JPH0533043U - 携帯用起動トルク測定機 - Google Patents

携帯用起動トルク測定機

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JPH0533043U
JPH0533043U JP10128891U JP10128891U JPH0533043U JP H0533043 U JPH0533043 U JP H0533043U JP 10128891 U JP10128891 U JP 10128891U JP 10128891 U JP10128891 U JP 10128891U JP H0533043 U JPH0533043 U JP H0533043U
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torque
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shaft
motor
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JP10128891U
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Inventor
秀夫 浅輪
Original Assignee
株式会社ハーモニツク・ドライブ・システムズ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯することができ、奥まった位置などにあ
る回転軸の起動トルクの測定を簡単に行うことが可能な
携帯用起動トルク測定機を実現すること。 【構成】 測定機1の本体部分2は、把手部分として機
能する小径部分2aを有しており、この内部にモータ6
および減速機7が内蔵されている。本体部分2の先端に
は測定対象の回転軸21と本体部分2とを結合する軸継
手5が突出している。測定対象の回転軸21の回転時に
発生するトルクは本体部分に内蔵の回転軸4に伝わり、
そこに配置されているトルクセンサ10によって検出さ
れ、発生トルクに対応する電気的出力がコントロールユ
ニット3の側で得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は回転軸の起動トルクを測定するための起動トルク測定機に関するもの である。
【0002】
【従来の技術および解決しようとする課題】
回転軸の起動トルクを測定するための起動トルク測定機としは種々のものが知 られている。しかしながら、携帯に便利であり、しかも正確な測定を簡単に行う ことが可能な測定機は未だ提案されていない。
【0003】 本考案の課題はこのような携帯用起動トルク測定機を実現することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の携帯用起動トルク測定機は、減速機付きモータと、ここからの減速回 転力によって回転駆動される回転部材と、この回転部材をトルク測定対象の回転 軸に結合するための軸継手と、回転部材に生ずるトルクを検出するためのトルク センサを有し、これらが携帯できるように一体構造化されていることを特徴とし ている。使用する減速機としては、小型化が容易であり、応答精度の高い歯車式 調和減速機が好ましい。
【0005】
【作用】
測定に当たっては、軸継手を測定対象の回転軸に結合して、モータを駆動する 。モータから減速機を介して出力される減速回転力により測定対象の回転軸が回 転させられる。この時に発生する起動トルクは軸継手を介してトルクセンサが取 付けられている回転部材にも伝達する。よって、このトルクセンサの出力に基づ き発生した起動トルクを検出できる。
【0006】
【実施例】 以下に図1を参照して本考案の実施例を説明する。
【0007】 図においては本例の携帯用起動トルク測定機の全体が番号1により示されてい る。この測定機1の本体部分2の外形は、小径の円筒部分2aと、これに連続し た大径の円筒部分2bから基本的に構成されており、大径円筒部分2bの先端面 からは回転軸4の先端部分およびそこに取りつけた軸継手5が突出している。小 径の円筒部分2aの部分は、この本体部分を持つための把手部分として機能する ように設計されている。
【0008】 この小径部分2aの内部には、モータ6と、この出力を減速させるための減速 機7が同軸状態に組み込まれている。減速機7の減速回転出力軸7aは図におい いて点線で示すように、大径部分2bの側に突出しており、軸継手8を介して回 転軸4の元端側に同軸状態に結合されている。大径部分2bは、この軸継手8の 部分の外周を覆う円筒形スペーサ9と、回転軸4の発生トルクを検出するために この軸の外周に配置したトルクセンサ10の円筒形ケース10aとによって構成 されている。本例のトルクセンサ10は発生トルクを電気的信号として出力する 形式のものである。例えば、歪みゲージを備え、歪み抵抗の変化を電気信号の形 態で出力するもの、光学式にトルクを検出するもの等を用いることができる。
【0009】 次に、モータ6が内蔵された小径部分2aの元端側からはリード線11が出て おり、このリード線11は、別体構成のモータドライバ12に接続されている。 一方、大径部分2bの外周面からも内蔵のトルクセンサ10からのリード線14 が出ており、このリード線14は別体の増幅器15を介して表示器16および記 録計17にそれぞれ接続されている。18はコントローラであり、モータドダイ バ12、表示器16、記録計17の駆動を制御する。通常は、これらの各部分( モータドライバ、表示器、記録計、コントローラ)は一体型のコントロールユニ ット3として構成される。
