、該左右一対の端部保持体３１，３１は、その基端を
枢支軸３２に回動可能に支持されている。そして、この
左右一対の端部保持体３１，３１は、本体ケース１の支
持板部２８の左右両側装着部２９に嵌挿された屈曲可能
及び伸縮可能なコイルバネ３０にて上向き付勢されてい
る。
下面を支持するための支持体は、断面円形の支持ローラ
２７にて構成され、該支持ローラ２７は、ロール紙トレ
イ１５の後片１５ｂの上端における突条案内部１５ａと
前記カール取り板２１との間の送給経路空間に配置され
る。即ち、前記支持ローラ２７の左右両端部は、左右一
対の端部保持体３１，３１の前後長孔状のガイド部３１
ａに対して送給方向の前後に移動可能に支持されてお
り、該左右一対の端部保持体３１，３１は、その基端を
枢支軸３２に回動可能に支持されている。そして、この
左右一対の端部保持体３１，３１は、本体ケース１の支
持板部２８の左右両側装着部２９に嵌挿された屈曲可能
及び伸縮可能なコイルバネ３０にて上向き付勢されてい
る。
【００１３】また、図４に示すように、前記上カバー体
２が開いた状態では、前記左右一対の端部保持体３１，
３１における前後長孔状のガイド部３１ａが、ロール紙
トレイ１５の後片１５ｂ側に下向き傾斜するように左右
両端部保持体３１，３１が傾き姿勢となり、該一対の端
部保持体３１，３１のガイド部３１ａ，３１ａに嵌挿し
た支持ローラ２７は、上カバー体２の回動中心である枢
支部１６から離れる方向（送給上流側）に移動する。こ
の状態のとき、前記支持ローラ２７の左右両端部は、本
体ケース１の支持板部２８等から突出するストッパ体３
３，３３にて下向き移動することが阻止されている。
２が開いた状態では、前記左右一対の端部保持体３１，
３１における前後長孔状のガイド部３１ａが、ロール紙
トレイ１５の後片１５ｂ側に下向き傾斜するように左右
両端部保持体３１，３１が傾き姿勢となり、該一対の端
部保持体３１，３１のガイド部３１ａ，３１ａに嵌挿し
た支持ローラ２７は、上カバー体２の回動中心である枢
支部１６から離れる方向（送給上流側）に移動する。こ
の状態のとき、前記支持ローラ２７の左右両端部は、本
体ケース１の支持板部２８等から突出するストッパ体３
３，３３にて下向き移動することが阻止されている。
【００１４】さらに、上カバー体２に取付く本発明の規
制体３４，３４は、前記カール取り板２１の下部左右両
側から下向前向きに突出するように設けられ、本実施例
では、板状の各規制体３４は下縁が側面視「へ」字状と
なるようにフック状に形成されている。前記ストッパ体
３３，３３により支持ローラ２７が保持される位置は、
前記上カバー体２の開閉の際に、カール取り板２１と干
渉せず、且つ規制体３４，３４に当接する位置となる。
制体３４，３４は、前記カール取り板２１の下部左右両
側から下向前向きに突出するように設けられ、本実施例
では、板状の各規制体３４は下縁が側面視「へ」字状と
なるようにフック状に形成されている。前記ストッパ体
３３，３３により支持ローラ２７が保持される位置は、
前記上カバー体２の開閉の際に、カール取り板２１と干
渉せず、且つ規制体３４，３４に当接する位置となる。
【００１５】各規制体３４は、上カバー体２を下向き回
動させるにつれて、前記コイルバネ３０の付勢力に抗し
て前記支持ローラ２７の左右両端部上面を下向きに押圧
し（図５参照）、さらに上カバー体２を閉止方向に下向
き回動させると、各規制体３４における下縁箇所で、支
持ローラ２７が送給下流側へ移動するように抱え、上カ
バー体２を本体ケース１に対して閉止した状態（図３参
照）では、規制体３４の下向きＬ字状の下縁箇所で前記
支持ローラ２７を前後移動不能となるように規制するも
のである。
動させるにつれて、前記コイルバネ３０の付勢力に抗し
て前記支持ローラ２７の左右両端部上面を下向きに押圧
し（図５参照）、さらに上カバー体２を閉止方向に下向
き回動させると、各規制体３４における下縁箇所で、支
持ローラ２７が送給下流側へ移動するように抱え、上カ
バー体２を本体ケース１に対して閉止した状態（図３参
照）では、規制体３４の下向きＬ字状の下縁箇所で前記
支持ローラ２７を前後移動不能となるように規制するも
のである。
【００１６】この構成によれば、図４に示すごとく、上
カバー体２が開いた状態で、支持ローラ２７は枢支部１
６から離れた遠い位置にあるので、上カバー体２を下向
き回動するとき、湾曲形成体としてのカール取り板２１
のノーズ部２１ａが、支持ローラ２７の周面と干渉して
衝突することが回避できる。そして、上カバー体２の閉
止時には、前記規制体３４にて支持ローラ２７を送給下
流側に引き込み、当該支持ローラ２７をノーズ部２１ａ
の上部側に接近させた位置に保持させるから、前記ノー
ズ部２１ａと支持ローラ２７との間で記録用紙１４が所
定形状の側面視略Ｓ字状に湾曲するような所定の送給経
路を形成できるのである。
カバー体２が開いた状態で、支持ローラ２７は枢支部１
６から離れた遠い位置にあるので、上カバー体２を下向
き回動するとき、湾曲形成体としてのカール取り板２１
のノーズ部２１ａが、支持ローラ２７の周面と干渉して
衝突することが回避できる。そして、上カバー体２の閉
止時には、前記規制体３４にて支持ローラ２７を送給下
流側に引き込み、当該支持ローラ２７をノーズ部２１ａ
の上部側に接近させた位置に保持させるから、前記ノー
ズ部２１ａと支持ローラ２７との間で記録用紙１４が所
定形状の側面視略Ｓ字状に湾曲するような所定の送給経
路を形成できるのである。
【００１７】記録動作時においては、図３の一点鎖線Ａ
に示すように、突条案内部１５ａの上端で一旦下向きに
屈曲した状態で引き出される記録用紙１４は、支持ロー
ラ２７及びカール取り板２１のノーズ部２１ａに案内さ
れて、記録用紙１４のロールのカール癖と反対方向の側
面視略Ｓ字状に屈曲され、カールを除去した後プラテン
ローラ２５とサーマルヘッド２２との間に挟持された記
録用紙１４はプラテンローラ２５の矢印Ｂ方向への回転
駆動にて切断装置１９方向に送給される。
に示すように、突条案内部１５ａの上端で一旦下向きに
屈曲した状態で引き出される記録用紙１４は、支持ロー
ラ２７及びカール取り板２１のノーズ部２１ａに案内さ
れて、記録用紙１４のロールのカール癖と反対方向の側
面視略Ｓ字状に屈曲され、カールを除去した後プラテン
ローラ２５とサーマルヘッド２２との間に挟持された記
録用紙１４はプラテンローラ２５の矢印Ｂ方向への回転
駆動にて切断装置１９方向に送給される。
【００１８】この状態において、記録用紙１４の送給上
流側へのテンションが作用しても、前記支持ローラ２７
は送給上流側への移動が阻止されるので、前記Ｓ字状の
湾曲形状が変動することがない。実施例にあっては、図
３に示すように、支持ローラ２７の左側周面より下した
仮想線よりもカール取り板２１のノーズ部２１ａが右側
となり、記録用紙１４を充分に湾曲させることにより、
カールを除去でき、且つ、記録用紙１４に与えるテンシ
ョンにより、支持ローラ２７が移動することもない。さ
らに、特別な操作手順を踏むことなく、上カバー体２の
開閉操作を行え、その際にカール取り板２１と支持ロー
ラ２７とが干渉することもない。
流側へのテンションが作用しても、前記支持ローラ２７
は送給上流側への移動が阻止されるので、前記Ｓ字状の
湾曲形状が変動することがない。実施例にあっては、図
３に示すように、支持ローラ２７の左側周面より下した
仮想線よりもカール取り板２１のノーズ部２１ａが右側
となり、記録用紙１４を充分に湾曲させることにより、
カールを除去でき、且つ、記録用紙１４に与えるテンシ
ョンにより、支持ローラ２７が移動することもない。さ
らに、特別な操作手順を踏むことなく、上カバー体２の
開閉操作を行え、その際にカール取り板２１と支持ロー
ラ２７とが干渉することもない。
【００１９】なお、前記湾曲形成体は、前記実施例の板
状のカール取り板２１及びノーズ部２１ａに代えて、ロ
ーラを使用しても良い。また、前記実施例の規制体３４
は上カバー体２に直接装着しても良いし、保持板２３か
ら突設させても良い。本発明は複写機の画像記録部にも
適用できることはいうまでもない。
状のカール取り板２１及びノーズ部２１ａに代えて、ロ
ーラを使用しても良い。また、前記実施例の規制体３４
は上カバー体２に直接装着しても良いし、保持板２３か
ら突設させても良い。本発明は複写機の画像記録部にも
適用できることはいうまでもない。
【００２０】
【発明の作用・効果】以上に詳述したように、本発明に
よれば、画像形成装置において、ロール状の記録用紙を
収納するための収納部と画像記録部との間の記録用紙の
送給経路空間に、当該記録用紙を略Ｓ字状に湾曲させる
カール除去部を設ける。このカール除去部は、本体ケー
ス側に設けた支持体と、上カバー体に設けた湾曲形成体
とから構成され、支持体は昇降揺動可能且つ上向き付勢
する支持手段を介して支持されている。
よれば、画像形成装置において、ロール状の記録用紙を
収納するための収納部と画像記録部との間の記録用紙の
送給経路空間に、当該記録用紙を略Ｓ字状に湾曲させる