【0010】 ここで、上記の減速機7としては、遊星歯車式のものなど各種の形式のものを 使用することができるが、歯車式調和減速機を用いることが好ましい。この形式 の減速機は、一般的には、剛性の環状内歯歯車部材と、その内側に配置された可 撓性の外歯歯車部材と、この内側に装着された楕円形状の波動発生器とから構成 される。波動発生器の側がモータ出力軸に結合されて高速回転する。波動発生器 によって可撓性の外歯歯車部材も楕円形状に撓められて、その長軸両端部分の位 置で内歯歯車部材の側に噛み合っており、回転に伴いこれら2か所の噛み合い位 置が周方向の移動する。この噛み合い位置の移動に伴い、外歯と内歯の歯数差に 応じた減速回転が外歯歯車部材と内歯歯車部材の間に発生する。通常は内歯歯車 部材が固定されるので、外歯歯車部材の側から減速された回転出力が得られる。
【0011】 本例の測定機1を用いた起動トルクの測定は次のようにして行う。まず、測定 機1の先端から突出している軸継手5を測定対象の回転軸21に結合する。この 作業は、測定機1の小径部分2aを持って簡単に行うことができる。次に、コン トローラ18を介してモータ6を駆動して内蔵の回転軸4を一定の角度だけ回転 させる。この回転は、軸継手5を介して測定対象の回転軸21に伝わり、この回 転軸21も一緒に回転を開始する。この回転時の起動トルクは、トルクセンサ1 0によって検出され、表示器16あるいは記録計18において表示あるいは記録 される。
【0012】 このように構成した本例の測定機1は、その本体部分を持って測定対象である 回転軸に取りつけることができるので、奥まった場所などに測定対象となる回転 軸部分が位置している場合などにおける測定において特に便利である。これに加 えて、本例の測定機は、次のような利点がある。
【0013】 減速機付きモータが内蔵されているので、測定対象の軸を簡単に回転させる ことができる。
【0014】 減速機付きモータの駆動を制御することにより、測定条件を規格化できるの で、正確な測定を行うことが可能になる。
【0015】 ばね式のダイヤルゲージに比べて測定範囲を広くできると共に、目視により 目盛りを読む必要がないので、読み取り誤差を無くすことができる。
【0016】 なお、本例の測定機において、増幅器、表示器などを本体部分に一体的に組み 込むように構成してもよいことは勿論である。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の起動トルク測定機は、その本体部分に減速機付 きモータを内蔵してあると共に、この本体部分を持ち運び可能に構成してある。 したがって、本考案によれば、奥まった場所に位置している回転軸などの起動ト ルクの測定作業を簡単に行うことが可能な携帯用起動トルク測定機を実現するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である携帯用起動トルク測定
機の全体構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1・・・起動トルク測定機 2a・・・小径部分(把手部分) 3・・・コントロールユニット 4・・・回転軸(回転部材) 5・・・軸継手 6・・・モータ 7・・・減速機 10・・・トルクセンサ 21・・・測定対象の回転軸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、このモータの回転を減速して
    出力する減速機と、減速機により回転駆動される回転部
    材と、この回転部材に対してトルク測定対象の回転軸を
    結合するための軸継手と、この軸継手を介してトルク測
    定対象の回転軸の側から前記回転部材の側に入力される
    トルクを測定するトルクセンサとを有し、これらの部分
    が一体構造となるように組み付けられていることを特徴
    とする携帯用起動トルク測定機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記減速機は歯車式
    調和減速機であることを特徴とする携帯用起動トクル測
    定機。
JP1991101288U 1991-10-07 1991-10-07 携帯用起動トルク測定機 Expired - Fee Related JP2582084Y2 (ja)

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JP2582084Y2 JP2582084Y2 (ja) 1998-09-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108020365A (zh) * 2018-02-01 2018-05-11 湖北汽车工业学院 力矩测试装置及***

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61168483A (ja) * 1985-01-19 1986-07-30 株式会社明電舎 マニピユレ−タ駆動部の構造

Patent Citations (1)

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CN108020365A (zh) * 2018-02-01 2018-05-11 湖北汽车工业学院 力矩测试装置及***

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