カール除去部を設ける。このカール除去部は、本体ケー
ス側に設けた支持体と、上カバー体に設けた湾曲形成体
とから構成され、支持体は昇降揺動可能且つ上向き付勢
する支持手段を介して支持されている。
【００２１】そして、前記カバー体には、本体ケースへ
の閉止時に前記支持体が前記送給経路の前後方向に移動
するのを規制する規制体を設けたものであるので、カバ
ー体を開いた状態では、前記規制体と支持体との連係が
解除されており、従って、カバー体を閉じ方向に下向き
回動するとき、支持体は湾曲形成体と干渉しないように
逃げ移動することができる。
の閉止時に前記支持体が前記送給経路の前後方向に移動
するのを規制する規制体を設けたものであるので、カバ
ー体を開いた状態では、前記規制体と支持体との連係が
解除されており、従って、カバー体を閉じ方向に下向き
回動するとき、支持体は湾曲形成体と干渉しないように
逃げ移動することができる。
【００２２】本体ケース上を覆うようにカバー体を閉止
した状態では、前記規制体にて支持体の移動を阻止し、
湾曲形成体との位置関係が所定位置となるように、支持
体の位置の位置決めができるから、カール除去のための
送給経路の略Ｓ字状の形状を安定かつ不変のものにさせ
ることができ、ロール状の記録用紙のカール癖を確実に
除去できるという効果を奏する。
した状態では、前記規制体にて支持体の移動を阻止し、
湾曲形成体との位置関係が所定位置となるように、支持
体の位置の位置決めができるから、カール除去のための
送給経路の略Ｓ字状の形状を安定かつ不変のものにさせ
ることができ、ロール状の記録用紙のカール癖を確実に
除去できるという効果を奏する。
【図１】ファクシミリ装置の側断面図である。
【図２】図１のII−II矢視平面図である。
【図３】上カバー体体閉止状態におけるカール除去部の
要部側断面図である。
要部側断面図である。
【図４】上カバー体の開き状態におけるカール除去部の
要部側断面図である。
要部側断面図である。
【図５】上カバー体を下向き回動する途次のカール除去
部の要部側断面図である。
部の要部側断面図である。
１ 本体ケース ２ 上カバー体 １４ 記録用紙 １５ ロール紙トレイ １５ｂ 後片 １７ 画像記録部 １８ カール除去部 １９ 切断装置 ２１ カール取り板 ２１ａ ノーズ部 ２２ サーマルヘッド ２５ プラテンローラ ２７ 支持ローラ ３０ コイルバネ ３１ 端部保持体 ３１ａ ガイド部 ３２ 枢支軸 ３３ ストッパ体 ３４ 規制体
Claims (1)
- 【請求項１】 ファクシミリ等の画像形成装置における
ケース本体に、ロール状の記録用紙を収納する収納部
と、該収納部に隣接して記録用紙に画像を形成するため
の画像記録部と、前記収納部と画像記録部との間の記録
用紙の送給経路空間で当該記録用紙を湾曲させるカール
除去部と、画像形成後の前記記録用紙を、前記ケースの
放出口から外に放出する途次に切断する切断装置とを備
えてなる画像形成装置において、前記カール除去部を、
ケース本体側にて記録用紙の下面を支持する支持体と、
前記ケース本体を上方から覆う開閉自在なカバー体に設
けて記録用紙の上面を下向き凸状に湾曲押圧する湾曲形
成体とにより構成し、前記支持体を昇降揺動可能且つ上
向き付勢する支持手段を介して支持し、前記カバー体に
は、本体ケースへの閉止時に前記支持体が前記送給経路
の前後方向に移動するのを規制する規制体を設けたこと
を特徴とする画像形成装置における記録用紙のカール除
去装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4134615A JPH05330711A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 画像形成装置における記録用紙のカール除去装置 |
| US08/050,635 US5346457A (en) | 1992-05-27 | 1993-04-22 | Device for eliminating curl of recording paper for use in image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4134615A JPH05330711A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 画像形成装置における記録用紙のカール除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05330711A true JPH05330711A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15132538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4134615A Pending JPH05330711A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 画像形成装置における記録用紙のカール除去装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5346457A (ja) |
| JP (1) | JPH05330711A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3169745B2 (ja) * | 1993-06-30 | 2001-05-28 | 松下電送システム株式会社 | ファクシミリ装置 |
| JP3111440B2 (ja) * | 1993-11-01 | 2000-11-20 | ブラザー工業株式会社 | ファクシミリ装置 |
| JP3031519B2 (ja) * | 1993-11-01 | 2000-04-10 | ブラザー工業株式会社 | 原稿読取装置及びファクシミリ装置 |
| DE19506465C2 (de) * | 1995-02-24 | 1997-01-16 | Boewe Systec Ag | Glättvorrichtung für eine Papierbahn in einer papierverarbeitenden Maschine |
| WO2004063708A2 (en) * | 2003-01-10 | 2004-07-29 | Southwest Research Institute | Compensated infrared absorption sensor for carbon dioxide and other infrared absorbing gases |
| US7988145B2 (en) * | 2009-05-19 | 2011-08-02 | Chicago, Tag & Label | Hold-down device for multiple-ply or integrated forms in printer trays |
| WO2015016871A1 (en) * | 2013-07-31 | 2015-02-05 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Sheet handler with exit guide |
| KR102026311B1 (ko) * | 2019-02-27 | 2019-09-27 | 망고슬래브 주식회사 | 프린터 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61238647A (ja) * | 1985-04-17 | 1986-10-23 | Matsushita Graphic Commun Syst Inc | カ−ル取り装置 |
| JPH0421476A (ja) * | 1990-05-16 | 1992-01-24 | Asahi Optical Co Ltd | 連続記録紙の折目矯正機構 |
| JPH0432453A (ja) * | 1990-05-25 | 1992-02-04 | Brother Ind Ltd | 記録装置におけるカール取り装置 |
| FR2668459B1 (fr) * | 1990-10-31 | 1992-12-24 | Alcatel Satmam | Plieuse a poches, a trois parties. |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP4134615A patent/JPH05330711A/ja active Pending
-
1993
- 1993-04-22 US US08/050,635 patent/US5346457A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5346457A (en) | 1994-09-13 |
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